夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

時空を超えて

2018年08月07日 | 音楽


仕組みはよくわからないが、国境を越えたミュージシャンやダンサー、キッズたちが一曲の中に登場する「Playing For Change」
音源と映像をマルチトラックで収録していって編集するのだろうか、いつの間にかコレクションが増えていた

ディランの楽曲に、ハワイアンとアメリカインディアンの血を引く人々が参加している絵が興味深い
どちらも白人によって追いやられた歴史を持つ先住民を祖としているからだ

若いころ親しんだアメリカンモダンフォークは、歌詞に強烈なメッセージ性を持っていてそれがまたカッコよかった
口角泡を飛ばした学生時代、歌で歌えば何と無く穏やかで知性的に思えたものだ

英語の歌詞は十分意味がわからなかったけど、間も無く日本語で歌う日本のフォークソングが出てきた
学生運動に参加した若者はヘルメットと拓郎の歌を携えて都会を転々としたに違いない

ノンポリの私は新入生勧誘の大学中庭で、左翼を追いかける右翼の連中を横目で見ていた
学生運動はやがて高度成長経済でのモーレツ社員へと姿を変えていった

ボブマーレーの作った楽曲に三味線が乗っかっても、シタールが鳴り響いてもおかしくないのが、音楽の良さだ
インドでバンブーフルートを吹く人がいたり、キューバの巨大な親指ピアノに驚いたりと、新発見もある

世は今、学生に愚かなことを命じた大人が嘘をついたり、子の不正入学を依頼したり、乱れに乱れている
残念ながら音楽の世界でも同じような醜い話が相変わらず横行しており美しい話ばかりではないのが実態だ

しかし音楽こそ、人種や生い立ち、環境を越えて一つことを成し遂げることのできる素晴らしい文化だと思う
とりわけキッズたちの音楽やアート、ダンスなどに、なんの抵抗もなく入ってゆける柔軟性に感動する

神は存在するし、監視塔で見守っている
人の生き方というものを見ていることを大人は知るべきだ



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