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みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

何鮮菇 上野広小路

2019-01-19 | 中国料理全般

上野中央通り沿いの「何鮮菇」(HEXIANGU)

ネット情報によると、2018年11月にオープンした当店は、

大連のきのこ鍋チェーンの日本一号店とのこと。

昨年末、アンテナが立ちまくった飯友さんとの会食候補にあがっていたのですが、

そのときはカプサイシンパワーに押されお流れに。

しかし、やっぱり冬は鍋!

湯気の上がる鍋料理を囲みほかほかと温まりたい。

エレベーターで3階まで。

開店祝いの花が置かれたまだ新しい店内は白を基調としたモダンな造り。

客席はテーブル席のみでレイアウトされ、予約名と人数を告げ、案内を受けられたのは、

入り口より右手の4人仕様の席でした。

IHインバータ付テーブルを完備。注文はタッチパネルによるセルフオーダーシステム。

タオルおしぼりを手渡し(直置き)てくれた店員さんから操作説明を受けるのですが

キノコ鍋は鍋底(スープ)を頼み、好みの具材を選べるアラカルトスタイルと

予め決まった具材が組まれているセットがあり、

2名での来店ですが、1人前ずつ注文し卓上で各自一人鍋を展開することも自由で、

その場合はカセットコンロでの提供になるとのこと。

せっかく2人で来店しているのですから、それも寂しいなあ。

やっぱり大きな鍋で美味しさを共有したいです。

ほか、目移りするほどメニューは豊富でしたが初志貫徹!今宵はキノコ鍋に絞ります。

ドリンクは瓶ビールから。

お通しで出されたのは、酸味と甘味にピリっとした辛さが後追いしてくるキクラゲと

ミックスキノコ、ケミカル風味。

(レンタロー) メニューは中国読み併記な。(中)がそれ、思うだ。

キノコ鍋に先がけて登場したのは夏草花とマッシュルーム。

まずは、28種類のキノコから出汁をとったスープをそのままで味わい、

次にこの夏草花とマッシュルームを投入し“追い出汁”をかけ、より一層香りと旨みを

深めたところで、キノコ、野菜へと食べ進め、灰汁の浮いてしまう肉類は

最後にしゃぶしゃぶして食べるのがよろしいとの話です。

何鮮菇拼盘(何鮮菇盛合わせ)@1,980(税抜)

①ダイコクシメジ、②ハナビラダケ、③シロマイタケ、④ヤマブシタケ

⑤トキイロシメジ、⑥タモギタケ

珍しいキノコが並び、テンションも上がります。

デフォルトのスープは、旨味が深く、ほんのりとした自然な甘みが後を引く飲ませる旨さ。

ここに“追い出汁”キノコを入れると香りがぐんと華やぎ、干したような旨味に

漢方っぽい風味が柔らかく息づき、一層コクリッチな味わいに。

タレは3種類すべて頼んでみました。

①蒜泥麻油汁(ニンニクごまタレ)、②麻辣醤(マーラータレ)、③芝麻醤(ごまタレ)

しかし、結局キノコを食べる段階では要らなかったなあ。

芳醇なキノコの風味がタレの味に侵略されてしまうため、勿体無いように思えたのです。

また、個人的には歯触りの良いハナビラダケが一番気に入ったのですが、連れ(寝太郎)さんは

キノコとしての主張がはっきりしているトキイロシメジが美味いと言っていました。

蔬菜拼盘(野菜盛合わせ)@880(税抜)

白菜、小松菜、レタス、春菊。

キノコの風味豊かなスープに春菊の青い香りとほろ苦さが合わさると

その相性の良さは筆舌に尽くしがたく、たちまちにして心を奪われました。

さて、このあたりから、タレを使いはじめています。

私にはやや塩がきついようにも思いましたが、どれも自家製で不足のない味わい。

中で惹かれ、最も使用したのは、芝麻醤です。

フロアスタッフさんの話では練りごま、ニラの花、豆腐の調味料で作っているとのこと。

豆腐の調味料って腐乳かしら?味は濃いめなのですが、複雑にして旨味の層が深く

スープを吸い込んだ具材との相性が格別に良いのです。

羊肉片(ラム肉)@880(税抜)

なお、ベースのスープが無くなると気を利かせて、注ぎ足しにきてくれるのですが、

容赦なく投入され、丁寧に育ててきたスープがいきなり振り出しに戻るのは耐えられない。

注ぎ足してもらいたいときはこちらからお声がけします、

とお願いすると快く応じてくれました。

さて、こうして、注文したひと通りの具材をいただいた後の〆は

まずは、卵麵を追加オーダー。

(レンタロー) 麻辣醤(マーラータレ)と芝麻醤(ごまタレ)を適量、スープで

のばしてお手もと担々麵を作るだよ。これフロアスタッフさんからのアドバイスな。

つまりはこんな感じです。自由度の高い美味さに思わずにんまり。

そしてもう一種類、翡翠色のクロレラ麵も。

ポーションが少ないので2種の麺を食べ比べる楽しみが持てるのです。

卵麵は中太縮れ麵でしたがクロレラ麺はやや細め、形状はストレートに近い。

大事に育てあげた至極のスープで味わいます。温まるう。

会計は、追加の紹興酒5年@2,500×2、ハイボールサワーを含め、

1人当たり 7,000円ほど(千円未満四捨五入)。

 

上野御徒町界隈には、中国の方で賑わう、現地感あふれる中華料理店が今や林立しています。

そうしたお店はどちらかといえば庶民的な印象がありますが、こちらのお店は、

やはり本場感がありつつも、ある種の洗練と高級感を兼ね備えているところがユニークで

こういったタイプの店が進出してきているんだとしみじみ。

周りのお客様も大多数が中国人のようでしたが、身なりを整えたビジネスマン

らしき方々の利用が見られ、記憶に残りました。

何鮮菇
東京都台東区上野4-4-5 上野C-Road 3F
TEL     050-5596-7374
営業時間/11:30~15:00 17:30~23:00
定休日  年中無休    
     -店舗情報「食べログ」より-

