リカリズムな日常

6拍子に彩られた破天荒な毎日

エドヴァルド・ムンク

2007年10月14日 | Weblog
国立西洋美術館にムンク展を観に行ってきました。


エドヴァルド・ムンクとの出会いは一年半位前かな?
風邪ひいて寝込んでしまって時間があったとき、
なんとなくムンクの画集を手に取ったのです。

有名な「叫び」。と「思春期」。
この二点にやられてしまいました。


渦巻く不安、葛藤、もう言葉じゃ言い表せないものの表現に
ホントそのまんま、熱にうかされたように見入ってしまったのです。

ムンクの狂気のような不安と、当時の私の病原菌とが
うま~くリンクしてしまったのね



だから、ムンク展のポスターを駅で見かけたとき、
「これは絶対行かなくちゃ!」って思いました。


本物のムンクの作品に出会えるってことで、
かなり楽しみにして行きました

けど、エドヴァルド・ムンクの知識も時代背景もちゃんと調べてなかったのが
ちょっと礼儀を欠いてしまったなぁと反省。

今日は自分の感性と人生観と、その場で学べるムンクの情報を頼りに
私なりに楽しんできました。

予習不足なことにちょっと気後れしてしまったけれど。
でも、情報は所詮、情報だしと開き直った
どんなに勉強したって、そのときの出会いでしかないしね



本物に触れることでしか得られない、
その色合いを味わえるのがとてもうれしい。

だけど、「叫び」は展示されていませんでした。
むーー。残念。
それに、絵画のあのタイトルは、作者がつけたものじゃないなら
邪魔だっ!って思っちゃった。

絵画の名称として知れ渡っているから仕方ないのかもしれないけれど。
あの作品はどうしたってあのタイトルじゃないだろう?ってのが
何点かあったのです。
ま、それも私の主観なんですけどね

もっと主観を書いてしまうと、
タロットカードのようだと思った。
タロットカードの絵の作者って、この時代の人が多いのかなぁ?


およそ2時間半、たっぷりと作品を堪能してきました


画集を見たときの感想と。
一年以上経って、本物を見たときの感想。
この違いに自分でも驚きながら楽しんでいました。

画像の「マドンナ」。
これは性と生と死と、女性の神秘のようなもの、そして愛情、
そういったものが描かれているんだろうと思うけれど。
なんとなく、ちょっと女性を小馬鹿にしたような・・?
そんなひねくれた愛情も感じてしまったのね。
本当にこの人を愛していたのかな・・・?
とか。


美術館は作者との出会いもそうだけれど、
自分自身との出会いでもあるから楽しいなぁ


ムンク展、来年の1月6日まで展示されてるようです



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