夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

コーラス

2015年10月31日 | 音楽


コーラスができたら素晴らしい
たった二人のコーラスでも感動してしまう

複雑になればなるほど達成感は大きいだろうが、ハードルは高い
人間の声で正確な音程を表現するのは難しい

グループでコーラスを、何千回も繰り返すことでひょっとすると「息をするように歌える」のかもしれない
少人数のコーラスは、メンバーの「人となり」を如実に表現する

人の組み合わせは、まるで人の顔のように個性を表してくる
グループが、まるで混色したパレット上の絵の具のような色合いを呈してくる

人間は、生き物
誰でもいいというわけにはいかない、相性が大事だ

自然体でできるなら素晴らしい



<ご連絡します>  OSの関係で現在メールが送受信できない状況です。ご連絡は携帯メール、お電話等でお願いします。

サーカス 「ちゅらうた」

サーカス 「アメリカン・フィーリング」
[parts:eNozsjJk
サーカス 「家族写真」

ヨコハマ  

2015年10月31日 | 音楽


横浜はいつでも東京とは独立した文化圏だ
「ハマっ子」を気取っていたわけではないけど、川崎に生まれ育った縁戚が自慢していたのは少なくとも東京ではなかった

100歳になろうとしている亡父の従姉妹は若い頃、郷里の我が家に寄宿していた
父の姉と結婚した福島出身の伯父の甥っ子が父と同じ慶應大学に通っていて、東京と郷里の我が家を往復したらしい

うら若きT叔母と慶應の学生だったS伯父は、東海道線の汽車の中
お弁当を広げる時だったのか、彼は真っ白いハンカチを彼女の膝の上に広げた

そんなS伯父を見て「何て素敵な人なんだろう」と恋心を感じたという
たった一枚のハンカチを広げる若い男性に恋する乙女ごころ、、、いつまでも忘れない情景だ

若いころ連れられて向かったのは横浜「サマディ」
高島屋近くにあって半地下に入っていくお店に中二階があったり無垢の木材を使った造作が懐かしい

郷里の音楽仲間Tくんが横浜の大学に通っていてジャグバンドをやっていたらしい
「サマディ」を案内してくれたミュージシャンが紹介してくれたのは彼の音楽仲間であった

東京から横浜は遠い
それでも楽器類を運んで音楽をしに出かけたのはそれなりの魅力があったからだろう


さて後輩Mくんから提案されたのはゴールデンカップスの「横浜ホンキートンク・ブルース」
藤竜也さんが詞を書いて、エディ藩という方が曲をつけたらしい

「C-E7-Am-Am7-C7」というコード進行が、ブルースを感じさせてくれる
こういう佳曲の存在を知らないで過ごしてきて、今頃感心している

そういえば「プカプカ」も安田南さんを思い出して聴き返してみた
ハモンドをプレーしている女性の演奏が素晴らしくて何回も見てしまった

「ぶるうす」って何だろう




横浜ホンキートンク.ブルース  ザ.ゴールデンカップス LIVE

松田優作 006 ヨコハマ・ホンキートンク・ブルース NEW YEAR ROCK FES '81

藤竜也 ヨコハマ・ホンキィ・トンキィ・ブルース

西岡恭蔵 with 大塚まさじ プカプカ

マーヴィン・ゲイ

2015年10月29日 | 音楽


「マーヴィン・ゲイ」が曲のタイトルになる時代になった
久しぶりの音楽仲間Tくんからのお便りで知った若いミュージシャン「チャーリー・プース」(と発音するようだ)の楽曲の名だ

映画「ジャージー・ボーイズ」に入れ込んでいたTくんらしい曲だなあと思ったら、なんと彼はニュージャージー出身の23才だとか
ジャズをやっていたとか、バークリー音楽院に通ったくらいしか情報はわからない

聴いて即座に「オールディーズ」を思い出す
「C-Am-F-G7」といったわかりやすい循環コードのうえに乗っかるわかりやすいメロディと踊りたくなるような軽快なリズム

昔と異なるのは、音質が格段にいい
ドラムスとベースに、打ち込みのようベタッとした音圧がある

そして享楽的な歌詞
英語力のなさで正確なニュアンスが分からないが、インドの性典「カーマスートラ」が出てくるくらいだから映像とあわせてみてもイケイケなのだろう

こういう楽曲を書いてヒットさせることのできる人は才能がある
ジョン・レノンの「Why do it in the road?」なんてことを言うのだろうと思ったものだ