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豊栄 (ホウエイ)  茗荷谷

2019-01-10 | 中国料理全般

中国料理「豊栄」 (ホウエイ)再訪

連れに予約を託し、昨年末に希望日で席を取ることが出来ましたが、

去年に続き「ミシュランガイド2019」でビブグルマンを獲得した当店です。

予想した通り店頭には本日満席の札がかけられ、店内は大賑わい。

これに対し、調理を担当するのは進藤シェフお一人なので、一斉に入るオーダーに追われ、

手を休めず料理を作り、仕上げる、まさに息つく間もないほどに慌ただしい状況。

と同時にすっかり定着した人気の高さを目の当たりにでき、お店のファンの

一人として嬉しさが込み上げてきました。

指示を受けられた2人掛けのテーブル席に着き、とりあえず、離れた位置から

厨房内のシェフに会釈を交わすと、私達の来店にびっくりした様子。

仕事に追われ忙しさが続く中、手の空いたタイミングでフロアに出てきて

くれたのですが「来られるときは教えてくださいよ~」と苦笑を漏らしていたみたい。

そのリアクションが「蓮香」さんの「抜き打ち」にかぶり、失笑してしまいました。

そうか、連れの名前ではわからないのね。驚かせてごめんなさい。

前回同様、料理はグランドメニューのほか、テーブルサイドに置いてもらえた黒板より

アラカルトチョイスしました。

前菜の盛り合わせ 小(2~3人前)@1,800

生ビールを注文し、マストで押さえたい前菜の盛り合わせからスタート。

(レンタロー) ほおほお、仕切り皿を使うようになっただな。

①酔っ払い海老(酔蝦)にシェフのご厚意で数の子の紹興酒漬けも相乗り。
 素材の持ち味を活かす漬け加減で、香り良くコクのある旨味を味わえます。

②たらこの葱生姜ソースがけ・・・たらこはしっとりとしてほぐれ感が心地よく
 葱生姜ソースに調和。優しい味で酒の肴に丁度良し。

③叉焼・・・脂部分もさっくさく。肉の旨みに脂のコク、蜜の甘さがじんわりと
 口に広がり、飲みこむのが惜しいほど。下にはカシューナッツの砂糖絡めも。

④チシャトウの青山椒油和え・・・爽やかでソフトな青山椒の風味が
 箸休めにも役立ちます。

⑤生ホタテの茘枝紅茶スモーク・・・仄かな燻製香をまとったホタテは歯がすっと入り、
 スモークサーモンのようなしっとりとした質感で中はレアでねっちり。

 (寝太郎) 凝縮された旨味と生っぽい食感をあわせもつ
                            いいとこどりの面白旨さだよ。

⑥花咲クラゲとミニトマトの醤油漬け・・・コリプリ食感のクラゲにミニトマト。
 あざとさのない、ほんのりとした甘みが魅力です。

丸鶏のパリパリ揚げ(半羽)@1,800

寒い時期にしか作らないという当店の冬の風物詩。

飴がけをした丸鶏に油をかけ表面の皮をパリパリに仕上げた脆皮鶏は

プロの妙技が光り、肉の中心はじわじわと火が入り、しっとりとふくよかで、

その火入れは神業的。衣のパリっとした歯触りにきめ細かく繊細な身の質感が

対比として楽しめ恍惚感に浸れる美味しさです。

去年はじめていただきハイレベルな味が鮮明に記憶に刻まれていますから

冬にお邪魔したなら、食べずには到底帰れません。

甜麺醤とクミン塩は、お好みですが私の好みとしては何もつけず、

デフォルトのままが良し。激うま・私の脆皮鶏キングです!

海老とマコモ筍の豊栄醤炒め@1,600

“豊栄醤”とは何なのか。以前からずーっと気になっていたので、初チャレンジ。

カレースパイスのようなエスニックな香りに蝦子系の風味がプラスされたような

複雑にして旨味の層が深い、ふくよかな味わいで、クセのないマコモダケや

金針菜、黄韮とともに炒められ、相性の良さを発揮しています。

(寝太郎) 僕はオキアミのようなイメージを持ったよ。あ、参考にしないでね。

清蒸魚片

オニカサゴの姿蒸し(2,000円)を考えていたのですが、提案を受け

金目鯛の切り身蒸しに変更。

醤油をベースにしたタレはまろやかなオイルが合わさることでコクを深め

しっとりとしてふっくらした身にマッチし、美味しさをより一層際立たせています。

(レンタロー) 金目鯛つうたら目玉周りもりもりの「桜梅桃李」さんを思い出すだなあ。

下に潜む細切り干し豆腐も共通しているで、麵感覚で楽しみ尽くせるだ。

清蒸魚のタレをご飯にかけるのも良いのですが、日本の白米では長粒米ほどの

完璧な相性は望めないし、どうしましょう。

香港麵も合う、という提案をもらえたのですが、細切り干し豆腐を麺に見立てて

いただいたので、久しぶりにうずまき蒸しパンを注文。

まだまだコクオイルを手放しません。

そして、タレ&麵の話の流れで浮上したのですが、お客様の中に八宝鶏を予約

された方がいたため、厨房で残った煮汁があるのだそう。

そこに中太の縮れ麺を入れていただくのがよろしいというシェフの話に

一も二もなく飛びつき――

幸運にもそのおこぼれ に与ることができました。

ああ、なんという幸せでしょう!八宝鶏の気配を感じられる煮汁に思い切り深呼吸。

すすり上げると麺に絡んだ甘美な味の奥行きにうっとり。

この甘めの味は、きっと8種のお宝食材が融合して出来上がったものなのね。

この料理は人数を集めないと難しいものだと思っていたのですが、

伺うと八宝鶏は2人からでも用意が可能とのこと。

全幅の信頼を寄せることができるシェフですから、次回は予め予算を相談のうえ、

お任せコース料理を組んでもらおうと思います。

豊栄 (ホウエイ)
東京都文京区小石川5-38-14 KDビル 1F
TEL     050-5593-4692
営業時間/火 11:30~13:30(L.O.13:00)
     土日祝 11:30~14:30(L.O.14:00)
     【DINNER】 17:30 ~22:00(L.O.21:00)
定休日  水曜日・木曜日 祝日の場合定休日が異なる場合あり     
     -店舗情報「食べログ」より-

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美食苑 (ビショクエン) 鶴見

2018-12-28 | 中国料理全般

中国小皿料理「美食苑」 (ビショクエン)

場所は京急鶴見駅裏の「ベルロードつるみ・鶴見銀座商店街」内。

駅からも近く、利便性の良いロケーション、それに加え大衆的な店の佇まいが

中華をつまみにと、飲み心をくすぐるのであります。

入店すると、ざっくばらんな店内はテーブル席のみでレイアウト。

奥には円卓も見られましたが、利用は入り口近くの4人掛けテーブル席です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、辣油、酢、七味唐辛子、胡椒)
その他:爪楊枝、紙ナプキン、割り箸
着座後:タオルおしぼり(直置き)、メニュー

料理は壁のそこかしこに掲げられたメニューとグランドメニューからアラカルト

チョイスする算段ですが、その前にドリンクオーダー。

当店、アルコールのラインナップが豊富でかつ普段使いに適したお手頃価格(^^♪

まずは瓶ビールで料理選びの時間をもらいます。

瓶ビールとともに出されたお通しは、モヤシ、キュウリ、ニンジンを

塩とゴマ油などで調味した和え物。

千扁大肠(ダイチョウと唐辛子炒め)@880

大腸は程よい歯応えを残しつつ香ばしくカリッと。

このアンバランスな食感が実はとても魅力的な歯触りで、炒め合わせられた

タマネギの甘みと唐辛子のピリッとした辛味が調和し、気にならない程度の

微かな生活臭は独特の旨みへと転じるのです。

千煎帯鱼(太刀魚の唐揚げ)@780

しっとりと柔らかい太刀魚の身を包むのはカリコリッとした厳つい衣。

刻み葱の入ったしゃぱしゃぱのタレは自家製なのかしら。

強いて言えば、味はあっさりとした食べる辣油のよう。

家常豆腐(揚げ豆腐の甘味噌ピリ辛炒め)@500

具材には、豚肉、干しシイタケ、タマネギ、ニンジン、ピーマン、タケノコも参加し、

お値段以上にカラフルで具だくさん。

背伸びしない甘辛おかず味ですが、この甘さが徹底して嫌らしくないので、

好感が持てました。

メニューを見ると中国料理のポピュラーなものから東北菜、上海菜、四川菜、香港点心、

延いては日式中華の天津丼に至るまでバラエティ豊かで、まるで必需品をフル装備した

中華のデパートのよう。

また、おおもとは大陸系中華料理店なのに店の雰囲気に昭和を感じさせるところが面白く、

気のおけない場所であったこともリラックスへと繋がりました。

会計は、追加の紹興酒(ボトル・中国産)を含め、

1人当たり 2,000円ほど(千円未満 四捨五入)。リーズナブルに楽しめました。

美食苑 (ビショクエン)
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-1-1 鶴見銀座ビル 1F
TEL     050-5593-6785
営業時間/11:00~15:00(L.O.14:45)17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日    無休    -店舗情報「食べログ」より- 

 

 

