広島空港に向かう前、ツアーバスは「千光寺公園」に立ち寄りました。
千光寺山の山頂から中腹にかけて広がる公園内には「展望台・文学のこみち」
「尾道市立美術館」などがあります。
この園内の桜は日本さくら名所100選にも選定されているとのこと。
(見頃は3月下旬から4月中旬頃)
私達は「展望台・文学のこみち」を通って「千光寺」にお参りすることにしました。
まずは、頂上展望台からの眺め。
しまなみ海道の新尾道大橋が見えています。
連なる山々の景色も美しい。
文学のこみち。
山頂の千光寺公園から千光寺敷地内を通る遊歩道。
道沿いには自然石に尾道ゆかりの作家や詩人の詩が刻まれているのです。
正岡子規。
物外。
十返舎一九。
金田一京助。
江見水蔭。
文学碑はすぐにわかる道沿いにある場合もあれば、目の高さより上や見落として
しまう場所にも点在しています。 なんだかスタンプラリーのような気持ちがわいて
きて、文学碑探し、これがけっこう楽しい。
かなりの枚数を撮ることができましたが、ご紹介は一部にとどめておきます。
千光寺山御案内には、寺領を尾道市に寄付をし、公園補足地として寺領の
一部(約一万坪)の管理運用を市当局に委嘱していることが記されています。
境内に入りました。
千光寺本堂。
中国観音霊場第十番札所、千光寺は真言宗系の単立寺院。
山号は大宝山。
御本尊は先手観音菩薩。33年に一度開帳の秘仏。
鐘楼。
朱色の本堂とともに鐘楼も景観に映えます。
千光寺山の山麓(長江口)~山頂間をロープウェイが運行しています。
千光寺上を通過、けっこうお客様が乗っているわ。
頂上展望台で見た、しまなみ海道の新尾道大橋はこちらからも望めます。
梵字岩。
円型の中に光明真言、大日如来真言の梵字が刻まれています。
三重岩。
さらに本堂横に階段がありましたので登ってみました。
石鎚山鎖修行。鎖がかかっています。これで登れということかな?
私には無理、あっさり諦め。
夫婦岩。 寄り添うような岩だから?
鼓岩。
この先の平たい岩の上を石で打つとポンポンという音がするんですって。
不思議な巨岩奇岩があちこちに見られます。
岩割の松。
根が岩を割り砕き立ち上がっているような様からこの名がついたのでしょうか。
頼山陽。
この岩割の松の右手側に刻まれています。
しっかり見ていないと見落とす可能性もありでしょ。
こうした自然石にきざまれた文学碑の総数は25とのことでした。