カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

カーネーションという花を考える

2012-02-18 21:15:59 | 日々の花

菊のシルキーガールみたいな花 これもカーネーションです
今日は いつもとちょっと違う産地訪問
一切世田谷花きに出荷していない産地さんへ行ってきました
カーネーションは 母の日には なくてはならない花であることは
重々承知で でも 普段は なかなか売りにくい花でもあります
25本結束が当たり前の花 どうしても業務関係に左右されてしまう花
そして小売りでは敬遠されつつもあり 人気もなくなりつつある花
でも 色みという点では もうすごく色幅広く
花の大きいものは それこそハイドランジアにも負けず劣らず
ボリューミーに おしゃれに使うことができるはずだと 信じてやまない花
こんな花が 世のお花屋さんから消えていってしまってはいけない!
年明けの1~3月は カーネーションは
もっとも品質もいい時期
この25本結束を10本にしてくれる若い将来ある産地さんを探し
ともに成長していきたいと
世田谷花きのカーネーションの担当の熊谷くんとともに 愛知へ行ってきました
わが社も とんといい産地さんに巡り合えず
ずっとカーネーションを扱わずにいましたが
もうそろそろ真剣に ほかの花同様 信頼のおける産地さんを探したいと思っていました

朝5時半発で 愛知は実質4時間
18時半に帰ってくる強行軍
カーネーションの種苗会社で まずいろいろカーネーションを見せていただきました
好みの花は 全種類サンプルいただきましたが
なんとも色の好みの偏っていること!?
さすがに種苗会社の方も 笑っていました
くすんだピンクに くすんだベージュ 暗い色ばかり?
       
似てるな~
全品種月曜日 サンプル飾ってあるので ぜひご覧ください!
でも カーネーションは 独特な 砂漠っぽい色が一番好きかも・・・?
からし色 砂色など そんな色の花は なかなかみつかりません
カーネーションならではの色
そして 上手な若手の産地さんのハウスを2件見せていただきました
山崎園芸さんは 世田谷には出荷していませんが
品種の選び方も わりと好みです
ただ 25本結束が 気になります
    
魅惑という名 不思議です
小さな小売り店さんでは 25本のカーネーションは ちょっと重すぎ
ならば色みの豊富なカーネーションを 10本結束で3種類買っていった方が
バリエーションも広がります
今やバラは大輪なれば5本結束もアリ!の時代
いつまでも25本にこだわっていると 需要拡大の意思を感じられないと
判断されかねません
完全にカーネーション離れが 進んでから どうしましょう!では いけないのです
今 旬のラナンキュラスも大輪は早々に5本結束ですし
なぜカーネーションだけが このようにいつまでも25本結束でよしとしているのか?
不思議でならないのです
結束数が多いということは それだけ 単価が安いサブ的花という評価から
ぬけでなくてもいい!ということなのでしょうか?
カーネーションの魅力は その花の色みの多さ
作り手の上手な人は その花の大きさ そして 花のもち
今の花の主流は 色の組み合わせですし マスの花をいかにオシャレに使うかです
その時流にぴったりマッチしてるはずのカーネーションが
業務一点にひっぱられていってしまい
小売りから敬遠されているのは もったいないの極みです
ぜひ カーネーション産地さんも 変っていくべきです
業務需要は25本でも50本でもいいし
母の日のころは それで十分です
でも それ以外の部分で使っていただくには やはりそれなりのアピールと努力は必要です
業務需要だけでなく 小売りのレア品種も作ってくださるような
若手産地さんはいないものでしょうか?
あきらめずに 探し続けますよ!
今回の産地さんも 上手だしやる気もあるし いい産地さんでした
10本結束は ムリそうでしたが
きっと そのうち世田谷にも出荷してくださると信じています
品種も少しおさらいしてきましたし やはりカーネーション好きみたいなので
来週からは少し品種も増やして置いてみようと思います
反応はいかに・・・?
また いろいろお客様にご意見賜わりたいと思います

今日は 寒いながらもいいお天気
富士山も きれいでした
往復8時間以上の 今日の出張が 何か実をつけるといいと思います
関係者の皆さん 今日は ありがとうございました!



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