先週末、横浜美術館前の広場に、40台近いクラシックカーが展示されて、見物する人たちで大変な賑わいでした。
「ザ・コンクール・デレガンス・ジャパン2013」 というイベントが行われていて、
自動車が世界の歴史に登場してから、1970年代中頃までに製作されたクラッシクカーの中で、
特に美しく、学術的、文化的に希少性のある車、約40台が集められて展示されていました。
コンクール・デレガンスとは、1920年代のフランスで、その当時の最先端の技術の粋であった自動車を、
古城や公園など風光明媚な場所に並べて、そのデザインの美しさを競い合ったのが始まりだそうです。
展示されていた自動車の中で、一番古い自動車は1910年式のアメリカ・スチュードベーカー製の自動車でしたが、
これは馬車の馬の代りにエンジンを置いたような恰好の自動車でした。 (下の写真)
その後、エンジンと車体との一体化が進み、大きなエンジンが前方に配置されて、
如何にも馬力がありそうな自動車の姿に変わっていった様子が判ります。
次に、自動車のスピード化が進み、空気抵抗が少ない流線型の車体に変わって行く様子も判ります。
最近の最新鋭の自動車の代表として、2013年式ランボルギーニが展示されていましたが、
100年前の自動車の面影は何一つないような姿に、変身してしまっています。
1926年式 (仏)ブガッティ 1928年式 (仏)ブガッティ
1937年式 (英)ジャガー 1939年式 (英)ベントレー
1948年式 (米)タッカー 1954年式 (伊)フエラーリ
1964年式 (米)シエルビー 1974年式 (伊)フェラーリ
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