リカリズムな日常

6拍子に彩られた破天荒な毎日

黒アリのマーチングバンドを生むまでは。

2011年07月15日 | 本音と実情

今日もすごく恥ずかしい話を書きます。

「理解者などこの世のどこにもいない」、
そうつっぱねてみたところで、私のこの渇望は消えなくて。
考えてみたくて少しずづ自分を取り戻せたのは
そんな私を見守ってくださった方々のおかげであり、

ふと思い出した高校時代の友人の言葉のおかげでもあります。


高校時代、二年間同じクラスだった男の子で。
黒ぶちめがねをかけた、おとなしい目立たないタイプの子でした。
何がきっかけで仲良くなったかもう覚えていませんが、控えめで、でも自分の意見を持っていて、私の考え方をとても面白がってくれました。
進路を決定するにあたって彼は就職を選び、私は進学を選んだのですが、私は両親との進路の話が一向に一致せず、その度悔しい思いを聞いてもらってました。
やりとりはもっぱら手紙。かわいくて少々キモイ。笑
コミュニケーション能力の低めな二人ですから、いったん持って帰って文章にして、といった工程が必要でした。
といっても別に男女の関係だったわけじゃありません。でも泣きながら話を聞いてもらったこともあり、彼にはとてもお世話になってました。

「受験、がんばってね。東京行ってたくさん好きなことしてね。」
何度もそういってくれてました。

数年後。彼が交通事故で亡くなったと聞いてまったく実感がわかなかったのを覚えています。
進学してからなんとなく疎遠になってしまっていて。
お葬式も済んでしまっていて、お香典もお渡しできず、タイミング逃したのもあってご実家に伺うのもためらわれて、自分の家でお線香だけあげました。
なんとなくお墓は行きたくなかった。彼が死んだことがふわふわとしてて現実味なくて、悲しいというよりはどこか別世界の話のように感じてました。

それからさらに数年経ったある日。何気なく開いた高校時代の卒業アルバムの寄せ書きに彼の言葉を見つけて、そこでやっと涙になりました。
実家が燃えたときになくなってしまってないのですが、今も覚えています。

「ありさん(私のあだ名)、たくさん吸収して女王アリになってね。」


今日、一気にその言葉を思い出して背筋に雷はしる思いでした。


前置き長くてあれだけど・・・なんつーか、こういう公共の場を自分の脳みそ整理にのみ使うってどうかとは思うんだけど。
あたし、生み出さなくては。と、強烈に思ったのです。
たくさん生んで生んで、積みあがれば何か見えてくるかも知れない。

私という奇人変人の道筋を、歌なり言葉なりで作品にするしかない。


あてつけるのでなく、偉そうに説法するのでなく。
ただ、そのままの情けない姿を歌ってみようかと思いました。


理解者なんていないなんて、いてくれたじゃんか。
支えてもらってたじゃんか。汚いとこ全部請け負ってくれる人いたじゃんか。
ばかだなぁ。

ごめんなさい。
ありがとう。
I君、ごめんな、あたしがんばるわ。