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美山飯店(ミヤマハンテン) 新館 鶴見

2018-11-24 | 中国料理全般

中華料理「美山飯店 新館

鶴見駅西口より豊岡通りを進行し徒歩10分ほど。

当店はアーケード式の商店街「レアールつくの」(佃野)内に立地しています。

お目当ての店の臨時休業により、ショッピング前に立ち寄ってみました。

利用は昼の時間帯。地元客で8割ほどの客入りですが、丁度先客の退店で

4人掛けのテーブル席へ。

奥行きのある店内は、ちょっと照明の暗さが気になる感じ。

卓上には調味料一式と割り箸、メニューがスタンバイされています。

ランチメニューや定食もありますが、グランドメニューからアラカルトで注文。

その前に瓶ビールをお願いすると、きゅうりのキューちゃん的な漬物が同行してきました。

パリポリというよりしなっとしてめちゃ柔らかい。

オーダーした麵が到着すると、そのビジュアルにちょっとびっくり。

担担面(タンタンメン)@750

辣油と芝麻醤の風味を効かせた担々麵をイメージしていましたが、

写真とは全く違い、溶き玉子でとじられているのです。

私は食べた経験がないのですが、連れ曰く溶き玉子を使うこのタンタンメンの

スタイルは「ニュータンタンメン」方式なのでは?と。

辛さは皆無。玉子を使っているので甘くまろやか、さらにタマネギ効果で

甘みがアップいるように思います。

その昔、夜食で食べたような家庭的な味わいに、

心の準備が出来ていない私は正直戸惑ってしまいました。

五目焼面(五目焼きソバ)@700

こちらも少々具材の彩りが寂しく思います。

味見をさせてもらいましたが、醤油ベースのあんかけが重たく、味もどっしりと濃い。

 

なお、食事の後半にはつるんとした舌触りの杏仁豆腐をサービスでいただきました。

お値段もリーズナブルでそこそこボリュームがありますから、普段使いには

良いのかもしれません。

美山飯店 新館
神奈川県横浜市鶴見区佃野町23-47
TEL     045-584-5189
     -店舗情報「食べログ」より-

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蓮香(レンシャン) 白金高輪

2018-11-19 | 中国料理全般

中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香再訪

2名での予約訪問。案内を受けられたのは厨房を前にするカウンター席です。

今回特に席の希望を伝えてはいなかったのですが、オープンキッチンの臨場感が伝わる

いわばシェフズテーブルに着くことが出来たのは幸い。

シェフははじめ私達に気が付かなかったようですが、すぐに気が付き

「抜き打ちはいけませんよ~」と苦笑していたみたい。

――たしか当店にお邪魔したのは去年のこと。

不義理が仇となり敷居が高くなりすぎて、積極的にアプローチできなかったのであります。

ごめんなさい(涙)。

盛り合わせ

①光レンコン怪味ソース掛け・・・怪味ソースにはクラッシュしたカシューナッツに
  トッピングは香菜。光レンコンのシャキシャキとした歯触りに、花椒の効いたソースは
  深いコクに鮮烈な辛旨さが息づき、その完成度の高さは神レベルです。

②白キクラゲ三江侗族茶油風味

③おおまさり木姜子風味・・・柑橘のようなきりっと清涼感 のある香辛料(木姜子)が
  歯ごたえを残したおおまさり(落花生)と好相性。単なる塩茹で落花生で
  決着しないところも当店の魅力なのです。

④玄海サバ、プーアル茶スモーク・・・スモーク香が食欲を焚き付けるサバは脂の乗り加減も
  丁度良く、呑兵衛心をくすぐる酒の朋友です。

⑤牛肉のなれずし

⑥押し豆腐と細セロリ、エシャロットソース・・・香りコクを味方に押し豆腐の
  和え物もワンランク上の味わいに。

盛り合わせの中で1番最初に食べるようサジェスチョンを受けられたのは

白キクラゲ三江侗族茶油風味。

これが貝のような質感で、すっと歯が入りさくっと噛み切れるのです。

本当に白キクラゲ?と吃驚しましたが、

同時に先に食べて欲しいという意味も良く分かりました。

コースのスタートを飾るに相応しく、とても淡い味付なのです。

まるで、汚れのない新雪のよう。

もちろん食傷とは無縁なので、いくらでも食べられてしまう。

開口一番に目の覚めるような清い味をいただけたのですが、ここでは

またスペシャルな小皿が1品。シェフお手製の牛肉のなれずしなのだそう。

調理過程では牛肉を骨ごと叩いているので

漫画『ゴールデンカムイ』で登場するアイヌ料理“チタタプ”のような手順かしら。 

もちろん、なれずしですから、乳酸発酵させており独特の酸味に唐辛子の

パンチが効いて、その塩気を伴う風味は酒と絶大な相性の良さを誇ります。

「これは絶対キープだ!」

このクセの強い旨味に合わせてガツンと紹興酒が飲みたい。

冷蔵庫からのチョイスはシェフのアドバイスを受け、クリアな飲み口ではなく

どっしりとしたオールドタイプのものを選びました。

牛ホホ肉瑶族(ヤオ族)の青レモンソース

追加の料理をお願いしたので、1皿のポーションは調整してくれた様子。

ホホ肉を口に含むとスネ肉のほろっと感とはまた違う肉のほどけ方で、

青レモンソースは酸味ばかりが突出するものではなく、ほんのりとした苦みもあり

風味豊かに味の落ち着かせどころも巧みです。

(ノブロー) さすが小山内シェフだで。味の尖り方が他とはひと味もふた味も違うだ。

広東白菜のチワン族唐辛子と腐乳炒め

「一緒に浸かっている唐辛子、メチャメチャ辛いんで、食べないように」とのこと。

腐乳の微かな酸味と奥深いコクがメチャ辛唐辛子と一体化し、さらりとして

ピリっとスパイシー。絶妙なうま辛さに恍惚のひとときを味わいました。

お替りコールを連発し、牛肉のなれずし再び。

(タクロー) 酒がガンガン進むだね。

あと、シェフから紹介のあったハトムギの白酒も香り高く、めっちゃまろやかで、

美味かっただー。

発芽大豆とささげ漬け物ひき肉炒め

炒泡黄豆。以前もいただいたことがありますが、美味しいので大歓迎。

というか、組まれていて良かった。

ホクホク食感が楽しめ、酒のつまみのみならず、ご飯のおかずにも包容力を発揮する1品。

白飯に混ぜ合わせてお豆ごはんにしたい!という衝動にかられました。

火麻蒸蛋(世界一の長寿村、巴馬の火麻茶碗蒸し)

世界一の長寿村、巴馬。

そこで常食されている長寿食材「火麻」(ヒーマ)と呼ばれる麻の実を使った茶碗蒸し。

火加減もばっちりですから、ポツポツ穴の開いた茶碗蒸しとは異なり

「す」の入っていない見事な風貌です。

「火麻」はすり潰し、粉になったものを使っているよう。

具材を加えず、シンプルを極めた茶碗蒸しで、

味はというと巴馬地区の“食の文化を食べる”というイメージで

素朴な美味しさに満ちていました。

エビ、もやし、発酵筍大葉炒め南寧風

シェフは発酵調味料使いの名手ですから、普通にエビともやしを使った炒めで終わらせません。

当然、タケノコも発酵させ調味料として活用し、オリジナルな味の世界観を表現。

ここでは発酵タケノコの酸味と大葉の爽やかな香りが織り成す精妙な味わいを堪能しました。

山黄皮蒸魚

ネット情報によると山黄皮は俗称"鸡皮果"というもの。

魚は生の銀ダラを使用。

へー、こんな顔しているんだ。

私達もはじめて顔を見ましたが、それは貴重なもののよう。

シェフは2日くらい寝かせて、と思っていたようですが、ご厚意で提供してもらえました。

塩漬けにした山黄皮をペーストに、蒸した魚は皮がとろ~っとして身はふかふか。

山黄皮の塩気が嫌味のないコクとなり、まるでオリーブのよう。

これは絶品!と、ゼラチン質の豊富な目玉周りもしっかりいただきました。

のちに、現地に仕入れに行った際、訪れたレストランのメニューを

見せてもらえましたが、当該料理と思われるものがあり、探求心に溢れるシェフは

食べて舌に記憶させ、着実にその味を自分の味へと吸収し昇華させているよう。

全菌腊味(瑶族の干し肉、きのこ色々家庭風炒め)

仕入れを兼ねた“旅”により料理の幅は広がります。

燻製香が芳しい瑶族の干し肉は、甘めで噛めば噛むほど旨みがでて、濃厚な味わい。

(寝太郎) 中国各地を駆け巡り、味を追求するアドベンチャー!

