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みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

屋台メシ 鶏公煲 (ジーゴンバァウ)

2017-08-29 | 中国料理全般

屋台メシ 鶏公煲」 (ジーゴンバァウ)

最寄駅は新小岩。南口より徒歩4分ほどの距離に立地する路面店です。

小体な造りの店内はカウンター席とテーブル席でレイアウト。

事前予約をした上での訪問で、利用はそのカウンター席後ろの、2名掛けテーブル席です。

カウンター内の厨房には日本人シェフ、フロアは中国人のお姉さんが2人で切り回す

3人体制であります。

当店は、付近の中国人客に絶大な支持を得ているようで、19時には満席状態。

私達以外、みな中国の方で、なかには入店できず、表で待つ人もいました。

日本人が多く来店する中国料理店では、なかなか見られないような

“本店謝絶自帯酒水及食品”このあたりのメッセージにも納得です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、黒酢、辣椒面)
その他:爪楊枝、割り箸(箸立て内)、ティッシュボックス、メニュー、灰皿
着座後:タオルおしぼり(直置き)、カセットコンロ

まずは、ドリンク選びから。

お酒の種類は、ワイン、焼酎、カクテルなどと、バラエティーに富んだラインナップ。

ソフトドリンクにいたっても充実しています。

生ビール(アサヒスーパードライ)@380×2と、緑豆ジュース@320はデザートの先取り感覚で注文。

その後、ジンロ(ボトル)@2,000、割りものはウーロン茶@300で。嬉しいことに氷は無料です!

お目当ての料理は決まっています。汁なし鍋から火鍋へとモデルチェンジできる鶏公煲です。

以前、香港の「鶏煲」さんでいただいた乾鍋を食べたあとの鍋にスープを入れて、火鍋を作る。

あのときの味を再び体感したくて、こちらにお邪魔したのです。

「当店へは、はじめてですか?」

流暢な日本語を話す店のお姉さんがテーブルサイドに立ち、懇切丁寧に、

オーダーシートでの注文の仕方をレクチャーしてくれました。

鍋は1人前づつ、2種盛り可能で、辛さを選べるとのこと。

また、火鍋にしたあとの追加具材及び串焼き、主食なども書きこめます。

さて、その辛さですが、普通、中辛、激辛、変態辛とあり、

周りを見ていると、利用する中国人客のほどんどが中辛でオーダー。

辛さの後足しも出来るという話だし、私達もそれに倣い中辛でお願いしました。

鶏公煲@980+牛蛙煲@1,280(中辛)

香菜は要りますか?とのお尋ねにはYES。

肉も鶏と蛙を選び、一つの鍋で作ってもらいました。卓上でカセットコンロ始動!

なお、鍋料理は1人で来店した場合も、同様にカセットコンロを使用してくれます。

蛙の身はシコシコぷりぷり。正直なところ、鶏肉より好み。

このメインの肉のほか、具材は、タマネギ、セロリ、エノキダケ。

秘伝の調味料で炒めたという事ですが、からっからの乾鍋ではなく汁の残った炒め煮状態で

辛甘で旨みのあるコク深い味付け。酒がぐいぐい進みます。

鍋を食べ終わったあとは第二ラウンドの火鍋タイム。

中国湯葉、レタス各@180 羊肉、魚団子各@280をチョイス。

お姉さんが、やかんから鉄鍋へ無料の鶏スープを注いでくれたので、

味を染み込ませたいものから投入。

なお、鶏スープは煮詰まり具合など、頃合いを見ながら足してくれるので、至れり尽くせりでした。

レタスや羊肉はしゃぶしゃぶさせながら、各自のタイミングでいただきます。

弾力のある魚団子を噛み千切ると、中からぶしゅ~っと飛び出した黄色いカニミソのようなもの。

これ、何かしら?味もそれっぽいんですよ。

なお、卓上の辣椒面を使ったので、厨房への辛さの後足しリクエストはしませんでした。

ピリ辛味を引き継ぎ、素材の旨みが生きたコク深いスープは油もしっかりだから熱々で、

癖になる味わい。酒の肴にもなる懐の深いスープであります。

〆は断然これ!乾麺を使ったラーメンセット@280で。

インスタント麺がこんなにきちんと盛り付けられて、感激。

ジャンクな美味さが炸裂!うま辛スープを吸い込んだ乾麺が愛おしい。

もちろん、残らず平らげましたよ。

(レンタロー) ここんち、屋台でつまめるようなお手頃価格のメニューもあるな。楽しいで。

当店、中国各地を出身とするお客様が来店するためか、料理のレパートリーも幅広く、

東北・延辺地方ほかの新メニューも紹介。

あ!「延明」さんのメニューから消えた烤冷面(焼き冷麺)もある(^^♪ 

やっぱり、面白いわ。在日中国人の来店が多いのもうなずけました。

ベビーカーを利用した家族連れ(中国人)も来店。

気さくな雰囲気とアットホームさも当店の魅力の一つだと思います。

会計は割りものウーロン茶、レタスの追加などを含め、1人当たり4,000円(百円未満四捨五入)。

屋台メシ 鶏公煲 (ジーゴンバァウ)
東京都葛飾区新小岩2-2-25
TEL     03-5879-6899
営業時間/17:30~23:00(L.O)    
定休日    月曜日     -店舗情報「食べログ」より-

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欣喜 (Chinese Restaurant Kin Ki)  祖師谷大蔵

2017-08-25 | 中国料理全般

欣喜」 (Chinese Restaurant Kin Ki)

最寄駅は祖師ヶ谷大蔵。北口から「ウルトラマン商店街」に入り1つ目の味のある小路を右折。

昭和の名残を残す丸芳飲食ストアー内。写真正面奥に見えるのがお店の電飾スタンド看板です。

店の前に着くと、古民家をリノベーションしたような情緒たっぷりの店構えに胸キュン!

外壁に描かれた文字が独特の風情を醸し出した、ご馳走ロケーションであります。

ランチタイムはセットメニューを注文する場合のみ予約が可能。

自身の活動エリアとは離れた地域ですし、確実に入店したい。

選択は当日でも構わないという話ですから、セットをお願いする約束で席の手配をお願いしました。

木のぬくもりを大切にした落ち着きのある店内は、テーブル席のみでレイアウトされ、

1階及び2階に個室を完備。

私達が指示を受けられたのは1階窓際の2名掛けテーブル席です。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(横置き)、メニュー
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢)
その他:爪楊枝、紙ナプキン
着座後:タオルおしぼり(手渡し後、直置き)、氷水

セットメニュー(3種類)から、バラエティーセットランチ@2,160(税込)をチョイス。

その内容構成は以下のとおり。

9種の料理を少しずつ堪能できるバラエティープラン
松笠烏賊の四種胡椒炒め
小海老のチリソース煮
豚の角煮 黒酢ソース和え
鮮魚の蒸し物特製ソースがけ
他前菜3種と料理2種を本日のおすすめで厳選チョイス
ライス、スープ、デザート付きでお得なセットです。

作り置きをしないため、提供までには少々時間を要するということですが、無問題。

デザートを3択からチョイスし(各人ごとに選択 可能)、

別注文のドリンクは、生プレミアムモルツ(中)@630、(小)@450からスタートしました。

レンゲを置くため、箸置きがチェンジ。

バラエティーセットランチ@2,160(税込)

第1陣で到着したのは、ライスと刻みネギの浮いた淡い醤油味のスープ。これに驚いていると、

間髪入れず、9品仕切り皿に収められた料理群が到着。

“9種の料理を少しずつ堪能できる”とは、こういうプレゼンでしたか……。

前菜ぐらいは別皿で用意されるのではないか、と思っていましたよ。

なお、サーブ時にスタッフさんより、料理説明を受けられました。

①よだれ鶏・・・下にはキュウリ。仕上げにナッツを散らしたよだれ鶏はスモーキーな味わい。

②皮蛋と新生姜の甘酢漬け、クラゲの冷菜

③ゼブラ茄子の蒸し物 豆鼓ソース 中華風漬物添え和山椒風味

④ホタテのニンニクソース蒸し・・・肉厚のホタテを品の良いニンニクソースで。

小海老のチリソース煮・・・生姜を効かせた甘辛いマイルドチリソース。

⑥酢豚・・・パプリカ、タマネギの参加した甘酢フルーティー酢豚。

⑦空芯菜と干しエビの炒め・・・若干ですが、塩があまく感じましたが…。

豚の角煮 黒酢ソース和え・・・味の重ね着が巧みな黒酢ソースで、煮詰めた旨みがあり濃厚。

松笠烏賊とチンゲン菜の四種胡椒炒め・・・塩味をベースに味付けしっかり。
 柔らかいイカを堪能できます。

主観ですが、下の段①~③までが前菜。④~⑨までが少しずつの料理なのでしょう。

事前にHPで写真をチェックしなかったのが、いけなかったのですが、あまりにひと口サイズの

料理たちなので、これでは自身の白飯のおかずとして力不足。

料理群と白飯&スープのバランスに違和感を感じました。


――ご飯のおかずというよりも酒のつまみになるプレートじゃないかな。

当店に用意があるかは不明ですが、紹興酒の利き酒セットとかに組み合わせたら喜ばれそう。

この9品仕切り皿の料理たちは、私に以前お邪魔した「トゥーランドット臥龍居」さんの

九つの喜び前菜を想起させたのです。

しゅうまい(2個)@480

中肉中背の手作りしゅうまいは、肉主体で、甘みのあるタイプ。

デザート

杏仁豆腐、愛玉子、プーアル茶ゼリーからの選択。

①愛玉子・・・舌触りソフトで滑らかなゼリーは、あっさりと涼やかな味わいでレモン風味もエレガント。

プーアル茶ゼリー・・・生クリームと卵のコクのあるカラメルソースに、ほんのりとした苦味がマッチ。
 コーヒーゼリーを食べているような錯覚を起こしました。

料理はポーションが少なすぎて、じっくり味わうまでには至らず、

印象が薄くなってしまいましたが、両デザートはともに美味しかったです。

また、滞在時に来店するお客様を見ていると、お子様連れの地元ファミリー層も多く、

地域に愛され支持を得ている良いお店だという事がひしひしとわかりました。

 

会計はドリンクの追加、5年甕出し紹興酒デキャンタ@1,400、ウーロンハイ@600を含め

1人当たり4,000円(百円未満四捨五入)