英語と言えば米軍の極東放送網「FEN」で西欧音楽を聴いて音楽に目覚めた人が多かった
「Far East Network」というアナウンスがなぜかかっこよかった

専門家のTくんによれば「FEN」は今や「AFN」というのだそうな
「American Forces Network」で放送局は全て基地内に集められ、今やWEBやTVなどで配信されているようだ

ラジオの時代、「9500万人のポピュラーリクエスト」で育った私にとってラジオは音楽の宝庫だった
中波放送、短波放送、音質などとても期待できないあの時代のメディアで世界の文化を貪るように聴いた

今のTVは、毎日ゴミ屋敷や殺人事件、不倫といった話題を面白おかしく伝えている
そんな下世話はチャンネルをまとめて放送してはどうだろう、、、私は見ない

「FEN」から流れるカントリー・ミュージックやポップスを聴いて、米国と日本の豊かさの違いを感じたあの時代
今も、そんなに変わっていないとすれば寂しい



Charlie Puth - Marvin Gaye ft. Meghan Trainor [Official Video]

Charlie Puth - See You Again - Live on Today Show

君をのせて

2015年10月27日 | 音楽



「後世に歌い継がれる歌が名曲というもの」宮川泰先生の言葉だ
沢田研二が歌った「君をのせて」は、まさに先生が作られた「名曲」だと思う

そして岩谷時子さんの詞がいい

風に向かいながら 革の靴を履いて
肩と肩をぶつけながら 遠い道を歩く

僕の地図は破れ くれる人もいない
だから僕ら肩を抱いて 二人だけで歩く

君の心塞ぐ時には 粋な粋な歌を歌い
嗚呼、君をのせて夜の海を渡る舟になろう

人の言葉夢の虚しさ どうせ知った時には
嗚呼、君をのせて夜の海を渡る舟になろう


そして歌うとなると難しい
一つ一つの言葉とコードの進行を確かめながら勢いが欲しいから

こうした名曲をスローバラードで歌うことが課題かもしれない
しっとりと歌おうとした時、整理しなければならないことが出てくる

若さや勢いが昔のこととなった時にチャレンジできること
そういうライブを目指さなければ

井上尭之バンドのバッキングが素晴らしい
リムショットが絶妙のタイミングで振り下ろされる、タイミングをズらすようにギターの4拍目を早める

キャリアを重ねないとできない演奏だ





君をのせて



名曲だと思うアニメソングは?

2015年10月25日 | 音楽


アニメソングでの名曲と言われれば迷うことなくこの曲をあげる
「キテレツ大百科」というアニメそのものは、記憶から薄れてきてもこのテーマソングは忘れない

男の子が好きになった女の子を思う気持ちは、うまく表現できない
樹々の緑がある日突然紅葉するかのように気になって仕方ない、彼女の前に出ると高揚する自分が恥ずかしい

照れ隠しに馬鹿なことを一生懸命やっては、嫌われる
それが恋というものかとわかるまでに随分時間がかかる、繊細なはずの自分が愚かなまでの鈍感さを繰り返す

実川さんという方が作ったこの曲、こうした男の子の気持ちがストレートに表現されている
イントロの与える期待感、モヤモヤとした毎日の鬱積した気持ち、そこから解放された高揚感

残念ながら私にはこうした成功体験はないのだが、これが男の子の逡巡であることを見事に表現しているからこそ共感を呼ぶ
かくありたい、かくありたかった、という馬鹿なまでの男の子のロマン

さて実川さんの映像を見れば、キーは「E」だった
キムタク氏は「F」、山崎まさよし氏は「G」と随分、幅がある、北欧のビッグバンドは「D♭」だった

実際に演奏するとなると難しい曲だと思う

どうしていいかわからない男の子の気持ちを歌う歌だから





Platina Jazz - Hajimete No Chuu (from Kiteretsu Daihyakka)

- はじめてのチュウ( 実川俊晴 木村拓哉

[LIVE] 山崎まさよし - はじめてのチュウ

はじめてのチュウ.mp4