ユキだるまのつぶやき

歌う仕事の日常とインディーズならではの話あれこれ

上野の森

2013-03-20 01:09:01 | 音楽
昨日はバレエのレッスンを休んで、かねてよりチケットを買ってあった「東京・春・音楽祭」へ。

1カ月に渡るこの音楽祭の3日目「ラファエロ展記念コンサート」に行って来ました。

ラ・フォンテヴェルデhttp://www.lafonteverde.com/・・・という男女6人による声楽アンサンブルです。

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メンバーはほとんどバッハ・コレギウム・ジャパンとかぶっている様子。

先日石橋メモリアルホールでのソロコンサートも拝見しているカウンターテナーの方もメンバーの一人だったわ。

まず最初に「ラファエロ展」についてのレクチャーが15分。その後でコンサート45分。

聴かせてくれるのは、「コスタンツォ・フェスタ」という16世紀にシスティーナ礼拝堂の聖歌隊メンバーでもあった作曲家のモテット。

各パート一人ずつの複雑なポリフォニーをすべてア・カペラで。

そもそも会場が国立西洋美術館の中の講堂・・ということなので、響きは悪いし、こんな所でどうするのかな~と心配になりました。

古楽曲はマイクの役割も兼ねた教会の中で歌うものだから、響きが豊かな場所でなくてはいけない。

それがこんな天井の低い会議室みたいな場所で、本当にお気の毒。

最初はノンリバーブのドライな声に悲痛な印象を受けたけれど、この6人の皆さまは流石古楽の職人。厳しい条件の中の45分間、実に集中して歌われてお見事でした。

しかし、次回はもっと豊かな響きの中で聴きたいと思いました。

コンサートが終わると、そのまま同じチケットでラファエロ展に入れる。チケット¥2500はかなりお得です。
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これがラファエロの自画像。37歳で亡くなったけれど、品のいい人格者だったようです。

赤、緑、金・・といった色彩が実に印象的。500年以上保存するのも大変だっただろう。

ダヴィンチとかミケランジェロの時代の人ですから、聖書を題材にしてますけど、解剖学なんかも流行った時代らしく筋肉のデッサンに燃えてたみたいね。女性の裸体まで筋骨隆々に描かれているのには思わず笑った。

絵の後ろ側に色んな人間模様があるみたいで面白かったです。


それからお天気が良かったのでビールでも飲もうかな・・と目の前のテラスに入った。
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パンダ肉まんとビール。上野の森はどうしてもパンダですけど、この肉まんは恐ろしくマズイ。
cafe HIBIKIというカフェに味は期待できません。

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ビールのカップがちょっと可愛い。音譜が書いてあるので歌ってみましたけど、これ、何の曲のつもりなんだろう?

ついでに動物園にも寄ろうかと思ったけれど、花粉の被害が耐えがたいので止めました。

ハシビロコウに再会するのは、春が過ぎた頃かな?


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