浪速おやじのつぶやき日記

川柳・都々逸・詩などでボケ防止

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ82号(2013年11月)

2013-12-13 10:29:38 | あかがわ川柳クラブ

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ82号(2013年11月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
賛彩天兼題〔半分〕 (天)
(近藤 正)割り勘でまだ損をしたことがない
自由吟   (天)
(神夏磯 典子)山彦の答え好きだと言っている
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兼題〔半分〕
(文子)なつかしい橋立行くも友はなく
(正道)人のため半分残して我慢する      
(勇)校友会半年ぶりね皆元気        
(一九紀)国民の痛みは半分も知らず       
(茂)半分が別姓でいる人も居る       
(弘子)半分こ仲睦まじい新婚さん       
(鈍甲)争いは半半にする痛みわけ       
(邦夫)半半に相合傘で濡れていく       
(みえ)半分に分けたリンゴをみくらべる    
(倫子)半分に切っても異議の出る西瓜     
(邦夫)半分に欠けた月様悲し顔        
(鈍甲)青年の食半分で足りる歳        
(勝弘)アンパンの半分はいや耐えられぬ    
(佐津乃)重い荷を半分譲り遠回り        
(鈍甲)朝鮮の統一願ういつの日か       
(みえ)人生のこの道半分まだ途中       
(由比)おすそ分けやつたり貰い何時までも   
(千恵子)折半でビールニ杯の縄のれん      
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兼題〔半分〕佳句
(佐津乃)読書中半分位いしおり挿す
(勇)宿題も半分できたこれで良し
(勝弘)閉店問際スーパーで待つ五割引き
(勇)お隣が巻寿司くれた半分こ
(倫子)半分は妻に呑まれた新銘酒
(千恵子)墓参り左右に分ける菊の花
(正)古希すぎてわが人生はまだ半ば
(一歩)講演はいつも半分寝ることに
(倫子)器量自慢話半分に聞いておく
(美智子)まだ半分あるさ人生楽しもう
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人の句
(みえ)幸いは半分ぐらいがちようどよい
地の句
(美智子)芋半分こ母は小さい方をとり
天の句
(正)割り勘でまだ損をしたことがない
軸 吟
(典子)半分は浮気封じと言うくすり
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兼題〔自由吟〕
(勇)月明かり秋の夜空に流れ星
(元紀)国益と言つて国民締めあげる
(茂)オリンピツク誰が得して誰が損
(正道)台風は日本好きよと何回も
     秘密法見せず聞かせず闇の中
(文子)眼を覚まし今日も元気に体操に
(邦夫)あちこちに米国領が拡散す
(千恵子)指差して数え直しの懸賞金
(典子)一等賞運動会もすみました
(佐津乃)病んでみて神にメールの鈴ならす
      懐に受けた温もり抱いている
(倫子)怒ってももう忘れてる老いの術
(勇)大相撲ロシアモンゴルブルガリヤ
(由比)従属の鎖からまれ吠えている
(勝弘)ブロツクとコントロールはどうなつた
(美智子)真夏日の続く十月身が壊れ
(正)消費増税庶民は餓えて国滅ぶ
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兼題〔自由吟〕佳句
(弘子)我が身捨て他人を救う凄い人
(みえ)負け大のままで死んでも悔いないか
(美智子)TPP認める人の磨が無い
(みえ)運不運時が経たなきや解らない
(鈍甲)アメリカを見ても不安な資本主義
(邦夫)オスプレイあの町この町ぬつと出る
(美智子)消費税上がり財界にたり顔
(鈍甲)生きている証の夢をたしかめる
(勝弘)最近は笑顔が見えぬ都構想
(正)フクシマを横日で五輪誘致する

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人の句
(千恵子)枯れ葉踏む音にまぎれて独り言
地の句
(倫子)春も無く秋も見ざりし蛇の年
天の句
(典子)山彦の答え好きだと言っている
軸 吟
(一歩)大空へ白い巨搭が消えてゆく
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