創作中華料理店ですが、オーナーシェフ青木欣也氏は、横浜中華街「萬珍楼」さんを

はじめ各店で研鑽を積んだ方ですから、その腕は確か。

次の機会があれば、お店の自信作、とろみのないサンラー麺をいただいてみたいと考えています。

欣喜 (Chinese Restaurant Kin Ki)
東京都世田谷区祖師谷1-8-17
TEL     03-6411-3458
営業時間/火~土 11:00~14:00(L.O.13:30)火曜と日曜はランチお休み
         火~日 17:00~22:00(L.O.20:30)
定休日 月曜日

 

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china bistro 八寸 桜木町

2017-08-18 | 中国料理全般

china bistro 八寸

最寄駅は桜木町。

野毛中央通りに2017年7月7日にオープンした横浜中華街、「状元樓」さんの新店舗です。

佇まいは、しっとりとした和の雰囲気ですが、店内へ1歩踏み出すと、

カウンター席とテーブル席でレイアウトされた店内は、チャイニーズテイストを程よく融合させた

スタイリッシュな空間です。

2名の利用で、リザーブされていたのはカウンター席の端。

このカウンター内では、イケメンスタッフさんがドリンクを担当していましたよ。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(横置き)、スプーン、取り皿、メニュー
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:爪楊枝、使い捨て紙おしぼり

構造上、厨房は隠れてみえません。

また、フロアスタッフさんの数などは、これから変わってくると思うので省略します。

ドリンクは生ビール(ハートランド)@600を注文。

お通し(@500×2)で出されたのが、イクラをトッピングした白カブのムースです。

グランドメニューのほか店内に掲げられたブラックボードに目を通し、アラカルトチョイスの作戦会議。

当店でマストに押さえたいのが

一口前菜の小鉢盛り合せ@1,680(2名様分)

当店のスペシャリテ。日替わりで8種類の前菜を盛り合わせているそうです。

サーブ時の説明によると、

①酔っぱらいボタンエビ・・・活けのボタンエビを紹興酒で漬けたもの。ねっちりとして甘み十分。

②自家製窯焼きチャーシュー・・・肉々しさが際立つパワフルチャーシュー。

③子持ち鮎のいぶし煮・・・中華スパイスの効いたコクの深い燻煮で、酒を呼びます。

④hassunオリジナル「カニ玉」キッシュ 2pieces・・・カニ玉が美味しいキッシュにモデルチェンジ!
カニ玉の優しい味がサクッとしっとり生地にマッチして侮りがたい旨さです。
この日の前菜の中で1番のお気に入り。

⑤ツブ貝のワサビマヨネーズ和え・・・セロリを合わせ、イクラをトッピング。
 刺激的なワサビの風味がマヨネーズのコクと混じり合いマイルドな旨みに昇華。

⑥彩り野菜の特製ピクルス・・・甘味と酸味は控えめ、オリーブオイル的なコクを感じます。

⑦クラゲを詰め込んだヤリイカ・・・スイートチリソースには、細かくカットしたマンゴー入りで味わいリッチ。

⑧蒸し鶏の冷菜、葱ソース仕立て・・・黒胡椒を散らし、おつまみ力アップ。

2人前を盛り付けたこのボリュームで、1,680円は断然お値打ち!

都内あたりではなかなかお目にかかれませんわ。(あっても1人前のお値段??)

趣向を凝らし、味の方向性も違うから、食傷することがありません。

当店は中華をベースに、和・洋、さまざまなアレンジを利かせた酒肴力のあるチャイナビストロ。

お酒の種類は、ワイン、焼酎、カクテルなどと、バラエティーに富んだラインナップ。

ビールの次は、カメ出し5年の紹興酒をボトル(2,300円)で注文しましたが、

まだ当店のロゴ入りができていないそう。「状元樓」さんボトルが活躍中でした。

jewelry点心「三色小籠包盛り合せ」@630×2

(タクロー) 針生姜と黒酢がセットされるけんど、使うのは上海小籠包だけだよ。

①上海小籠包・・・Chinese

②ロブスタービスク小籠包・・・French

③柚子胡椒小籠包・・・Japanese

中・洋・和の味を表現した3種小籠包はカラフルで見た目も鮮やか。

パラダイス ダイナシティ」さんを思い出しちゃいました。

ロブスタービスクも柚子胡椒も味つけしっかりで、それぞれの風味をきっちり主張していますから、

つけだれ不要。皮が破れてしまって、スープを少し逃してしまうアクシデントもありましたが、

上海小籠包はたぷたぷ状態のスープも楽しめました。

主観ですが、①→②→③で好みです。

土鍋入り麻婆豆腐 mozzarella cheese@980

モッツァレッラチーズに着目してチョイス。これはお酒に合いそうだ。

聞くとお店にはバゲットも置いてあるという話。

スライスして軽くトーストしてもらったものに乗せて食べるなんてどうかしら?

(寝太郎) いいけど、激太りしたから、糖質制限したい……。

寝太郎さんの却下により断念。

さっさと混ぜないとチーズが固まってしまうというので、急ぎ作業を進めます。

滑らかな豆腐に細やかな挽肉、山椒はほどほどで豆鼓はコクをつける程度に適量。

チーズがとろけ、びよ~んと伸びた熱々麻婆豆腐は、マイルドで思ったとおりのおつまみ味でした。

自慢の手作り上海ワンタン6pieces(スープ)@780

スタッフさんの話では、メニューにない料理もシェフの気まぐれでだせるのだそう。

この日は他のテーブルで炒飯の提供があり、私達にも聞いてもらえたのですが、

相当量のボリュームとのこと。よって、彼の「糖質制限」により見送り。

酒の〆にも丁度よい、上海ワンタンは、スープ、焼き、茹で、から選べます。

「上海わんたん・食彩厨房」さんと同じくワンタンは帽子型(冠型)。

皮はもっちりと厚めで肉餡はエビ入り。

刻みネギの浮かぶスープは豚骨などの出汁をベースにしていると思いますが、

濃厚で塩分強め。日本のこってり系ラーメンに戦いを挑める男味なスープです。

ほか、おすすめはビーフシチューの黒酢仕立てなど。

2人ですし、残念ながら初回ではそこまでカバーできませんでしたが、次回はこちらを

メインに組み立てたいと思います。

会計は、酒の追加(紹興酒デカンタ@1,200、生ビール@600、ハイボール@550)を含め、

1人当たり6,000円(千円未満四捨五入)。ご馳走さまでした。

china bistro 八寸
神奈川県横浜市中区野毛町1-9-1 T&FビルⅠ 1F
TEL     050-5594-1647
営業時間/火~金 16:30~23:00(L.O)土・祝日 14:00~23:00(L.O)
          日 14:00~22:00(L.O)
定休日    月曜日(祝日の場合は翌火曜日)     -店舗情報「食べログ」より- 

http://jogen.co.jp/hassun_noge/

 

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原宿はしづめ 原宿

2017-08-08 | 中国料理全般

原宿はしづめ

場所はJR原宿駅を背に竹下通りに入り、1つ目の脇道を右折し、さらに1つ目を左折した

路地裏の細道に面するビルの2F。

屋外の階段を上り目的地に到着すると、クラシックな洋館にびっくり。

席の予約は連れに任せ、お店情報を確認していなかったのですが、以前お邪魔した

広尾の「はしづめ」さんが大人カジュアルだったのに対し、当店はちょっとかしこまらなきゃ

いけない感じなのかしら(汗)。

エントランスに置かれたグランドピアノを横目に、屋内2階へと誘う案内札に従い足を進めると、

店内は、アンティーク調の優美な大正ロマン空間で、古き良き時代へとタイムスリップ。

客席はテーブル席とカウンター席でレイウトされていましたが、予約名を告げ、

指示を受けられたのは2名掛けのテーブル席です。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(横置き)、コースター、メニュー
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
着座後:タオルおしぼり(トレー置き)、氷水

席のみの予約のため、アラカルトチョイス。

ランチ麺セット(点心3種盛り合わせ、お好きな麺料理、デザート)麺料理に+300円や

ランチコース(前菜盛り合わせ、点心3種盛り合わせ、本日の一品料理、お好きな麺料理、デザート)

麺料理に+1300円もあるけれど、

フロアスタッフさんの話では、当店は蕎麦を食べる前に軽くつまんで飲む日本蕎麦の文化

「蕎麦前」を取り入れたスタイルなのだそう。

なるほどね、浮世絵コースターに箸置きも桜柄で、和の心を組み込んでいるわ。

となったら、私達も江戸蕎麦の流儀「蕎麦前」を気取ってみましょうか。

料理は、ランチ麺セットを1人前とグランドメニューから数品。

また、取り皿をもらえるので、取り分けが必要なものは各自の作業。

ドリンクは生ビール熟撰(一口グラス@500、グラス@700)からスタートしました。

クリームチーズの赤酒漬け@450

グランドメニュー“SOBAMAE”よりチョイス。ソーサーとして使っているお皿も和柄で綺麗。

(レンタロー) 手まり麩みてえにまあるく可愛ええ、ころころクリームチーズだよ。

赤酒のコクとまるみのある甘みが、ねっちりしたクリームチーズに調和して、

チビチビ舐めながらが似合う酒の小さな恋人です。

次は紹興酒(紅琥珀5年)@5,500

ワイン用の脚のついたグラスでいただきます。

説明によると、宝酒造さんが日本向けに中国で作らせているもので、

5年ものですが、中国向けの5年ものより品質は優れているとのこと。

そのため当店では、氷砂糖の用意をしていないという話です。

飲んでみましたが、不純物が感じられず、確かに質も保存状態も良好で、

酸味が少なく、まろやかでとても飲みやすい。

氷砂糖不要の安心感のある紹興酒!

販売者は、中華・高橋さんですが、飲食店限定で卸しているから、当該紅琥珀は

お店でのみ味わえる価値ある1本になります。

点心3種盛り合わせ@500

ランチセット及びグランドメニュー“DimSum”も点心3種の内容は同じ。

下味がついているのでこのままで。

①鶏軟骨入りの糯米焼売・・・素朴な風体に旨さは宿る。肉餡にもち米をまぶして蒸した焼売。

②金華豚と干し貝柱の肉焼売・・・高級ブランド豚と干し貝柱の夢のコラボ!肉餡はしっとり柔らか。

③三種のお豆と鯛の焼売・・・調味に味噌や豆鼓を使い、トマトのピリ辛ソースをトッピング。

お豆のホクホクとした食感は楽しいのですが、少し味を重ねすぎたようにも思えます。

気合が入りすぎちゃったのかしら?3種の中では1番創作性の高い点心です。

糯米焼売は、鶏軟骨入りということで、ワイルドなものをイメージしましたが、

生姜が効いて肉餡はふわっとソフト。また、表面のもち米に黒いのは黒米になるのかしら?

