光と風に乗って地域産品の創出

NPO法人光と風&地魚料理海辺里

千葉県地域コミュニティ活性化支援事業成果報告会

2022年08月01日 | 震災後のまちづくり NPO光と風
     県内の5団体が集まり活動報告会開催
 平成26年度の報告会が3月24日、千葉市で開催された。南房総市からは平群ツーリズム協議会、我孫子市から「ちばのWA!東葛本舗」協議会、流山市から流山新市街地地区安心・安全まちづくり協議会、銚子市から銚子青年会議所・NPO法人BeCOMなど、そして、旭市はいいおか津波復興プロジェクトの5団体である。
 NPO光と風が中心となり地域住民・行政・企業・各種団体などで構成され震災後のまちづくりに向けて様々な事業の報告を行なった。
 ①かわら版の発行・紙芝居・防災教室 ②復興弁当・菓子組合のお土産品作り、③地区のコミュニティガーデンつくり ④防災キャンプ・防災士の資格取得支援 などが主な事業であった。


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6 コメント

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Unknown (NPO光と風 渡邉)
2015-04-14 20:44:58
 千葉県地域コミュニティ活性化事業報告会で得られた成果について その1

 成田山新勝寺の恒例の節分会の幕には「国土安」「万民豊楽」「五穀豊穣」「転禍為福」と書かれ、掛け声は「震災に勝つ!福は内!」、しかし決して「鬼は」と言わない。まさに私たちの円卓会議の理念と同じ。今年度も新たな主体が協働の輪と和に加わっていただき、それぞれの個性や特性に応じた役割を担い想定外に事業の幅が広がり、至福の喜びを経験した。
○円卓会議が定着し2ヶ月に1回のペースで開催でき。情報収集力・企画力・運営力が向上した。特に、「6次産業」「企業組合」をテーマにした学習会を実施したことが今年度の特徴である。また、復興かわら版の定期刊行を続け、発行回数は減す代わりに、旭市内全域で回覧できる体制が整えた。
○円卓会議を通じて人脈が育まれ、市民の理解や建・園芸関係など専門的技能が必要な活動も効率的に進ん特に、円卓会議から花と緑で旭を元気にするプロジェクト協議会は誕生し、アクティブに活動できた。なお、コミュニティガーデンが地元小中学校3校、市有地・民有地・神社境内と多岐に渡り11ヶ所に増えた。
○ うち遊歩道は、津波避難道として市から認知を受けことも、成果の一つである。(2014年8月30日に続いて、2015年3月8日にも、ここを活用した津波避難訓練が行われることになっている。)緑の防潮堤の活動の一環として、旭市九十九里海岸2000本植樹祭(10月26)に後援し活動に参加した。さらに、旭市飯岡海岸3000本植樹祭(2015年3月8日)の後援団体となることも決まった。
○もう一つ円卓会議の討議の中から、多くの方々の熱意と協力のもとで、応急仮設住宅の保存展示が実現できたことである。
○地元産品を使ったお菓子特産品や民芸土産物づくりでは、試作品のたびに様々な視点(生産者や行政以外の観点)からの意見をもらえ、改善を重ね、また、そのよさを宣伝・周知する場として、円卓会議はきわめて有益であった。
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Unknown (NPO光と風 渡邉)
2015-04-14 20:48:29
  得られた成果 その2
 ○防災教室(防災教育ツアー)を多数実施した。特に、文部科学省:教員免許状更新講習(千葉科学大)の特別講師として「地域発:防災教育のかたち(旭市飯岡被災地)」に協力した。また、旭市海上キャンプ場指定管理者と共催で、内閣府(防災担当)「津波防災の日」に連動するイベントとして、親子防災キャンプを実施した。
○なお、これらに参加する語り部は、総務省消防庁災害伝承10年プロジェクトとして委嘱を受けた。また、劇団ふくは「あか防災ずきんちゃん」に続き紙芝居「語り継ぐいいおか津波 まーくんがんばれ」を作成し、2015年3月11日に、本格的な上演を目指して練習中である。
○ ボランティアの防災力アップとして、防災士資格の支援は、旭市民9名が取得に対して実施した。過去、3回の防災士有資格者が中心となって、防災士・サービス介助士ネットワークを結成した。このメンバーが遊歩道の避難訓練でも、誘導者として活動している。
○旭市が新設した防災資料館(旧いいおか荘1F)に協力し、「忘れじの時計」を長期間にわたり展示できた。ただ、「忘れじの時計」のさび等を常設展示に耐えるように、補修中である。

