平成22年3月10日未明 強風で倒伏した鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏は、
その後直ちに 親木のまわりの「ひこばえの株」と、根が付いた「親木の幹」とに分けて、2ヶ所に植え直されました。
そして、その年の夏には、どちらにもたくさんの新芽が出て、そのまま根付いたかのように見えました。
しかし、それらの芽はその秋に落葉し、2年目の春が来ても1年目のような新芽は出ず、
夏は日除けネットで保護されたりしていましたが、2年目はついに新芽は出ませんでした。
3年目の今年の春も新芽は出ませんでしたが、「ひこばえの株」から小さな芽のようなものが出ていました。
今回 大祓いの日(6月30日)に参拝した時に、3月に見た小さな芽がどうなったか見てみると
約50cmくらいに伸びて、葉も付いて、立派な新芽になっていました。
たった1本出てきた小さな新芽ですが、
これから大きく育って樹齢800年の大銀杏の後継銀杏になってほしいものです。
(左)倒伏前 平成21年12月1日撮影。 (右)平成22年3月11日撮影。(倒伏 翌日)
平成22年4月6日撮影(倒伏した木は2ヶ所に分けて植え直されました。)
平成22年6月30日撮影。 (1年目は植え直された木から新芽が出ました。)
平成22年6月30日撮影。
平成23年2月12日撮影。(1年目の新芽は落葉してしまっています。)
平成23年6月29日撮影。
(2年目は春になっても新たな芽は出ず、夏は日除けの黒いネットで保護されていました。)
平成24年3月15日撮影。
(3年目も新たな芽は出ませんでしたが、ひこばえの株から1本だけ小さな芽らしきものが出ていました。)
平成24年6月30日撮影。 (左下 1本の新芽が伸びて葉がついていました。)
(左)「親木の幹」の方には新芽は出ていません。
(右)「ひこばえの株」からの新芽1本は50cm位に伸びていました。
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