(2)です(笑)
前のを読むと、なかなか充実した読書生活を送ったように見えるかもしれませんが。
結構、大変でもあったんですよ。
何がって……
本を読むようになってから、ずーーーーーーーっと。
父に文句を言われ続けていたからです。
曰く
「本ばっかり読んで!」
「目が悪くなる」
「何の役に立つ?」
「女が本なんて読むと、屁理屈ばっかり言うようになる」
「本なんて、読んだ後は紙くずだ」等々……
(今思い出しても、腹が立つな!!)
我が家には、本棚と呼べるようなものはありませんでした。
上の発言でわかるように、父は本なんて全然読まない人でしたし。
母も殆ど読まないタイプ。
家にあったのは、僅かに実用書が数冊程度。
私の子供の頃は、今、インターネットや携帯が、そしてちょっと前はテレビゲームがやり玉に挙げられていたように、やたらと「テレビ」や「マンガ」がやり玉に挙げられている頃でした。
(これにも文句があるんですけど、それはまたいつか…)
その分、学校では、読書はお薦めされていたんです。(これは今でもでしょうけど)
実際本を読むようになってから、国語の成績は急激に上がりました。
大っ嫌いだった漢字の書き取りが得意にもなりましたし。
が。
父にはそんなこと(世間一般で言われていることや、実際成績が上がったことなど)は関係ない!!
「オレが良くないと思ったら良くない!!」
で、理屈なんてまったく通用しない人でしたから。
もちろんそんな父はほっといて、読書は続けましたけど。
でも延々横でごちゃごちゃ言われ続けると、集中力もとぎれますし、腹も立ちますしね。
小説の中の世界に心が飛んでる時に、突然「まだ本読んでるのか!!(怒)」と部屋に怒鳴り込まれると、ホントに腹が立ちました。
夢を見てるときに、叩き起こされるようなもんですからね。
本の中の世界から、いきなり引きずり出されるんで、頭が切り換えられないし。
悪意無く読書を中断させられるだけでも不快なのに、本を読んでいることを責められると、怒り心頭ですよ。(だからいまだに忘れられず、ここで文句を書いてるわけですが)
悪いことをしてるとはどう考えても思えない、むしろ推奨されることをやってるのに、なんで文句を言われ続けなきゃならんのだ?!と理不尽さに泣けてきますし。
友達の家には、(おそらくはお飾りでしかない)百科事典なんてのが並んでいて。
私はそれが欲しくてしょうがない程なのに。(当時手元にあったら、全ページ余さず読んでいたと思いますよ。私は。今、wikiさんで色々調べるようにも使うだろうし、暇つぶしに最初のページから読み進めたと思います。実際国語辞典はそうやって読んだりもしてたしね)
別の友達の家には、彼女のお父さんの蔵書の、私が読みたくてたまらない(でも当時学校の図書館には置いてなかった)推理小説がズラリと並んでいたりするのに。
なんでうちの親は、本を読むようなタイプではなかったんだ?と。
せめて、自分は本を読まなくても、子供が読むことは褒めてくれてもいいんじゃないか?
百歩譲って、褒めなくてもいいから、文句言わずに好きにさせてくれ!!と
怒りに燃えてましたよ、ずーーーーっと。
大人になって、自分で本を買って読むようになってすら「無駄」だのなんだのと言われて続けてました。
もちろん、そんなの完全無視してましたけど(笑)
さすがに中3の受験生の時は、自分でも読書を自粛したんですが。
完全に活字中毒になっていたので、教科書、参考書、問題集の3種類しか読めない生活はストレス溜まりまくりでした。
とにかく勉強関係以外の文字が読みたくて読みたくて……
通学中に目に入る看板の文字とかまで無闇に読むし。
食事中に目の前にある調味料の成分表示まで、無意識に読んでいるという状態に陥りましたね。
そしてこの状態……。
産前産後にも陥りました。
長女の出産の時は、実家に戻って産んだんですけど。
出産後(前も?)は目を酷使しちゃいけない、と言われまして…(これホントなんですかね?なにか根拠があるんですか?いまだにわからない…)
読書はもちろん、ちらっと新聞を読むことすら禁じられてしまいまして。
子供の紙おむつの外袋に書かれている文字とか、粉ミルクの缶の成分表示とか、何度読んだことか……(T_T)
だからというわけじゃないですが、二人目の時は実家には戻りませんでしたよ。(すでに母が他界していたので、戻ったところでかえってしんどいという状態になるのがわかってましたし)
そんな活字中毒でしたけど……
さすがに子育ては大変で。
読書量は驚くほど減りました。
特に小説類は、その世界に没頭してしまいたいのに、必ず邪魔されることになるし。
没頭しすぎて、子供の声を無視することになってもいけないし。
まとまった時間にじっくり読みたい…というものは、一切読めない、ということになってしまいましたからねー。
って。
長いな(^^;
いつになるか判らないけど……(3)に続きます。