夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

子猫たちの旅

2016年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム


ひょんなことで子猫たちを預かることになった
はるばる沖縄からやってきた子猫は底抜けに明るくて人懐こい

どんな生き物も子供は可愛い
そして持って生まれた性格やDNAに支配されることは一生変わらない

一枚の板材にしても真っ直ぐに生まれた板はいつまでも真っ直ぐだが、ゆがみやクセを持った板材は直らない
「いい性格」に生まれて「素直に育つ」ことが大事で、そうした人や生き物に出会いお付き合いすることが幸せにつながる

動物の保護に関わる方達に、お会いしたり話を聞いたりしたのも勉強になった
ペットショップに行けば何十万円ものお値段のついた血統書つきの可愛い猫ちゃんたちがいる

でもそうした猫よりも何らかの事情で保護された猫ちゃんを引き取り大事に育てることが世のためになる
引き取り手がなければ殺処分されてしまうわけで、この世に生を受けた生き物に手を差し伸べることに異論はない

しかし人間の中には残虐なあるいは自分勝手な者がいることも事実だ
保護団体の方達から保護された動物を譲り受けるには、審査があるという、平然と譲り受けた動物を虐待したり殺したりする輩がいるからだそうだ

つまり責任を持って飼い続けることができる環境が整っているかどうか、住宅事情や人物をチェックされる
高齢者であれば猫が生きる20年という年月をカバーできるかどうかまで家庭環境を聞かれる

猫は犬と違い散歩する必要はないが、家の中が大変なことになるのも覚悟しなければならない
爪を切ればいいとはいうもの壁という壁はひっ掻かれてボロボロになってしまう

そして避妊手術、病気に対する予防や治療の手間隙と費用もついてまわること
毎日の給餌やトイレの始末も日課になる

でもそんなお世話があったとして生き物と共に暮らしたいのは、太古の昔から人間に刷り込まれてきたことなのだろう
またペットたちも治療や毎日の生活を通じて飼い主や獣医さんなどから受ける愛をわかっているようだ

さて数千キロの旅を経て巡り会えた首里太郎くんと島子ちゃん、彼らの人生、いや猫生はこれから始まる
長生きしなければ、、


Ry Cooder Yellow Roses

Ry Cooder - Chicken Skin Music - Chloe

The Gabby Pahinui Hawaiian Band - Blue Hawaiian Moonlight (feat. Ry Cooder)

コードアレンジ

2016年05月15日 | 音楽


同じ曲を取り上げてもミュージシャンによって随分印象が異なる
楽曲の解釈が違うし感性が如実に出てくるのと演奏する奏法によるところも大きい

ブライアン・セッツァーの「Sleep Walk」を聴いてコードアレンジの妙を感じた
ジャズでよく使われるメジャーセブンの和音が新鮮だ

ノリノリのロッカーたちを演じたはずのホーンセクションやリズム隊が空間を仰いでいるのがまたいい
ボリウム奏法って結構難しいテクニックだが、達人は滑らかだ

スライドギターを相手のセッションで何ら違和感を感じさせないチェットも素晴らしい
繊細なコードワークと人間を包みこむような音楽性が多くのミュージシャンを感動させてくれた

どうしても外せないのはジェフ・バクスターのペダル・スティール
ノーキーを見る仕草が、父親に成長の確認を求める子のようと言ったら叱られるだろうか

空港で遭遇したノーキーにクラプトンが挨拶したというエピソードもいい
音楽の楽しさを教えてくれた巨人たちは、永遠に我々の心の中に残る

先達に礼を尽くす、、、音楽にはマナーが重要だ



Brian Setzer Orchestra - Sleepwalk - 7/25/1999 - Woodstock 99 East Stage (Official)

Chet Atkins & Leo Kottke "Sleepwalk"

The Ventures - Sleep Walk

音楽を楽しむ土壌

2016年05月14日 | 音楽


園芸を楽しむ季節がやってきた
さんさんと降り注ぐ太陽の下、土に触れ植物を育てる時間は生きる幸せというものを感じさせてくれる

園芸にはセオリがあり、失敗をしては経験を積んでいくプロセスもまた楽しみに通じる
土作りというが、酸性がいいのかアルカリ性がいいのか、肥料は窒素、燐酸、カリの何が必要だとか、学ぶことも多い

