とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

バルバラを聴いて 4980円のLPプレイヤーで

2006年11月11日 | Weblog
 バルバラと出合ったたのはいつの頃だろうか、当時全共闘運動の高揚した中での彼女の歌うペシミズムに満ちた詩と擦れた歌声が耳に残った。                           

              
最初に入手したアルバム。オランピア劇場でのLive。いまでも一番気に入ったLp。出だしにピアノが彼女のヒットメロディーかなで、拍手で迎えられ登場する様がおしゃれ。
このLpに収められた曲はどれもすばらしい。特にゲティゲンはユダヤ人の彼女が戦争体験からの強いメッセージをこめて詩っている。なのに皮肉にも今パレスチナでは彼女の詩とは程遠い現実が残った。
コンサート最後に「ナントに雨が降る」を絶唱して幕が下りる。
 
                       
彼女がメジャーになる前の曲を収めたLp。ここにはただ歌い手として登場。自身の詩は1曲のみ。ペシミズミ、アイロニー、彼女の歌唱力のすごさがある。

  

1973年のアルバム                    1972年のアルバム
72年の暗から73年の明の変化がおもしろい。73年にはマリアンバが72年にはムスタキとのコラボによる「いつか戻り来る人」が。
CDは1997年の彼女の死後彼女の代表作をまとめている。でも彼女の詩はLpがふさわしい。アイワ製のバーゲンで入手したオールプラスティックのいかにも安造りのプレイヤーだが出てくる音はあなどれない。彼女のかすれ声も、語りも立体感を感じる。オランピアのライブは劇場の空気すら感じる。人の声はアナログのがふさわしい。













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