ぎっくり腰
東洋医学的解説 西洋医学的解説 気になる予算は?
漢方には「不通則痛(ふつうそくつう)」という言葉があります。
これは「流れるべき所が詰まってしまうと痛みが出る」という意味です。
ぎっくり腰は、悪い姿勢や動作によって腰に負担がかかることで起こりますが、
これも負担がかかることで気(き)や血(けつ)がスムーズに流れず、滞って
しまったために痛みが出ると考えられます。
気・・・エネルギー・原動力・機能。
血がめぐるためには気が必要です。
また、スムーズに流れることを好みますが、ストレスや緊張など、
精神的な刺激によっても滞りやすくなります。
気が滞った状態を気滞(きたい)と言います。
血・・・:栄養と潤いを与えるもの。
血が滞った状態を血オ(けつお)あるいはオ血(おけつ)と言います。
~気滞やオ血を引き起こす要因~
無理な姿勢や動作、急な運動
冷やす
温める力が弱い
湿度の多いところに居る(職場、住まいなど)
・・・湿邪(しつじゃ)が邪魔をして流れが滞ります。
雨にぬれる
胃腸が弱い
・・・水分代謝が低下して湿(しつ)が発生しやすくなります。
風に当たる
・・・漢方では風(ふう)といい、寒邪(かんじゃ)や湿邪(しつじゃ)など
の邪気(じゃき)を引き連れて体内に入り込む性質があります。
風邪をひく
・・・入り込んだ邪気(じゃき)が流れを邪魔したり、体が弱ったところを
ねらってさらに別の邪気が入り込みやすくなったりもします。
疲れ、寝不足
・・・元気の気(き)が足りず、流す力も不足します。
緊張やイライラが続く、ストレスが大きい
きちんと食事を摂っていない
・・・必要なものが足りない場合も機能が低下して流れが悪くなります。
運動不足
老化 など
<漢方では>
血(けつ)の滞りをとったり、気(き)のめぐりを手助けするようなものを
使います。
但し、ぎっくり腰は繰り返しやすく、人それぞれ気血が滞る原因は異なるため、
自分の状態を知り、症状が落ち着いてからも、原因となった生活や体質を改善
していくことが大切です。
~ぎっくり腰を繰り返しやすい体質~
腰痛と、漢方でいう腎(じん)は密接な関係があります。
したがって、腎が弱っている場合は繰り返したり、普段から腰が重だるい、
腰をポンポンとたたきたくなる、といった症状が出やすくなります。
腎・・・生命力の根本となる臓器で、腎が弱ると身体全体に影響してきます。
逆に他の臓腑の乱れは、いずれは腎に影響してきます。また老化とも密接な
つながりがあり、年とともに弱ってくるため、日々の生活で補っていくことが
大切な臓器です。
<腎虚(じんきょ)で出やすい症状>
◎腎陽虚(じんようきょ)・・・生命活動を行うための根本となる機能が低下
し、体全体を温める力が弱まった状態。(腎陽の働きが弱まると、体全体の
機能も低下してきます。)
足腰が冷えてだるい・寒がる・手足が冷たい・顔が白い・不妊・インポ
テンツ・いつも眠い・気力がない・頻尿・多尿など
◎腎陰虚(じんいんきょ)・・・生命活動を行うための基礎となる物質が足り
ない状態。(腎陰が少なくなると他の臓腑にも影響が出てきます。)
足腰がだるい・めまい・耳鳴り・寝汗・手足がほてる・のどが渇く・微熱が
でる・物忘れしやすい・不眠・尿が濃いなど
◎この他、ぎっくり腰に関係する臓腑のひとつに肝(かん)があります。肝は
血(けつ)を貯蔵して気(き)の流れを調節しており、筋(すじ、筋膜)の
働きとも関係しています。
また、肝血(かんけつ)は腎陰(じんいん)を補い、腎陰は肝血を補うと
いった関係があるため、肝腎それぞれの症状が合わさって出てくることも
あります。
<予防>
冷やさない、温める(腹巻をする、腰にカイロを貼るなど)
冷たいものの食べすぎ、飲みすぎに注意する
適度な運動やストレッチ・・・気血の流れを良くします。
疲れを溜めない
十分な睡眠をとる
食事をバランスよく摂る・・・毎日の食事が気血を作ります。気血が足りない
と、腰を支える筋肉も弱くなります。
食べ過ぎない・・・食べすぎは胃腸機能を低下させます。
水分の摂り過ぎに注意する・・・特に舌苔がべたっとついている人は要注意!