小山内シェフは中華料理界のインディ・ジョーンズだね!

(ノブロー) 冒険家のようなシェフの強靭なフットワークが、

蓮香さんの唯一無二のダイナミックさの源泉となっているんだな。

真ダラの白子、平春雨老酒蒸し自家製唐辛子醤油

平春雨は青島で購入してきたもの。

聞くと緑豆春雨の本場でいろいろな種類があるようですが

この春雨は強く味を吸い込まないためしょっぱくなりにくいのだそう。

白子のとろりとした舌触りを香菜と自家製唐辛子醤油であっさりと。

鴨と九条ネギの和えそば

太麺の力強いもちっとした歯ごたえにスモークした鴨の脂がコクとなり、

和えて食べることで完成する味と香りのバランス感が素晴らしい。

また、寝太郎さんはダシの美味しさにも惚れこんだようで、トリュフオイルのような

香り高さになっていると絶賛していました。

 

当店ではデザートないのよね、と思っていたら、すかさずサーブ。

ぷるぷるの氷粉に雲南省のハマナスのジャムを乗せたものです。

甘さすっきり、後味も綺麗でした。

 

東京に居ながらにして、さながら味覚の世界旅行をしているような体験。

シェフの飽くなき探求心が原動力となったフィールドワークの成果が、

中国現地の味の歴史と今とをリアルに感じさせてくれるのです。

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

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三幸園 白山通り店

2018-11-12 | 中国料理全般

中華料理「三幸園

 

最寄り駅は神保町、A7出口を出て左へ進行。白山通り沿いというロケーションです。

某日は大人数での宴会仕様。料理はグランドメニューを軸に幹事さんにお任せというスタイル。

当店の創業は1956年。昭和の味を伝え続ける日式中華の老舗店ですから、

今宵は日本人の舌に合うノスタルジックな味わいを期待しています。

 

宴席としてリザーブされていたのは、その日式中華を堪能するのに相応しい

3階の掘りごたつ式の座敷席。

なお、料理は大皿で供され、サーブ時にも特に説明はありませんでしたから、

正確さに欠ける点はご容赦ください。

前菜盛り合わせは、くらげの冷菜蒸鶏の冷菜鶏肝の冷菜

皿のふちに添えられた辛子に胸が弾む出会いのひととき。

しっとりと柔らかい蒸鶏に対し、がっちり味が染みた鶏肝は甘くて歯応えも十分!

餃子

香ばしい焼き目をつけた餃子は皮を噛み切った瞬間に肉汁を含んだ熱々の スープが

飛び出てくるのでご注意を。

昭和レトロな口当たりの軽い餃子で肉餡が甘いため、卓上の調味料

(酢、辣油、醤油、胡椒)で味変を楽しみました。

ニラレバもやし炒め

レバーはさくっと噛み切れコクは旨みに加勢。

もやしもやわやわですが、それが妙に有り難く街場中華の醍醐味を感じさせる味わい。

胡椒がしっかり効いていますが、味にどぎつさがないのでついつい箸が伸びるのです。

エビチリソース煮

グリンピースを散らした心憎いビジュアルのチリソース煮。

ほんのりと甘めで懐かしさと優しさが同居した味ですから、昼に遭遇したらきっと

白飯にかけて食べているだろうなあと、そんな光景が目に浮かびました。

とり唐揚げ

千切りキャベツを敷き、やはり皿のふちには辛子が添えられています。

からりと揚がった鶏肉はむっちりとして甘め。体育会系の盛りの良さに目尻が下がります。

チンジャオロース炒め

ニラレバもやし炒めと同様、醤油をベースにした日式味。

ピーマンの香りがたち食欲を焚き付けます。

カタ焼きそば

辛子を添え、こんもりと盛られた具材は塩味のあんでまとめられ、

探ると、その下にはカリカリの太麺が潜んでおりました。

私はやわやわ派なので、しんなりしてきたタイミングで、辛子をちょいつけ。

ワンタン

昭和生まれの人間の郷愁をかき立てる「正しい醤油味のスープ」に

刻みネギ、青菜、チャーシュー、メンマ。

もちっとぷるるん。肉餡は少なく、皮が主役のワンタンですが、これでいいんじゃあないか、

という昭和の整合性とバランス感があるのです。

エビチャーハン

小山を形成したエビチャーハンは昔懐かしく飽きのこない日本人好みの味わい。

このチャーハンとワンタンスープの交互食べを始めてしまうと

際限なく食べてれてしまうから、私にとっては嬉しい悲鳴です。

 

古書街として有名な神保町は懐が深い。独自の文化を育んできた日式中華が元気だ。 

お店は平日夜にもかかわらず、2階・3階大小グループ客で満員御礼状態。

根強い人気に、閉店した「徳萬殿」さんを思い出してしまいました。

当店も肩が凝らず親しみやすい味付けで日本人がほっと落ち着ける日式中華の楽園でした。

三幸園 白山通り店
東京都千代田区神田神保町1-13
TEL     03-3291-8186
営業時間/月~木 11:00~翌2:30(L.O.翌2:00)
       金 11:00~翌3:30(L.O.翌3:00)
     日・祝 11:00~23:30(L.O.23:00)
定休日    土曜日    -店舗情報「食べログ」より-

※今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。

 

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海底撈火鍋(カイテイロウヒナベ) 新宿

2018-10-29 | 中国料理全般

海底撈火鍋」(カイテイロウヒナベ) 新宿店。

某日は大人数での宴会仕様。料理は幹事さんにお任せで、具体的には「火鍋」を

メインとする宴であるという情報以外、詳細な料理内容はわからない

ミステリーなお楽しみ会食であります。

大皿で供され、サーブ時にも特に説明はありませんでしたから、

正確さに欠ける点はご容赦ください。

場所は新宿歌舞伎町、東亜会館ビル6F。

エレベーターを降りるとエントランスが待ちのお客様で溢れかえっているのに驚きました。

しかし、それもそのはず、幹事さん情報によると、

当店は中国現地でも大人気の火鍋チェーンなのだそう。

なるほど、皆さんアンテナが立ちまくっているわけだ。

ゴージャスという形容が相応しい店内。今回、着座した席は4人掛けのテーブルです。

まずセットされる鍋底(スープ)はきっちり辛い麻辣紅湯とマイルドなコクうまの白湯の2種類。

具材が到着するのを待つ間に店内に設置されたコーナーに向かい、セルフで

火鍋のたれを取ってきます。これも種類が多く、貼ってある説明書きに

従い碗によそうのですが、薬味もたっぷり盛れるので、ちょっと欲張ってしまいました。

同様にコーナーに用意されている塩ピーナッツに

泡菜です。注文はiPadセルフオーダーシステムを導入。

今回ドリンクは卓上のiPadで注文できるのですが、料理は宴会で予め注文していますから

ひたすら待つのみ(iPadで注文した場合、別料金が加算されてしまう)。

しかし、店は大盛況で、鍋具材の到着も遅れ気味。

空酒を飲むのも身体に良くないですから、すぐにつまめるものをセルフで調達できる

コーナーに置いてくれているのは、とても有り難いことであります。

ラム肉

野菜盛り合わせ

白菜、水菜、ほうれん草、人参、もやし、椎茸、エノキ、キクラゲ。

肉入り団子に、灰色の板状のものはサツマイモ春雨かと思うのですが

鍋に入れてみるとあっという間にとろんとろんに。

さて、具材が到着し始めたので、さっそく鍋に投入。

花椒ががっちり効いた麻辣紅湯は、具材が激辛油を吸い込み

食べ進めるにつれ、ビリビリとした痛みが伴う辛さに。

味に薄っぺらさがないから好きなのですが、カスタマイズした調味料だれが

濃かったのでちょっと厚みが出すぎちゃったかも。

パンチのある痛辛さに同席した友人は早々に麻辣紅湯から離脱。

専ら白湯で具材を煮て、調味料を変えることで味変を楽しんでいました。

白身魚

ほわふわっで、舌の上でとろけるような食感。この切り身魚何だったのかなあ。

火鍋も美味しいけれど、それにも増して興奮させてくれたのが、

店内で行われる様々なパフォーマンス。

上記写真は同席の女子より提供してもらったものですが、京劇のようなマスクを

かぶった男性が通路をステージ代わりに踊ってマスクの色を変えるショーです。

写真撮影にも快く応じてくれて、場の雰囲気も一気に盛り上がりました。

楽しい~!宴会に参加して良かった~!

