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みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

祥龍餃子房(ショウリュウギョウザボウ) 五反田

2018-05-07 | 中国料理全般

祥龍餃子房」(ショウリュウギョウザボウ)

当店は五反田駅東口、都道317号線沿いの祥龍グループ店。

軽く中華飲みをしようと立ち寄りました。

奥行きのある店内は、周辺に勤めるサラリーマン層でワイワイがやがやと

賑わっていましたが、2~3名仕様のテーブル席に空きがあったため、

スムーズに入店が叶いました。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:あり(醤油、酢、辣油)
その他:箸(箸立て)、爪楊枝、紙ナプキン、灰皿
着座後:タオルおしぼり(直置き)、メニュー

スーパードライ(中瓶)@700を注文後、おつまみ選びの作戦会議。

全品260円という財布に優しい小皿もありますが、チョイスは壁貼りメニューから。

鶏肉の乾物四川風@880

卓上のミニコンロには固形燃料を使用。

こんもりと盛られた鶏のから揚げに、ニンニクの芽。

箸で探るとタマネギも隠れ、底には当店スタイルの四川だれも溜まっているので、

食べ進める過程で混ぜ合わせて。

香りと辛味に秀で四川スピリッツががっちり利いた、とは言い難いのですが

濃厚な甘っ辛さで、白飯との相性の良さは明々白々。

ランチタイムのおかずに丁度良い味わいです。

キャベツ焼き餃子(5個)@420

皮は市販のもののようですが、店員さんがせっせと包んでいましたよ。

外側だけにひだを作った美しい三日月形。

餡はキャベツと豚挽肉。歯を入れた瞬間に否応なく熱々の肉汁が飛び散るのでご覚悟を。

まずは何もつけずに食べましたが、一言でいうならば甘い。

味を引き締めるパンチを求め、卓上の辣油に手を伸ばすと、じゃりじゃり感のある

食べる辣油的な味わいで辛さは皆無。

自身は辛さに耐性があるため、甘くてびっくりというのが正直な感想ですが、

食感のアクセントに働くため、この辣油はランチタイムの白飯の友として

活躍してくれそうです。

リーズナブルな価格設定で日常使いに適した中華居酒屋さんでした。

祥龍餃子房
東京都品川区東五反田2-4-2
TEL     03-3440-0018
営業時間/11:30~14:30 17:30~1:30(L.O.1:00)
定休日    1月1日休み    -店舗情報「食べログ」より-

 

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Chinese Dining 美虎(ミユ) 銀座

2018-04-27 | 中国料理全般

銀座での平日女子ランチ。

「添好運」 (Tim Ho Wan)に向かうと延々と続く長蛇の列。

入口の店員さんに待ち時間を聞くと2時間は超えるのではないか、という話に驚愕です。

お腹もぺこぺこだし、夏日でもあったので、このままじりじりと待つなんて、

体力がもたないわ。

あっさりと戦線離脱し、徒歩で移動可能な中央通りの中国料理「美虎」へ。

当店はイグジットメルサ 7Fのレストランフロアに出店していてますが、

直観的行動の甲斐もありスムーズに入店できました。

ランチコースという選択もありましたが、あまり時間がとれないため、

友人ともどもアラカルトで麺をチョイス。

先ず運ばれてきたのは、女性シェフならではの感性が生かされたフルーティーで

ライトな甘酢風の和え物(カブ、キュウリ、リンゴ)。リンゴのサクッとした歯触りに

あっさりと優しい甘さと爽やかな後味で好印象。女子受けの良さそうな甘美な味わいです。

ゆず担々麵(担担面)@1,500+税

4月末までの期間限定とのこと。

中央左側のトマトのように見えるのがゆずですが、塩漬けにしているのかしら?

芝麻醤が緩やかに効き、さらっとコクのあるスープに、ゆずの風味がしっかり香り、

和テイストを融合させた、そのバランスは妙妙。

また、肉をそぼろではなく、ホロホロの角煮で供しているのも、細部にまで

計算あってのことだと思います。最後の一滴まで飲み干したくなる魅力的な味わいです。

ピリリン麺(酸辣汤面)@1,400+税

友人チョイス。自身は以前、幡ヶ谷のお店でいただきましたが、当店では角煮で提供。

トマトの酸味に黒酢の風味が折り重なった、当店の人気麵の一つです。

Chinese Dining 美虎(ミユ)
東京都中央区銀座5-7-10 イグジットメルサ 7F
TEL     050-5594-8759
営業時間/月~金 11:00~15:00(L.O.14:00)
                 17:30~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:00)
          土・日・祝 11:00~22:00(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:00)
定休日    不定休(イグジットメルサに準ずる)     -店舗情報「食べログ」より-

 

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中華バル 池湖(イケコ) 渋谷

2018-04-24 | 中国料理全般

中華バル 「池湖」(イケコ)

最寄駅は渋谷。東急百貨店本店に隣接したザ・ミュージアムの先、松濤郵便局前の

交差点を道玄坂通り方面へ進行した道沿いのビル4階です。

友人とのランチ利用。通りにはスタンド看板も出されていましたが、付近には飲食店も多く、

その中であまりにさりげなかったため、見落とし、必死に探してしまいましたよ。

エレベーターを降りるとそこはもう店内。

カジュアルな造りで、厨房前にカウンター席を配し、窓に向かうカップルシートと

4人掛けのテーブル席が1卓で食べログ情報によると席数は12席とのこと。

席を選べたため、窓側のカップルシートへ横並びで着座。

この時間帯、接客から調理まで1人で対応しているよう。普段着姿のシェフが荷物を

入れる籠を足元に持ってきてくれ、同時にカトラリーバスケット(箸、レンゲ、スプーン)

と業務用タオルおしぼり(直置き)、氷水をサーブ。

料理は卓上に置かれたランチメニューから選びますが、麵飯大盛り無料、定食類は

ライス、お粥のおかわり自由という幸福度を増すサービスににんまり。

冷やし担々麵@950

数量限定!の文字に弱し。

完売と思いきや、聞くとまだ提供できるというのでお願いしました。

サーブ時にはペーパーナプキンももらえたので食べる準備は万全。

まず、麺を覆うのは、水菜をはじめとする葉物野菜と彩を添える真っ赤なトマト。

そこに蒸し鶏をのせ、麻辣ソースをたらり。瑞々しいキュウリもトッピングされ、

白ごまの効いた芝麻醤はさらりとしてあっさりとしたコクが魅力。

サラダ感覚でいただけながらも水っぽくならないところは喜ばしい限りだし、蒸し鶏も

しっとりとしておかず力を発揮。また少量の麻辣ソースが食べ進む際に合わさることで、

味の輪郭がはっきりするみたい。今年初の冷やし担々麵、涼やかに美味しくいただけました。

五目のあんかけヤキソバ@850

友人チョイス。エビ、豚肉、キクラゲ、シメジ、白菜と豊富な具材が、醤油味ベースの

甘めのあんでまとめられ、老若男女のハートを鷲掴みにする懐かし系の味わい。

サーブ時にはからしと酢をセットしてくれましたが、そのサジェスチョンどおり、

ちょいつけ、ちょい垂らしが似合うあんかけヤキソバであります。

 

記録をつける際、調べて知ったのですが、当店のシェフは脇屋シェフの元で研鑽を

積んだ方なのだそう。料理の味だけではなく、一見の私達にもエレベーター前まで

丁寧に見送ってくれた姿が印象に残りました。

中華バル 池湖 (イケコ)
東京都渋谷区道玄坂2-22-6 CREA道玄坂 4F
TEL     050-5594-8748
営業時間/火~日 11:30~14:30(L.O.)18:00~23:30(L.O.)
定休日    月曜日     -店舗情報「食べログ」より-

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桜梅桃李(オウバイトウリ) 静岡

2018-03-13 | 中国料理全般

自家製醤×発酵中華「桜梅桃李」(オウバイトウリ)