プチプチとした歯触りが入り混じることで、食感の強弱がつき、食欲を刺激します。

3種の点心の中では1番の好みかなあ。

本日の鮮魚強火蒸し@1,000

グランドメニュー“CHINESE”よりチョイスした一品料理。この日の鮮魚はマハタ。

(レンタロー) 皿も鮮やかで料理が映えるな。

黄ニラとシャキシャキとしたオカヒジキを下に、葱と焼いたソラマメをトッピング。

中国のたまり醤油(老抽)とナンプラーを使ったという蒸し魚のタレには、ピーナッツオイルの

コクも感じられ、ふっくらシコシコと健やかな身を存分に味わえました。うんまい。

切り身で、これならば、何ら不足なし。むしろ、大歓迎ですよ。

パクチーとぷりぷり海老の温麺(コラーゲン麺)@1,200

入店当初、蒸し暑さで冷たい麺を欲していましたが、汗も引き、酒をガブガブ飲んいますから、

冷たい麺は、胃腸に気の毒?ランチセットの〆は温麺でお願いしました。

2人でシェアできるよう、取り碗を頼もうと思っていたら、ちゃんと目配りも利いて、

スタッフさんが用意してくれていましたよ。

具材はパクチー、海老のほかに、刻みネギ、豆モヤシ、フライドエシャロット。

コラーゲン麺なので、麺自体にコラーゲンが練りこまれているのだと思いますが、

平打ちタイプで滑らか。また加水率が高いように思えます。

ベースの出汁は鶏ガラよりも、クリアなカツオ出汁が感じられ、麺がスープに良く馴染み、

胡椒も効いてその塩加減は絶妙。

さすが老舗製麺会社の麺ですね。一体感が素晴らしく、後味もあっさりとして綺麗です。

ランチセットのデザート

リンゴのコンポートと杏仁のデザートスープ(冷)は、甘すぎずとても涼やか。 これも美味し!

食後のお茶のサービスはほうじ茶でした。器がいちいち洒落ている。

会計は1人当たり5,500円(百円未満四捨五入)。

スタッフさんの丁寧な見送りを受けて、夏空の広がる下界まで。

大正ロマンを奏でる空間で、「蕎麦前」を愉しむ大人の遊び心が満載した和感覚の創作中華。

原宿という場所柄、外国人観光客と思しきお客様も来店されていました。

原宿はしづめ
東京都渋谷区神宮前1-15-14 ルセーヌ1号館 2F
TEL     050-5593-9101
営業時間/火~金11:45~14:15 18:00~23:00(L.O22:00) 
          土・日・祝 11:45~23:00(L.O22:00)
定休日    月曜日定休日 祝日の場合営業 振替火曜日休み      
          -店舗情報「食べログ」より- 

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豊栄 (ホウエイ)  茗荷谷

2017-08-02 | 中国料理全般

中国料理「豊栄」 (ホウエイ) 

最寄駅の茗荷谷駅から徒歩10分ほど。都道436号千川通り沿いの路面店です。

不勉強なことに、ドラマ版「孤独のグルメ」に登場したことでお店の存在を知ったのですが、

その際、蒸籠を使った料理が紹介され、ほかにも好奇心を煽るメニューがずらり。

香港料理っぽいものもあるのかしら?

その日以来、未知なる「豊栄」が私の頭の中を占拠。どうにも気になって仕方ない。

(寝太郎) 予約にトライしてみるよ。

なかなかつながらない電話に苦戦しましたが、なんとか希望日で予約を取ることが

出来たのは天の助け。きっと中華の神様が救いの手を差し伸べてくれたのね。

店の前に着くと、お客様を送り出すスタッフさん遭遇して、びっくり!

以前、他店でお世話になったI氏ではありませんか。

私達に気が付いた彼も驚いた様子でしたが、ここでまた会えるとは。

聞くと、シェフから招集がかかり、お手伝いに来ているのだそう。

入店すると、すっきりした店内はテーブル席のみでレイアウト。

私達は予約効果で入り口に近い2人掛けの席に着座できましたが、客足は途絶えず、

滞在中には幾度となく扉が開き、予約がなくまたタイミングが合わないために、

泣く泣くお客様を断る場面がありました。

さて、厨房内ではシェフのほかにも助っ人要員が導入され、またフロアも同様に増員。

「孤独のグルメ」の影響力って凄いなあ、としみじみです。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(縦置き)、取り皿
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
着座後:メニュー、タオルおしぼり(直置き)

生ビール@500×2を注文後、テーブルサイドに置かれたのは

(ノブロー) ほおほお、こいが五郎さんもチラ見してた当店の黒板メニューだで。

料理はその店内黒板及びグランドメニューからのアラカルトチョイスですが、

私達の好みを知るI氏のアドバイスがとても参考になりました。

 

オーダーした料理はサーブ時に説明が受けられ、取り分けは各自で行うスタイル。

生ビールのあとは、黄中皇(紹興酒)@2,300を注文していますが、

ボトルごと冷やしていてくれていたので蒸し暑いこの時期には嬉しく、また保存状態も良好です。

前菜の盛り合わせ 小(2~3人前)@1,600

グランドメニューからのチョイス。

ちなみに前菜三点盛り(1人前)は600円、前菜の盛り合わせはサイズがあり

小(2~3人前)1,600円、大(4~6人前)2,800円で提供しています。

①酔っ払い海老(酔蝦)・・・生エビの紹興酒漬け。
 エビの持つ甘みを引き立てた漬け加減でねっちりとろ~んと夢見心地の旨さです。

②冬瓜の冷製・・・旬を先取り!瑞々しい冬瓜はフレッシュな歯触り。
 タレは微かに辣油が効いていますが、素材感を生かしあっさりテイスト。

③高菜とインゲンの和え物・・・塩抜き良好。盛り合わせメンバーの中では地味な存在ですが、
 高菜の風味を残しつつ、とても優しい味わい。

④叉焼・・・肉は脂身が多めで、柔らかく、噛みしめると甘みが口に広がります。
 焼き立てではありませんが、当店スタイルのハニーローストポークかな。

⑤白切鶏・・・艶やかで肉質の良さは一目瞭然。キュウリをクッションに
 相性抜群の葱生姜ソースがたっぷり。

この前菜の中でのハイライトは白切鶏!

主観によるものですが、断然気に入っちゃいましたよ。うんまい!

これをソースごと、どさーっとご飯にのせて食べたいなあ。

ハモの青山椒蒸し@1,500

黒板メニューから本カサゴの姿蒸しと迷ったうえでの悩ましい選択でありました。

タレは香味醤油をベースに青山椒を効かせ、オイルのコクもしっかり。

もう少し青山椒のパンチを効かせても良いのでは?と思ったけれど、

季節の食材を大切にした匙加減なのかもしれません。

ハモの身はふっくらでぷりっぷり、この健やかさに旬の恵みを感じます。

(寝太郎) あ、五郎さんも使っていた優れもののスプーンだ!

(管理人:イメージ) 寝太郎さん、タレは金魚すくいの要領でやってみて。

いっぱいすくえるわよ。

海老入りパクチー焼売4コ@600

メインの料理は提供まで時間を要するとのこと。その前にもう1品。

サーブ時には、そのままでお召し上がりください、と言葉が添えられました。

ジューシーでソフトな肉餡に粗くカットした具材の食感が生き、パクチー使いは

野趣あふれるものではなく、特有の香りはおとなしめで、レディな焼売です。

また、下味が強いように思えましたが、これは気合が入りすぎたため、でしょう。

デリケートな口当たりの焼売で1個にずっしりとした重たさがないため、

サイドメニューに丁度良いのではないかしら。

樟茶鴨脯(鴨の胸肉のスモーク)蒸しパン添え@1,500

樟茶鴨は、紅茶液に様々なスパイス等を加え漬け込んだ鴨を、樟(クスノキ)のチップで燻し、

蒸してから油をかけ、皮目をぱりっと揚げたもの。

器には、紅芯大根、カイワレ菜を付け合わせ、赤米粉を使用した自家製の

2色うすまき蒸しパンを添え、別皿には甜麺醤、十三香粉がセット。

五香粉は5種類の香辛料粉ミックスですが、十三香粉はその上をいく13種類。

クミンも入っていますから、中国東北地方のお料理にはもちろん、万能に使える香辛料で

スモーク系の料理にも絶大な威力を発揮するのです。

シェフは「月世界」さんほか、いろいろなお店で修業を積んだ方、という話ですが、

アラカルトチョイスの際に、なかでも四川系がお得意と聞き、この選択をしましたが、大正解!

