とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

さわやか信用金庫 ビジネスフェア

2009年06月09日 | Weblog
今日は仕事でお世話になっている、さわやか信用金庫さんの主催するビジネスフェアに参加した。毎年大田区産業プラザが会場だが、私が参加始めたときから京急蒲田駅はいつも工事中だが、工事の全容がようやく現れた。完成までにあと何年かかるのだろう。それにしても日本の土木工事の技術力には驚かされる。分刻みで行来する電車の上に2層の駅舎を乗せる工事なのだからすごい。
フェアーは常連の参加企業さんが主体だが、訪れた中小企業の社長さん方の話は日本の現状の厳しさを訴える話が多かった。それもいずれもが世界をリードしていたはずの技術・性能の優位性が、「アメリカの暴走する資本主義」を食い止められず、玉突きのようにその源泉の中小企業をはじき飛ばしている。その話は前年対比80%の売り上げ減、航空機部品メーカーは大手自動車部品メーカーのなりふり構わぬ安値攻勢に、円高・アメリカ経済の破たんで仕事が無くなった輸出梱包業者の悲鳴と、汗水流して仕事している企業が泣かされている話だった。
国家の存在理由は自国民の安全と安心を保証することだろう。中曽根内閣から始まったバブル政策の出発から、小泉内閣による構造改革、その後の日替わり内閣が「安全」と「安心」にどれだけ寄与したのだろうか。
狭い日本にいらない空港を次々に作りながら国産旅客機産業の育成すらできない国が次世代産業の育成を語れるのですか?会場に参加した企業の技術レベルはいずれも高いが高い質を活かす発注先がないことが、参加企業共通の日本産業の最大の欠点と思えた。


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