最寄駅は静岡駅北口、江川町通り沿いのビルの地下1階というロケーション。

オーナーシェフ、飯岡靖章氏は自然派中華の「月世界」さんほか様々な店で

調理技術の研鑽及び経験を積んだ人物。

自分の店を郷里で開くという強い志を持ち、静岡に戻られたのは去年のこと。

おまかせで料理を頼めるシェフが東京から去り、寂しい思いをしていたのですが、

これもまた仕方のないこと。ですが、2018年2月23日にオープン(プレオープン22日)が

決まったという知らせを聞き、居ても立っても居られずの日々。

門出を祝うためにもぜひとも訪れたい。

幸い静岡はそれほど遠くありませんから、高速バスを使い1泊で計画を立てました。

わざわざ、通りまで出迎えに来てくれた飯岡シェフ。人間味のある方ですから、

その人望も厚く店の入り口には立派な胡蝶蘭が並んでいました。

店内に入ると、真っ先に目に飛び込むのは、棚に配列された自家製醤などが入った密閉容器。

「月世界」さんを彷彿とさせ、シェフの経歴を知る一人としてちょっとにんまり。

また、厨房には臘腸(腸詰)が吊るされ、食欲をそそる絶景美に期待値は上がるばかり。

(ノブロー) すんげえな。店内にも6~7個、開店祝いの胡蝶蘭が並んでいるだよ。

オープンしたてのモダンな店内はテーブル席とカウンター席でレイアウト。

席の間隔も十分で、ゆとりを感じさせる素敵空間です。

調理は飯岡シェフが一人で担当。

「わざわざ、東京からお越しいただきありがとうございます。」

そう声をかけてくれたのは、お手伝いに来ているという感じの良い男性スタッフさん。

脇を固める彼らを含め、この日は3人体制での切り盛りです。

上着を預け、私達が希望したのはもちろん、シェフズテーブル。

カウンター席ならシェフとの距離が近いから会話も楽しめるし、ご馳走感のアップも間違いなし。

テーブル・セッティング:カトラリーレスト、箸、スプーン、ペーパーナプキン
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:メニュー
着座後:タオルおしぼり(手渡し後、直置き)

※ペーパーナプキン上のショップカードは私が置いたものです。

当店は自家製醤と発酵をテーマに心と体に優しい中華を提供。

事前にシェフと相談の上、おまかせコース(2名様より)@5,000×2を

お願いしていますが、卓上に用意された菜譜によると、

地のものを組み込んだ下記の12品(提供は順不同)になります。

・自家製甘酒と魚貝の老酒漬け
・富士の国直火焼き叉焼
・由比港の桜エビと細切り豆腐の和え物
・貴州省名産 黒わらびの冷製春雨(自家製発酵唐辛子仕立て)
・富士の鶏 自家製沙茶醤で
・台湾A菜の咸魚の蝦醤炒め
・河津の金目鯛と静岡麻機蓮根の客家民族式フリット
・河津の金目鯛の姿蒸し 自家製ひしお汁で
・苗族伝統の白酸湯と黒わらび餅の煮酸菜腊肉
・富士の国の肩ロースを生胡椒醤で
・香港正宗海老雲吞麵
・胡桃と甘酒のお汁粉

なお、料理は一部を除き、すべて各自分での提供で取り分けは銘々の作業。

サーブ時にも口頭説明を受けられるスタイルです。

生ビールで乾杯後は、次のお酒のチョイスタイム。

紹興酒の用意もありますが、当店は中華とワインのマリアージュも楽しめるお店。

飯岡シェフは勉強熱心でソムリエ資格も取得しているから、今日の料理に合う白ワインを

私達の懐事情にあわせて、選んでもらいましたよ。

La Pettegola Vermentino Toscana Banfi@4,800

辛口でフレッシュ&フルーティー。後口にキレの良さも感じました。

自家製甘酒と魚貝の老酒漬け

・しじみ(青森産)、ツブ貝(静岡県御前崎)、天使海老

ツブ貝を取り出すために爪楊枝もセット。

しじみの味付にはあと少しニンニクのピリ辛さを望みたかったのですが、

これは私の好みの問題。若干甘めながらも、生姜がきっちり効き、

味の落ち着かせどころはなかなかのもの。

また、ツブ貝はシコシコとした健やかな歯応えと肝のコクが楽しめ、

天使海老はねっちりとした身の甘みを引き立てる漬け加減で申し分なしです。

こんな美味しいツブ貝は「虞妃」 さん以来かも。思わず笑みがこぼれましたよ。

余談ですが、静岡人にとってツブ貝は小さい頃から食べられる身近な食材で、

家庭では出汁で煮ておつまみ的にいただくのだそう。

由比港の桜エビと細切り豆腐の和え物

桜エビの町として有名な由比港産。

その桜エビを細切り豆腐と香味野菜で和え、調味はシンプルに黒酢と塩、

旨みは自家製の醤(ひしお)から。

味の素やごま油の効いたベタな拌干豆腐丝とは異なり、桜エビの繊細な味を大切に、

黒酢の加減も妙妙で、淡くまろやかであっさり。

中華前菜の定番も地物の素材を組み合わせ、ドラマティックに大変身していましたよ。

飽きのこない味わいで、美味しかったなあ。

なお、このお皿は雲南省で求めたタケノコ形の器なのだそう。

富士の国直火焼き叉焼

静岡の銘柄豚「ふじのくに」の豚肩ロースの直火焼き叉焼。

(ノブロー) 付け合わせはベビーリーフだで。

漬け込んだ自家製タレの味に火入れも上々で、脂部分はサクッサクッと小気味よい歯触り。

噛みしめると嫌味のない甘さと肉は弾力に優れ、旨みたっぷりですこぶるジューシー。

空腹で訪れていますが、私達にしてはそれを差し引いてもバクバクと物凄い

スピードで食べていて、時計を見て驚きました。

素材、調味料ともに質の良い美味しい料理に胃袋は正直なんですね。

もっと食べたいと過敏に反応。さらにお腹が空いてきました。

貴州省名産 黒わらびの冷製春雨(自家製発酵唐辛子仕立て)

麺状の蕨根粉(わらび粉)に、香菜、クラッシュナッツ、白ごま、唐辛子などをトッピング。

香ばしいカリカリ食感を添えるのは油葱酥かしら?

黒酢をベースとした酸味のあるタレに自家製発酵唐辛子が馴染み

ここへナッツが入ることにより食感にリズムが生まれ、香菜が超絶にマッチ。

つるつるとした喉越しの春雨は黒く歯応えがあり、発酵系の芳醇な旨味が

まろやかな甘辛さとなって後を引く美味さです。

連れはえらく気に入った様子で、美味い、美味いを連発していました。

富士の鶏 自家製沙茶醤で

蒸し鶏は豆モヤシをクッションに頂には白髪ネギと香菜を据え、

まるで富士山のような美的なフォルム。器も綺麗だ。

(タクロー) しっとりとした鶏肉はもちろん静岡の銘柄鶏「富士の鶏」だで。
メニューでは、豚も鶏もあえて「富士」に統一していると思うだ。

沙茶醤は、大地魚などの魚介をベースにニンニク、ゴマ、香辛料、油などを加えた

調味料ですが、ありきたりな沙茶醤とは一線を画し、自家製力が光り

金山寺味噌のような味の側面をもち、その旨みが強く、むっちりとした鶏肉を

美味しく食べさせることに一役かっています。

――コクの深い旨味の源泉は、自家製の醤(ひしお)――。

(寝太郎) この味、月世界スピリッツだけではない繊細さも持ち得ているね。

台湾A菜の咸魚の蝦醤炒め

また、当店は香港好きの方々にも嬉しいお店。

蝦醤炒めについては、香港、大澳張財記さんの蝦醤を使い調理してくれました。

これがズバリ香港味で、ひと口目で心射抜かれました。

某メーカーのものを使い調味した味とは全然違うのです。

シェフは香港にも精通し、知識量が豊富なうえに研究熱心。

ちょこちょこと現地を感じさせてくれる“味”が登場しますから楽しみが尽きません。

コース料理のメインは清蒸鮮魚。

東京では出来ないお値段で、ハタも考えてくれていたようですが、

静岡と言えばやはり金目鯛でしょう。

河津産で鮮度の良さは一目瞭然!今回は半身を次のフリットに使ってくれるそうです。

河津の金目鯛の姿蒸し 自家製ひしお汁で

カブトはちゃんと姿蒸しに。下には細切り豆腐が潜んでいます。

目玉周りのゼラチン質がもりもりと盛り上がり、ぷるっぷるでマジやばい!!