芳しいスモーク香が食欲を焚き付け、鴨肉は味が濃く、旨みたっぷり。

十三香粉のちょいつけも楽しみましたが、甜麺醤もベタな甘さがなく、ふくよかな味わいでエレガント。

ご機嫌な美味さに、料理に合わせワイン(オープン・ナウ)@3,500を注文です。

また、うずまき蒸しパンもきめ細かくしっとりと、追加をお願いしたくなる美味さでした。

(レンタロー) 樟茶鴨は俗称、四川ダックな。美食家としても名高い西太后の好物という話だ。

煲仔飯(土鍋焼き御飯)@1,300

I氏より当店の進藤シェフをご紹介いただき、直々の料理説明。

煲仔飯を作るためにはコンロを40分間、独占しますが、当店の小さいキッチンで、

それを実行していたら、たちまちのうちにオペレーションがパンクしてしまいます。

そこで考えられたのがシェフオリジナルの煲仔飯。

海南鶏飯と煲仔飯を合体させた土鍋焼き御飯です。

(ノブロー) 熱いで!進藤シェフのエネルギッシュな中華料理愛に、情熱大陸を見ただ。

――当店の煲仔飯の食べ方ですが、

まず、蒸し鶏と青菜を別皿に移します。するとどうでしょう。

細かくカットした腸詰、松の実が入り、焦がし玉葱醤で味付けしたうっすらあめ色のご飯が現れました。

かき混ぜると、しっかりオコゲもできていて、私の好きなもの、必要不可欠なものを

搭載した合体飯のスペクタルな展開に瞬時にして心を奪われましたよ。

碗に盛り付け蒸し鶏と青菜をのせ、葱生姜ソース、香港醤油はお好みで。

主観ですが、玉葱醤でご飯にしっかり味をつけているし、腸詰の旨みも入っているので、

このままでも十分に味わい深く、私は油飯的な味のふくよかさを感じました。

しかし、蒸し鶏をONする場合は、断然、葱生姜ソース。当店の蒸し鶏&葱生姜ソースは美味い。

白飯ではありませんが、思いがけず、ご飯といただけて良かった。

進藤シェフの柔軟な発想と探求心に脱帽。香港の煲仔飯とは作り方が違いますが、

土鍋内でアジア紀行を楽しめた感じ。

シェフの作り上げる創作中華の世界は、胃袋だけではなく、心に栄養もたらしてくれました。

会計は、お酒のお替わり他を含め1人当たり8,000円(千円未満四捨五入) 

ほかにおすすめは、黒板メニューのトップを飾る夫婦肺片、口水鶏と聞きましたが、

2人ですし、残念ながら初回ではそこまでカバーできませんでした。

またの機会に、お邪魔させていただきたいと思います。ご馳走さまでした。

豊栄 (ホウエイ)
東京都文京区小石川5-38-14 KDビル 1F
TEL     050-5593-4692
営業時間/11:30~14:30(L.O.14:00)17:30 ~22:00(L.O.21:00)
定休日    水曜日(不定休)     -店舗情報「食べログ」より-

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三鶴(サンツル) 川崎

2017-07-26 | 中国料理全般

中國料理「三鶴」(サンツル) 定期再訪

この日も宴会の予約が入っているので、ある程度の来客数に達した時点で

お店は貸切の札を出すのだそう。

シェフ1人で厨房を担当されているから、これはオペレーション面を考えてのことなのです。

滑りこみセーフの私達。はじめてになりますが、店のカウンター席を使わせてもらうことにしました。

カウンター内では店のお父さんお酒の管理を任されていて、生ビールを注いだり、

グラスを冷やしたりと家族が役割分担で一致団結。

そんな光景がとても微笑ましく、ほっこりとした気持になりました。

さて、料理はグランドメニュー及びブラックボードよりチョイスしていますが、

以前記したものについては、その細かい記録を省きます。

まずは、当店でのマストアイテム。お気に入りの2品を注文。

ドリンクはもちろんお父さんが注いでくれる生ビールからスタートで、キープボトルに

割りものレモンという、自分のいつものスタイルです。

季節野菜の酢漬け@550

軽やかな甘さで野菜たちととても仲良し。

焼餃子(4ケ)@440

むっちりふくよか、豊満なわがままボディ全開!やはり焼餃子は三鶴に限る。

豚タンと水菜の香味和え@480

サクッと歯が入る豚タンは臭みがなく、ごま油と塩、ブラックペッパーを効かせ、

フレッシュな水菜と和えています。

味付けがしっかりしているので、そのままいただいても十分ですが、添えられた

辛味調味料の使用も有効。塩気も辛味もがっちり効いています。

鶏肉の湖南風辛味炒め@980

四川の朝天辣椒で香りと辛味を移したものですが、ご家族連れの利用も多い当店ですから、

攻撃的な辛さは控え、むっちりとした鶏肉の旨みを味わうマイルドな炒めになっており、

レンコンをはじめとする野菜も使っているので、バランスのとれたおかずになるのでは。

白飯が恋しくなりましたよ。

冷やしタンタン麺

店頭のブラックボードからのリクエスト。

数量限定だったので、提供してもらえるか若奥さんに確認してもらいました。

たしかお値段は1,200円だったと思います。

小山を成す具材群は、肉そぼろ、干した小エビ、ザーサイに水菜をトッピング。

仕上げに垂らした辣油からでしょう、桂皮が香り、芝麻醤をたっぷり使った担々麵とは

ひと味違い、夏を意識したメニューならではの爽やかさで、さらりとマイルド。

スープにも雑味を感じられなかったので最後の一滴まで飲み干せました。

 

食べて飲んで気負わずくつろげ再来一瓶(五合瓶のキンミヤ焼酎)のキープボトルで

会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)  

カウンター席に着いたことで新しい発見はいっぱい。

その一つ、お父さんから教えてもらったのだけれど、当店、個室があったのですね♬

三鶴
神奈川県川崎市川崎区小川町16-10
TEL     044-233-1798
営業時間/  17:00~23:00   
定休日    火曜日     -店舗情報「食べログ」より-

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水新菜館 (ミズシンサイカン)  浅草橋

2017-07-24 | 中国料理全般

中華料理「水新菜館」 (ミズシンサイカン)

最寄駅は浅草橋。東口を出て、国道6号線の「柳橋二丁目」交差点角になります。

某日はグルメな飯友さんのお声がけにより4名で日式中華の会食。

外観は変哲もない昔からの中華屋さんというイメージですが、予約名を告げ入店すると、

厨房前のカウンター席とテーブル席でレイアウトされた店内は満員御礼状態。

この活気づくフロアで異彩を放つのが蝶ネクタイが似合う笑顔の素敵なおじさん。

友人の話では彼が当店の名物店主なのだという。

厨房には男性コックさんが3名、フロアには女性店員さんもいるけれど、やはり店主の

存在感が大きく、他のお客様のテーブル同様、いろいろとアドバイスをもらえそうだ。

テーブル・セッティング:箸、使い捨て紙おしぼり
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油、ブラックペッパー)
その他:爪楊枝、メニュー

少し遅れるという友人を待つ間に瓶ビールを注文。ザーサイがお供で登場。

参加メンバーの中には、お近くの方もいて、ランチにはよくお邪魔しているとのこと。

心強い飯友を得て、手始めのリクエストは、焼餃子、焼売。

ほかは、店主のおすすめで数品とドリンクもワインという流れに。

ここで、新鮮な驚きを覚えたのが、日式中華とワインのマリアージュを愉しむスタイル。

だって、冷蔵庫から値段を見て、勝手に取り出す大衆仕様ではないんだもの。

周りを見ているとホスピタリティ溢れる店主により、日式中華に合わせたワインが紹介され、

それが各卓へ飛ぶように売れているのです。

もしも、勧められたワインが5,000円超えだったら、どうしましょう。と小心で庶民な自分。

でも、大丈夫。ちゃんと2500円~から提案をもらえましたよ。

鍋貼餃子(焼餃子)

餃子と焼売は人数に合わせ(焼餃子は1人2個)作ってもらいましたから、

通常時とお値段は違うかも。そのため省略させていただきます。

からりとした焼き目が美しい焼餃子は小ぶりサイズ。肉餡は柔らかくとろけるように甘い。

蒸し鶏と枝豆の和え物@1,470

【おすすめ料理1】

枝豆で季節感を盛り込んだ冷菜。

醤油をベースとしたタレで和え、鶏肉はむっちりとして肉の味が濃く、キャベツの歯触りが

アクセントに働き、また味の調和を成しています。

(ノブロー) 焼餃子は、最近のトレンド?酢と胡椒の、さっぱりダレ作ってみたけんど、

そこまで肉餡が濃くねえから、普通に醤油や辣油でもOKだで。

焼売

黄色い皮の広東風焼売は蒸したて熱々。

小皿にはカラシがセット。

肉の手切り感が凄い。ダイナミックな歯応えで肉々しく、旨みもたっぷり。

この力強さ、自分好みの焼売です。マジうま。

飯友さんとスパークリングワインを撮影していると、自分も撮ってと積極的なポージング。

エンターテイメント性の高い店主は笑顔が優しくて、とってもラブリー。

お客様からの愛されっぷりもミラクルで半端ないのです。私もファンになっちゃいました。

肉巻き@840

【おすすめ料理2】

千切りキャベツの両サイドにはトマトケチャップと塩胡椒を配置。

湯葉巻きミンチ肉の揚げ物。心安い美味しさで、お話では店主も大好きなんですって。

小籠包

私達からのリクエスト。食べ方のレクチャーを受けられます。

まず事前に到着した細切り生姜の入った小皿へ、小籠包のタレを準備。

醤油1に対し、酢を2~3注ぎ込みます。

箸で突き刺し、タレをセットした小皿へON。当店ではこの小皿がレンゲ代わりなのです。

15秒後、生姜をのせて、箸でつまみ小籠包の下部分の皮を噛みスープをごくり。

肉主体の餡は、瞬間にとろけるタイプではないけれど、堅実な美味さで、

私の感想でですが、「新亜飯店」さんの小籠包。あのイメージに似ていました。

泡の次は白。街場の日式中華と侮るなかれ!

グラスも、ワインに合わせ、ちゃんとしたものを使っているのです。

途中から気が付いたのですが、店主のおすすめは「水新のおすすめ」から、

チョイスしたワインに合わせ組んでいるみたいです。

小海老とマンゴーの炒め@1,680

【おすすめ料理3】

衣をつけて揚げたエビに、具材は彩豊かにパプリカ、タケノコ、ネギなど。

熟したマンゴーの甘みが味を引き立てたスイートな炒めで白ワインとの相性も抜群!

アサリのクリーム煮@1,050

【おすすめ料理4】

小粒のアサリの旨みに、ジャガイモはほこほことろ~り。

クラムチャウダーっぽく、家庭的な温かみを感じる味で、中華という枠に縛られない

自由さを感じましたよ。こういうところもお店の魅力なのかも。

什錦炒麺(五目あんかけ焼きそば)@900

店主もおすすめしてくれましたが、〆は店を代表する人気麺を要望!

