ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

お迎えに行きます

2008-04-06 09:41:25 | Weblog
昨晩友人たちと飲み会があった。
久し振りに中学時代や高校時代の話に花が咲いた。
俺がお前に数学を教えてやった、いや俺が英語を教えてやった。
あいつはよくできたなど成績の話が続いた。
高校も大学も入試の勉強をしたことがなかったから一寸話の輪に入り辛かった。
それにしても七十に手が届く年になるとどこの大学を出ようとあまり変わりなくなってしまった。
みんな嫁に頭が上がらなくなって、ぶつぶつ言っている。

自分を振り返ってみて、若い時代は過労死寸前のハードな仕事をこなしながら、労働組合相手の交渉に明け暮れた苦しい時を過ごしたけれど老後は本当に自分と家内と二人のゆったりとした生活を楽しんでいる。
高級官僚になった人は今も何やら機構に天下って税金を貪っている。
自分の方がづっといい暮らしをしていると自負できる。

一番幸せなのは曲りなりの健康であっても二人がなんとか恙無く過ごせて嬉しい。

友が「お迎えに行きます」いわれて「俺は頭にきた」といているのを聞いて「如何して腹が立つの」と云ってしまった。
すると一人が「お前心配なんか」とあっけらかんと言った。
彼は二度も癌の手術を受けているから、「お迎え」は彼にとっては禁句だったのだろう。
酒を飲みたばこを吸い、ゴルフをして一生懸命表向きには突っ張っているけれど内心ではいつも「お迎えがいつ来るか」と思い悩んでいるのだと思った。

辛いことだけれど・・・・これも人生だ・・