――ごくり。こんな隆起した目玉見たことないわ。

こうして、目玉をめぐり狂喜乱舞。そして恍惚のおしゃぶりタイムに突入。

私自身、絶対の“清蒸の神”と崇めるのは、閉店した「艇家大牌トン」さん

(現在の「Nomuka」)の五十嵐氏であり、ナンプラーを効かせたタレが動かしがたい

好みのツボですが、当店のひしお汁を使ったタレは、まろやかで濃すぎず、

素材の味を大切にした味加減で、ふっくらとしてしっとりとした身に

皮のとろんとしたゼラチン質もご馳走で、ハタを凌駕する美味さに感動。

半身とは思えないジューシーさで物足りなさは一切なしです。

他では食べられないであろう反則級の清蒸鮮魚に出会え、私達も足を運んだ甲斐が

あったというものです。

この清蒸鮮魚に勝てる清蒸魚ってそうないんじゃあないかしら。うんまい

河津の金目鯛と静岡麻機蓮根の客家民族式フリット

雲南茶葉orレモンリーフの悩ましい二択。

フリットの風味づけにより力を発揮してくれそうなレモンリーフでお願いしましたが、

ご厚意で、台湾、高山烏龍茶をプラスして提供してくれました。

静岡県の麻機(あさはた)蓮根は里芋のようにねっちりとしてシャキッと食感。

さらさらのガーリックチップに清涼感のあるリーフらが相まって、

軽やかで精妙な味わい。

(レンタロー) 香り立つフリットで、金目鯛も蓮根も美味いだ。

(レンタロー) シェフから味のお試し的にもろうた酢豚だで。

こいは、香り格別!味に重たさがなくて、うまうまなんだ。

ぜひ店に行って食べて欲しいだ。

(レンタロー) こいは、雲南ポルチーニと金華ハムの豆腐煮込み。優しい味だで。

(管理人:イメージ) レンちゃんたち、最近グルメレポに参加しないけど、
飯岡シェフが大好きだもんね。応援しているのよね。

苗族伝統の白酸湯と黒わらび餅の煮酸菜腊肉

甘味をつける酒醸(チューニャン)、酸菜は自家製で、黒わらび餅は

雲南省で買い付けてきたのだそう。

しっかりとした酸味に干した腊肉のフレーバーが共存するシェフの意気込みと

愛情を感じられる1品です。

富士の国の肩ロースを生胡椒醤で

グリーン色の生胡椒はインドネシア産、手前の黒っぽいものがタマネギ醤とのこと。

健やかな歯触りの豚肩ロースを噛みしめつつ、生胡椒をつまむと、はじけるような食感で、

フレッシュな青い芳醇が口に広がり、タマネギ醤と合わせていただくと味のアクセントに。

香港正宗海老雲吞麵

(寝太郎)「何洪記」リスペクト!大地魚が香るよー。

月世界時代に、「何洪記」さんをベンチマークとして作ってくれた雲吞麵に感銘を受け、

今回のコース料理に組まれていることを知り、本当に懐かしく、

この〆の麺を楽しみにしていました。

天地返し不要!

雲吞の餡はエビと豚のウデ肉を使用。締まった肉とエビのぷりぷり食感を楽しめ、

弾力に富み中心に芯のような、しなやかなコシをもつゴムゴムとした極細麺に、

大地魚を使った雑味のないスープは、その濃度が高く旨味の層が深い。

久しぶりにいただけて良かったわあ。

胡桃と甘酒のお汁粉

胡桃の温かいお汁粉に黒豆のきな粉がかかっています。

とろみづけには酒醸(チューニャン)を使い、ぽってりとた口当たりで、

余韻を残す綺麗な甘さ。この味、パーフェクト!大いに気に入りました。

(レンタロー) 最高にうめえ汁粉だ。シェフはデザートの腕も確かだな。

食後には台湾の高山茶のサービスを受けられ

会計は、追加の白酒(数杯)ほかを含め、1人当たり9,000円ほど(千円未満四捨五入)。

 

同じ「月世界」さんでの経歴を持つ、発酵系調味料の名手、小山内シェフ

びんびんに尖った感じや、進藤シェフのおおらかで男っぽさを感じさせる料理とは

別の繊細な味の魅力があり、生まれ育った地元静岡の豊かな海の幸、山の幸という

強力な武器を手に入れ、現地を含むさまざまな場所での修業や食べ歩きで得た自在さで、

伸び伸びと展開される飯岡ワールド。

今回のおまかせコースをいただき、シェフが郷里での開店にこだわった意味が

胃の腑に落ち、それを堪能させてもらいました。

 

訪問日はシェフのお人柄も強く反映しているのでしょう。

地元のお客様からの愛されっぷりも凄くて、満席状態。

また、オープンして間もないのですが、早くも翌日には40名様での貸切が

予定されているのだそう。県内一の中華料理店になる日も近いのではないかしら。

頻繁にはうかがえませんが、交通費をかけてでも、お邪魔したい1軒であります。

桜梅桃李(OUBAITOURI)
静岡県静岡市葵区昭和町3-17 第一秀和ビルB1F
TEL     054-252-0011
営業時間/17:00~翌1:30(L.O.24:00)
定休日    日曜日  

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三百杯 上野店

2018-03-03 | 中国料理全般

三百杯 上野店

都道437号(中央通り)から脇道に入るロケーション。

友人との中華飲みに提案し、以前からお邪魔したかった当店へ初訪問。

先に到着した友人が店の前で待っていてくれたので、外観を撮り忘れて

しまったのですが、一見では中華居酒屋然とした佇まい。

一抹の不安を感じつつも入店すると、店内はエアコンのスイッチを入れたばかりの様子で、

指示を受けられたのは、その暖房がよくききそうな奥の6人仕様の角テーブル席であります。

――2人でこのテーブルは贅沢すぎじゃないかしら(汗)混んで来たら相席になるのかな。

あれこれと思慮をめぐらすのですが、店の人がいい、というのだからこの席で問題ないのよ。

着座後は卓に置いてあるメニューを広げ、まずは生ビールをオーダー。

この間にアラカルトチョイスのお料理を決めるのですが、

お通しになるのかしら?

先陣を切って現れたのが、塩ピーナッツと枝豆の大豆兄弟。

枝豆のほうは漬物と和えているようで、この塩気だけで酒が飲めちゃうなあ。

お酒の種類は、焼酎、サワー、ワインなど、バラエティーに富んだラインナップ。

私達は五年紹興酒(ボトル)@1,900×2へと進行したのですが、店のおじさんの

提案も受け、孔府家酒(グラス)@400へと手を広げるガチ飲みタイムに。

醤牛肉(牛スネの醤油煮)@980+税

下で小山を形成しているのは、ザク切りキャベツで、薄くスライスされた牛スネ肉は

あっさりとした食味。個人的には、もうちょっと中華っぽいスパイスが香ると嬉しい。

猪耳

正式な料理名、金額を失念。確か500~600円台じゃあなかったかな。

四川風のピリッとした味付けですが、攻撃的な辛さはなく、瑞々しいキュウリと

香菜で和えているので、サラダ感覚でいただけます。

醤焖土芸排(スペアリブとインゲン旨煮)@1,380+税

メニュー写真とは異なり、スープ煮状で、イメージしていたものとのギャップに

戸惑うのですが、野菜の柔らかな甘みと骨付き肉のエキスが入り込んだスープは

味に深みがあり、見事にクリーンヒット!

隠れてしまっていますが、具材にはじゃがいもも参加していて、旨味スープを吸い込み、

ほこほことろ~り。またトウモロコシの素直な甘さがたまらなく愛しいのです。

面疙瘩汤(東北風すいとん)@800+税

旨煮が汁あり、と思っていなかったので、だぶつき感が心配ではありますが、

すいとんは大好物なので食べずには帰れない。

酸味も程よく青菜もたっぷりで、美味しく食べ応え十分。

何杯もお替りしましたが、さすがに全部は食べれなかったので、残ったものは

持ち帰りを希望し、テイクアウト。

処分など有りえない。少し、時間が空けば全然イケルのだ!(๑˃̵ᴗ˂̵)و 

と同時に、肉まんも購入し友人と分けました(4個入り)。

自宅で蒸すと、素朴な味わいの皮に、下味がしっかりついた餡は肉が多めでジューシー。

浮ついたところのない質朴な感じの肉まんで、きちんと美味しかったです。

 

滞在時、お客様はみな中国人。中には横浜中華街で働いているという方も来店していたので、

少し話をさせてもらい、当店の骨太な人気を窺い知りました。

私も好きなタイプのお店ですから、タイミングがあえばまた寄らせてもらおうと思います。

三百杯 上野店
東京都台東区上野2-8-11
TEL     03-5817-8286
営業時間/月~金 17:00~翌5:00 土日 祭日 17:00~23:00
定休日 年中無休     -店舗情報「食べログ」より-

 

