カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

愛しの葉ぼたん

2009-01-04 07:52:04 | 日々の花
冬の葉ぼたんが 大好きです
昔と違って 今はいろんなタイプの葉ぼたんがあり うれしいかぎり
鉢ものも 切り花も バリエーションが増え
お正月だけではなく 普通に冬を代表する花になったんじゃないでしょうか
超ミニから巨大なものまで 
色もずいぶんと増えたような気がします
そもそも この葉ぼたんのミニサイズをしかけたのは
6年前 千葉にいる伊東花園という生産者と始めたのがきっかけです
当時は ミニサイズはなかったので
アレンジ向きのこのミニタイプが 爆発的に売れました
伊東ちゃんのところは 海抜が低く砂地であるため
妙に すらっとした細身の花ができます
それがすごい魅力で あれこれつくってもらいました
もちろん失敗もあったけれど そうやって情報交換をして
チャレンジできることがうれしかったです
このミニの葉ぼたんを伊東ちゃんが作ると
丈も短くそこそこで 茎が細い!ここが大事!!!
花のサイズに見合った茎になるのです
葉ぼたんは まずまちがいなく 茎が太くなります
実際 市場に出回っているものは みな茎が太いと思います
この写真の葉ぼたんも 実は茎が長く太い
それはそれは不思議なバランスなんです
切り花の世界では 茎は太く長いのがいいものとして
長年やってきました
もちろんそういったものは 実際のところ花も立派でもちがいいものが多いというのも事実です
でも 美しいためにはバランスも大切
それに昨今のアレンジブームには 長いものの必要性は薄れてきています
やたら長く太い花はもともと好みではないので
伊東ちゃんのような花を作る人は 大変魅力的です
でも彼もいろんなところで評価されるようになって
一対一で 花を作り上げていくような手間を かけられなくなってしまいました
彼の花が フローレや青山フラワーマーケットなど 大手の会社に喜ばれているのは
大変うれしいことです
私がこの先できることは 第二第三の伊東ちゃんを育てることかな
もちろん また伊東ちゃんと仕事ができるといいけれど・・・

葉ぼたんは もともとオランダから江戸時代に入ってきたようです
品種改良は 断然日本が進んでいるそうです
踊り葉ぼたんとか 案外活け花文化にあっていたんでしょう
この先 逆にオランダやパリでブレイクするかもしれません
ちりめんや巨大なものなど 好まれそうではないですか?
あじさいや シャクヤクに負けないような花になるかもしれません
でも あちらではミニはウケなそうだな~
春先のあちこちの家のプランターなどに咲く葉ぼたんも大好きで
みんな思い思いに伸びて バレリーナのようになってくると
もう 楽しくってしょうがない!
その時も 茎が細いかどうかチェックしている自分が怖い!!
コラコラ!ひとんちの葉ぼたんですよ~

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