陽気ゆさん見たいゆえから

 










          中山みき様を  たずねて

胸の分かりた  者はない

2018-05-18 20:34:54 | 宗教
みかぐらうた、よろづよです。

  よろづよのせかい一れつみはらせど むねのわかりたものはない
   万づ世の世界一列見晴らせど 胸の分かりた者はない
 「胸の分かりた者はない」 ― 人間が何を分かってないのか、それは後に続く歌で
  きゝたくバたづねくるならいうてきかす よろづいさいのもとなるを
   聞きたくば尋ね来るなら言て聞かす 万づ委細の元なるを
 「万づ委細の元」のことを言っている、と分かる。
このよろづよは、よろづよ八首と呼んでいて、その八首は、十二下りの前に「出し」として、はりつけてあるから、よろづよ八首と十二下りは言わばセットのようなもの。このことでおふでさきは、みかぐらうたを解説をすることを主眼にしていることの、言い訳をなしているとも言える。さらに、よろづよ八首と言い添えることで、ここでは八首だけ歌うが、おふでさき一号の74首で表す内容を、この八首に凝縮している、と受けとることができる。
 よろづよの、この「万づ委細の元」をおふでさき一号では、「万づ委細の元のいんねん」という言い方をして、意味をより具体的にする。
 そして、その「元のいんねん」について21の歌で、「この世は理で責めたる世界なり」と歌っていることで、「元のいんねん」とは、「宇宙の法則」であることを明かす。

 60、61で、この「宇宙の法則」を知らせるために、お秀さんの史実を取りあげる。
   この子供2年3年仕込もうと、言うていれども神の手離れ
   思案せよ親が如何ほど思うても、神の手離れこれは敵わん
 この世に存在する木から散る葉は、そのどれもが全て、神が計画した正にちょうどその時間に、ちょうどその方法によって散っていく。一枚の木の葉が散っていく様を眺めてみる。その木の葉の地面までの旅は、神によって完全な詳細まで計画される。風のあらゆる動きと向きの変化、漂う、舞う、散る、その全ての葉の動きは、その木がこの世に誕生する以前に、神によって完全な詳細をすでに決められていた。
 一枚の葉が木から離れる旅を、神がこのように完全な計画として立てたならば、神の子である人間への計画は、木の葉よりもどれくらい、より一層完璧か[今この瞬間への旅p318]。
 このように神にプログラムされた運命には決して逆らえない。それが62、「因縁つける事はいかん」 ― まるで、ちんぴらが因縁をつけるように、この世の真理について、神に因縁をつけても仕方のないことです。

 神に因縁つけることが敵わないなら、選ぶ道は一つ、みき様のひながたどおりに、「47~50、神一条でこれ我がこと」と、自分の運命を受け入れればいいのです。そのことを
   わが身にはもう50やと思えども、神の目には未だ先がある
   今年より60年はしっかりと、神の方にはしかと請合う
 と歌って、自分の人生を受け入れるなら、「病まず死なず弱りなき」道を歩むことのできる生き方があることを、秀司さんに聞かせることで、私たちに強く言挙げしているのです。

 「胸の分かりた者はない」 ― この世と人類創生の親の思いが分かっていないから、これから、みかぐらうたとおふでさきの責めで、分かるようにする。
 人は何のためにこの世に生まれてくるのか。人生の目的は何なのか。人は自分の一生をどの様に生きるべきか、「心鎮めて思案してみよ! 」

   前生の因縁寄せて守護する、これは末代しかと治まる
     あなたの人生は 決まっている……
     このことを受容する時 思考はゆるみ 意識は拡大
     あなたの物語は 無数に存在していることを 目の当たりにする
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