樹木では「剪定」が重要だ
果樹など、剪定次第で収穫の良し悪しが決まるのではないだろうか

地形や場所、日光の当たり方、風や雨量など地域性も重要な要素だ
専門家によれば育てる地域で生産された苗木を植えるのが良いという

ついつい郷里が産地なので静岡で売られていた苗木を関東で育てようとするのだが、関東の冬を越すには関東産がいいという
人間と一緒で環境に慣れるまで時間がかかるというわけだ

音楽もその音楽が育つ環境という要素は重要だろう
極寒の地でトロピカルな音楽は生まれない

景色という要素も重要だ
美しい自然の中で歌う、わらぶきのステージが素敵だと思うような音楽が好きだ

Alu Like

アメリカン・グルーヴ

2016年05月12日 | 音楽


西欧コンプレックスは今や昔の話かもしれない
日本人が日本製、日本産でないと、と思うようになっているのだから

特別なものを除けば、自動車にしても電気製品、工業製品、農産物までもがジャパンメイドは知られてきた
楽器の世界でもエレクトロニクス製品、キーボード類やドラムスは世界中で日本製が見られる

ギター、ベースの類も海外では日本製と知らずに使われているブランドもある
ただアメリカの底力というものは健在で、どうしても入り込めない聖域があるような氣がする

クルマは日本製が繊細で長持ちして壊れない、燃費もいいだろうし、デザインもまあまあだ
しかし魅力的なクルマとは、カタログデータだけではない

1900年初期のT型フォードが今だに走行でき相当数のオリジナルが世界中に残っている
考えすぎかもしれないが、それは完成度が高いことでありそれだけ丁寧に作られた時代の生き証人だ

音楽も世界共通の時代になったようだが、国のカラー、サウンドの匂いみたいなものは残っている
つまり彼らがやるとサマになるというのか、本家の強みみたいなものを感じる

アメリカン・ポップスの洗礼を受けて育った世代には、彼らの陽気さや力強さにどうしても弱い
実際米軍の基地などで聴く演奏は手馴れているし、様になっているのだ

音楽にはグルーヴが重要で、そのために切磋琢磨している
しかしもし簡単に実現できる若者がいるのならそこに何らかの気質とかDNAを感じてしまう

シンプルでありながら複合的な要素を兼ね備えた音楽に触れるとそんな疑問を感じる
それを羨ましいと思うのはやはりコンプレックスというものかしら




Bruce Hughes & The All Nude Army "Devil"

The Resentments "Several Thousand"

"Trouble" live with the Resentments

じゃばら

2016年05月09日 | 日記・エッセイ・コラム


柑橘類の栽培に興味を覚えて以来、新種や珍種に反応してしまう
数年前神奈川のJA店先に並んだ苗木「じゃばら」も、「なんだろう?」と思ったものだ

じゃばらとは邪を払う意で和歌山県北中村の産、江戸の頃から栽培されているという
ゆず系の自然交雑種とか、村の名産として奨励したものの奏功せず断念した歴史もあるようだ

ところがある時、「花粉症に効く」と大量購入する方がいて、改めて名産として見直された
私が見かけた苗木も「花粉症」対策にいいという触れ込みだった

先般立ち寄った郷里のJAの柑橘コーナーにこの「じゃばら」が並んでいたので「ほう!」と思った
聞けばやはり「花粉症」対策の一環として脚光を浴びているらしい

栽培して得た果実からビジネスチャンスを得ようとしている農家の方がいらっしゃるようだ
ただ一軒での収穫量では限界があるので、共同しての事業化を検討しているという

「日向夏」「黄金柑」「ニューサマーオレンジ」「湘南ゴールド」とゆず系の柑橘類が並ぶ
「じゃばら」は食したことがないが、「健康」ジャンルで展開しそうだ

「健康」というキーワードが気になる



じゃばら 邪鬼をはらう果実・和歌山県北山村citrus fruits Jiyabara Japan

花粉症に効果あり?「じゃばら」とは?

Hey Paula, performs by Paul & Paula, 1963