この日集客人数3名、CD売り上げ3枚でした。
ご来場いただいた皆様、そしてご覧いただけた皆様、本当にありがとうございました!
とにっかく、すごいゴージャスなハコ。
こんな会場は東京じゃ銀座のクラブくらいしかないのでは??
クラブハイツさんもなくなってしまったし。
ぜひこんなハコが東京にもできてほしいものです。
ほんの一部ですが、その写真をば。
入り口はホーンテッドマンションを彷彿とさせる仕掛けが。
コンクリートうちっぱなしの壁、タバコのにおいの染み付いた楽屋なぞどこにもない。
ホテルかここわ!
いやあ、すごかった。。。。。。。
しかし。。。。
ゴージャスな会場にテンションぶち上げ!の後、とてもナーバスになってしまいました。
原因が自分でもよくわからず、感情の元をたどっていくと今すぐどうこうできるもんじゃない
根の深いものだとわかったらますます怖くなってしまった。
にっちもさっちもいかなくなった私。
もちろん、この業界の人間として、こういうことを書くのはよくないことはわかっています。
どんな状態でも「絶好調です!」とお客様に提示してこそプロフェッショナル。
でも。でもこれが私、だといつも豪語して書き綴っているブログ。
ありのまんまを、書かせてくださいませ。
こういうときは○○に限る。
ってな鉄則が通用しない、初めてのタイプの動揺に私がとった行動は、
好きな音源ガンガン聞いてテンション上げにつとめ、
そしてとにかく守りに入るよりは攻めで前のめりに。と思い込ませていました。
それで迎えた本番。とっさにしがみついた対策も効果はあまりなく、
ツアーで酷使してきた声帯が悲鳴を上げ、集中力を維持する体力もギリギリ。
MCもなんとか場をまとめようとしてしゃべりすぎてしまうていたらく。
素敵な会場に見合ったパフォができないことがなんとも悔しい。
でも、とにかくお客様に今できる最善のものをお届けしたい。
今までやってきたものをとにかく丁寧に、歌うだけに集中しようとしました。
セットリストも場の空気に応じて急遽変更。
こういうときに動揺せず対応してくれる仲間の存在は大きかった。
普段からテンポやリズムの土台を積み上げてくれている直人やゆうだいさんの音。
いつもと変わらず上ものの音をもりあげ彩ってくれる一生、拓、なべさん。
すべての曲が終わってそでにひっこんだあと、
私を心配してくれる仲間の顔がそこにあり。
ありがたくもあり、申し訳なくもありました。
「いい経験になった」なんて言えるのは、今後の私次第。
バンドの仕上がりの9割を担うボーカル。改めて重みを感じつつ。
観に来てくださったお客様をお見送りして、化粧室でメイクを落としていると
きれいなお姉さんが一人化粧室に入ってきました。
まだ会場に残っていらしたお客様の一人でした。
「あ、ライブとてもよかったですよ!」
わざわざ、お声をかけてくださいました。
メイク落としてすっぴんの私。
まさかそんなことを、わざわざ声かけてもらえるなんておもっていなかったので
タオル持ってボーっとしてしまいました。
彼と二人でたまたま来たのだというお姉さん。
今夜出たバンドの中で一番よかったと。
お世辞でも、ありがたかったです。
はりつめてたものがちょっと解けて、でもやっぱりふがいなくて泣けてしまったので
もいっかい顔洗いましたけど。
いつか、必ず。
ヴェロニカリベンジします。
ここでツアーワンマンやれるように、なる。
会場に負けないパワーアップをはかりたいと思います。