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周黒鴨 (ツォヘイヤー) 西川口

2018-01-26 | 中国料理全般

「小城」さんで宴会を主催する友人の下見に同行して西川口へ。

同店へは2015年にお邪魔しましたが、店は移転していて、ずいぶんと立派な外観&

内装になっておりました。ここで、羊の各部位の丸焼きをいただいて帰るのも

良いのですが、圧巻のボリュームですから、完食できるかが不安。

そのため後日の宴会に必要な店の案内をもらい、西口へ移動。

この日は「周黒鴨」 (ツォヘイヤー)さんで鴨肉を食べることにしました。

ざっくばらんな店内はテーブル席のみでレイアウト。「小城」さんもですが、15時近い

中途半端な時間帯、当店もアイドルタイムなしでの営業です。

西川口の中国料理店をリサーチしている友人の話では、大陸では鴨脖(鴨首)の人気が高く、

専門店も数多くあるのだそう。店員さんもお客様も中国人ばかりで、なかにはパック入りの

テイクアウトだけを求める方々も来店しているし、なんだかマニアックな

雰囲気がぷんぷんだ。

生ビールで乾杯後は、リーズナブルな紹興酒(3年)を選び深酒タイムに突入。

酒の肴に選んだのは、

鴨脖、腐竹。

唐辛子、花椒など様々なスパイスや薬膳食材を使用して煮込み(鹵水)、味はしみしみ、

がっちりスパイシーな麻辣テイスト。

ヒリヒリを伴うパンチのある痛辛さに、対面して座った友人の額からは大粒の汗が。

ネックの部分の鴨脖はしまった肉の歯ごたえと旨味で、そのワイルドな美味しさに

出だしは好調ですが、後半は食感が単調に感じられてしまいました。

そうしたことから、個人的なお気に入りはやはり鴨头(鴨の頭)。

表面の皮はとぅるんとしてコラーゲンたっぷり、まったりとしたコクの脳みそも味わえるし、

ほっぺたのあたりの肉はシコシコとして、 食感のバリエーションに富み、

しゃぶり尽くせる旨さで飽きを感じさせません。

しかし、鹵水が同じため、部位を変えたところで、そうそう同じ味ばかりは食べれず、

次なる好奇心は店内に設置されたショーケースへ。

おお、麻辣湯の具材が並んでいるではありませんか。さっそく実食。

好みの具材をザルにいれ、3種類までは通常料金とのこと。

麵は数種類の中から選べるシステムで、次はスープの辛さのチョイス。

2人で1つの注文を考えていますから、友人の大汗を見過ごすわけにはいきません。

小辣でお願いしました。

具材は割増料金になりますが、7種入れてみました。

スープは丸みのある辛さで味に膨らみがあり、小辣ながらもなかなか美味い。

固めた血は麻辣味のスープに必要不可欠なアイテム。

ぷるぷるつるんっとした鴨血に、麺は友人チョイスの玉米面。

スープにしっくりと馴染み、やわやわでチープっぽさも愛せる味わいでした。

周黒鴨 (ツォヘイヤー)
埼玉県川口市西川口1-23-5 SYビル 1F
TEL     048-258-8181
営業時間/11:00~翌4:00
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

 

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豊栄 (ホウエイ)  茗荷谷

2018-01-10 | 中国料理全般

中国料理「豊栄」 (ホウエイ)再訪

前回、進藤シェフの作り上げる創造性豊かな料理に魅せられた私達。

またの機会に、と願いながら間が空いてしまいましたが、昨年末

タイミングよく希望日に予約が取れ、再訪が叶いました。

店の前に到着すると本日満席の札――。

「孤独のグルメ」の放映以降、大反響を呼び、客足の途絶えぬ人気店となったことは

聞いていましたが、札を目の当たりにし、ピークタイムの利用は予約必須!と、

このことを痛切に感じました。

指示を受けられたテーブル席につき、厨房内のシェフにご挨拶。お元気そうだ。

料理はグランドメニューのほか、テーブルサイドに置いてもらえた黒板より

アラカルトチョイスです。

前菜の盛り合わせ 小(2~3人前)@1,600

グランドメニューからのチョイス。

生ビールを注文後、おすすめを受けた黒板メニューから組み立てたいのですが、

まずは枝豆!ならぬ前菜の盛り合わせです。

種類を望めて味を楽しめるし、量も心細くないから、手始めに丁度良し!

この安心感は計り知れず、しかも美味しいのだから、マストで押さえたい。

私自身、とても気に入っています。

①白切鶏・・・キュウリをクッションに、相性抜群の葱生姜ソースがたっぷり。

②酔っ払い海老(酔蝦)・・・エビの持つ甘みを引き立てた漬け加減で
 ねっちりとろ~んと夢見心地の旨さです。

③スケソウダラの白子、発酵唐辛子ソース・・・クリーミーな白子をぴりっとした
 発酵唐辛子ソースで。

④イクラの紹興酒漬け・・・プチプチとはじけるような弾力のイクラに
 漬けたれはほんのりとした甘さで後味良好。

⑤叉焼・・・カシューナッツの砂糖絡めを添えて。

うんま~い今宵の叉焼は格別!

むっちゃジューシーで噛みしめると肉の旨みに脂のコク、

嫌みのない甘さがじわじわと口に広がり、飲みこむのが勿体ないぐらい。

そう、焼き立てにヒットしたのであります!

また、当店、鶏肉がずば抜けて美味い。

しっとりとして驚くほど柔らかく、旨みはきっちり。

真空湯煎調理されたものかと思い尋ねると「そんな高度なことはしていませんよ」とシェフ。

(管理人:イメージ) えー、そうなんですか!
 これ、お年を召された方とか、歯茎でも食べられる柔らかさよ。

(寝太郎) 食レポに似つかわしくない表現……(汗)。

プロの妙技!火の通し加減が絶妙なのであります。

A菜の炒め@1,000

塩orえびみそから選べたので、えびみそで。

調味には四川唐辛子とニンニク、えびみそ使いもどぎつすぎない味加減。

(寝太郎) そこに、進藤シェフっぽい男っぽさも感じられるね♬

丸鶏のパリパリ揚げ(ハーフ)@1,800

 飴色に輝く皮目の美しいこと。サーブされた瞬間に間違いなしと確信です。

(レンタロー) 脆皮鸡はとても時間と手間のかかる料理なんだで。

①甜麺醤 ②クミン塩

使用はお好みですが、下味を塗り込み干すことで旨みを凝縮させていますからこのままで十分。

飴がけをした丸鶏に油をかけ表面の皮をパリパリに仕上げ、肉の中心はじわじわと

火が入りしっとりとふくよか。

脂肪の多い足の部分は旨み脂がじゅるじゅるのゆるぎない美味さですが、

特に注目したいのは余熱で火入れした胸肉(ササミ)あたり。

パサパサになっていないところは、素晴らしく、あっさりとして旨みしっかり。

これもまたプロの妙技と言えましょう。技量の高さを強く心に感じました。

また丸鶏のパリパリ揚げは干しっぱなしにできる冬にしかやらない料理とのこと。

このために足を運ぶ価値ありです。

金目鯛のスープ

実はシェフに香港土産を持参。スープはそのお礼にと供されたもので、

キンメダイのアラで出汁をとっているのだそう。

ご説明では上海の郷土料理「宋嫂鱼羹」の簡略バージョン。

シェフの上海の師がまかないで作ってくれたものを見て覚え、本来は

魚の細切りなどが入るそうですが、黒胡椒を散らし、ふわっとした溶き卵に、

生姜も効いて魚出汁の旨さきっちり。魚の身が入らずとも物足りなさはなく、

胃袋に優しく染み入る美味さです。温まるぅ~♡

私はこのままが断然良いと思うのですが、お好みでとセットされた黒酢も気になる為

レンゲ内で試しました。やはりデフォルトのままが良し。

仮に使うなら赤酢のほうがいいかな(主観です)。

(寝太郎) サービスでいただけたスープにあれこれと言うなよ~(汗)。

カキの激辛煮込み@1,800

「孤独のグルメ」でちらりと登場したのは「水煮牛肉」ですが、

主役を季節の食材、牡蠣に変えて提供。

細かくカットした大豊作の香味野菜の下には、ぷっくりと膨らんだ牡蠣のほかに、

豆モヤシや茶褐色に染まった春雨もみっしりで、嬉しいボリューム。

辛さの耐性には自信ありと、勢いよく挑みましたが、辣椒粉が喉にはりついたよう。

ごほごほとむせる自分に、辛さは油の部分に潜むので、油をはじいて食べれば、

とのアドバイス。クリア感をもった煮込み汁は、ミルキーな牡蠣のエキスと

香辛料で旨みの層が深められ、たっぷりの香味野菜が超絶にマッチし、

癖になる辛さであります。

(管理人:イメージ) この煮込み汁、手放したくないわ~。

〆に麺を投入できないかしら?とシェフに直談判。

半分以上油なので、本来これは飲むものでは……。との回答。

そうか、飲用したくなるウマ辛油汁なんだけど、ここでお別れか……(涙)。

「じゃあ、担々麵をお願いします」

担々麵という言葉の裏に隠した、私の落胆の色を感じ取ってくれたのでしょう。

具材を食べ終わったあたりで器を回収。

私達にとっては幸いに、丁度シェフの手が空いたため、なるべく油を取り除くよう、

厨房で作業し、アレンジを利かせて提供してくれました。

我儘三昧のスープ麺は、刻みネギを頂に、平打ちタイプの中太麺が

まろやかなウマ辛スープに絡み、とんでもないご馳走に。

(寝太郎) うほほほほ。さっきの煮汁をベースに油が抜け、

旨みだけが残った感じだよ。

それだけでは、ありません。微調整の段階で使用されたのは腐乳と砂糖とのこと。

匙加減の妙により、口当たり良く、マイルドな味へとフレッシュアップ。

まかないご飯っぽいものです、と言うけれど、この薬味たっぷり感も素敵だし贅沢。

何よりも、願った以上の美味しさは、欣喜雀躍でマジやばい!