透明の使い捨て手袋をつけた麵職人によるパフォーマンスも。

“カンフー麺”というらしいですが、音楽に合わせ、所狭しと麺を振り回し

伸ばした麺を鍋に投入してくれるのです。正直なところ振り回した麺が

どこかに接触しないかヒヤヒヤで、味のほうはごく普通であります。

セルフでフルーツをゲットし、

杏仁豆腐

デザートは干しブドウののった杏仁豆腐でした。

日本に上陸した中国資本のお店としてはサービスも良く、店内で繰り広げられる

パフォーマンスが非日常を感じさせてくれる火鍋のお店。

気の置けない仲間と複数人で利用するのが、断然楽しいと思います。

海底撈火鍋 新宿店 (カイテイロウヒナベ)
東京都新宿区歌舞伎町1-21-1 第二東亜会館ビル 6F
TEL     050-5594-5736
営業時間/AM11:00~AM6:00(LOAM5:00)
定休日    無    -店舗情報「食べログ」より-

※今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。

 

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満洲園 (マンシュウエン) 鶴見

2018-10-22 | 中国料理全般

中華料理「満州園

最寄駅は鶴見。西口の商業施設ビル、フーガ2の地下1階です。

同フロアには他に中華のお店が2軒も入っているので激戦区!

と思いきや、あたりの様子を窺うと昭和な雰囲気の漂う当店の独り勝ち状態。

それもそのはず、当店の歴史は古く創業は1955年(昭和30年)という

地元に愛される老舗店なのであります。

昭和が大好きな連れ(寝太郎さん)のアンテナにもぐいぐい反応するものだから、

吸い込まれるようにして入店。

店内は厨房前のカウンター席とテーブル席でレイアウト。

「ビーフン東」さんと同様、厨房はオープンキッチンで、

そこで立ち働く年配のコックさん達の所作に胸の高鳴りを覚えます。

フロアスタッフさんに人数を告げ、店員さんに指示を受けられたのは、

入口に近い4人掛けのテーブル席です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、胡椒、辣油)
その他:爪楊枝、箸箱(箸入り)、小皿
着座後:業務用タオルおしぼり、メニュー、水

客席は禁煙なのですが、店内には喫煙室が設けられているのにびっくり。

これなら愛煙家の方も安心ですね。

さて、料理は店内に掛けられたホワイトボード及びグランドメニューからの

アラカルトチョイス。瓶ビールを注文後、お通しとして供されたのは

ピリッと辛い豆モヤシの辣油和えでありました。

炸豚足(揚げ豚足)@850

おすすめ料理から1品。

聞くと、揚げ豚足は常にあるものではなく、この日の目玉のよう。

この数日、豚足が食べたくて食べたくて、恋い焦がれていましたから、

真っ先にお願いしました。

片栗粉かしら。薄衣をまとった豚足は外がパリッとして中はとろっと。

下味もついていますが、仕上げのネギ、塩・胡椒、唐辛子効果でピリリとスパイシー。

おつまみ力の高さに加え、目からウロコの、ぶっ飛ぶ旨さです。

通常は醤油煮込みで豚足を提供しているのですが、揚げ豚足もレギュラーメニューに

入れて欲しいとしみじみ思ったのでありました。

餃子@550

地元の方々も絶賛する名物餃子も注文。

鍋肌にあたる部分に少し焦げをつけた焼き餃子は薄皮で、よく練られた肉餡は

野菜の水分が多いのかしら。ふわとろで口の中へ消えゆくタイプ。

正直なところ、肉や野菜の食感を求める私の好みとは違うし、

値段も強気だなあと思ったのですが

連れ曰くこの口どけ肉餡こそ、時代を象徴する昭和の餃子。

下味も控えめなので、卓上調味料でつけダレを作り、つけて食べるのが適切。

塩酥蝦(甘エビの揚げ塩炒め)@1,100

揚げ豚足のあまりの旨さに、二匹目のドジョウを期待。

きっとネギ、塩・胡椒、唐辛子。このスタイルで提供してくれるに違いない。

予想は的中!

香ばしくカリッと揚がった甘エビに、身の甘みを引き立てる大人使いな塩胡椒の塩梅で

しかも卵を抱えているから喜びは倍増。

今宵も酒が進み、紹興酒(台湾産)をボトル注文してしまいました。

欲を言うと台湾産は苦手なので避けたいところですが、記憶ではたしか

「ビーフン東」さんも紹興酒が台湾産。

昭和から続く老舗大衆中華の定番紹興酒は台湾産ということなのかしら……(詳細は不明)。

 

ドリンクを含めた会計は1人当たり 3,000円ほど。(千円未満四捨五入)

また普段使いをしたいお店が鶴見に1軒増えました。

満洲園 (マンシュウエン)
神奈川県横浜市鶴見区豊岡町2-2 フーガ2
TEL     045-571-1198
営業時間/平日 11:00~14:30(L.O14:00)16:30~22:30(L.O21:45)
          日曜・祭日11:00~15:00(L.O 14:30)16:00~22:00(L.O 21:15)
定休日    第2木曜および月曜日(第2木曜の週は月曜営業)    
       -店舗情報「食べログ」より-

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雪谷飯店 (ユキガヤハンテン) 雪が谷大塚

2018-08-13 | 中国料理全般

中国料理「雪谷飯店」(ユキガヤハンテン)再訪

この付近で所用を済ませたあとのランチ。レバー丼を目当てにお邪魔しましたが

丁度この日の日替り定食に組まれているではありませんか。即決で注文。

日替り定食(レバー丼、ラーメン)@830

麺はラーメンorザルラーメンの2択。ご飯ものには温かい汁ものが欲しいところ。

ラーメンは昭和大衆中華の王道をいくお醤油味で、具材は、ワカメ、メンマ、煮豚、刻みネギ。

無駄のないシンプルな風体もさることながら、郷愁を誘いほっとさせられる味わいです。

レバー丼にはタマネギと青菜も使用。甘っ辛いタレが絡んだレバーはさくっと噛み切れ、

柔らかくコク豊か。ワシワシと白飯を掻き込みたくなる旨さです。

合間に漬物をはさみ、ラーメンをすすりながらの交互食い。

またこのレバー丼は白飯を染めるタレめしだけで本気食いができるのだから素晴らしい。

レバー丼もラーメンもしっかりボリュームがありましたが、我を忘れての完食。

街場中華の楽しさに心も胃袋も満たされたのでありました。美味しかったです!