表面を鍋肌でしっかり焼き付け、内側はソフトな赤ちゃん肌、この香ばしさとしんなりが共存する

麺を、豚肉、白菜、タケノコ、キクラゲ、ニンジン、エビ、うずらの卵、青菜など、豊富な具材を使った

ほんのり甘めのあんに絡めいただくのですが、甘みが嫌味にならない匙加減が超絶に素晴らしい。

酢ともカラシとも好相性で、見た目以上の味の良さに脱帽。

絶大な人気を誇る所以を知ることが出来ましたよ。

最後にはお茶のサービスを受け、会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)。

絶滅の危機に瀕する日式中華と思いきや、元気いっぱいのお店で、お邪魔した私達のほうが

たくさんのパワーをもらえたように思います。声をかけてくれた飯友さんにも感謝。ダブルハピネス♡ 

水新菜館 (ミズシンサイカン)
東京都台東区浅草橋2-1-1
TEL     03-3861-0577
営業時間/11:30~15:00(LO14:30)17:30~20:45
定休日    日曜・第2第4土曜    -店舗情報「食べログ」より- 

 

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華成楼 (カセイロウ)  伊勢佐木長者町

2017-07-17 | 中国料理全般

中華料理「華成楼」(カセイロウ)

関内駅近くの中華屋さんに向かうも貸切宴会で入店ならず。

この近くで気負わず中華飲みできるお店はないかと、連れ(寝太郎さん)と向かったのが当店。

最寄駅は伊勢佐木長者町です。

店頭のサンプルケースが、ちょっと趣を帯びていて、味のある外観。

どこか懐かしさに似た感情が湧き上がりました。

足を踏み込むと、TVのある店内は円卓2卓と角テーブル席でレイアウトされ、

指示を受けられたのは卓を2つ、つけた角テーブル席です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油、七味、胡椒)
その他:爪楊枝、紙ナプキン、割り箸(箸立て)、ウォーターピッチャー、灰皿、メニュー
着座後:茶

グランドメニューの用意はあるのですが、壁のそこかしこにも品書きが貼られているので、

料理選びの楽しみは尽きません。

また、当店は中国の方のお店なのですが、メニューも雰囲気も日式の街場中華のような

馴染み感があり、ほっと安らいでしまう。この安心感は凄いわ。

まずは生ビール(中)@450×2とつまみを1品。

照り焼き合鴨冷菜@380

レタスを中心に合鴨が円陣を組むビジュアル。

正直なところ、肉は冷凍もの?という印象でしたが、このお値段にしては優秀。何ら不足なしです。

红烧豆腐(揚げトーフと椎茸豚肉の醤油煮込み)@950

ふわっと口当たりの良い揚げ豆腐に旨みたっぷりの干しシイタケと豚肉もしっかり。

さらに彩よくニンジン、ピーマンを使い、調味には生姜を適量。

ほんのりとした優しい甘さの醤油煮込みです。

(管理人:イメージ) そうだ。せっかくだし、 関内の友人に声をかけてみよう!

急な声かけで申し訳なかったのですが、快く応じてもらえ、途中から2名が参加。

聞くと友人はこちらによくお邪魔するらしい。店のおばさんも合流にびっくりしていましたよ。

さて、計4名で飲めや語れやの小宴会モードに突入。

酒は陳年紹興酒(ボトル)@1,500、真露(ボトル)@1,800×2とハイピッチで進みます。

柠檬鸡(鶏肉の唐揚げレモンソース掛け)@950

とろみをつけたレモンソースを絡め、唐揚げを爽やかに。

料理の正式名を記録し忘れました。イカとセロリの炒め(芹菜炒鱿鱼)じゃないかな。

記憶もあいまいなので、食レポはここまでとします。

炒空芯菜

会計は、ビールのお替わり他を含め1人当たり3,000円(千円未満四捨五入)

地域に密着した当店は、自然体な対応が心地よく、日常使いにとても有り難い。

この普段着の味と店の雰囲気が根強い地元ファンを生む所以なのかもしれないなあ。

ホームグラウンドの一つとして、私もこうした1軒が欲しいと思ったのでした。

華成楼 (カセイロウ)
神奈川県横浜市中区富士見町2-1 東亜ビル 1F
TEL     045-262-0271
営業時間/月~土 11:00~14:30 17:00~22:00
定休日    日曜日     -店舗情報「食べログ」より-

 

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ビストロシノワ YASMIN (ヤスミン) 西荻窪

2017-07-08 | 中国料理全般

ビストロシノワ「YASMIN」 (ヤスミン)

以前から訪問してみたいと望んでいた当店が下井草から西荻窪に移転し、

2016年5月26日に再オープン。

ようやく射程距離に入ったものの、実際にお邪魔するまでにはだいぶ時間がかかりました。

某日は、友人(以下、世田谷特派員と 記す)とのランチ。

食べログでお店の情報をリサーチすると、ランチは日曜のみと記されていましたが

コースもあるようなので、さっそく電話をかけて、確認しなければ。

友人のリクエストは、ランチコースなのです。

応対してくれた男性(おそらくシェフ?)の話では、予約は席のみも可能。

しかし、現在ランチコースはやっていなくて、通常のランチセットになるとのこと。残念だわ。

私の落胆ぶりが電話口からも伝わったのでしょう。

「コースの方が良かったですか?」

ゆっくり食事を摂りたい旨など、こちらの事情を伝えると、以前のランチコース同様に

コース仕立て(2,500円)で提供してもらえることになりました。

心優しいシェフのご厚意にひたすら感謝です。

その時点で聞いた料理の内容構成では

1.前菜
2.フカヒレスープ
3.メイン料理(その日による)
4.食事
5.デザート

食事は2名同じものでということなので、メインが定まらない以上、白飯という選択は考えられず、

炒飯or麺の2択より、炒飯でお願いしておきました。

店内は無機質なコンクリート空間に木の質感を組み込んだモダンな造り。

一面の窓からは陽光がたっぷり差し込み、開放感に溢れ、お洒落カジュアルな雰囲気です。

客席はオープンキッチン前のカウンター席とテーブル席で今回、リザーブされていたのは、

入り口から右手側の2人掛けテーブル席です。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(横置き)
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:荷物置き用の籠(椅子の後ろ側)
着座後:タオルおしぼり(トレー置き)、ドリンクメニュー

さて、卓上に菜譜の用意はありません。

料理はすべて各人ごとのポーションで供され、サーブ時に説明を受けられるスタイルです。

 

「お料理は伺っていますので、お飲み物は何か?」

フロアを担当する女性からのサジェスチョン。もちろんいただきますよ。(^^♪

我儘を聞いてもらえたお陰で、ゆったりマダムランチができるのだもん。

友人の到着を待つ間にも、生ビール(サントリープレミアムモルツ)@450を注文。

前菜盛り合わせ

①干し豆腐とジャガイモの和え物・・・ジャガイモのシャキッと感が微かに伝わり、調味の
 バランスに優れ、一般的な涼拌干絲とは一線を画す、繊細で軽やかなコクのある味わい。

②四川風よだれ鶏・・・しっとりジューシーな鶏肉には自家製の歯触り豊かな麻辣ソースを。

③レバーペースト ハチミツソースがけ・・・レバー特有の強いクセは感じられず、滑らかな舌触りで
 ハチミツソースにマッチ。フレンチをいただいているような錯覚を起こしました。

④チャイナピクルス・・・素材の持ち味を生かす漬け加減で、野菜はしゃっきり!ナチュラル感満載。

大根モチと舞茸のフリット

塩と胡椒、フライドガーリックを主軸とした香ばしいカリカリパウダーが味の決め手。

とろんとした夢心地の大根モチと好相性で、食感の細部にまで気を配った緻密な味わいです。

エビとアオリイカのXO醤炒め

色味鮮やかな野菜と合わせ、エビはぷりっと、イカは柔らか。微かに生姜が効き、

また、炒めに使ったXO醤は、おそらくオリジナルレシピの自家製ではないかしら。

優しくまろやかな深みがあり、上品な味わいです。

酸辣湯

あれ?酸辣湯なの?と思いきや、

レンゲを入れると溶き卵と香菜のほかに、細切れ状態ですが、ちゃんとフカヒレが在席。

仕上げに辣油を垂らしたフカヒレ酸辣湯は、しっかり油のコクが感じられ、ぐいぐい飲ませる美味さです。

穴子炒飯

蒲焼の甘さと生姜の風味がコラボするしっとりタイプ。

一足先に到着したフカヒレ酸辣湯ともまずまずの相性で、楽しめました。

イチゴのタピオカ烏龍茶

主観ですが、意外に酸味は強くなく、甘ざっぱりといただけて後味良好。

追加のドリンクは、本日のワイン(白・ロゼ・赤)から白をチョイス@550×2

会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)。

隣の席では、少しだけお姉さんのマダム達が6~8名で、やはりランチコースを召し上がっていました。

ひょっとしたら、先輩マダムの恩恵にあずかり、私達もお願いできたのかしら(汗)。

 

初回の印象では、気の利いた前菜から副菜、メインに野菜を取り込むところなど、

私のイメージの中でですが、「くろさわ東京菜」さんと相通ずるものがあり、

当店も女子受けの間違いなし!のお店であると思います。世田谷特派員も大満悦。

私もまた寄らせてもらいたいのですが……。行動範囲内の世田谷特派員が羨ましいわ。

ビストロシノワ YASMIN (ヤスミン)
東京都杉並区西荻北3-30-11 パルファン 1F
TEL     03-6913-5541
営業時間/平日・土曜日 17:30~23:30 (L.O.22:30) 18:00~23:00(22:00LO)
日曜日・祝日 ランチ(日曜日のみ)12:00~14:30 (L.O.13:45) 17:30~22:30 (L.O.21:30)
定休日    不定休    -店舗情報「食べログ」より- 

 

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ナポレオン フィッシュ (Napoleon Fish)  麻布十番

2017-07-01 | 中国料理全般

中国少数民族料理 「ナポレオンフィッシュ」 

ドライフルーツ、花生&香脆椒

酔っぱらいボタンエビ

雲南韮の花の漬け物の油淋鶏

VINHO VERDE BRANCO CASAL GARCIA N.V.

