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Hanshin Tigers Series 2024

今岡、逆転3ランで「M3」に!(25日・広島)

2005-09-26 13:58:27 | Hiroshima Carp
【6回表】に1アウト満塁のチャンスを逃して、チャンスの後にピンチあり!? その裏、案の定、先発の杉山直久が(同じく)1アウト満塁のピンチを招いて、7番・森笠繁にライトフェンスに達するツーべースを浴びて、2失点。しかし、すかさず【7回表】に1アウト満塁のチャンスを再び作って、ここで「とっておき」の代打・桧山進次郎。
【6回表】の1アウト満塁でも6番シェーン・スペンサーに代えて、桧山を使う策もあったと思うが、ここで桧山がファースト(1塁手)を強襲するヒット(記録はエラー)で「2対2」。4番・金本知憲のセカンドゴロの間に「3対2」。

 もう、これで「勝った」と思ったが、【8回裏】に「JFK」の一角「J」が崩れて、投入した「F」まで崩れて、「3対4」逆転されて、これは嫌な展開。嫌な逆転のされ方だったので、負けを半ば覚悟したのだが、【9回表】に赤星憲広が粘って四球で出塁して、鳥谷敬が送って、1アウト2塁。ここで代打・浜中おさむにも、カープの守護神ジョン・ベイルが四球を与えて、1アウト1,2塁。
 ベイルはホームに背を向けて、守っている野手の方に「救いを求めるように」体を向けたが、ショート山崎浩司は「冗談じゃないよ、こんなところでフォアボール出しやがって」という感じで、ピッチャーのベイルに背を向けていた。この瞬間「勝ったな」と思った。これが最下位チームの「弱さ」なのだろう。チーム一丸となって戦っていない。首位タイガースとの明白な差、だ。

 この後、不調の4番・金本がファーストゴロに倒れたものの、5番・今岡誠。2アウト、2ストライクに追い込まれながら、レフトスタンドへ第28号の起死回生! 逆転3ランホームラン!! その瞬間、3塁側ダッグアウトの岡田彰布監督は大喜び。前にいた矢野輝弘の方が冷静で「信じられない」という顔付きだったのに、指揮官は「喜び」を爆発させていた。
 今岡が打ったのも嬉しかったのだろう。師弟関係の絆。岡田監督のピンチのときには、今岡が救うし、今岡のピンチのときには、岡田監督が手を差し伸べた。この両者が「リアル」タイガース、強さの秘密。このホームランを見て、『MVP』は金本でも藤川球児でもなく、今岡であることを確信した。

 これでマジックは「3」に減ったものの、この日もドラゴンズが勝って、地元ナゴヤドームでジャイアンツに3タテを食らわした。最後の抵抗を見せている。それにしても、ジャイアンツは「情けない…」。エース上原浩治でも勝てないとは……。
 これでドラゴンズが勝ち続けるなら、タイガースの優勝は30日以降の神宮で決まる可能性も出てきた。神宮で決まるのは嫌、だ。あの神宮の品の悪い、負けたときはボロクソに選手や監督に野次を飛ばす、あのレフトスタンドに陣取る野太い声の(男だらけの)タイガースファンに≪優勝≫を捧げたくない。
 甲子園の「あの」老若男女のタイガースファンが集う、あの場所で絶対に≪優勝≫を決めるべき。そのためには、3位浮上のベイスターズに頑張ってもらわないと……!! 
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