雪谷飯店 (ユキガヤハンテン)
東京都大田区雪谷大塚町11-11
TEL   03-3729-2212
営業時間/ 11:00~14:30 17:00~21:00
定休日    火曜日          -店舗情報「食べログ」より-

 

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大康 (タイコウ) 五反田

2018-07-17 | 中国料理全般

中国名菜料理「大康」 (タイコウ)

五反田駅東口より徒歩3分ほどの住宅街の中に立地。

ざっくばらんな店内はテーブル席のみでレイアウトされ、私がイメージしていたよりも

小ぢんまりとした造りです。

表のスタンド看板にはランチメニューが記されていましたが、

食べてみたいものは、黒酢の効いた油そば「油泼麺」or薬膳でも使われるスパイスを

効かせた「功夫麺」。この2択に悩んだうえ、壁貼りメニューの「油泼麺」を選択。

中国人の店員さんに聞くと提供可能とのこと。

油泼麺@780

単体で登場するものかと思いきや、薄塩味の豆腐と溶きたまごのスープとキュウリと

ザーサイの和え物がセットメンバー。角盆に乗せて一緒出しのスタイルです。

細麺が小山を成すビジュアル。

そのボリュームに息を呑み、独り炭水化物祭りに午後の眠気を覚悟しましたが、

箸で探ると麺の下にはボイルもやしと青菜が控え目に同居。

これらをよく混ぜて口に運ぶと、熱した油で唐辛子をじゅわっと焦がした芳ばしい香りに

黒酢が相まり、まろやかなピリ辛テイスト。

また、トッピングの肉味噌にもっとパンチを求めたく、卓上に山椒がないかを

探したのですが生憎不在。個人的にはもっと尖った味を期待していたのですが、

がっちり効かせたニンニクがバランスを補正し、日本人向けに歩み寄った油そばでありました。

次の機会があれば「功夫麺」をいただいてみようかな。ご馳走様でした。

大康 (タイコウ)
東京都品川区東五反田2-3-10 レジュント五反田103
TEL     050-5590-5172
営業時間/11:30~14:30(L.O.) 17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日    日曜日    -店舗情報「食べログ」より-

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梅林 (メイリン) 五反田

2018-07-04 | 中国料理全般

中国料理「梅林

場所は五反田駅東口の歓楽街の外れに立地。

創業は1968年という老舗格のお店であり、焼きそばの有名店です。

先日店の前をとおり、ちらりと中の様子をうかがうと、白いクロスの上に透明ビニールを

かけたノスタルジックな雰囲気に心射抜かれました。

そのときは満席状態だったので諦めましたが、後日予約のうえ週末の夜に訪問。

電話をかけてくれた連れ(寝太郎さん)の話だと、2階の座敷席は相席必至のようで

リザーブされていたのは1階の4人掛けテーブル席です。

お座敷中華も趣があって素敵だろうけれど、気兼ねなくを優先し、テーブル席を

リクエストしてくれたみたいね。

白衣を着用した店のおばさんに声をかけ、連れの待つ席へ着座。

テーブルクロス:有り
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油、ミニパックのからし、餃子のたれ)
その他:爪楊枝

テーブル・セッティングは私の到着遅れにより、入店時の状態ではないため省略。

ドリンクは、キリン一番搾り(中ビン)@520×2からスタートして、

リーズナブルな古越龍山(金龍)5年ボトル@2,000×2を注文。

料理はグランドメニューからのアラカルトチョイスですが、サイズがあり

小を選べるのは、2名利用に有り難いと思います。

えび天ぷら(小)@820

山椒塩がセット。このお塩は食卓塩のようで、昭和の機微を感じます。

どっさりつけると塩辛いのでちょいつけ程度で。

衣は黄色みがかった卵入りタイプ。

えびは開かれ厚みはありませんが、ふわっとしてさっくり。おつまみには丁度良し。

皮つき豚肉煮込み(東坡肉)(小)@880

さらり系のソースは和と洋のエッセンスが組み合わさった風にも感じられ

味は濃厚なのですが、継ぎ足したような深いコクがあり肉はとろんとろん。

白菜のクリーム煮(小)@620

色味はクリームイエローでエバミルク的な甘さ。ちょっと私の昭和史から脱線。

肉上海焼きそば@850

具材は、肉、キャベツ、モヤシ、ニンジン。

ぱっと見は、もうちょっと身なり整えておいでよ、と言いたくなるような

屋台風散らかりビジュアルで、決してべっぴんさんとは言えないのだけれど、

ボソっとした細麺に、醤油味がほんのりと甘くて、オモチャっぽい味わい。

この味、香港の街場の焼きそばに通じるものがあり大いに気に入りました。

ボリュームもありましたが2人ががりなら無問題!奪い合うようにして完食です。

会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)

焼きそばは16種類という豊富なラインナップ。

今回は店の人気のソース焼きそば群を外し、肉上海焼きそばを選びましたが、

麺と油、粗野な具材とのバランスも妙妙で、焼きそばを主力に戦うお店の底力を

垣間見た気がします。これは強い武器だわ。ぜひ、ほかの焼きそばも食べてみたい。

梅林 (メイリン)
東京都品川区東五反田1-24-1
TEL     050-5869-4815
営業時間/月~土 11:00~22:00 祝 11:00~21:00
定休日    日曜日    -店舗情報「食べログ」より-

 

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南方中華料理 南三 (ナンポウチュウカリョウリ ミナミ) 四谷三丁目

2018-06-15 | 中国料理全般

南方中華料理 「南三」 (ナンポウチュウカリョウリ ミナミ)

最寄駅は四谷三丁目。荒木町車力門通りにオープン(2018年5月7日)した新店。

某日はアンテナが立ちまくったグルメな飯友さんのお声がけにより8名での会食。

現地集合にあたりグーグルマップを片手に店を探すと「遊猿」さんの近くを

示しているのに見つけられない。

このあたりは小路も多く、ひょっとしたらその中の一角に?

結果としてこれは、深読みしすぎでした。

「遊猿」さんを右手に視線をあげると車力門通りの突き当たりのビルに

看板がでていたのです。

小体な店はカウンター席とテーブル席でレイアウト。

あっさりとしたテーブルセッティングです。

料理はおまかせコース(5,000円)のみ。

今回、卓上に菜譜の用意はなく、料理は大皿で供されるものと、各人ごとのポーションで

供されるものが入り混じり、取り分けは各自の作業。

また、お話では、ほか追加料理がある様ですが、目も舌も肥えた飯友幹事さんに

全てを任せ、今宵は食べることに集中です。

 

ドリンクは乾杯用に生ビールを注文し、追加は紹興酒やワインを数本。

各ボトル2,900円という価格設定で自分で冷蔵庫から取り出すスタイルです。

前菜盛り合わせ

①緑筍マヨネーズとカラスミ和え・・・台湾のクセのない柔らかなタケノコを
まろやかな甘みのマヨネーズで。

②焼き茄子とボイル蛍烏賊、トビウオの卵和え・・・食材の相性もなかなかのもの。
青い山椒がトッピングされ、フレッシュな香りと品の良い辛味がアクセントに。

③酔っ払い海老と鯖のプーアル茶燻製・・・ねっとりとした酔蝦の甘みにスモーク香が
食欲を焚き付ける鯖はしっとりとして凝縮された旨味が。

④羊の舌の塩茹でとフェンネル、粒マスタードセロリ和え・・・粒マスタードのコクに
フェンネルが香りを添えそのバランス感は妙妙。
羊の舌を美味しく食べさせることに一役かっています。

⑤ゴーヤとアヒルの塩漬け卵(鹹蛋)の炒めもの・・・旬の食材を盛り込み、鹹蛋でコクリッチに。

⑥雲南キクラゲ、キュウリ、大葉の山胡椒オイル和え・・・香り爽やか。
ベタな中華前菜とはひと味違う精妙な味わいです。

手間を惜しまず味の方向性を変えた冷菜は細部にまで気を配った香りとコクの祭典。

次の珍味盛り合わせも大皿で。

香菜、クミンパウダー、粒マスタード、金柑ソースを従え、

①羊のウイグルソーセージ
②豚の大腸のパリパリ揚げ・・・パリパリ感のあるうちに、最初にお召しあがりください
とのサジェスチョン。金柑ソースをお好みで。
脆皮大腸は外側がカリカリっと、仄かな生活の香りもきっちり旨みへと昇華させた
技量の高さに感動です。
③鴨舌の燻製・・・スパイス煮にした後、干して燻製にしてから揚げてあるとのこと。
④ウズラの卵の燻製・・・鴨舌と同様、スパイス煮にしてから燻製に。

――!!