ナポレオンフィッシュ発酵唐辛子蒸し

かん水を使わない麺

デザート

6月末日をもって、中国少数民族料理としての営業は終了。

業態変更によりフレンチに生まれ変わるとのこと。

たまたまですが、6月下旬に当店へお邪魔した際、知りました。

私自身訪問した回数は少ないのですが、麻布十番で個性を放つ中華料理店が、一つ姿を

消すことは、中華ファンとしてはとても寂しく、心にぽっかり穴が開いたような気持ちです(涙)。

今回も印象に残ったのは、店名に冠する“ナポレオンフィッシュ”の発酵唐辛子蒸し。

水蓮菜をクッションに香菜を添えたナポレオンフィッシュは見事なまでのふかふか食感。

残ったたれに麺を絡めて食べるのも、この料理の醍醐味でした。

厨房で働く中華のコックさんたちはグループ店へ移動になるようですが、

ホールスタッフさんのうち、新業態ののちもここで接客に務められる方もいます。

その温かみのある対応のお蔭で、当店最後のディナーを楽しませてもらえました。

 

ナポレオン フィッシュ(Napoleon Fish)

東京都港区麻布十番1-6-7 F1プラザビル

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遊猿 (ユウエン)  四谷三丁目

2017-06-27 | 中国料理全般

Chinese Restaurant遊猿」 (ユウエン)

最寄駅は四谷三丁目。

週末中華に際し、候補の2軒より連れが希望したのが当店。

ネット情報によると、外苑前の鉄板中華「シャンウェイ」出身のシェフが荒木町車力門通りに

オープンさせたお店なのだとか。さっそく電話をかけて、ディナーの様子伺い。

2名の利用のためコース料理はないのか?と尋ねましたが、用意も可能ですが、

特に食べたいものが決まっていない限り、アラカルトで組む方が好ましく、

訪問するお客様のほとんどが、そうしたスタイルなのだそう。

私も「シャンウェイ」さんには未訪だし、味の傾向もわからない。

初回はまずアラカルトで、店の味を知ることが課題かな。

席のみの予約申し込み訪れると、高い天井をもつ店内は無機質なコンクリート空間に

木の質感を組み込んだモダンな造り。お洒落な雰囲気に圧倒されそうだ。

予約名を告げて指示を受けられたのは、ライブ感の伝わるオープンキッチンのL字型カウンター席。

もちろん、テーブル席もありますが、こちらは3名以上のお客様を優先し案内しているみたいね。

カウンター席はカップルで花盛り!私達も横並びに着座しました。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(横置き)、取り皿、スプーン
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(黒酢)
着座後:メニュー、タオルおしぼり(手渡し後、直置き)

料理もドリンクもブラックボードからチョイス。

まずはサッポロラガー(中瓶)@650からスタートし、

紹興酒ボトル8年@3,000を注文。

1品目の料理はシェフのアドバイスを受け、前菜の盛り合わせをオーダー。

値段は1,500円ということなので、これはおそらく1名分の金額なのでしょう。

前菜盛り合わせ@1,500×2

うにゆばは銘々に小皿でサーブ。

ムース状のゆばの上に紹興酒漬けにしたうにを乗せたもの。

卓にセットされていたスプーンでいただきますが、滑らかなゆばのとろりとした舌触りに

紹興酒風味のうにが相まって、得も言われぬ甘美な味わい。

ひと口目で前菜の大トリにしようと決めましたよ。

ほか、6種は2名分を一緒の小皿で盛り付けて。

前菜メンバーはお任せですが、どれもブラックボードに記されているものです。

①蒸し鶏の香味ソース

②豚肩ロースとカシューナッツの黒酢和え・・・衣をつけて揚げた豚肩ロースは黒酢が効き、
 ぽってりと濃厚。カシューナッツが食感のアクセントに働きます。

③イサキの山椒ソース・・・モヤシと同居。山椒は微かに効いている程度。

④シマエビの紹興酒漬け・・・シマエビは身が崩れるほどで、度を越してとろっとろ。
 漬かりすぎのためか、詳細不明。紹興酒の風味をまとうネギをサイドに。

⑤磯ツブ貝の紹興酒煮・・・漬け加減良好。酒を誘い、おつまみ力優秀。

⑥スミイカの葱生姜和え・・・スミイカが過剰にねっちょり。熟成のためか、詳細不明。

うにゆばのほか、前菜の中で好印象だったのは、蒸し鶏。

細かくカットした香味野菜をタレに漬けこみ、味を馴染ませソースに使用。

仕上げには辣油をかけコクをアップしていて、甘ざっぱりで、ほろっと辛い感じです。

この香味ソースは店の味を支える万能選手のようで、次の鉄板大餃子にも登場します。

鉄板大餃子1個@200

(ノブロー) ボリューム感たっぷりの大餃子は1個からも注文可能だで。

2人でシェアしても、食べやすいよう、半分に包丁を入れてくれています。

細かいところにも気を配ってもらえて嬉しいね。

さて、ジャンボサイズのためでしょうか。

大餃子はいったん蒸籠で蒸してから、厨房の鉄板で焼くという工程。

むっちり厚めの皮に包まれた餡は、刻み野菜の食感がダイレクトに伝わります。

餡のジューシーさよりも食感に重点を置いた餃子なのでは?という印象です。

(レンタロー) 次の料理が来ただな。オラにもご馳走して欲しいだ。

金目鯛の紹興酒蒸し 干し貝柱と金針菜あんかけ@1,980

金目鯛は切り身。醤油ベースのほんのり甘いあんかけはスープの出汁が弱く、

干し貝柱のみが重責を担っている感じ。そのため深化の面では単調に思えましたが

とろみ加減は緩めなので、スープ感覚で楽しめるし、また“あんだく”状態だから

炒飯にかけても合うんじゃないかしら。そうなるとイメージもぐっと変わる。

応用の可能性を秘めたあんかけです。

会計は、1人当たり6,000円(千円未満四捨五入)

コンセプトのはっきりした個性派創作中華料理店。

カウンター上に鉄板を配し、大餃子を焼くデモンストレーションも関心を集め、お店は大人気。

鉄板大餃子は各卓にと言ってよいほど、オーダーが入っておりました。

遊猿 (ユウエン)
東京都新宿区荒木町6-39 GARDEN TREE 2F
TEL     03-6274-8987
営業時間/月~金 11:30~14:00(L.O.13:30) 18:00~24:00(L.O.22:30)
              土 18:00~24:00(L.O.22:30)
定休日 日曜・祝日     -店舗情報「食べログ」より- 

 

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中華成喜(チュウカ ナルキ) 川崎

2017-06-23 | 中国料理全般

中華「成喜」(ナルキ) 再訪

お目当ての映画が19時すぎの上映。

その前に腹ごしらえをしておこうと立ち寄りましたが、18時で1階はほぼ満席。

私達はタッチの差で着座できましたが、周りを見ると2名で利用のお客様のほか、

奥ではスーツ姿のサラリーマンが集い宴の席を設けているよう。

また、複数人で来店したお客様を案内するために、2階席の準備をすすめるなど、

白衣を直用したお姉さんたちがきびきびとフロアを動き、仕事をこなす姿が印象的です。

 

さて、いまや街場中華も中国人が営む中国料理店に押され、日本人が鍋を振るう古くからの

日式中華の店はどんどん衰退しているように思います。

(寝太郎) ピンチだよ!お店が無くなってからでは遅いんだ。

絶滅危惧種的な日式中華を僕らが守らないと!!

中華丼@756

今日の自分は中華丼モード。

中華丼は日本生まれの中華。自分の好物の一つでもあります。

角盆に同行するセットメンバーは、ザーサイと狙ったとおりに正しい醤油味のスープ。

刻みネギにアオサ入りだ(^^♪

白飯を覆う具材群はイカ、エビ、豚肉、タケノコ、白菜、青菜、タマネギ、ニンジン、キクラゲ、

ウズラの卵。これらが醤油味ベースのあんでまとめられ、ご飯もたっぷり。

ボリュームがありますが、ちょっぴり甘めのあんがご飯に絡んで、昭和な郷愁を誘う味わい。

お供のザーサイを合間に挟み、醤油味スープをレンゲでごくり。そしてまた中華丼へ戻る。

中華丼と醤油スープは互いに必要不可欠なパートナーであり、この相互作用により

昭和ノスタルジーが完成するのであります。

広東麺@756

寝太郎さんチョイスは、以前私も食べた五目ウマ煮そば(広東麺)。

参加具材はほとんど同じであります。懐かしい~!

(寝太郎) 2015年に惜しまれながら閉店した日式中華の殿堂!「徳萬殿」さんもしかり。

長い時を刻んできた店がもつ、一朝一夕では成り立たない雰囲気がたまらなく素敵なんだ。

僕はそういう店が好きだし大事にしたい。美味いの不味いの、それだけでは計れない宝ものだよ。

今度はバカボンのパパの好物、レバニラをつまみながら、酒を飲みたいなあ。

中華成喜 (ナルキ)
神奈川県川崎市川崎区小川町2-11
TEL     044-244-4888
営業時間/11:30~21:30(LO 21:00) 
定休日    無休(年末年始を除く)     -店舗情報「食べログ」より- 

 

 

 

 

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中国快餐店 松陰神社

2017-06-19 | 中国料理全般

中国快餐店」 

最寄駅は、東急世田谷線、松陰神社前。

神田の「五指山」さんが移転し、店名を変え、再びこの地でオープン。

情報通でグルメな友人のお声がけにより、集まったメンバーは10名。

店は松陰神社通り商店街に立地していますが、看板もなく、一見では普通の民家のため、

知らなければ通り過ぎてしまう外観。

私が到着したときは、まだ表の灯りもついていなかったので、

扉を開けるのには躊躇しましたよ。

10名という人数を確保できたためか、この日の夜は貸切営業。

まだ新しい店内はすっきりとしてシンプル。

宴席は角テーブルを4脚つけた状態でレイアウトしていました。

厨房で調理を担当するのはシェフ1人で、フロアは女性が1人ですから、通常営業の際の

キャパシティもさほど大きくはなさそう。

さて、宴会ダッシュが功を奏して、ポジション取りはTVの観れる席に。

メンバーの到着を待ちます。

テーブル・セッティング:箸、使い捨て紙おしぼり
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:ドリンクメニュー

幹事さんの話では基本的には3,000円(税別)のコース料理(2名様より)とのこと。

その内容構成は以下のとおり。

1.三種冷菜盛り合わせ
2.季節野菜の炒め
3.肉料理1品
4.海鮮料理1品
5.点心1品
6.麺飯1品
7.杏仁豆腐

3名~4名(全8品)、5~8名(全9品)、10名以上(全10品)

