カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

秋の色味 Ⅰ

2008-10-20 09:46:41 | 日々の花
季節季節で ぐっとくる色が違います
早春は 黄色や淡いピンク 夏には ブルー系や白
クリスマスはやっぱりゴールドや赤など
人それぞれだとは思うのだけれど 自分なりに シーズンカラーがあります
秋といえば やはりこっくりとした色 ボルドーや深いオレンジや茶色
秋の花は そういった色を自然に取り入れているものが多いです
自然界は 季節の色味を ちゃあんと自分自身で知っていると思えるのです
なので 季節の花を集めると 何の不思議もなく 季節の雰囲気になるというわけ
そこに いろんな年中ある花をプラスしていって 妙な感じになることもしばしば・・・
写真の花(といっても枝と葉ですが)は4種類
きいちごの紅葉 風船トウワタの紅葉 シンフォリカルポス バジルの黒
この中の一種類でも 何かの花に合わせると
ぐっと秋の色実のアレンジになります
花というのは不思議なもので 花ばっかりゴージャスに入っていても
いつもいつもだとイヤになってしまいます
ちょっと季節感を添えるだけで すごく新鮮に思えてきたりします
一年間同じバラで活け続けるとしても
添える葉や枝の変化で 季節感を十分楽しめるというわけです

基本的に季節の枝 草花が好きです
それは季節の色味を大切にしているからという理由もあります
でも その季節にならないと会えない という切なさもあります
また一年たって出会えたときのうれしさとでもいいましょうか
季節がめぐってまた来てくれたことが 生きているな~という確認というか・・・
この感覚こそが 日本の未来を支えるんではなかろうかと思っているくらいです
季節感を大切に 
それが 色味であったり 旬ということであったり・・・

ひまわりという花も 一応周年出荷(一年中ありますということ)ですが
冬にあってもね~
バブルの時は 服飾関係の展示会などで冬に夏の花を集めたこともありましたけれど
今は もうナンセンス
その季節(初夏から夏)にめちゃめちゃいいひまわりを出荷する方が いいんではないかい?
それに枝や葉ものは 南北でのリレー出荷
先日のがっちりマンデイ(TBS)でS&Bが生のハーブをいつでも出荷できるよう
沖縄から北海道まで リレー生産をしているというのをやっていましたが
一企業としてではなく 生花生産者が 全国レベルでそういうことをやっていくつもりでないと 
今後 中国やら東南アジアなどからの安い花に押される一方になってしまいます
そういう 全国レベルでの花作りを考えるネットワークも作っていきたいことのひとつです
とりあえずは おかあさんたちで作れればいいな~と思います
おとうさんたちは まだまだそんなこと考えられないでしょうから・・・
あら おとうさんたちごめんなさいね~