ウイグルソーセージを食べた瞬間に記憶が呼び戻されました。

この味「蓮香」さんで出会ったわ。

事前のリサーチ不足でしたが、当店は元黒猫夜銀座店料理長、水岡孝和氏のお店。

小山内シェフから今度、水岡シェフが店をオープンするからと、

ご紹介いただいていたのをすっかり忘れていました(汗)。

今回飯友さんからお誘いを受け、訪問が叶って本当に良かった。

羊の肩肉や内臓、もち米、スパイスなどが入ったウイグルソーセージは

以前の記憶そのままに、エキゾチックな香りが食欲を増進させ驚くほどジューシー。

粒マスタード要らずの完成度の高さ。もうめちゃくちゃ美味いのです!

もちろん丁寧に作られた燻製の2品も非の打ちどころなしですが、羊のウイグルソーセージ、

豚の大腸カリカリ揚げとワンプレートで登場すると、主役の座に躍り出るのは厳しいかも。

精鋭チームだけに悩ましい話であります。

水蓮菜と桜エビの炒め

台湾菜を使った炒め。シャキシャキ食感の水蓮菜に桜エビが香ばしさをプラス。

手堅い美味しさです。

雲南トリュフXO醤海老焼売

雲南省の黒トリュフ入りXO醤を乗せた贅沢な焼売は

すり身で弾力のあるマッチョなしんじょうのよう。

生意気を言わせてもらうと、トッピングの雲南トリュフXO醤は単体でおつまみ

になる味だし、合わせ食べはご馳走すぎて勿体無いような気もします。

金目鯛のオーブン焼きニラミントソース

私は切り身の端をいただきましたが、たまたまだったのでしょう。

火入れが微妙でレア感というより生と感じられる部分があり、そのため身離れが悪く

固いと思ってしまったのですが、細かくカットしたニラとミントを巧みにソースに

使い香り鮮やかに爽快感のある味に仕上げています。

コラーゲンたっぷり!ぷるっぷるのスッポンとタッグを組むのは

「蓮香」さんでも登場した酸玉米。

発酵トウモロコシを使ったすっぱ辛さで味にパンチと深みをつけています。

羊スペアリブのから揚げ 湖南唐辛子炒め

個性的な味の連打に舌が疲れてきたのかも。

クミンの香る羊スペアリブのから揚げは、香りづけの大量の唐辛子と同居した辣子鶏スタイル。

発想は面白いのですが、正直なところ辛さよりしょっぱさがリードして食傷気味に。

牛ほほ肉のポルチーニ煮込み

これも味が濃厚。

単体で食べる場合なら、とろけるように柔らかい牛ほほ肉とポルチーニのコクと香りに

たちまち虜となる煮込みですが、品数を重ねるコース料理の流れの中では、

味の厚着にヘビーさを覚えるようになってしまいました。

台湾おこわ(油飯)と麻油鶏

ピーナッツが食感のアクセントにも生かされるもちもち台湾おこわ。

抗うことのできない濃厚ラッシュに胃疲れしていたのですが、旨味たっぷりなおこわに

息を吹き返し、前のめりでバクバク完食。個人的にですが、シイタケが入るともっと嬉しいなあ。

鶏と生姜とごま油のスープでは、台湾産20年物の切り干し大根が調味料として大活躍。

一般に台湾料理で1年物は玉子焼きなどの炒めものに、20年物はスープで

香りづけに使われるというお話で、台湾で買い求めた実物を見せてもらえましたが、

真っ黒くて、切り干し大根と言うよりビッグな根昆布のよう。

シェフはこの20年ものの秘めたる力を覚醒させるのです。

塩分が強いためスープ自体の塩を控えて調味したという麻油鶏は鶏肉の旨みと

ごま油(麻油)のコクが深く、身体を温める生姜が効いて味はしっかり濃い目。

具も大ぶりで入っていますから食べ応えもありました。

好奇心を煽る個性的な味の連続、冷菜と珍味までは鮮やかな香りとコクに酔いしれたのですが、

後半にかけて味が強すぎると思ったのは、私の体調によるものかもしれませんし、

また、オープンしてまだ間もないですから、ひょっとしたら腕を振るう間に

シェフの気合が入りすぎてしまった?

でも大丈夫!!

様々な中華料理店で研鑽を積んだ方ですから、味の強弱を含め、このあたりは柔軟に、

どんどん変わってくるでしょうし、また、当店にはウイグルソーセージという

とっておきの武器もあるので、足を運ぶ価値あり。

テーマとする中華南方(台南・湖南・雲南)地域の料理をベンチマークに

独創性あふれる味に期待大です。

スイカのシャーベットと桃の樹液入り杏仁豆腐

くにゅくにゅでゼリーのような食感の桃の樹液に季節感のあるスイカのシャーベットで

あっさりコクうまのベリーナイスな杏仁豆腐ににんまり。

食後のお茶は普洱茶( プーアル茶)。ご馳走さまでした。

エキサイティングな料理の登場に同席したメンバーともおしゃべりが弾み、

どれが追加料理か失念してしまいましたが、おそらく金目鯛から牛ほほ肉の間のどれか、

なんでしょうね。アバウトで申し訳ありませんが(汗)、会計は、その追加料理と

紹興酒やワインの金額を含め、1人当たり9,000円(千円未満四捨五入)となりました。

南方中華料理 南三 (ナンポウチュウカリョウリ ミナミ)
東京都新宿区荒木町10-14 伍番館ビル 2F B
TEL     03-5361-8363
営業時間/18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日    日曜日・祝日     -店舗情報「食べログ」より-

※今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。

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龍鳳(リュウホウ) 伊勢佐木長者町

2018-06-09 | 中国料理全般

中国料理「龍鳳

利用路線の関係で関内駅北口から向かいましたが、場所は伊勢佐木モールのドン・キホーテ前。

寅馬」さんの入っているビルの2階です。

テーブル席でレイアウトされた店内は昭和の香りが感じられるレトロな雰囲気。

家族連れでも躊躇なく利用できる、ひと昔前の高級中華料理店っぽさが

妙に居心地よく落ち着く空間ですが、それもそのはず、当店は創業1978年という老舗店。

一朝一夕では成り立たない歴史が息づいているのです。

訪れたのは休日ランチですが、ピークタイムを外したため先客はまばら。

「お好きな席にどうぞ」ということで窓際の4人掛けテーブル席を選ばせてもらいました。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:あり
卓上調味料:あり(醤油、酢、辣油、胡椒)
その他:爪楊枝、紙ナプキン
着座後:割り箸(ロゴ袋入り)、使い捨て紙おしぼり、メニュー

お休みの日の昼酒は最高!もちろん乾杯は生ビール@400×2から。

ランチメニューもありましたが、料理はグランドメニューからのチョイスです。

葱姜牛肚(牛モツ葱あえ)@1,000

仕込みを終え、タイミングよく提供が可能となったベストの状態。

(レンタロー) からしがセットされるだ。

白髪ネギと和え、香菜をトッピングしたハチノスは、臭みなく、味がしっかり

しみて夢心地の柔らかさ。

(寝太郎) うんめーー!!懐に取り込む旨さだね。

丁寧に作った温もりが伝わる味わいは、全く飽きがこないからパクパクと

いくらでもで食べれそうだよ。

また、このままでも十分ですが、からしのちょいつけも許容する包容力があります。

焼売(シュウマイ)@500

メニューによると、伊勢佐木町は日本のシュウマイ発祥の地なのだとか。

餡はネギ、豚肉、干しエビでつなぎのないストロングスタイル。

味付け薄着で余計なことをしない極めた美味さが説得力のある味となり、

辛子醤油との出会いも邪魔にならないのです。

このシュウマイはおみやげにも求められます。

鶏酒湯(キノコと鶏の清酒入りスープ)@1,400

具材は、鶏肉、シイタケ、シメジ、タケノコ。

素材本来の旨味を生かし、塩を最小限にとどめ生姜はほんのりと淡い味わい。

力の抜き加減も見事でいぶし銀のような深みを感じます。

什錦炒麺(五目ヤキソバ)@800

海老、イカ、豚肉、ピーマン、カリフラワー、タケノコ、ニンジン、ジイタケ、白菜、

タマネギ、キクラゲ、青菜と豊富な具材群をかき分けると

 ヤキソバは蒸し麺を油通ししているのかしら?

