ユキだるまのつぶやき

歌う仕事の日常とインディーズならではの話あれこれ

女性司祭

2011-04-18 14:49:44 | 音楽
いや~。昨日のお説教はよかったね。

説教とは教会の礼拝の中で司祭によって行われる話で、仏教で言うなら「講和」みたいなもんか。


聖アンデレ教会に新しく赴任なさったのは女性司祭の笹森田鶴(たづ)氏。


確かにわたくしよりはお若いが、ご主人と息子さんが居るとは思えないくらい若く見え、とても小柄で可愛らしい女性だ。


アンデレ教会は東京の中心にある教会だし、信徒も多いし、歴史も古い。

そういう所に小柄な女性司祭がやってくるのはかなり緊張するものではないだろうか。

けれど、この女性司祭は穏やかな物腰と、多くの実績と勉強を裏付けにして、今後教会を背負って行って下さることを感じさせる。


説教は牧師の人気を決める重要な仕事だが、氏の声は憂いを含んだ空気感のある穏やかさで、人の心をつかむ。

特にT・S・K・・などの子音の摩擦音が美しく心地よい。

そして、何より言葉の選び方のセンスが良い。分かりやすいのと同時に聞く者の心の襞を揺らすような言葉選びをなさる。

つまり、よく準備されているということだろう。

昨日のお説教は、イースターを前にしてキリストが受難に向かう一番辛いこの一週間を、キリストの毎日に自分の身を重ねて生きよう・・というものだった。

巡礼はどこに居てもできることだと。


う~。


わたくしなど、イースターとかクリスマスとか、楽しいお祭りの事ばかり考えるクセがあるので、一番大事なことが抜けがちであるが、昨日は「そうか。そうか。」と実に自然にうなずいてしまったのであるよ。


これからも女性司祭の活躍に期待すると同時に応援したいと思います。

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