顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

悲しい出来事

2008-03-20 22:23:20 | Weblog
それは何も前触れもなく、突然起こりました
昨日、友達のお子さんが亡くなりました。病名は急性骨髄性白血病。
今日がお通夜でした。

享年4歳。
4月から幼稚園で、この前「お弁当箱買ってもらったんだ~。」と嬉しそうに話していたばかりなのに。きっと幼稚園に行くのを楽しみにしていたに違いありません

本当に突然でした。
今年の2月17日に偶然会ったときには元気そうで、それがわずか1ヶ月で、この世を去ってしまうなんて…
私自身も昨日の昨日まで、ハルトくんが白血病になったことを知りませんでした。

今まで白血病はテレビや本の世界のお話でした。まさか身近でこんなことがあるとは思わなかったので、未だに信じられません。

きっと白血病の中でも進行が早く、治療の選択肢があまりないタイプだったのだと思います。それにまだ小さいから、病気の進行もあっという間だったのではないでしょうか

会うたびに「お姉ちゃ~ん。」と近づいてくる子だったので、私もかわいくて仕方がなかったし、他人事には思えません

わずか4歳で、この世を去ってしまったハルトくん。みんなに命の大切さを教えてくれたのでしょう。

ハルトくんのお母さんがね、「病気の進行が早かったから、痛い思いや辛い思い、苦しい思いをさせずにすんだことが、唯一ハルトにしてあげられたことかな。」と言っていました。

そんなことないですよ。ハルトくんは幸せそうな顔をして眠ってました。両親に感謝しているはずです。


ハルトくんへ
きっと今頃、天国で友達をいっぱい作って、楽しく遊んでいるよね?
お父さん、お母さん、そして弟くんは元気でやっていますよ。
安らかに眠ってください。
お姉ちゃんは、ハルトくんの分まで頑張って、病気を治すね