香ばしさがほんのり香る麺は緩いあんかけがムラなく絡まっていますが、

油っこさからくるダメージはなし。

こちらも個々の食材の旨みを生かし、スープに微量の塩で淡い味付けに仕上げています。

食後のお茶は温かいジャスミン茶。

当店は筍山を持っていることでも有名。シーズンに飯友さんからタケノコ宴会の

お声がけをいただいたのに、都合がつかず参加できなかったことが悔やまれてなりません。

帰りがけに聞くと4月末まで、そのあともなんとかGWまでもたせたそうですが、

来年は必ず旬の時期に食べに行きたいと思っています。

会計は、追加ボトルの紹興酒(花彫)を含め1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)

当店、春の季節限定がたけのこ料理、秋冬季限定がカキ料理、

またワンタンは9月~4月限定なのだそう。

私のイメージでは当店は有楽町の「慶楽」さん通じるものがあり、日本人の舌に合う

よう程よく融合させていてますが、単なる昭和な日式中華とは位置づけられない

老舗の「風格」を味に感じました。

したがって次のターゲットはワンタン!

「慶楽」さんのワンタンは昔懐かしいお醤油味だけれど、当店のワンタンは?

どうやら筍の春を待たずにお邪魔しそうです。

龍鳳
神奈川県横浜市中区長者町7-112 伊勢佐木センタービル2F
TEL     045-261-0308
営業時間/11:00~15:00 (L.O.14:15) 16:30~22:00 (L.O.20:50)
定休日    水曜日    -店舗情報「食べログ」より-

 

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嘉香麻辣烫(カコウマーラータン) 蒲田

2018-06-06 | 中国料理全般

嘉香麻辣烫」(カコウマーラータン)

場所はJR蒲田西口、「スーパーホテル東京」前。ざっかけない外観に心惹かれて初訪問。

引き戸を開け入店すると、カウンター席とテーブル席でレイアウトされた店内も

その外観と同様、全く飾り付けずシンプルを極めた食堂風の造り。

麻辣湯は左手に設置されたショーケースから好みの具材をザルにいれ店員さんに渡すシステム。

スープ+春雨で350円にトッピング具材は1個100円で3個から。

つまり春雨と3種の具材で650円。これが当店の標準装備のお値段なのです。

インスタント麺やうどん、そばの用意もありますが、そこまでお腹が空いている

わけではありませんから、デフォルトでセットされている春雨で十分。

なお、春雨は、太or細、玉米面、の3種から選べます。

友人チョイスの具材は、午餐肉、鴨血、汤包魚丸、舞茸、香菜。

私がチョイスした具材は、午餐肉、猪血、豚肉、汤包魚丸、香菜。

店側ではスープの辛さは未調整。ベースのスープはマイルドな味わいですから、

サーブされてきた後に、各自で卓上の調味料を使い好みの辛さに仕上げます。

自家製かな。辣油と手前は胡椒が浮いているのか、と思いましたが花椒油のようです。

少しずつ様子をみながら投入してみました。お手元調整って難しい。

店の女性がススメてくれた汤包魚丸は弾力に富んだ魚のすり身に、

スパイスの効いた豚肉が入り、しっかりとした食べ応えあり。

太い春雨はもちっとしてつるんとした喉越し。

玉米面はやわやわつるん。欲張って具材を5種入れたのでお腹も一杯です。

想像していた以上にボリュームを感じました。

 

個人的に残念だなあと思うのは、アルコールが充実していないことかな。

ビールもショーケースから取り出したぬるい瓶ビールだし、どうやらそこには

ウェートを置いていないみたい。

 

また、品数は少ないのですが、麻辣湯以外にも料理有り。

みなお腹に溜まるものばかりですから、当店は中華飲みではなく、

食事を目的にお邪魔したほうが良さそうです。

嘉香麻辣烫(カコウマーラータン)
東京都大田区西蒲田5-27-6
TEL     03-6715-9260
営業時間/11:00~22:00
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

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辰巳家(タツミヤ) 大崎広小路

2018-05-25 | 中国料理全般

中華料理「辰巳家」(タツミヤ)

最寄駅は大崎広小路。

山手通り沿いに面し、駅からの徒歩は1分ほどと利便性の良い立地です。

仕事帰りの軽い中華飲みで、当てにしていた台湾料理店が閉店していたため、

急遽ネットで探し訪問。ぐるなびによると、創業60年とその歴史は古く、

街の中華屋さんとして親しまれているお店のよう。

1階はお一人様に適したカウンター席とテーブル席でレイアウト。

2階席もありますが、利用人数を告げ指示を受けられたのは、

1階奥の3人仕様のテーブル席です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:あり(醤油、酢、辣油ほか)
その他:メニュー、爪楊枝、ポケットティッシュ
着座後:業務用タオルおしぼり(直置き)

お手頃な晩酌セット(1ドリンクと選べる料理3品)もありましたが、

チョイスはグランドメニューより。

ドリンクは乾杯用に生ビール@350×2、その後瓶ビール@650、

紹興酒(ボトル)@1,840を注文しました。

ピータン@320

薄切りピータンと山積みの白髪ネギを崩すようにして合わせ食べを実行。

醤油味ベースのタレは濃いめですが、たっぷり使える薬味が味のバランスを補正。

おつまみ力を引き上げます。

レバ焼き@430

仕上げの白ゴマがチャーミングなレバ焼きはど直球のあまっ辛日式テイストで

白飯との相性の良さは間違いなし。ランチのおかずに欲しくなる味わいです。

豆苗炒め@450

シャキシャキ食感の豆苗に干しエビが旨味をプラス。

味にうっすらとした甘みを感じますが、旬の時期だからなのでしょうか?

スライスタケノコも参加し、このお値段は良心的。

他の料理の味を邪魔せず、箸休め的な役割も果たしてくれるので、

テーブルに置いておきたい1品です。

餃子@450

たまたまだったのかしら。

提供された餃子は一部分、皮が剥がれてしまい残念なビジュアル。

調理工程で水分が多かったのか、皮は焼き色のついた部分も含めしっとりと柔らかく、

餡もふわっとソフトな口どけ。街場中華の気骨のある餃子を期待していたので

少し的が外れた思いでしたが、軽く食べられるためサイドメニューとしての

ポジションを担えるのでは。

会計は、1人当たり2,000円(千円未満四捨五入)

歴史の厚みを感じさせる昭和の街場中華。その一朝一夕では成り立たない味を

体感したかったのですが、やや凄み濃度が薄まった、というのが正直な感想かな。

ですが、リーズナブルな価格帯のつまみが各種取り揃えられていますし

設置されたTVを見ながら一杯やれる気安さが一人飲みにもとても嬉しいお店。

普段使いに重宝しそうです。

辰巳家
東京都品川区大崎4-2-2
TEL     03-3491-3441
営業時間/月~金 11:00~15:30 17:00~22:30(LO)
            土・祝 11:00~15:30 17:00~21:30(L.O)
定休日    日曜日    -店舗情報「食べログ」より-

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