浪速おやじのつぶやき日記

川柳・都々逸・詩などでボケ防止

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ90号(2014年7月)

2014-07-23 17:49:31 | あかがわ川柳クラブ

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ90号(2014年7月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔待つ〕(天)近藤正)憲法が暮らしに根付く時を待つ
兼題〔放〕(天)藤原千恵子)おむつ替え天に放尿新生児
自由吟(天)近藤正)福井地裁国富何か問い正す
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兼題 「待つ」
倫子 )家中が待ち構えているボーナス日
鈍甲 )水張って静かに早苗待つ田んぼ
美智子)膝痛に待ったなしです杖をつく
元紀 )改憲待ちきれない死の商人
鈍甲 )クーデター押さえ込むのに待ったなし
一歩 )吉報をひたすら待って拉致家族
勝弘 )なんでやろ遅れる人は同じ人
勝弘 )家康のつもりでいたら古稀になる
佐津乃)タクシーは待ってる顔を見逃さず
文子 )待ちこがれ玄米届き無事だった
千恵子)テレビ欄丸印して時間待ち
佐津乃)梅漬けて漬かり加減を確かめる
一歩 )三人目曾孫は夏の真っ盛り
邦夫 )安倍軍よあの戦争で待ってます
勝弘 )王子さまとうとう来なくアラフォーに
正道 )待つ時間イライラしても仕方なし
茂  )年金を待つ日が嬉し歳となり

兼題 「待つ」佳句
妻子 )花嫁を待つ人ばかり過疎悲し
千恵子)あと五分待てば蛸焼きいい具合
弘子 )診察も待ち慣れている医者通い
みえ )短気は損気今は気長に待つとしょう
一歩 )看護士の評価されてる待ち合い所
鈍甲 )待つことの情緒もあった蛇の目傘
正  )やきもきと待つ身も楽し花時計
佐津乃)待望の子孫授り育児中
元紀 )特養の入所待つ人列をなし
倫子 )待つことに馴れて心が丸くなる
千恵子)あと十分あと十分の待ちぼうけ
文子 )待つ友は久しぶりでも白髪で
人の句
美智子)消費税きつい暮らしが待ったなし
地の句
みえ )三度目の招待状にめまいする
天の句
正  )憲法が暮らしに根付く時を待つ
軸吟
典子 )阪神の藤波出番待っている
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兼題 「放」
茂  )司法にて原発阻止が放たれた
美智子)NHK政府ごのみの放送し
弘子 )父の日はじっと放談聞いている
千恵子)流鏑馬の矢の命中に拍手沸く
文子 )放水に犬まで顔出しのぞくなり
典子 )受ける人居るから私矢を放つ
元紀 )放水しても汚染はありません
佐津乃)放牧の牛は夕餉を知っている
倫子 )おしゃべりで放送局と名づけられ
一歩 )居酒屋でいつも放電しています
みえ )放流の稚魚はこの川忘れない
勝弘 )ハナテンは辞書難読と書いてある
鈍甲 )舞う蝶が放浪せよとそそのかす
邦夫 )除染物まだ軒先で放置され
弘子 )終戦のラジオ放送平和来る
文子 )よちよちと放された孫笑顔見せ
美智子)タレントに食わす放映あっちこっち
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兼題 「放」佳句
佐津乃)故郷便放っておけない義理の中
みえ )心ない言葉放って臍を噛む
倫子 )放任と言う名のもとに手離す子
典子 )放たれた鉛筆の山恐ろしい
邦夫 )九条も勝手解釈放り出す
妻子 )親の手を離れて五月病になる
鈍甲 )たんぽぽも人もどこでも飛ぶ自由
元紀 )放言も議席に応じ許される
一歩 )この歳に食べ放題と言われても
正道 )放水でやり合う間まだ平和

人の句 茂)放牧の牛馬のびのび大自然
地の句 勝弘)福島はまだまだ高い放射能
天の句 千恵子)おむつ替え天に放尿新生児
軸吟  正  )矢を放つ的間違っている総理
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兼題 「自由吟」
茂  )なでしこの女子サッカーに励まされ
正道 )試合後にサポータージャパンごみ拾う
妻子 )交換のできぬ部品が毀れだす
弘子 )紫陽花梅雨も不快を払拭す
文子 )菖蒲園笑い声有り平和な日
元紀 )老人のせいにする矛先そらし
文子 )腰のばし歳には負けぬこの足で
佐津乃)山道を超えてパノラマ螢とぶ
佐津乃)紫陽花が一瞬目立つ急斜面
勝弘 )安倍さんの首を介錯したいもの
美智子)梅雨後半あじさいの花少褪せ
千恵子)夜の時間ドラマを軸に廻ってる
典子 )輝いているのは指輪のせいだろう
邦夫 )自衛隊地球裏まで出かけます
元紀 )米艦に子供と母が乗っている
倫子 )無駄遣いしたら景気が上昇中
鈍甲 )消費税が潰した店は数えない
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兼題 「自由吟」佳句
みえ )心とは善と悪との絡み合い
倫子 )哀しみはあたたかさ過ぎる母ごころ
美智子)不戦の誓いまわりきっと忘れない
妻子 )人間の夢宇宙までまぜ返す
典子 )偽ラベル困った顔で貼られてる
弘子 )拉致被害全員帰国無事祈る
邦夫 )気が付けば戦の道へ連れ込まれ
千恵子)エアコンを大掃除して風清し
みえ )五十肩病んで身体の恩を知る
正  )美ら海を生贄にする安倍総理

人の句 勝弘)あじさいを楽しんでいる今が旬
地の句 鈍甲)膨らんでいつ破裂する貧富の差
天の句 正 )福井地裁国富が何か問い正す
軸吟  一歩)生命保険満期になったを喜ぼう
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