つまり人数が多いほど、品数が増えるシステムで、

これに飲み放題(+2,000円)をセットしています。

当日、店側から菜單の提示はなく、サーブ時に口頭説明というスタイル。

詳細部分につき正確さに欠ける点はご容赦ください。

なお、料理はデザートを除き、すべて大皿での提供で、取り分け作業が必要となります。

皮蛋 

彩よく中央にミニトマトを配し、全体にざっくりとネギ生姜ソースをかけています。

すりおろした生姜とネギの風味が、臭みのない皮蛋のつるんとした白身と

ねっとりとした黄身にマッチし恍惚感に浸る美味さです。飲みこむのが惜しいぐらいだわ。

山クラゲ 

醤油漬けしたこりこり食感の山クラゲにはピリッと山椒を効かせ、味に変化球を。

花咲クラゲの冷菜

キュウリをクッションに食べやすくカットしたクラゲはあっさりとして歯触り豊か。

香菜と押し豆腐の和え 

香菜とともにサラダ感覚で食べれる押し豆腐。ナチュラルな感じで箸休め的にも丁度良し。

鶏とブラックビーンズの煮込み

ブラックビーンズが突出した感じの塩辛さはなく、ほどよくスパイスが効き丸みのある味わい。

骨からほろほろっと外れる柔らかい肉は淡泊で、煮込みソースとマッチしています。

ブロッコリーとキノコの炒め

ダイナミックにカットした素材が、視覚に訴え食欲を刺激。

普段着の装いですが、こなれた味わいで好印象。

殻付きエビとエビみその煮込み

マイルドでほんのり甘めのコクをもつエビみそは美味しさの功労者。

余すことなく絡めることで、味わいがぐんとステージアップするのです。

ハチノスと野菜の炒め

庶民的な風貌に美味しさは潜む。この炒めには白酒を使っているそうで、香りが格段に良い。

臭みなく柔らかなハチノスにタマネギやピーマン(赤・緑)が加わり、塩コショウがきっちりで、

味つけしっかり。濃いめの味なので、ご飯にも合いそうだけれど、

私には酒を呼んじゃうんだな。好み(^^♪

軟骨の炒め

鶏の水かきを含め、せせりや軟骨を揚げ、唐辛子の辛味を移し、クミンなどのスパイスで

味を整えたもの。大人好みのスパイシー路線で酒のつまみにうってつけです。

揚げ茄子と干しエビ炒め

炒めに使っている醤を失念してしまったのだけれど、コクのある味わいで、

ふっくら揚がった茄子に調和していました。

豚の鼻、尻尾、脚の醤油煮込み

インパクト大!棗のように見えるのは、中国の香辛料で、食べれないとのこと。

試しに齧ってみると樹皮のような香りで漢方っぽい風味。

たしか、草果(ブラックカルダモン)と教えてもらったような?

豚鼻は歯触りしっかり、意外にクセがなかったですよ。

海南粉

海南米粉(ビーフン)。

麺は丸く、つるんとしたライスヌードルで、具材は、豚肉、豆もやし、タケノコ、揚げピーナッツ、

香菜など。これをしっかり和えていただくのですが、

辛いのが好きな方はどうぞ、と提供されたのが香り高い辛味調味料。

これを使うと美味しさがアップするのだ。

麻婆豆腐

説明によると、サービスのよう。

土鍋で供された麻婆豆腐の下には白飯が隠れていて、痺れの山椒パンチが効き、

重厚感のあるコク深い味わい。

豆腐は木綿タイプ。爽快な痺れを体感できる麻婆豆腐ご飯ですが、楽しみ尽くしましょう。

先ほどのライスヌードルを入れ、そば飯にするのも楽しいのです。

杏仁豆腐


帰り際に「ご予約(ディナー)のご案内」というチラシをもらえましたが、

それによると、予約はコースメニューのみ。メニュー内容応相談、おまかせ可能で、

今回の3,000円(税別)のコース料理(2名様より)のほか

◇5,000円(税別)のコース料理(4名様より)
◇その他おまかせコース(4名様より)金額応相談。 があるようです。

神田時代にお邪魔した際、正直なところ、あまりピンとこなかったのですが、今回の宴に

参加させていただき、好奇心を煽るメニューの組み立てとダイナミックな料理の数々で、

お店の真価を再認識できたように思います。CPも抜群だわ。

見直す機会を与えてくれた飯友さんにも感謝です。

中国快餐店
東京都世田谷区若林3-17-5
TEL     070-4063-2787
営業時間/18:00~22:00(L.O.21:00) 
定休日    水曜日     

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古月(コゲツ) 新宿御苑前 

2017-06-12 | 中国料理全般

中国料理「古月

2017年を迎える際に、当店の「おせち料理」を堪能しましたが、お店へは久々

連れの誕生日なので、季節の食養生コースを予約。

シーズンごとに利用したいと願いながらチャンスを逸していたので、

今回の利用は私にとっても丁度よいタイミング。

リザーブされていたのは、店内奥の4人掛けテーブル席窓際です。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(縦置き)、コースター、
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:一輪挿し、爪楊枝、菜単(各人ごと)
着座後:タオルおしぼり(トレー置き)、ドリンクメニュー

コース料理に先立ち、奥様とシェフから挨拶を受けました。変わらず感じのよいご夫婦なので

お宅にお邪魔したような安堵感です。ご無沙汰してすみません。

(ノブロー) 古月さんの春の季節の食養生コースの菜単(菜譜)だで。

こいがあるのとないのとでは、外食の特別感が違うな。

内容構成で、話も弾むし、料理到着の楽しみ度がアップするだ。

コースは全て各自分での提供で、サーブ時にも口頭説明を受けられるスタイルです。

前菜四種盛り合わせ

①富山のホタルイカの紹興酒漬け・・・旬の素材の味を生かす漬け加減は良好。噛みしめると
 紹興酒がふわりと香り、ホタルイカのワタがコクを深め、イカの甘みを引きたてます。

②ソラマメの茴香(ウイキョウ)風味・・・茴香特有の香りと漢方っぽい風味がソラマメに染み込み
 しっくりとした美味しさに。

③海蜇(クラゲ)と野菜の甘酢漬け・・・コリコリと歯触りのよいクラゲに野菜はミョウガとレンコン。
 甘さっぱりで好感度の高い甘酢漬けです。

④蒸し鶏ネギ生姜ソース・・・キリッと辛味の効いた生姜がソースに馴染み、
 むっちりした蒸し鶏とは鉄板の組み合わせ。

私たちの間では――

(みに:イメージ) 私は②→①→④→③の順で好みかな~。
                 茴香でソラマメがよそいきの味わいになったわ。

(寝太郎) 迷うなあ。僕は、①→②→③→④だよ。ワタのコクがたまらない。

手間を掛け、丁寧な仕事がなされた前菜は、どれも美味しく、好奇心を刺激。

こうしてまた、前田シェフの作り上げる料理にぐいぐい引き込まれていくのであります。

やりいかと金針菜 塩夏みかん風味の炒めもの

お話では、塩夏みかんは自家製の1年ものだそう。

ほかに具材は、キクラゲ、ネギ、レンコン。食欲をそそる芳香にノックアウト寸前です。

調理には微量ですが生姜も使い、塩夏みかんは細かくカットして微かに風味をつける程度で

塩梅を調整しているよう。

シェフは味の厚着をせず、引き算から導き、料理を完成させる優れた技量の持ち主。

油も上質だから炒めはとても軽やか。物足りなさのない薄塩味で品の良い味わいです。

季節の養生スープ

(レンタロー) ピリッと甘酸っぱ辛いネギ生姜タレもサーブされてきただ。

具材をつけてたべるとええな。

今回の養生スープは胃腸の調子を整える効能が期待できるとのこと。

具材は、うさぎ、黒くわい、なつめ

そして干しシイタケも。

うさぎ肉は、骨からほろりと外せる柔らかさで、クセがなく淡泊な鶏肉のよう。

また、塩を使わず仕上げた澄んだスープは、薄ら生姜が効き、滋味豊かな味わいで、

ひと口ごとに胃袋にしみわたり、後味も綺麗。

飲んで良し、食べて良しの養生スープは、やはりこのコースの要、と言えましょう。

セロリとトマトのワンタン

赤いミニトマトが目に映えるワンタンは、食べやすいように半分にカット。

説明では中の餡はお魚とのこと。

香り豊かに爽やかな味わいのワンタンにかけられたソースは、オイルと調味料の交わり具合が

妙々で「乳化」という言葉を使いたくなる到達感。複雑にしてふくよかな味わいです。美味しいわー。

ハッタリのきいた仰々しい料理ではないのですが、他ではなかなか食べられないであろう

味の奥深さがあり、独自の突き詰めた料理の世界感がある。

私にとって前田シェフは比類なき「静かなる達人」なのであります!

(寝太郎) みに、その形容「葉問」の観すぎ?!

豚軟骨の煮込み 羅布麻茶のソース

タレで柔らかく炊いた豚軟骨は、まず片栗粉をつけ、揚げてから煮込むのだそう。

これにより食感にメリハリが生まれ、中国でブームになったというリラックス効果のある

羅布麻茶をソース仕立てで。付け合わせは、イモの茎とヤマブシタケを甘辛く炊いたもの。

サーブ時、羅布麻茶の独特の芳香が立ちのぼりましたよ。

手間を惜しまず丁寧な仕事を施した料理ですから、豚軟骨煮込みは

もう別次元の美味さに達しています。

メニュー名からは想像できなかった、意外性のある美味しさの連打に感銘を受けました。

えんどう豆の養生粥

〆の食事はマーラー豆腐とごはんもしくはえんどう豆の養生粥の二択。

各人ごとにチョイス可能なので、違えてみました。

寝太郎さん、チョイスはえんどう豆の養生粥。

広東スタイルの糊のような粘度をもつ粥とは異なりますが、えんどう豆の風味が生きた

優しい味の養生粥でした。

マーラー豆腐とごはん

ひょっとしたら当店のマーラー豆腐は1年半ぶり?

たしか、以前は“四川”マーラー豆腐だったんじゃなかったかな。

(レンタロー) お手もと、スパイスミルで山椒を調整できるだよ。

豆腐は木綿の歯触りしっかりタイプ。

手切りのコツゴツした肉は大きさもまばらで食感の強弱が楽しく牛肉の旨みしっかり。

またマーラーもさらっとしていて、胃粘膜にへばりつくような、ずしっとした重たさがないから、

オンザライスはぴりウマ辛の牛そぼろごはんのよう。

軽やかでご飯をかきこめる素直な旨さなんです。

四川全開のどっしりとヘビーな麻婆豆腐を好む方向きではないかもしれませんが、

当店のマーラー豆腐は、油っぽさやくどさを抑え、食後感の良さを重視したもので、

ご年配の方々にも、胃袋に負担なく、美味しく召し上がっていただけるものだと思います。

“四川”という括りがなくなったことで、新しい魅力が生まれたみたい。

こういうマーラー豆腐があるのもいいんじゃないかしら。

食後は、いつものように奥様からお茶のサービス。

このタイミングでおしぼりの差し替えも受けられました。

あ!蓋と取っ手を結ぶ紐、紅線(こうせん)にパンダを発見!

