リカリズムな日常

6拍子に彩られた破天荒な毎日

生き様ボーカリスト

2008年08月12日 | Weblog
喉風邪って名目で、作ってきた生活リズムをすっかり乱してしまってるこの頃。

なんとか仕事に行こうとする私を女上司であるK婦女は涼やかな声で差し止めた。
私はひそかにこのK婦女のファン。
丸みを帯びたボディとクールな仕事ぶり。そしてなにより仕草のひとつひとつがきれいで色っぽくて、どこか健気なのだ。

そんな上司に「責任持てないから、お盆休み明けまで休んでしっかり治して下さい」とお暇をもらってしまった。

K婦女の優しさと厳しさを頂いて、休ませてもらうことにした。


が。
人間ヒマになると、ろくなことを考えない。
ましてや喉の不調という不安要素を抱えてるとますますそう。

私は一時的にSexRex拒否病、まぁつまり駄々っ子病にかかった。

結成してから2年くらいまで、死に物狂いに等しいあがきをしたせいで
その傷跡がしっかり残ってしまってる。
もう一人の私の欲望としっかりかじをとろうとする私との間でわがままに引き裂いてきた
自分自身、周り、それらがこういうふとした拍子に思いだされて苦しんでしまう。


これが、業ってやつだ。
生きてりゃ、いやでも生まれてくるさ。


静かに瞑目して、それらを受け止め、それでも歩こうとするにはこの業は私にとってまだまだ重い。
封印した怪物みたいにまだピンピンして解き放たれる機会を待ってる。


そして、私の最大の罪は。その怪物を見てみぬふりをするところ。
脳みそが断固としてソレを認識しない。だからある日突然とんでもない化け物が夜中に私の名を語り
好き勝手暴れまくってるのに直面すると、にわかに信じられないのだ。


だから、「思い出して苦し」んでるウチは、まだ全然大丈夫。
認識してるからね。


・・・・とはいえ、心身ともに万全に戻るにはどうしたらよいか。



そこで、読書にふけった。
時間はたっぷりある。
なるべく他ジャンルの本を手当たり次第買い込んだ。

そうしてるうちに、いろんなところから遊びのお誘いのように音楽の話がやってくる。


こないだお話した、友人の結婚式の弾き語り。
彼女の為に一曲をプレゼントすることに。

もうひとつは母が仕事で担当することになった、芸術祭の舞台の音楽を手伝ってほしいというお誘い。

そしてもう一つは。友人がお盆休みを利用して趣味レベルでつくるという
影絵アニメーションの音楽をつけてほしいというお誘い。


どれもこれも重たすぎず、やりがいに満ちていて美しい。
バンドじゃなくたって、音楽やっていけるんじゃないか、なんて考えが頭をよぎる。



さっそく、一番締め切りが近い影絵アニメーションの曲を手がけた。
来月から某番組のプロデューサーになることが決まっているという彼の作品は
休みを利用してつくった、にはもったいないくらいステキな世界。

「西の魔女が死んだ」を読んで、物語に音楽をつけるお仕事してみたいなぁ、
ってつぶやいたら、こうしてその機会が飛び込んでくるんだから。
世界ってホント、面白い。

さっそく書き上げて、つたないギター弾き語りの音源を送ったら、これが好感触。
うれしくてニマニマしながら眠った。



yuiebluesを封印したって、きれいな音楽を求められる機会はこうして付いてきてくれる。
ありがたい。

案外、こういう世界の方がさ、性に合ってるのかもしれない。



そんな愚かな戯言、夢枕の寝言は
16日の浅草サヴァイブカーニバル企画発案者、ヴィヴィアンの書いてくれたSexRexレビューと、
彼女がアップしてくれたユーチューブによって消し飛んだ。
そして、いつだって人に投げかけてきたメッセージを自分が受取るハメになった。

『生き抜いてやれ!!』


そして。ただ単に疲れがたまっちゃってそれもケアを怠ってきた結果で
そうよ自業自得なのよ、笑っちゃうわね、っていうしょっぱなの認識すらもすっ飛び超えて

SexRexのなんたるか、を思い出した。


あ~きら~めましょ~ぉ、あきらめま~しょ~ぉ~♪
すーっきりしましょ~ぉ、ぱっぱっぱらっぱ♪



そーだった。そーだった。
田園風景しかないようなド田舎で周りの目も気にせず芸術に夢中になって
異世界にも感じる東京に乗り込んで未だにこんなこと続けてるのは
ヴィヴィアンの言う「欲しがりモンスター」のおかげだった。

向こう見ずで自信家でそのくせ弱くて、がたぼこの戦車のようにやみくもに走ってこれたのは
封印したかった、怪物のおかげなのだ。


きっと、私を知る人はびっくりすると思う。
怪物の部分と、仏の部分と、そのギャップに。
私だって毎回、びっくりしてんのよ。29年間も飽きずにさ。


仏の部分、yuiebluesの部分、きれいな田園風景の中で培ってきた
ナチュラルなものへの尊敬、そこへ帰依する心は都会の人のそれよりもくっきりしてるだろうと思う。

けれど同時に。
土臭い風習、狭い価値観、閉ざされた圧迫感から逃げようとする執念もまた、人一倍強いのだと思った。



その真逆のベクトルの間で叫ぶのが、私に許されたソウルだろう。



それなら。
生き抜いてやろうじゃない。

どこまで?走れるまで。
歌ってやろう。


13日モーフトウキョウ、声いつもより出ないかもしんないけどさ、

生き様を聴きにきてよ。

一滴残らずふりまくからさ。





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2 コメント

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行きたいですが~ (魔太郎)
2008-08-12 21:51:33
足の親指が腫れて、痛くて、
歩けないですので
行きたくても行けないです~
(^_^;)
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Unknown (リカ)
2008-08-13 11:53:29
>魔太郎さま
ミクシィ日記読みました。
無理なさらないで、安静にしててくださいな。
足の爪はほんとイタイですよね・・・。(∋_∈)
無理してこれ以上化膿しないようにしてくださいまし。
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