東洋医学的解説 西洋医学的解説 気になる予算は?
漢方には「不通則痛(ふつうそくつう)」という言葉があります。
これは「流れるべき所が詰まってしまうと痛みが出る」という意味です。
ぎっくり腰は、悪い姿勢や動作によって腰に負担がかかることで起こりますが、
これも負担がかかることで気(き)や血(けつ)がスムーズに流れず、滞って
しまったために痛みが出ると考えられます。
気・・・エネルギー・原動力・機能。
血がめぐるためには気が必要です。
また、スムーズに流れることを好みますが、ストレスや緊張など、
精神的な刺激によっても滞りやすくなります。
気が滞った状態を気滞(きたい)と言います。
血・・・:栄養と潤いを与えるもの。
血が滞った状態を血オ(けつお)あるいはオ血(おけつ)と言います。
~気滞やオ血を引き起こす要因~
無理な姿勢や動作、急な運動
冷やす
温める力が弱い
湿度の多いところに居る(職場、住まいなど)
・・・湿邪(しつじゃ)が邪魔をして流れが滞ります。
雨にぬれる
胃腸が弱い
・・・水分代謝が低下して湿(しつ)が発生しやすくなります。
風に当たる
・・・漢方では風(ふう)といい、寒邪(かんじゃ)や湿邪(しつじゃ)など
の邪気(じゃき)を引き連れて体内に入り込む性質があります。
風邪をひく
・・・入り込んだ邪気(じゃき)が流れを邪魔したり、体が弱ったところを
ねらってさらに別の邪気が入り込みやすくなったりもします。
疲れ、寝不足
・・・元気の気(き)が足りず、流す力も不足します。
緊張やイライラが続く、ストレスが大きい
きちんと食事を摂っていない
・・・必要なものが足りない場合も機能が低下して流れが悪くなります。
運動不足
老化 など
<漢方では>
血(けつ)の滞りをとったり、気(き)のめぐりを手助けするようなものを
使います。
但し、ぎっくり腰は繰り返しやすく、人それぞれ気血が滞る原因は異なるため、
自分の状態を知り、症状が落ち着いてからも、原因となった生活や体質を改善
していくことが大切です。
~ぎっくり腰を繰り返しやすい体質~
腰痛と、漢方でいう腎(じん)は密接な関係があります。
したがって、腎が弱っている場合は繰り返したり、普段から腰が重だるい、
腰をポンポンとたたきたくなる、といった症状が出やすくなります。
腎・・・生命力の根本となる臓器で、腎が弱ると身体全体に影響してきます。
逆に他の臓腑の乱れは、いずれは腎に影響してきます。また老化とも密接な
つながりがあり、年とともに弱ってくるため、日々の生活で補っていくことが
大切な臓器です。
<腎虚(じんきょ)で出やすい症状>
◎腎陽虚(じんようきょ)・・・生命活動を行うための根本となる機能が低下
し、体全体を温める力が弱まった状態。(腎陽の働きが弱まると、体全体の
機能も低下してきます。)
足腰が冷えてだるい・寒がる・手足が冷たい・顔が白い・不妊・インポ
テンツ・いつも眠い・気力がない・頻尿・多尿など
◎腎陰虚(じんいんきょ)・・・生命活動を行うための基礎となる物質が足り
ない状態。(腎陰が少なくなると他の臓腑にも影響が出てきます。)
足腰がだるい・めまい・耳鳴り・寝汗・手足がほてる・のどが渇く・微熱が
でる・物忘れしやすい・不眠・尿が濃いなど
◎この他、ぎっくり腰に関係する臓腑のひとつに肝(かん)があります。肝は
血(けつ)を貯蔵して気(き)の流れを調節しており、筋(すじ、筋膜)の
働きとも関係しています。
また、肝血(かんけつ)は腎陰(じんいん)を補い、腎陰は肝血を補うと
いった関係があるため、肝腎それぞれの症状が合わさって出てくることも
あります。
<予防>
冷やさない、温める(腹巻をする、腰にカイロを貼るなど)
冷たいものの食べすぎ、飲みすぎに注意する
適度な運動やストレッチ・・・気血の流れを良くします。
疲れを溜めない
十分な睡眠をとる
食事をバランスよく摂る・・・毎日の食事が気血を作ります。気血が足りない
と、腰を支える筋肉も弱くなります。
食べ過ぎない・・・食べすぎは胃腸機能を低下させます。
水分の摂り過ぎに注意する・・・特に舌苔がべたっとついている人は要注意!