さらにご飯を投入して追い飯でもいけそうなくらい。

これもお手すきのタイミングが合致したからこそ提供が可能となった傑作。

めちゃくちゃツイていました。完食♡

会計は、生ビール×3、黄中皇5年(500ml)@2,700×2を含め、

1人当たり7,000円ほど(千円未満四捨五入)。その費用対効果は抜群!

なお、当店「ミシュランガイド2018」でビブグルマンを獲得したのだそう。

好きなお店の吉報なのに、知ったのが当日という(汗)自身の勉強不足を恥じ入る

ばかりですが、ミシュランマンありがとう!そしてシェフ、おめでとうございます。

オープンして2年足らずで「孤独のグルメ」に続き「ミシュランガイド」掲載。

進藤シェフはもってるわー。

私達もそのお人柄はもとより、心を惹きつける魅力的な味だと感じ入りました。 

定期訪問させてもらいたい1軒です。

豊栄 (ホウエイ)
東京都文京区小石川5-38-14 KDビル 1F
TEL     050-5593-4692
営業時間/11:30~14:30(L.O.14:00)17:30 ~22:00(L.O.21:00)
定休日    水曜日(不定休)     -店舗情報「食べログ」より-

 

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池袋小吃居 (イケブクロシャオチージュ)

2018-01-04 | 中国料理全般

池袋小吃居」 (イケブクロシャオチージュ)

最寄駅は池袋。飲食店の立ち並ぶ「西一番街」沿いのビル2Fです。

某日はテーブル席を利用した貸切宴会仕様。

オーナーは河南省同郷会の日本支部理事ということで、宴席料理には

開封名物の桶子雞、河南省の燴麵、隣接する陝西省西安名物の肉夾饃、

洛陽名物の水席料理からも代表的なスープが組まれるとのこと。

当日、菜單の用意はなく、事前情報以外、詳細な内容はわからない

ミステリーなお楽しみ会食であります。

料理名は後日公表された幹事さんの記録に準じます。

提供料理は以下の11品。

・冷菜拼盘(酱猪舌,开封桶子鸡,凉拌海蜇头,风味黄瓜,蒜泥面筋)
・香酥油淋鸡
・芙蓉大虾
・肉夹馍
・鲤鱼焙面
・麻婆豆腐
・肉片连汤(水席料理)
・小笼包
・有机小松菜
・羊肉烩面
・三不粘

これらは「グランドメニューを中心に」という会の趣旨により、幹事さんが事前に

店側と打ち合わせをしたうえ、決定したものですが、一部通常メニューにないものが

含まれているかもしれません。

今回の料理に興味のある場合は、お店に確認を行い相談等を願います。

なお、料理は大皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが

入り混じったスタイル。

サーブ時にも詳しい説明はないため、正確さに欠ける 点はご容赦ください。

冷菜拼盘(酱猪舌,开封桶子鸡,凉拌海蜇头,风味黄瓜,蒜泥面筋)

写真だと隠れてしまっていますが、猪舌ではなく鴨舌だったような。私の記憶違いか(^_^;)

ほか、煮込み塩鶏、クラゲの冷菜、キュウリの和え物。

麩の冷菜。ニンニク風味で噛むとじゅわっっと汁が。

香酥油淋鸡

衣サクサクで肉はしっとり。チキンカツを彷彿とさせ、親しみやすくおかず力があります。

芙蓉大虾

殻ごとバリバリ。ぽってりと甘く、とっつきやすい食味。

麻婆豆腐

グツグツ煮えたぎった餡を期待しがちですが、表面も静かで、普通っぽい見た目。

レンゲで探ると、挽肉は細かく、豆腐は滑らか。

油断して勢いよくパクついたら、辣油がっちりで、とろみがついていますから

冷めにくく、喉にはりつきむせましたよ。

鲤鱼焙面

揚げた鯉にかけられたお布団は焙面。

極細麺とまではいきませんが、大人数ならではいただけるダイナミックな料理に歓喜。

さて、解体は誰が?と二の足を踏んでいたところ、同席したイケメンメンバーさんが

「若気の至りをお見せしましょう」と申し出てくれたので、

補佐役に回った私達もお皿を用意したりと、食べるために一致団結。

あんかけ状のソースを吸わせた焙面に甘みを感じ、一同に好評でしたが、当店のものは

ドラゴン・ビアード・キャンディ(龍鬚糖)のような、とまでは至らず。

ですが、この場面で私もドリンクを白酒に変え、宴席もクライマックスに。

肉夹馍

焼いた平べったい中国パン(馍)にほぐした煮込み肉を挟んだ西安名物のハンバーガー。

ファストフード感覚で軽くいただけます。

肉片连汤(水席料理)

ラム肉と胡椒、酢で味付したスープ(胡辣湯)。

キクラゲや香菜も入って酢っぱ辛うま。酸味のある味は大好きなのでガンガン飲めちゃいそう。

小笼包

有机小松菜

舌休め的にいただける落ち着く味わい。

羊肉烩面

私のお目当ては、中国十大麺にカウントされる燴麵(烩面)。

この幅広の手延べ麺が食べたくて友人と参加したのです。ようやく食べれる~♡

ベースの羊骨スープに香菜が香り、(羊の)美味しい脂がコクを深め、

ビャンビャン面のように幅広くもっちりした麺に好相性で、大陸を感じさせる味わい。

後半は黒酢のちょい垂らしで味変を試しましたが、このままで十分だわ~。

三不粘

卵黄を使ったシンプルデザート。中国人の店員さん曰く、卵炒め?それって何?

時間がなく、帰りがけに食べれましたが、カスタード的な甘く素朴な味わい。

以上、飲み放題をセットした破格のお値段でいただけました。感激。

池袋小吃居 (イケブクロシャオチージュ)
東京都豊島区西池袋1-35-7 4F
TEL     03-5944-9749
営業時間/  10:00~23:30  
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

 

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豫苑天府(ヨエンテンフ) 東向島

2017-12-25 | 中国料理全般

豫苑天府」(ヨエンテンフ)

最寄駅は東向島。自身の活動エリアとは真逆のいわば北半球的な地域。
 
あまりにさりげない外観のため、見過ごしそうになりましたが、
 
店は国道6号線沿いにありました。
 
さて、今宵は当店を贔屓にしている飯友さんの声かけによる河南菜の宴。
 
お話によると、シェフは河南省の開封出身とのことで、その特色を
 
打ち出した料理をお願いしているそうです。
 
客席は1階にもありますが、指示を受けられたのは2階席。円卓宴会仕様です。
 
当日、菜單の用意はなく、幹事さんから教えていただいた情報では、以下の9品。

(※幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。通常メニューにないものもあります)

1.桶子鶏
2.油焖大虾
3.紅焖羊肉
4.甲魚の煮込み料理
5.扒羊肉
6.糖醋魚焙面
7.青梗菜としいたけの料理
8.熱炒鶏帯骨
9.鶏蛋灌餅

料理は全て大皿での提供です。

桶子鶏

香辛料を程よく使いスープで煮込んだ鶏肉は、しっこりとした歯触りで、

塩のメリハリが効き、香りも上々。

噛みしめる喜びに溢れた力強い旨さが酒を呼ぶのであります。

料理には甲魚(すっぽん)も組まれているので、生き血も。

もちろんアルコール割りでいただくのです。

油焖大虾

甘っ辛い濃厚な味付け。1人1尾ですから、こってり感も無問題。美味しくいただけました。

紅焖羊肉

羊肉のスパイシー煮込み。香辛料使いが巧みでピリッとした辛さの中に

インドっぽい芳香を感じさせ、深みのある味は羊肉と相思相愛。

瞬殺級のコクうまで、またサツマイモが心憎い。

ひと口目で心射抜かれ、宴会料理で最も気に入った1品です。

料理はまだまだ続きますが、この美味さなら、当然フライングするメンバーも出てきます。

白飯をもらい投入。うまか汁を余すことなくいただくのです!幸せ♡

甲魚の煮込み料理

調理前にシェフがすっぽんをお披露目してくれたのですが、ご覧のような煮込み鍋に変身。

もっとワイルドなものをイメージしていましたが、クコの実が浮いたスープは

旨みエキスとコラーゲンの宝庫。身体の芯からほかほかと温まっていく感じです。

扒羊肉

煮込んだ羊肉を控えめな味付けのとろみソースで。強いインパクトは

感じませんでしたが、こなれた味わいだと思います。

糖醋魚焙面

開封の名物料理ということで提供が実現。

揚げた鯉に甘酢あんをかけたものですが、その上にかけられたお布団は

手打ちした極細麺なのです。

香ばしい鯉もさることながら、目玉はデリケートな焙面。

口に含むとしゅわしゅわととろけ消えていき、甘酢をちょっぴり吸い込んでいるからかしら?

