カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

足利でほんわかのプチ旅

2008-12-16 23:15:14 | お散歩
ココファーム&ワイナリーへ行ってきました
往復6時間強 いた時間3時間弱
いや~結構遠かった
でも 寒いながらも 空が抜けるような青さで 気持ちいい
東武線の足利市駅から タクシーで20分
いきなり見えたぶどうの畑はものすごい急勾配
もうすっかりぶどうは刈り取られていましたが
40分のワイナリー見学とカフェで楽しむ食事は絶対お勧め!
このワイナリーは こころみ学園という障害児のための施設が
立ち上げた 一企業であることがわかりました
学校法人でワインを作ることはできないので
父兄や賛同者の協力で作ったということのようです
そもそもは 障害児が働く場所がないことに
心を痛めていた学園の理事長先生が 子どもたちのために作ったのです
ワインのためのぶどう作りやワインづくりのそれぞれの工程で
できる範囲内で 手伝うそうです
ワインづくりも カフェもそれぞれに専門家がついていて
障害児の作業所やお店にありがちな少し中途半端で
言葉は悪いけれど もの哀しい雰囲気はまったくありません
障害児がやっているので 多少遅かったり出来が悪かったりは当たり前
という甘えもまったくありません
ここは足利?ここは障害児のためにつくられたの?
と思わせるような 洗練された雰囲気と内容です
これこそが 新しい でも本来の目指すべき形なのではないでしょうか?
ショップも洗練されています 食事も オシャレで新鮮でおいしい!
ショップやカフェでは 一般のスタッフが働いていますが
どの人もやさしくて感じがいい
外の景色が 山とぶどう畑じゃなければ ここは青山かいな・・・
・・・といっても おおげさではありません
ワイナリーも一企業として こころみ学園から ぶどうやしいたけなど栽培品を仕入れ
それで加工して 販売しているわけです
ワイン作りも 大変に手間ひまかけて 丁寧に作っていることがよ~くわかります
学園側も それで運用費も得られるし 彼らに働く場 働く誇りを提供できます
こんな風に 農業と福祉を結びつけられるなんて すばらしい
障害児が 前面にでて何でもするというのが 決していいわけではなく
ひとりひとりにあったできる仕事をして 
私たちも一緒に彼らの苦手とすることを補って働く
それが普通なのに どうして普通は存在し得ていないのでしょうか

ここでは みんな寮で 暮らしているそうです
お給料を支給しているわけではなく 
おこずかいとして たまあに ショッピングするときに 配るようです
現実問題として 本当の自立の難しさがあるということも
また考えさせられました
でも すばらしい第一歩であることは まちがいないことで
この学園の試みが もっといろんな形で発展していって
障害児も 高齢者も 保育園児も 私たちも
みんな横並びで いっしょに暮らしていけるようなシステムができることを望みます
それぞれに それぞれの枠の中にしばりつけるのではなく
もっと大枠で福祉や社会保障を考えていってもいいのではないでしょうか?

将来 働くこと 自立すること 自分たちが年老いてさらにいなくなったときのこと
障害児をもつ家族の人たちの不安は計り知れないものがあると思います
それに対し私たちが 何ができるのか
サイコーに 気持ちのいい空の下 ほんわか気分を味わいながらも
感慨無量でした
ワインやおいしい話はまた明日!

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1 コメント

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ココワイナリー (ごま)
2009-01-15 11:19:16
お疲れ様でしたね!
ココワイナリーの秋の収穫祭は訪れる価値ありですよ。
毎年、ワインの収穫祭で一日飲んだり食べたりなかなかすてきなお祭りが開かれていますよ。

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