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Unknown (NPO光と風 渡邉)
2015-04-14 20:52:04
2,他地域への波及効果

 ○浦安市舞浜自治会との相互交流を行っている。9月20日(土)は、旭市飯岡において、舞浜から、市バスを利用して約40名が来訪し、東日本大震災時の旭市における避難所の運営やボランティアに参加した者を参集して円卓会議形式で議論した。12月6日(土)は、旭市側から5名が訪れて、浦安市舞浜の自治会の事務所にて、避難所運営マニュアルをテーマに意見交換を行った。
○総務省消防庁災害伝承10年プロジェクトとして委嘱を受けた語り部として、浜田市や岡山市などから講演等の依頼を受け、実施している。
○木更津市にある社会福祉法人かずさ萬燈会とは、円卓会議に木更津東ロータリークラブの一員として、渡邉元貴理事長が参加したことから縁が結ばれた。それがどうしたチームとして、年に数回のペースで、旭市飯岡へボランティア活動として、交流をしてきている
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Unknown (NPO光と風 渡邉)
2015-04-14 20:54:18
  3,今後の展望

 復興丼ぶり・復興かわら版をスタートとして、今日までの私たちの活動を好意的に報道して頂く、マスコミの力も追い風となって、地域からの信頼性が次第に高まり、次第に運営がスムーズに行くようになりつつあることを実感している。
復興観光もリピーターや口コミで、集客力があるが、それに対応する「観光ボランティアガイド」や「語り部」の人数を増やし、質を向上させことが重要になってきている。
防災士資格の取得支援の対象を、地元高校生(東総工業高校など)に広げることが、2015年度の大きな目標の一つである。
ところで、被災から復旧・復興を夢中に行っていた状況が一段落した点も否めない。無償の善意の寄付や不確実な助成金だけを頼りにしていられない段階である。活動の継続性のために、安定的な資金取得が重大な課題である。そのために解決しなければならない課題を3つに整理して、当面の活動の目標としている。
①地域創生として第6次産業の起業 
②NPO活動と方向性が同じで営利活動ができる「企業組合」の設立すること
③公共施設の指定管理者となること 
なお、いいおか荘の新たな運営事業者との協力関係の構築や「コミュニティガーデン」の維持、「仮設住宅」や「忘れじの時計」の保存展示にかかわる運営と経費に関しては、依然未解決のままである。「復興まちづくりコンペ」の成果も十分に活用できず死蔵したままである。
これらを踏まえ、飯岡中学校が移転後に派生する空き公共施設の再利用の中での解決を求めている。文部科学省のHPには、「わたしたちのまちでよみがえる廃校施設~ 財産処分手続の大幅な弾力化と有効活用事例の紹介 ~」(平成21年)が紹介されている。確かに、小中学校は地域住民にとって、最も身近な公共施設であり、その校舎は地域のシンボルだ。地域コミュニティ力をアップさせる上で重要な拠点である。しかも近年では地方公共団体が民間事業者と連携し、創業支援のためのオフィスや地元特産品の加工場として廃校施設が活用されるなど、地域資源を活かし、地域経済の活性化につなげている事例が紹介されている。課題①~③を解決できる場として期待している。

 
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Unknown (NPO光と風 渡邉)
2015-04-14 20:56:04
4、自己評価

 防災教室ツアー参加者にはリピーターが少なからずいること、千葉県立東部図書館や東総文化会館の事業への協力依頼や教員免許状更新講習の特別講師を担当できたこと、懸案であった親子防災教室(宿泊型)を実施できたこと、業者(三協フロンティア)と地権者の理解を得て、「応急仮設住宅」の保存展示が実現できたことは、まさに円卓会議の有用性を示すものであり、この点では自己評価は高点をつけたい。
しかし目標にしていた指定管理者や企業組合の設立など、我々の趣旨に対してなかなか理解が進まず、希望通りいかなかった課題が残されたままである点が減点される。
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Unknown (NPO光と風 渡邉)
2015-07-15 21:38:09
    成果報告書は
下記のHPから
http://www.pref.chiba.lg.jp/kkbunka/npo/community/documents/h25seika_iioka.pdf
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