奥様がノブローさんたちの来店を知り、この茶壺(急須)で出してくれたのです。

(ノブロー) 中国料理店の三大美女!クールビューティーな奥さんに感謝だで。

(レンタロー) 茶葉は四川省の新茶「蒙頂雪芽」だで。綺麗な茶葉だべ。

茶の産地、蒙頂山の蒙頂甘露(緑茶)の一番茶で、香りが立ち、繊細ながらに深い味わいさ。

そして、お誕生日の桃饅頭も、いただけました。もちろん、手作りです。多謝!!

デザート

①杏仁豆腐(メロン添え)・・・杏仁の風味豊か。優しい甘みに癒されます。

②ジャスミン茶とキウイのゼリー・・・お茶のすっきりした苦味が爽やかな甘さを引き立てます。

(ノブロー) さあて、ネタロの桃饅頭をごっちゃんになるだ。

中は初夏を先取り、パイナップルあん。ねっちりと果肉感たっぷりで、

今まで食べた桃饅頭史上最強!激烈にうまいわ。

(寝太郎) うぁー、感激ですーー!!黄色で金運アップだあ。

会計は、生ビール(420ml)と、カメ出し加飯酒5年 ポット(300ml)ほかを加算し、

Hand01 1人当たり7,000円(千円未満四捨五入)。

帰り際にはシェフと奥様の丁寧なお見送りを受け退店。

満足度の高い養生コースとホスピタリティ溢れるサービスに接し、記憶に残る

良き誕生日になりました。ありがとうございました。

古月 (コゲツ)
東京都新宿区新宿1-5-5 2F
TEL     03-3341-5204
営業時間/11:30~14:00(L.O) 17:30~21:00(L.O)
ティータイム(日曜日のみ)14:30~17:00(L.O.)
定休日 月曜日(毎月1~2日間不定休あり)     -店舗情報「食べログ」より- 

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蓮香(レンシャン) 白金高輪

2017-06-05 | 中国料理全般

中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香」 再訪→(前回:2016/10/10ブロマガ

営業は夜のお任せコースのみで、現在は5,900円から。

某日は複数人での宴会仕様。

菜單は当日手書きで卓に提供。料理はすべて大皿で、サーブ時にも口頭説明を

受けられますが、諸事情により正確さに欠ける点はご容赦ください。

なお、テーブル・セッティング等は省略させていただきます。

盛り合わせ(6名分)

①特色線・・・細切り押し豆腐、台湾生わさび風味。
 匙加減の妙が冴える仕上がり。爆発的な辛さはありませんが、味の一体感が素晴らしい。

②拌黄瓜・・・黄瓜とイカのスモーク、北京マスタードソース合え。
 スモーク香と酸味が立ち上がる、大人好みなさっぱりテイストの前菜。

③沙拉緑筍・・・フレッシュな素材の持ち味を大切に台湾の緑筍をサラダ風に、
 ①
のマヨネーズをつけて。このマヨネーズも台湾のものかも。独特の甘さあり。

④・⑤手工香腸・・・元黒猫夜銀座店料理長、水岡氏のご実家である水岡工房の
 手づくりソーセージ2種。
 ウイグルスパイスを効かせた⑤羊肉のソーセージはエキゾチックな香りでスパイシー。
 対し、ハーブと木姜子を効かせた④豚肉のソーセージはハーブ感が生き、
 レモングラスのような香りが鼻孔をくすぐり、しっとりと柔らかく、とても爽やか。
 
 の粒マスタードがセットされていますが、味の完成度が高いのでこのままで十分。
 粗挽きタイプのソーセージは、どちらも驚くほどジューシーで手作りの魅力に溢れています。

咸牛奶巻心菜(広東省佛山市塩牛乳キャベツ炒め)

仕上げに、ブラックペッパーを散らした凛々しいフォルム。

ソロでキャベツが登場してくるあたり、ただ者ではない気配がぷんぷんだ。

味の決め手は、こちら。説明によると牛乳に酢を加え固め、塩水に漬けたものだそう。

こうして作ったチーズを調味料として使い、その塩気だけで勝負した、

というコクうまキャベツ炒めは脳天直撃の美味さ。

素材の甘みを引き立てる匙加減は秀逸で、まろやかなコクは後味の余韻となり、

箸の止まらぬ深い味わい。食べていて、飽きを感じさせません。

またこのチーズは粥とも好相性です。

炒西洋菜(夏草蛋とクレソン強火炒め)

店名に並び「郷村菜 蔬菜」とありますが、野菜の火入れに定評の高い小山内シェフは

入荷のある多様な野菜を使いこなし、様々な調理法で供してくれます。その凄腕は健在。

調味には、ニンニクと唐辛子を使い、塩加減は絶妙。

食感を残す仕上がりで、嫌な水っぽさは微塵もなくオイルを含んだスープは飲み干せる旨さ。

技量の高さがあればこその炒蔬菜です。

(レンタロー) “蛋”は、見た目が丸っこい茶色の冬虫夏草の出始めの芽(ツボミ)を表してるんだと。

ふわふわしてて可愛い食感だよ。

蓮香一品豆腐(蒸し豆腐干蟹腿のせ)

香り抜群!滑らかな豆腐の上にトッピングされているのは、香菜と北海道産の

蟹の脚を解し、天日干ししたもの。

干しエビの蟹バージョンですが、下準備に手間をかけた贅沢な1品で、

干しカニはそのままつまんでも、おつまみ力高し。これだけで酒がガンガン飲めそう。

また、一品豆腐の調味には、唐辛子醤油をかけているという説明でしたが、どぎつい辛さはなく、

味にほんのりとした甘さを感じました。

(寝太郎) クライマックスの連続みたいなメニュー!わくわく感が半端ないなあ。

酸玉米(湖南のローカルフード発酵とうもろこし)

赤みがかった濃いオレンジの鮮烈な色彩が目を奪う。

これは、トウモロコシを砕き、ペットボトルで唐辛子と発酵させたもので、

湖南省湘西側、トゥチャ族(土家族)が使う調味料なんだとか?

香のよい発酵トウモロコシはすっぱい辛さがめちゃくちゃチャーミングで、

現地では肉と炒めたり、蒸したりするそうですが、この日は単体でクスクスのように炒めて提供。

滇式韮菜(雲南式ニラミント自家製酸筍味)

雲南省のニラとミントの炒め。

さすが、発酵調味料使いの名手。牛乳、トウモロコシに続き、今度はタケノコを発酵!

黄色く見えるのがそれ(自家製発酵タケノコ)、であります。

特色鮮明。香り鮮やかな炒蔬菜は、発酵調味料の酸味と独特な匂いがミントの香りと

相まって爽快感のある旨さに。(すっぱ臭くて爽やかに美味い!!)

(寝太郎) う~ん!どくだみやミントの香りを嗅ぐと蓮香さんに来た!って感じがする。

(レンタロー) これ、オラ好みだ。最高にうめえ!

飯にふりかけ的にも使えるし、味のアクセントに多様に活躍でける。

トウモロコシなのに、カラスミ的なものをイメージさせるな。

こいは白酒との相性もばっちりだ思うだ。買えるもんなら買って帰りたいぐらいの美味さだで。

腊鸭脯肉(武州鴨スモーク揚げ、マカオのミントソース)

うっすらピンク色の肉の断面が息をのむほどに美々しく、絶品感の漂うビジュアル。

素材の良さはもちろんですが、美は1日にしてならず。

説明では、鴨を塩漬けにして塩水ごと→、真空→低温調理→乾燥→スモークという流れ。

有り得ないぐらいの美しさは、こうした作業工程を経て、丁寧に作りあげられたもの。

旨みが抜けてなくてすこぶるジュージーなのであります。

心優しい参加メンバーの紳士がミントソースの撮影協力をしてくれました。ありがとうございます!

ミントソースは風味がしっかり、黒酢を効かせた大人味で酸味と苦味、塩気のバランスに優れ、

スモーク香るきめ細やかで旨み溢れる鴨肉にマッチしていました。

山蘇樹子(オオタニワタリと台湾樹子炒め)

台湾名産の樹子という木の実と台湾のオオタニワタリの炒め。(ニンニク・唐辛子)

樹子は中の種に注意してお召し上がりください、とのこと。

オオタニワタリはシャキッとぬるっとで、ツルムラサキのあの食感に似ているかも。

火入れで野菜の美味さも変わるなあ。

汚糟鸡(順徳式鶏の香り蒸し、十年陳皮の香り)

十年陳皮、ナツメほか、香り豊かな具材が鶏肉と合わさり、サーブ時の

インパクトの大きさもさることながら味も素晴らしい。

辣泡姜牛肉(手づくり新生姜ピクルスサーロイン炒め)

肉は和牛じゃないのかしら。旨みたっぷりでとても柔らか。

単体で十分に満足度の高いものですが、しかし、このままでは終わらない。

この先がシェフのワールド。

ホクホク食感のソラマメと手作り新生姜を合わせ、オリジナリティに富んだ

味の新世界が開かれるのです。

辣子鮎(稚鮎と春アスパラ山盛り唐辛子炒め)

川を遡上する稚鮎をイメージさせるダイナミックなプレゼン。

たっぷりの唐辛子でピリリと辛いところに、ワタの苦味が追撃。

これが安らぎにも感じられ、また超絶に合う、美味いー!

魚子炒飯(カラスミたっぷりチャーハン)

(寝太郎) うひょーーー!!眩しすぎて目がくらむーー。

贅沢の極み。言葉では言い尽くせない美味さであります。感涙。

あら!ごま油で香りを出し和えそば(拌麺)は追加でお願いした模様。(詳細は省略)。

 

他の追随を許さぬ発酵系調味料使いと抜群の料理センス。シェフは天才肌なんだろうなあ。

今回も、当店でしか味わえない比類のない料理の数々を楽しませていただきました。

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

 

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