おうちで過ごそう月間。
20日間休みになって、月初めに娘家族が引越して、自分時間はたっぷりとあったはずなのに、読めなかったなぁ。
4月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2552
ナイス数:695
静かな炎天 (文春文庫)の感想
今回は短編。表題作はテレビで映像先行で知っているものでした。が、文章だと違う意味でドキドキして面白かった。体力ないし身体ボロボロだし、な葉村晶だけど、なんだかんだ、ほんっと優秀な探偵さん。今回が一番すんなりと世界に入れて楽しめたのはおそらく「毒」ハードな場面が今までで一番控えめだったからかな。文句なく面白い!さりげなく繋がる部分も好き。たくみだなぁ、とも思う。このシリーズで初めて素直に気に入った一冊、です。
読了日:04月28日 著者:若竹 七海
さよならの手口 (文春文庫)の感想
あとがきで知ったが、前作から13年も経って出た新作、だったのですね。その間に葉村晶の周りも激変したようで。。我ながら結構ショックなのは長谷川探偵調査所が閉じてしまっていたこと。そして晶の周りに友人がいないこと。(みのりさんはどうしているのかなぁ?)そんな中であのうさぎのライトが健在だったことと光浦功がまだ繋がっていたことが妙にほっとして嬉しい。探偵業の方は相変わらずの満身創痍と気持ちの沈む酷い事件で後味は苦い。複数の事件が絡まるのもなかなか読み手も疲れる。これが葉村晶シリーズなのかな?ファイト!さぁ次へ。
読了日:04月24日 著者:若竹 七海
悪いうさぎ (文春文庫)の感想
なんて後味の悪い…。読み進むにつれてその先にあるものが見えてきて胸が悪くなる。そんなこと、、、間違いであって欲しかった。ましてその中の1人は。地獄。今回は長編。このシリーズでは初ってことでいいのかな?なんだか家庭に闇を抱える人が多いな、と感じつつ、葉村晶の様々抱え込み過ぎな日々にこちらまでめまいがする。ラスト。わずかな光さえあれば、わたしは生きていける。その言葉が辛かった。みのりが迷いの森(!)から帰って来たことはほっとする。
読了日:04月18日 著者:若竹 七海
NHKテキストきょうの料理 2020年 04 月号 [雑誌]の感想
下の子家族が独立するにあたって、1番の心配が毎日のごはん。極ちびくんのもの以外、ほぼ私が作ってしまっていたから娘は1歳児の母親なのに料理初心者…。で、遠い昔私がずっと買っていたこの1冊を年間購読することにしました。ついでに2人暮らし忘れきってる私も一緒に。今日5月号が届いて4月号を開くという始末ですが、隙間コラムも含めて読み物としても楽しい。初心に帰れるというか?栗原さんのプリンをこの土日で作ろうかな?なんて思います←お菓子かぃ!!キャベツ料理も楽しそう。
読了日:04月17日 著者:
ダ・ヴィンチ 2020年5月号の感想
新井素子インタビュー目当て。ほんと!これはとても良い記事です。実はまだ「絶ねこ」読んでない。二段組みなのもSNSで知った。手元にはあるけど開いてもいないんです。気持ちが折れてたんで。でもでも。この記事で元気出た!!本当に「いつ猫」の50代版。物凄く楽しみです。依頼してくださった編集者さんに感謝。受けて楽しんで書いてくれる素子さんにも大感謝!いつかまたサイン会に出かけられることを糧におうち生活を楽しもう、と思います。
読了日:04月13日 著者:
ぼくらの七日間戦争 「ぼくら」シリーズ (角川文庫)の感想
初作家さん)んー。なんでしょうね。なかなかキビシイ読書になりました。こんな時代のお話だったのか!ってところから始まって親たちの言動、学校側の態度…諸々つまるところ大人たちの言い分に引っかかって気分悪くなって。かといって子供達の言葉にも引っかからない訳でもない。というか。でも子どもの言い分はよくわかるんだけれども。ラストは気持ちいいですね。夏の始めの打ち上げ花火。ぱぁ〜〜っと散って何かをそれぞれの心に残す。うん。それでいいのかもしれないですね。
読了日:04月13日 著者:宗田 理
いまさら翼といわれても (角川文庫)の感想
そうでした。米澤さんの文体はこんな感じでしたっけ。古典部のメンバーはこんな人たちでしたね。思い出しながら読む久しぶりの古典部シリーズ。シリーズ1冊目から読むのが私的には正解だったかなぁ?と思いつつ読み進めるとそこはそこ。薄い記憶でもきっちり楽しめました。表題作のラストが沁みる。千反田さんの今までの生き方。この先。ホータローの彼女への思い。高校生だなぁと感じながら同時に懐かしくなりました。他の章も4人の個性が発揮されて楽しい。で、ホータローのお姉さま。今回も鋭く的確でほんっとほんの少しの登場なのに好きです。
読了日:04月11日 著者:米澤 穂信
NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕 (講談社文庫)の感想
図書館本)ちょっと待った!最後にあるのは希望ではなかったの?読み終わってとんでも無く過酷なお話である事に完全に呑まれる。イヌカシのお話はほのぼの笑えたのに。紫苑とネズミは……。不穏。不安。過酷。最後の章「ネズミの日々」のラスト。もしかしてこいつが彼の父親?(認めたくないなぁ)な男が残した一言。「人間は変わるよ。…中略…国家の中枢に立てば、人は必ず変わるのだ。……」この言葉があさのさんの別のシリーズに重なって鋭く突き刺さってきた。紫苑とネズミ。そう、なるの?なってしまうの?辛すぎる気持ちのまま本を閉じる。
読了日:04月05日 著者:あさの あつこ
NO.6〔ナンバーシックス〕♯9 (講談社文庫)の感想
図書館本)矯正施設から脱出した紫苑とネズミ、それを手助けしたイヌカシと力河は重症のネズミを救う為に塀の内側に入る。そこからの流れはあっという間で、No.6はあれよあれよと言う間に崩壊していった感が強い。作り物の平和は無理があり過ぎていたのか。一連の騒動はほんのきっかけに過ぎなかったのだろうな。結局私は最後まで紫苑がよく分からなかった。ネズミの「怖い」という言葉通り、巻を重ねる毎に分からなくなっていったように思う。そういう点ではイヌカシは好きだな。そのストレートな反応がとても可愛い(なんて言ったら殺されそ→
読了日:04月01日 著者:あさの あつこ
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