浪速おやじのつぶやき日記

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永遠の0「ゼロ」著者・百田尚樹読後感想(浪速夢見頃

2015-04-24 13:24:08 | 読書感想文

永遠の0「ゼロ」著者・百田尚樹
        読後感想(浪速夢見頃)
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 太平洋戦争時の特攻隊員の海軍零式戦闘機隊員の
実践状況を描き出す事を通じて当時の軍部の
エリート将校たちの兵隊の命を軽んじ、
作戦の失敗の責任も取らない軍部の当時の
状況を見事に描き出した戦争告発の作品が
ベストセラーと成り注目されている事にも
感激しています
 現政権の安倍首相の軍国化方向が太平洋戦時と
同じ感覚で平和憲法を敵視して自衛隊の
海外派兵をもくろみ自衛隊を「我が軍」と
平気言う体質に恐怖を感じる
 経済界の大手会社が社員を使い捨てにする
ブラック企業はまさに従業員をゼロ戦・海軍零式
戦闘機隊員と同じ様に戦時中と同じく国民・民を
犠牲した状態は何ら変わらない
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 私の祖父は日露戦争で乃木大将で有名な203高地激戦の
生き残りで最後は2兵になり移動しては発砲しロシア軍を翻弄し
進軍を阻止した功績で国から勲章をもらったそうです
祖父は歴史的な名家のお嬢さんと結婚した時にその名家には
男児が居なかったので、結婚して男児が2人出来れば
家名維持の為2人目を養子に渡す約束をしたのです
 その祖父はジャングルの中から帰国した三男の叔父に
胃が萎縮して居るから、一度に食べさせると死ぬ人が多いと
長男の嫁の母に言って、粥からしか与えなかったそうです
祖父は72歳まで生きました。
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 祖父の長男の私の父は海軍へ召集され、
乗っていた軍艦が日本近海で撃沈されて、海上に2~3日
漂って運良く助けられ九死に1生を得たと言っていました
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 祖父の次男の叔父は家名維持の為2人目を養子に渡す約束を
守り祖父の次男は歴史的な名家に入籍し国宝級の名刀を軍刀と
して持参して出兵したが、南方戦線で戦死し遺骨も帰らず
持参した軍刀は多分上官が着服したのでしょう
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 祖父の三男のもう1人の叔父は、南方で終戦も知らされずに
ジャングルの中で3年間、部隊が最後の2人になるまで
戦争を続けて、口に入るものは動植物類など、何でもで
食いつないで「お互いの尿まで飲んだ」と言い、
私が汚いと言うと「尿は血液だ」と平然と言ったのを
覚えています、餓死寸前に捕虜になり、
やっと帰国出来たとの事です
 叔父も祖父の日露戦争での祖父の勲章を思い出して
ジャングルで頑張ったのかもと 想像しています
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