公園物語

　早朝の鶴ヶ岱つるがだい公園は爽やかな秋風が吹いていました。

※写真をクリックしてね。

　公園内を散策していると、いました、鴨くんたちがまどろんで
います。こ・ん・に・ち・は、と静かに近づきパシャリ。


　ちょっと、来たわ、いやーね、ささ、、と離れる鴨ちゃん。
なんでぇー、こっち向いてよと、叫ぶも非情な鴨ちゃんたち。


　しかたがないなと、歩いていますと、素敵な鳩君。スーとした
その姿は素敵です。


　と、見とれていると、モーション鳩子ちゃんに鴨子ちゃん。
あっという間に熟女に囲まれた鳩君でした。


　おっと、抜け目のない淑女たちだわと、見上げると、なんと
木の上でも仲良しスズメちゃんたち。


　しゃーない、おいらも相手を探すかと、歩きましたら、池の
ほとりにたたずむ紳士。熊子など目に入らずに、鯉の行方を追う
紳士。近づいても相手は自転車、逃げられるなと諦めました。


　うんこらしょ、どっこいしょと、畑の手入れに一生懸命な
ご婦人。ああ、おいらのネコデコも手入れしないとな反省熊。


　こうして眺めると、いい公園です。その昔、池で溺れた子供を
助け上げた高校生がいました。スポーツ万能で、いい人でした。


　ポロン、ポロリンと、どこからかギター爪弾く音が。
東屋でパンをかじる音楽青年。教育大がすぐ側にあります。


　ちょっと、熊ちゃん、あんた、のんびりしてていいのかい、
そろそろ、お時間でないのかい。あんまし、懐古すんでないや。
昔は昔、今は今だべさ。。と鴨ちゃんに諭される熊。


　おう、どすこい、どすこいと、ちびっ子相撲の土俵を
眺め、しこ踏んで、先を急ぐ熊。


　そうなんです、この日は整形受診日。予約ですから、朝はちょっと
余裕の公園散歩でした。この数時間後には、熊膝に愛の1本を注入。
そうして、顔で笑って、心で泣いた日でもありました。