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1月の読書

2012年02月04日 21時56分22秒 | ★★★毎月の読書まとめ
結構いろんな本読めたかなぁ。
うん。
文芸とか歴史とか、
今年は腰を据える本にも手を出したいと思う今日この頃。
いつもの勢いは出ないけれど、読み終えた満足感は確かにあるのです。



1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2812ページ
ナイス数:408ナイス

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)塩の街―wish on my precious (電撃文庫)
(図書館)戦闘シーンがある、と知って。一気に読む。なるほど。これだけきれいさっぱりカットされてるんですね。ハードカバーは。後日談があるために、なのかなあ。ということで、戦闘シーン、目いっぱい臨場感があり、「塩」になるその恐怖がその最後の最後にある分、鳥肌が立ちました。カットされたのが残念です。が、同時になくても見事にそこを想像できるだけの作品であることもまた事実。。作品自体を読むのは何度目か判らないこの物語。改めて新しい魅力を教えられました。
読了日:01月31日 著者:有川 浩
大江戸妖怪かわら版 1 異界より落ち来る者あり (講談社文庫)大江戸妖怪かわら版 1 異界より落ち来る者あり (講談社文庫)
慣れない併読だったのでリズム感を味わえなかったのは失敗?でもそれは再読時に取っておくとして。。かわら版を売るあの名調子のリズムをところどころに感じつつ、優しいあたたかいえ大江戸の町を楽しんだ。私は香月先生は妖怪アパートシリーズに次いで2シリーズ目ですが、雰囲気は随所で似てますね。子どもが読んでもきっととても楽しめる江戸の妖怪入門かもしれない。雀がこれからどう成長していくのか、周りの個性的な妖怪たちと共に見守りつつ楽しみにしようと思う。
読了日:01月30日 著者:香月 日輪
双調平家物語〈4〉栄花の巻(3)双調平家物語〈4〉栄花の巻(3)
正直読みにくい巻だった。聖武天皇があんまりにも困った人で・・・。吉備真備(下道真備)がところどころチラリと出てくるのにニヤリとしたのはNHKのドラマのおかげ。そしてあのドラマの裏側はこうだったのか。。と納得する。(本編とずれているなぁ。今回の私の視点・・・)
読了日:01月30日 著者:橋本 治
鬼刑事 米田耕作 (文春文庫)鬼刑事 米田耕作 (文春文庫)
ライトノベルより軽い…ってか、読了して気付きました。ドラマのノベライズ本なんですね。ま、動機もそっちからだけど。。ね。とほほ~。あっという間に読める軽~い典型的な2時間サスペンスの物語。まる。
読了日:01月21日 著者:矢島 正雄
東雲ノ空-居眠り磐音江戸双紙(38) (双葉文庫)東雲ノ空-居眠り磐音江戸双紙(38) (双葉文庫)
(ネタバレ)江戸帰還とあいさつ回りの1冊(笑)久々の江戸の町での暖かい風景にほっとした。ああ~やはり磐音さんには江戸が似合う。そんな中、穏やかなだけではない磐音さんの中の「変化」も感じられ、この3年半の「旅路」の重さも垣間見る。この10年間で随分立場は変わりました。。が。うん。とにかくこの1冊はほのぼのぼの~でよかった。ある意味「つなぎ」だけどそれでも楽しめるのは長期連載のチカラ、と、贅沢さ、でしょうね。
読了日:01月19日 著者:佐伯 泰英
駅前旅館 (新潮文庫)駅前旅館 (新潮文庫)
学校の教科書以外で初めましての井伏作品。所謂大道の文学作品を近年滅多に手にしなくなってるのに気付いて、ずっと以前に積読状態にしたこの本を読む。予想外に楽しめた。駅前旅館の一つ、柊元旅館の番頭さんが、自分の語り口で訥々と語る昔からいままでの語り。大きなことがあるわけではなく、宿に泊まる人々の風景や自分のまわりの景色。生きてきた諸々を淡々とつづられるけれど、自然で穏やかな興味を惹かれ。これが文学ってことかなあ?などと、教科書では考えもしなかった感覚を抱く。読んでよかった。
読了日:01月16日 著者:井伏 鱒二
コロボックル物語5 小さな国のつづきの話 (講談社文庫)コロボックル物語5 小さな国のつづきの話 (講談社文庫)
「かわいた畑に水をまくようなものじゃ」モチノヒコ老人のことば。その通りに今回、優しいあたたかいものが心の中にまかれたなあ…。ひとつの出会いから次の出会いへ、どんどん暖かいつながりのできる今回の物語。昔、単行本で読んだときにはそんなに感じなかったことが、今回の文庫化で心に響く。せいたかさんの時と同様の風景が広がった場面には、思わず感動で涙ぐんでしまった…(あー、近年トミに涙もろいのだ)私が昔から読んでいるのはこの巻でお終い。2月に出る物語は初めて読むことになる。楽しみにしずかに待っていよう。
読了日:01月12日 著者:佐藤 さとる,村上 勉
きのうの世界(下) (講談社文庫)きのうの世界(下) (講談社文庫)
世界がかみ合わない上巻に恐怖を感じ、それがかみ合っていくこの下巻では、すごく息苦しくなっている自分を自覚。解説で言われている「パズル」というのにはとても共感するけれど、それが嵌っても決してすっきりしない、とても複雑な気分をそのまま置いていかれるんだよね。こっち側の世界(@私個人の勝手な括り)だったかー。恩田さん。。溺れそうになりました…。それでもその物語運びと鮮やかな収束にはとても魅力を感じるのだけれど…。久々に気力の限界まで行きました、、とさ(苦笑)好きな人は大好きだろうなあ。私ももっと楽しみたいなぁ。
読了日:01月10日 著者:恩田 陸
きのうの世界(上) (講談社文庫)きのうの世界(上) (講談社文庫)
かなり、怖い。どこに向かっているのかが全く判らない恐怖。うう…。謎だらけた。
読了日:01月10日 著者:恩田 陸
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
「続き物」っていう覚悟が見えるなあ、、と1巻よりも強くそれぞれのキャラが立つ様子に思います。栞子さんの洞察力は相変わらずだけれどその背景にある影の部分にも踏み込んでいて、なかなか一筋縄ではいかない物語。人というのは一面だけでは語れない、その部分を「古本」を絡めて語られる世界は、非常にリアルに私自身の中にも「ああ、そんな部分を持っている」と自覚させられてちょっと怖い。その部分からも目をそらさずに、このちょっと不思議な世界を今後も楽しめたらいいな、と思っています。
読了日:01月06日 著者:三上 延
マンボウ 最後の大バクチ (新潮文庫)マンボウ 最後の大バクチ (新潮文庫)
マンボウ節に新年から圧倒されて、魅了されて。元気をいただきました。鬼籍に入られてしまったことが信じられない…。まだまだこのハチャメチャな世界に浸っていたいです。この本の各所にでてくる猛獣使いさま。最近朝のニッポン放送に登場されていてすご~~~っく、妙に親しみを感じました(笑)
読了日:01月05日 著者:北 杜夫

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