龍の髭に見立てた細く白い糸状のドラゴン・ビアード・キャンディ(龍鬚糖)のように

はかなくスイート。ダイナミックさと繊細さを併せ持ち、好奇心をくすぐられる料理でした。

青梗菜としいたけの料理

淡い味付けで調味した青梗菜は茎のみを使用し、肉厚のシイタケは醤油をベースに

濃い味でまとめる。細部にまで気を配った料理ですから複合的な味の重なりを楽しめます。

熱炒鶏帯骨

骨付き鶏肉はひと口サイズの辣子鶏仕上げ。河南菜に対する見識がなくてすみません(汗)。

鶏蛋灌餅

両面を香ばしく焼いたの薄皮のおやきにはたまごが詰まっていて、素朴で美味い。

粉もの好きにはたまらなく愛おしく、おやつ感覚で食べれるのでは。

これはシェフの麺打ちの実演。

美味しく本場の力を感じさせ、しかも当店はお会計もリーズナブル。

看板料理の一つ、 羊肉烩面を食べれなかったのは残念だけれども、

またいつか機会があれば寄らせてもらいたい、と思います。

豫苑天府 (ヨエンテンフ)
東京都墨田区東向島6-2-1 1・2F
TEL     03-6751-8681
営業時間/  11:00~15:00 17:00~翌1:00   
    -店舗情報「食べログ」より-

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

 

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三鶴(サンツル) 川崎

2017-12-16 | 中国料理全般

中國料理「三鶴」(サンツル) 定期再訪

当店の焼餃子が無性に食べたい!

幾度となく、貸切の札に阻まれてきた私たち。もうちゃんと学習しています。

家族経営の当店、料理を担当するのはシェフ1人ですから、オペレーション面を考え

ある程度の来客数(予約人数)に達すると“札”が出されることを。

餃子腹でありながら、店の前で断念するのは餃子に支配された脳へのダメージが強い。

当日ですが、入店が可能であるか否かを電話確認後、向かいました。

四川名物“よだれ鶏”@880 

ブラックボードのトップに君臨する不動の4番打者!

黒酢をベースとしたコクのあるタレには、ふわりとシナモンが香り、焼餃子に供される

自家製辣油をすぐに思い浮かべました。この淑女な辣油が当店の味の要でもあるのです。

焼餃子(4ケ)@440×2

餃子脳が一人一皿を要求。

今宵も、むっちりふくよか、豊満わがままボディ全開!

香ばしい焼き目が食欲をそそり、カリモチの皮にいだかれる餡は野菜の食感が豊かで

挽肉とのバランスも 秀逸。やはり焼餃子は三鶴に限る。あ~、満たされていくぅ~♬

カキの湖南風辛味炒め@1,080

着座後に卓上に運んでもらえるブラックボードよりチョイス。

一般に湖南と言うと刺激的な辛さをイメージしてしまいますが、当店の湖南は

豊富な野菜使いで、不足しがちな栄養をサポート。

旬のカキに、タマネギ、レンコン、セロリ、カブ、カシューナッツなどがたっぷりで

四川唐辛子、山椒、ニンニクを使っていますが、野菜の甘みが生き、味わいマイルド。

外食で偏りがちなバランスを整える包容力のある優しい炒めものです。

ドリンクはいつものようにキープボトルのキンミヤ焼酎を割りものレモンで。

奥様がしっかり管理してくれるから、この安心感は私達にとってかけがえのないものになっています。

三鶴
神奈川県川崎市川崎区小川町16-10
TEL     044-233-1798
営業時間/  17:00~23:00   
定休日    火曜日     -店舗情報「食べログ」より- 

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蘭州牛肉拉面 横浜中華街

2017-10-30 | 中国料理全般

横浜中華街、中山路の「蘭州牛肉拉面

神保町にオープンした「馬子禄」さんは、激混みという話だし、「極 蘭州拉麺」さんは

池袋という場所柄、私にとって精神的な距離が遠い。その点、横浜中華街は東京の外れ、

南半球に生息する自分としては行動エリア内だし、定期的に中華食材を調達しに来ているため

とっても身近。この日も買い物帰りの立ち寄りです。

「蘭州拉麺」を目的に訪れたのですが、店頭には「ビャンビャン麺」の紹介も。

この超画数の多い「ビャンビャン麺」、前から食べたかったんですよ。

というのも、香港迷さんの間で、以前、香港で食べられる「ビャンビャン麺」が話題となっていた

ことがあり、私としては「蘭州拉麺」よりも興味津々。

でも凄いボリュームという話でしたから、旅の1食がそれだけでお腹いっぱいになっちゃうのは

勿体無い気もして、訪港の際も二の足を踏んでいたのです。

客席は2階もある様子ですが、入店後、案内を受けられたのは1階、厨房近くのテーブル席。

テーブルに置かれた「HAPPY HOUR」のセットが昼の時間帯にも使えるのか、

スタッフさんに尋ねると、答えはYes。

ならば、炭水化物を腹に入れる前にまず飲まなければ!

セットドリンクは生ビールで、ほか単品で生ビール@550を注文。

牛モツのマーラー炒め

「HAPPY HOUR」セットの1品チョイスから選んだのは牛モツのマーラー炒め。

ハチノスは臭みもなく柔らかで、ピリッとしたドライな辛さとシャキシャキと歯触り豊かな

ピーマンの青っぽい風味が好相性。

ポーション少な目ですが、これを皮切りとし、お目当ての2品をオーダー。

蘭州牛肉拉面@880(税別) 

具材は牛肉、大根、香菜、刻み葱。

サーブ時には香りに重点を置いた辣油がセット。手もとで入れる自己調整型です。

(ノブロー) 汁あり麺は、この蘭州牛肉拉面だけなんだと。

個人的にはスープを吸い込んだ柔らか牛肉が好みですが、肉に噛り付くと八角の香りに

きっちり食感を伝え、デフォルトのスープはあっさりで大根と相性がいい。

表の写真やスタッフさんの話では、辣油を後がけするようだけれど、大根の自然な甘みが

活きたスープのバランスを崩すのは忍びなくも思えました。

取り碗をいただけるので、辣油はそちらで。味の変化を楽しみましょう。

なお、厨房で手打ちした打ち立て麺に、かんすい的なコシはなく、うどんに近い感じ。

形状は丸みがあり、太いもの、細いものと、不揃いで、とても長いから、ひと口では

すすりきれず、歯で噛み千切りながら食べる必要があります。

さて、西安・陝西省の名物というビャンビャン麺(biangbiang麺)。

干炒牛ビャンビャン麺(焼き牛肉ビャンビャンメン)と香辣ビャンビャン麺(辛口ビャンビャンメン)の

2択よりチョイスしたのは――。

香辣ビャンビャン面(辛口ビャンビャンメン)@880(税別)

具材は、牛肉、キュウリ、豆モヤシ、チンゲン菜、香菜、刻み葱。

(ノブロー) サーブ時には、黒酢がセットされるだ。

よく混ぜ合わせてからいただきます。

ビャンビャン麺は、幅広のもっちり麺。

はじめから唐辛子パウダーがかかっていますが、そんなに辛くはありません。

自身の辛さの耐性からすると微辣で、旨みがあり、また先ほどの牛肉とは異なり、

肉はほろほろで柔らか。

黒酢をかけていただくと、コクが増して美味しさがさらにアップ!この食べ方好き。

タレが絡んだびろびろの長~い麺はもちもちとして食べ応えもあり、和え麺好きの連れも大喜びでした。

なお、もっとビビッドな辛さを追求したい方には、リクエストに応じ、辛さに重点を置いた辣油(手前)も

もらえますから、自己調整でお楽しみください。

あっさりテイストの蘭州牛肉拉面とコク豊かなビャンビャン面。

憧れていた双方の味を満喫できて大満足。次は夜にお邪魔したいと思うのでした。

蘭州牛肉拉面
神奈川県横浜市中区山下町139 ケンビル
TEL     080-5077-7868
営業時間/11:00~22:00     
-店舗情報「食べログ」より-

