初釜の差し入れ
出雲 柳楽長春堂さんの 黒豆大福
大きな黒豆がはいっています
一ついただいて いつ食べてもおいしいですね
やわらかくて 大きな黒豆が入っていて 中は こしあん
初釜の差し入れ
出雲 柳楽長春堂さんの 黒豆大福
大きな黒豆がはいっています
一ついただいて いつ食べてもおいしいですね
やわらかくて 大きな黒豆が入っていて 中は こしあん
4代 と 13代 迷えば普通一入でしょうね
それほど 値段が変わらなければ
時代が違いますから
でもね 迷ったんです
一入の黒 持っている人二人知っています
一人は道具友達で 展観いるとき 貸してあげるよ と ・・・
彼はにっこり笑って そう言ってくれました
私は
惺入の蛇褐釉に一目ぼれしてしまいまして
東京から取り寄せていただいた一入を前にして
なるほど 一入の特徴の赤が浮き出したような
いかにも黒楽 という 端正な形
どんな季節でも使える ・・・
いい茶碗なんですけれど
へそ曲がりの私は惺入が忘れられなくて
景色がいっぱいで 見どころがたくさん
どなたの手を渡ってきたか 最終的に どなたが持っていて
そして手放されたか ルーツがはっきりとしたお茶碗で
私好み だったんですよね
それで あきらめきれなくて ・・・
お道具屋さんにお尋ねしたら
よく覚えておられますね と 感心されましたけれど
まだ ありました
きっと 私が迎えに行くのを待ってくれていたんだと
勝手に思い込んでしまいましたけれど 笑
是も出会いです
きっぱり ご祝儀価格で 連れて帰りました
いえいえ ちゃんと言えば お道具屋さんが 届けてくださいました
御本茶碗が 楽茶碗に化けてしまいましたけれど
御本は素晴らしかったけれど 私にはまだ 手が出せないお道具でした
そのうちに
これが箱
表さん と 藪ノ内さん
それぞれに 名前がついていて 二つ名前があります
裏もできるといわれましたけれど
そこまでしなくても 私が すきで使うんだから
そのお金で また ほかのもの買います
大阪美術クラブの売り立ての紙やら 金額も買われた方のお名前も
ルーツは 表から 藪ノ内の方へ そして表のお茶人さんから 私へ
私の前にお持ちだった方は
全国的にも かなり有名な方でした
インターネットで検索すると お写真まで ・・・
へえ ~~~
この方が どんな方とお茶事されたのかなあ とか
きっと 表の家元さんも このお茶碗でいただかれたのかなあ とか
妄想 妄想
この 丸いのが蛇の抜け殻のようで 蛇褐釉というそうです
中にも景色があります
自信作には 裏に十三代とくぎ彫りされたそうです
いつ使おうかな
2月の大炉の時に お濃茶練って 飲んでみましょう
黒のほうが扱いやすいそうですので
練っても大丈夫でしょう
赤は 温度が低くて 扱いが難しいようですね
この次は 赤かな
加賀光悦のような 中も外も 見どころいっぱいの赤があればいいな
不昧公展でみた 加賀光悦の印象が強すぎて
無一物と加賀光悦 二つ並んでいましたけれど
どちらかといえば
私は 加賀光悦が好み
見果てぬ夢だけど 探せば どこかに出会いがあるかもしれません
ルーツのはっきりした 物語がいっぱい詰まったお道具はいいですね
当分 楽しめそうです
濃茶は 台子で 皆具
茶碗は嶋台 重ね茶碗
茶入れは 我が家で大きいほうの 地元の長茶入れ 袖師焼き
袖師 尾野敏郎さんの 長茶入れ
和楽さんの嶋台
お薄は寿棚 一斉
水指は平戸焼 横石嘉助 福寿草
棗は大宗匠好み写しの登亀 イジ塗り 萌黄
色は 上の色です 模様がこんな感じ
茶碗 出雲焼 梅と老人
翠嵐 梅
竹軒 俵 裏に鼠が
蓋置は 鈴 久宝
あとは 朝日焼の鼠の字
釜は美之助の真形
表は 床が大きいので
毎年このお軸です
1年1回 登場します
床飾りは 鈴 1年1回ですが もう30年以上使っています
大宗匠で 松花伴鶴飛 しょうか つるにともなって とぶ
大宗匠の字は立派ですね
おおらかな 堂々とした字です