夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

グアンタナメラ

2014年12月15日 | 音楽




大きな陶器のカップに注がれた珈琲にザラメとラム酒を少々、ラテン音楽を聴きながら彼の地を思いやる。
新宿のお店「ハイチ」で、Kさんからキューバンミュージックの手ほどきを受けたのはもうだいぶ昔のこと。

学生運動には参加しなかったものの「ゲバラ日記」を読んで革命家という生き方を知った。
キューバ革命を成功させた後、カストロと袂を分かちボリビアへ渡ったチェ・ゲバラ。

ケネディ政権の頃キューバ危機という事態を回避したニュースをきっかけにアメリカとキューバの関係を知る。

ライ・クーダーの「ブエナビスタ・ソーシャル・クラブ」のドキュメント映画でキューバの色彩と音に触れた。

忘れ去られてきたような街並みを古いアメリカ車が走る。
古き良き時代の社交の場に往年のミュージシャンたちが集い、歌う。

「グアンタナメラ」は1929年頃、キューバの民謡をもとに生まれた愛国の歌らしい。
60年代ピート・シーガーのアレンジ「サンドパイパース」の歌で広く知られるようになったようだ。

「Playing for Change」で歌う様々な人々の歌声と演奏を見てまたキューバを感じることになる。

ディミニッシュを使ったちょっとしたコードアレンジが効いている。
「親指ベース(?)」なんていう楽器があるようだ。
歌うみんなの顔がいい。

チープな楽器で底抜けに明るいリズムと熱情を表現する。

革命やら冷戦やら様々な事件を見てきたこの楽曲は、何食わぬ顔をして生き続けている、
「すべてお見通しさ、、」

「Guantanamera」素晴らしい。

ヘッドフォンをかけてボリウムを上げて聴いてほしい。




Guantanamera | Playing For Change | Song Around The World

GUANTANAMERA (Rumba)

Guantanamera - The Sandpipers

COMPAY SEGUNDO(La Musica Tradicional Cubana)