ZEROキッズblog

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2006.11.12午後 こども・まち・アートの力

2006-11-13 | キッズミュージアム
午後は「こども・まち・アートの力」でした!

講師は「偉い建築家」こと中埜博先生、「海賊さん」こと山口敦先生。低学年・高学年・大人のグループにわかれ、たくさんの画材と紙が用意され、なんだか最初から雰囲気がわくわくしています。

最初に、ペアになって似顔絵を描きました。相手の顔をよーく見ることが大事、だそうです。ダンボールの壁に、全員のすてきな似顔絵が並びました。

それから、目をつぶって「自分の一番行きたい場所」を思い浮かべ、それを絵に描きます。グループの中で完成した絵を並べて発表した後、自分が行きたいと思う絵を3つ選んでシールを貼っていき、投票のようにしてグループのテーマを決めます。
そして、大きな紙にその絵を貼ったり描き足したりしながら、グループごとに「行ってみたい島」にまとめていきます。

低学年は海の中やそらの世界まで広がる(そして何故か「フジテレビ」の建てものもある?!)、ファンタジー色が強い島をつくりました。雲の上に遊園地があったり、そらの世界につながるトンネルもあります! 海ではもぐったり、魚釣りをしたりできます。

高学年はぐっと現実的に、かわいいお店があったりお化け屋敷のある遊園地があったり、みんなで遊べる公園のある島。「行きたい場所」と最初に言われたとき、「場所」そのものでなくて「楽しかった体験」の世界を絵に描いたキッズが多かったのが印象的でした。

そして大人は・・・印象としては「癒しの島」。最初に描いた絵は自然の豊かな場所が圧倒的でした。子どもや仲間と楽しくすごせるゾーンがあり、一人でのんびりできるゾーンがあり、18歳未満お断りのマッサージつき「温泉島」があり・・・うーん、大人の願望が凝縮されています。

今日のワークショップは、春休みのイベントにつながります。どんなものが実現するのか、楽しみですね!
by watanabe

2006.11.12午前 きほんのき

2006-11-13 | 表現ワークショップ
午前中は4年生以下と5年生以上に別れての活動。5年生以上は「きほんのき」でした。
今回のテーマは「コミュニケーション」で、題材は会議。「旅行でどこに行くか」を討論するのですが、当然(?)ただの討論ではありません。事前に紙が配られ、「自分の意見」と「果たすべき役割」が振り分けられているのです。与えられた役割の内容は他の人にはわかりません。それぞれ手探りで、与えられた役割を果たそうと奮闘します。「司会」「全員の意見を調整」「黙っている」「他人の意見に流される」「存在をアピールし続ける」「水を差す」などなど(実際の役割はもっともっと具体的に書かれています)。

そして、次に全員に振り分けられた役割が一覧で渡され、「誰がどの役割を与えられていたか」を推定します。どれだけ他の人の発言をよく聞いていたかが鍵です。役割をきちんと果たせていれば「当たる」わけですが、「やろうとしてできなかった」パターンもあるので、これがなかなか難しい。でも、「こうしようとしていたけど、できなかったのでは?」なんて、なかなかの推理を披露するキッズもいました。

これは「役割協議法」というもの。意識的にある役割を果たすという体験、それぞれの役割について考える体験が、コミュニケーション能力を高めることにつながるようです。2時間真剣に取り組んで、「こうすればもっとできたね」というアドバイスももらって、見ていてもとても面白いワークショップでした。
久しぶりに参加する中学生の姿が多かったのも、いい刺激になっていたようです。
by watanabe