蘭州牛肉拉面中華麺(その他) / 石川町駅元町・中華街駅日本大通り駅

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母米粥(モウマイゾォ) 川崎店 

2017-10-20 | 中国料理全般

しゃぶしゃぶ「母米粥」(モウマイゾォ)

最寄駅は川崎。定期訪問を心掛けている「三鶴」さんに向かったところ、

“本日貸し切り”の札が出ていたので、近くの当店へと進路変更しました。

なんでも、こちらでは広州で人気のお粥鍋を提供してくれるそう。

店頭では様々な効能が謳われております。

広々とした店内、案内を受けられたのは、掘りごたつスタイルの小あがり個室。

卓上にセットされた品書きを見ているとスタッフさんから、

「ぶらり途中下車の旅コース3,980円→2,450円」

という手書きのメニューを渡されたので連れと検討。

へえ、メディアにも 取り上げられたんだ。

ベースとなるスープに具材をチョイスすることもできましたが、今宵は2次会に流れず、

じっくり腰を据えようと、2人前から注文可能な当該コースをお願いしました。

母米粥

卓上カセットコンロを始動。ミルク色のお粥スープの中央にはクコの実と棗が浮かび、

想像していたよりもさらりとして、米粒は見当たりません。

ボンビノス貝、アサリ

ホタテ、海老、イカ、タコ

カキ、サザエ、ズワイ棒、団子三種類(イカ、カニ、エビ)

野菜盛り合わせ

豚肉、鶏肉

海鮮、野菜、団子、肉とバラエティ豊かな具材群。

主観ですが、中核を成す基本の出汁が弱いのでは?

これだけたっぷり具材が入るのに、この段階では味に深みがでてきません。

少し煮詰まってくると、クリームシチューのような粘度が備わり、鍋の縁には副産物のパリパリが。

実は時間の経過とともに、お粥鍋が育ち、そのベールを脱ぐのです。

揚げパン

単体でいただくと、しとっとして柔らかく、おもちゃっぽい味。

中華粥でお馴染みの油條とは少し違う気がします。

これを最後に投入してフォンデュ風というか、お好みで、クタクタとろ~んとした

ところを口に運ぶのです。

サービスでゲソ揚げが。ありがとうございます。

好奇心からトライしたはじめてのお粥鍋、私がイメージしたものとは、若干ズレがあったものの、

じっくり最後まで育ててこそ、真価を体感できる鍋であります。

なおコースにはデザートでバニラアイスがついていたようですが、ボリュームがあったため、

お腹もパンパン。せっかくですが、こちらはいただかずに退店しました。

個室 しゃぶしゃぶ 母米粥 川崎店
神奈川県川崎市川崎区南町4-16 1F
TEL     050-5592-9624
営業時間/火~金16:00~23:00(L・O 22:30) 土・日曜日 11:00~23:00(L・O 22:30)
定休日    月曜日     -店舗情報「食べログ」より-

個室 しゃぶしゃぶ 母米粥 川崎店しゃぶしゃぶ / 川崎駅京急川崎駅八丁畷駅

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china bistro 八寸 桜木町

2017-10-02 | 中国料理全般

china bistro 八寸再訪

4名での会食にあたり予約を担当してくれたのは、当店の料理長、大槻巧氏と親交のあるS氏。

当店はシェフが1人で料理を担当。はじめはアラカルトでと考えていましたが、

20名の団体客と予定が重なったという情報を受け、予算を伝え、事前の準備がしやすい

お任せコースで手配してもらうことにしました。

リザーブされていたのは店内奥の片側ソファテーブル席。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(横置き)、スプーン、位置皿、ペーパーナプキン、小皿、
使い捨て紙おしぼり
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
着座後:カシューナッツの砂糖絡め(出来立てだそう)

当日、卓上への菜譜の用意はなく、具体的なコース内容はわからないおまかせミステリーな組み立て。

コース料理に先立ち、シェフから丁寧なご挨拶を受けスタート。

料理は一部を除き、すべて各自分での提供で、サーブ時に口頭説明というスタイル。

なお、取り分けが必要な場合は銘々の作業となります。

スターターは前菜3種盛り合わせと解して良いのかしら?小鉢トリオが登場。

前回お通しとして、供された白カブのムース いくら添え

今宵は穂じそと揚げゴボウも加わって、おめかしした感じです。

ミニトマト黒酢風味 

湯剥きしたミニトマトを香辛料の入った黒酢につけたもの。

ミントの香りが爽やかで、マッチ力優秀。味のステージアップに貢献です。

小鉢トリオに京風な和テイストを取り入れ味覚を刺激。

ぱっと見は餅アイスのようだけれど、実は

八つ橋の皮にクリームチーズをサンドしています。

この組み合わせ、はじめてだけれど、もっちりと吸い付くような皮にねっとりとした

クリームチーズが好相性で、思わず頬が緩みましたよ。

酔蝦

活けのボタンエビの紹興酒漬け。丁寧に殻を剥いてくれてます。

口に含むと、アルコールが少し残った感じで、ねっちりとして甘みも十分。

口水鶏

セロリの風味とナッツの食感をアクセントにしっとり鶏肉が小山を形成。

ぽってりと濃厚なソースは辛味もしっかりあって、骨格の太さを感じさせる男前なよだれ鶏です。

醬牛肉(滷牛腱)

幅広のライスヌードルを敷き、滷水で煮しめた牛すね肉にかけられたサンバルソースは、

一般にイメージするものとは違い、香菜、生姜、ニンニク、隠し味にオレンジジュースなどを

使用した精妙な味わい。ひと手間かけたご馳走感が満載です。

白灼魷魚

イカは味が馴染みやすいように表面に飾り包丁を入れ、上には白髪ネギ。

隠れてしまっていますが中には、長芋のほか、シェフが2週間がかりで入手したという

お宝食材の山菜「みずの実」が。

「みず」の茎はシャキシャキとして、コブコブの実の部分はお豆のようにほっくり。

ぷりぷりとしたイカの歯触りに、リズミカルな食感を添え、醤油ベースのたれには

ナンプラーががっちり効いて、私好みな味です。

肉骨茶

(レンタロー) すっげー!すっげー!シェフの本気が炸裂してるで。

具材は、冬虫夏草、青森シャモロック、黒にんにく、生姜、貝柱など。 

色は濃くてしょっぱそうだけれど、ひと口飲んでみると、目から鱗が落ちる食体験。

塩辛さなどは微塵もなく、素材の力が息づき、旨みが濃縮された味わいで、

雑味のないナチュラルなコクがたまらなく美味い。

青森シャモロックは、肉そのものの味が濃く、ほろほろになってもその力強さを失わず、

また熟成の過程で臭い成分が少なくなるという栄養価の高い黒にんにくを使っていますから、

どぎつい刺激臭はなく、安心していただけます。

人の舌を唸らせる滋味深いスープに会食メンバーはメロメロ。完全に心を射抜かれましたよ。

きっと同席してくれたS氏のパワーでいただけたのね。めちゃくちゃ感謝です。

jewelry点心「三色小籠包盛り合せ」

前回もいただいた見目麗しき小籠包。

上海小籠包(白)・・・Chinese、ロブスタービスク小籠包(橙)・・・French、
柚子胡椒小籠包(緑)・・・Japanese

台風の影響により、魚など一部食材の調達が困難だったそう。その中で力を尽くしてもらえました。

エビマヨネーズ・・・コク甘スイートなマヨネーズソースは淑女の味わい。
 そこにわさびのピリッとした辛さが共存し、見事な調和を成しています。

銀ムツの照り焼き・・・柔らかな卵白とほうれん草をクッションに、揚げゴボウと
 バジルシードをトッピング。

トマトのコンフィ・・・フレンチの技法を取り込み、素材の持ち味を生かして提供。
 素揚げしたバジルを添えて。

聞くところによると、大槻シェフは様々な技法を巧みに操る人物。フュージョン料理はお手の物で、

かなり前から行っていたそうですが、当時は周りが追いついていけなかったのだそう。

「まだまだ、こんなもんじゃありませんよ」とS氏。その言葉に厚みを感じたのであります。

牛肉と柿の黒胡椒炒め

ほか、ヤングコーン、甘長唐辛子(万願寺唐辛子)、マコモダケ。

季節感を盛り込み、肉はふわふわで中華でしか味わえない魅惑の歯触り。

鮑のせチャーハン

炒飯は型抜きで形成し、煮鮑を頂に据えたスタイリッシュなフォルム。

手もとでセットされたロイヤルフィッシュソースを注ぎこむと、湖に浮かぶ古城のよう。

上部から掬い、はじめは、そのままで。

次に古城を崩し、スープを吸わせてリゾット風炒飯にしていただきます。

このロイヤルフィッシュソース、物凄くリッチな味わい。

炒飯を崩すと、旨みエキスが入り込み、味は濃い目ですが後を引く美味さです。

後入れスープのお陰で、味を2回に分けて楽しめるし、趣向を凝らした料理に

会食の場も盛り上がりました。

デザート2種

酒粕白玉・・・柔軟な創造性が光る!貴腐ワインで豆乳を分離させたもの。 
 ふわほわっの不思議食感で、白玉団子は黒ゴマ入りです。

ドラゴン・ビアード・キャンディ・・・龍鬚糖。
龍の髭に見立てた細く白い糸状の飴の中にはカリカリの甘いピーナッツ。

さらにデザートが登場。素敵すぎる!!

生搾り杏仁豆腐 イチジク、クコの実、バジルシードをトッピング。

北杏・南杏を併用しており、滑らかでそのミルキー度が素晴らしい。

また、食後に供された甘い香りの金萱茶は風味が格段に良かったです。

確かな技量と豊富な知識、柔軟な発想で供された、大槻シェフの気合がびんびんに感じられる

コース料理に興奮冷めやらず。

包丁仕事がとても丁寧であると聞きましたが、シェフのお人柄にもふれ、大いに納得。

美味しい料理はこうした細やかな仕事の積み重ねなのかも。

中華を食べ歩くうえで、私自身もとても勉強になりました。感服です。

china bistro 八寸
神奈川県横浜市中区野毛町1-9-1 T&FビルⅠ 1F
TEL     050-5594-1647
営業時間/火~金 16:30~23:00(L.O)土・祝日 14:00~23:00(L.O)
          日 14:00~22:00(L.O)
定休日    月曜日(祝日の場合は翌火曜日)     -店舗情報「食べログ」より- 

china bistro 八寸バル・バール / 桜木町駅日ノ出町駅馬車道駅

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葉牡丹 (ハボタン)  山手

2017-09-25 | 中国料理全般

餃子工房「葉牡丹」(ハボタン)

最寄駅は山手、店はアーケードのかかる山元町商店街に立地していますが、

徒歩で向かうにはなかなか厳しい距離。

有り難いことに横浜の友人が車を出してくれるというので、遅いランチで利用しました。

床にコンクリートを取り入れたシンプルモダンな店内はテーブル席のみでレイアウト。

時間帯も遅かったため、先客は2組。

4人掛けのテーブル席も空いていましたが、当店ビギナーの私達は控えめに2人掛けの卓へ。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油、胡椒)
その他:爪楊枝、卓上メニュー、ティッシュペーパー
着座後:お茶

当店、ご主人が調理を担当し、奥様はその補助とフロアを務める夫婦二人三脚。

先客の料理を作るタイミングだったらしく、注文後、しばし待ちの態勢でしたが、

小皿やレンゲ、箸が運ばれてきたから、そろそろ出来上がるみたいね。

焼餃子(6個)@400

香ばしい焼き目をつけた羽根付き餃子をつまみあげると

手作りの皮はひだを造らぬ造形美。

モッチリとした食感で、もち粉を配合しているのかしら?と思うほどです。

餡はキャベツの比率が高く、その甘味を生かすように下味は控えめ、あっさりと

軽やかでパクパク食べれるナチュラルタイプです。

半分に噛み千切ろうとすると、ひだがない分、餡が脱け落ちるという

アクシデントもありましたが、美味しいし、このお値段は野菜が中心とはいえ良心的すぎ。

なお、卓上調味料の使用はお好みで。

サンマーメン@650

醤油が勝ちすぎないスープに、緩くとろみを付けた炒め野菜のコクが加わり、丸みのある味わい。

しょっぱさがないからグングン飲めます。

表面のあんかけをかき分けると、細ストレート麺がお目見え。

もっと粗野な麺が潜んでいるものかと思っていたのですが、まずその美しさに驚いた。

強くしなやかな麺肌と歯触りで味も格段にいい。この麺、断然自分好み。

同様に、このストレート麺を使ってくれるものと仮定して、海老そばや担々麵を食べてみたい。(●≧ω≦)9 

サンマーメンは量も適量、素直なスープの味付けと麺の美味しさで、きっちり完食いたしました。

遅い入店でしたから、私達がこの日のランチタイム最後の客に。

友人も「この店は、当たりだ!」と喜んでいました。また、お邪魔しましょう。

葉牡丹 (ハボタン)
神奈川県横浜市中区山元町2-95-12 1F
TEL     045-664-1232
営業時間/11:30~14:30、17:00~20:30  
定休日    木曜     -店舗情報「食べログ」より-

葉牡丹飲茶・点心 / 山手駅石川町駅

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長崎飯店(ナガサキハンテン) 渋谷店

2017-09-17 | 中国料理全般

長崎飯店」(ナガサキハンテン)  渋谷店。

道玄坂の路地裏に佇む当店は、ドラマ 版「孤独のグルメ」にも登場したことでも有名。

某日の遅いランチに連れを伴い向かいましたが、14時近いというのに、まだ軽く人の列。

これに驚いていると、すぐに私達の後ろにも人が並び始めたので、もう後戻りは出来ない。

行列に並ぶのは苦手なのですが、本懐を果たさねば――。

表で待つこと少し。先客が退店すると、店のおばさんが、人数を聞き、待ち客を各卓へ

振り分けていきます。今回、指示を受けられたのは、入り口に最も近いレジ前の

2名横並びのテーブル席。カップルシートは気兼ねなくてよいけれど、どうせだったら、

TVにも登場した奥の客席をみてみたかったなあ。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油、金蝶ソース、からし)
その他:紙ナプキン、爪楊枝、卓上メニュー、きゅうりの漬物
着座後:箸(ロゴ袋入り)、水

注文は、特上ちゃんぽんと決めて入店しましたが、ほかは店内に掲げられた品書きよりチョイス。

ビール(中瓶)@670のつまみに選んだのは

春巻@670

きつね色に揚がったパリパリの皮を噛むと、中には熱々とろりとした五目餡。

みっしり詰まった感じではなく、比較的スリムで、ごく一般的な春巻きという印象。

湯葉揚@680

自家製珍味よりえらんだのは、湯葉揚。

しっとりとしたエビ入りの餡を包んでいて、正直なところ、春巻より好感触でつまみにぴったり。

卓上調味料の使用はお好みですが、当店の揚げ物には金蝶ソースがよく合うと思います。

特上ちゃんぽん@1,140

具材は、イカゲソ、イカ、エビ、カキ、アサリ、豚肉、キクラゲ、ニンジン、ピーマン、マッシュルーム、

干しシイタケ、カマボコ、キャベツ、うずらのたまごと豊富なのですが、一言でいうと出汁が弱い。

以前、長崎出身の同居人より徹底した指導を受け、私自身も作り方を心得ていますが、

海鮮や豚肉などから本来揺るぎ無い旨みが備わるであろう、スープに深みを感じられず、

その薄さをカバーするように、ちょっぴりケミカル君で調整しているよう。

昼は混雑しているから、この程度なのかな?と首を傾げてしまいましたよ。

期待したような“特上”感を得られなかったのですが、長崎のウスターソース(金蝶ソース)が

置いてあるのは本当に喜ばしい。垂らして食べると、味のイメージも上向きになりました。

ドリンクの追加、紹興酒(5年)2合ビン@1,950を含め、

会計は、1人当たり2,500円(百円未満四捨五入)

いろいろ口うるさいことを申しましたが、渋谷で30余年も続くという、その歴史のある味を

いただけて、私も連れも満足です。機会があれば、次は夜に。ご馳走さまでした。

長崎飯店 渋谷店  
東京都渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル3号館 MB1
TEL     03-3464-0528
営業時間/月~金 11:00~15:00(L.O.14:50)17:00~22:30(L.O.22:20)
              土 11:00~15:00(L.O.14:50)  
定休日    日曜日、祝日     -店舗情報「食べログ」より-

長崎飯店 渋谷店中華料理 / 渋谷駅神泉駅

 

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