顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

私の人生

2008-03-10 21:05:27 | Weblog
先日の謝恩会のときに、何人かの先生に「病気のことでどうなるのかと思ったけれど、卒業おめでとう!!元気そうで良かった。」と言われました

私のことを気にかけていた先生もいたのですね

そこで、この前の手術で全て終わりだと思っていたが、まだ手術が残っていること、社会人になるので手術のたびに仕事を休んでも大丈夫か不安だ、と話しました

すると先生方は、「大丈夫よ。まだ若いのだから、最初の1年や2年なんてどうにでもなるから。何より1番大切なのは自分の身体だよ。」と案の定、言われてしまいました

確かにもう手術を3月にできないとわかった今、焦っても仕方ないことだし、手術をしなければいけないのも事実です。もう全てを受け入れて、身を任せるしかないのだと思い始めてきました。

人生いつ何が起こるかはわかりません。でも大事なのは、1つ1つをきちんと乗り越えていくことだと思います。目の前にある問題を精一杯こなすことが、これから先の道を作ることにつながるのだと思います

入社後、会社が病気のことをどう判断するかはわかりません。もしクビになったとしても、それは仕方がないことなのだと思うしかありません。こればかりは自分が頑張っても、どうにもならないことだから…

でも決して、自分だけが大変なわけではありません。世の中、比べものにならないくらい大変な人もたくさんいます。
このタイミングで、そして変な珍しい病気になってしまったので、なんで私ばっかり…と考えてしまいますが、もしかしたら今が、私の人生で1番辛いときなのかもしれません

人生には超えなくてはいけない壁がたくさんあります。壁というのは、乗り越えるのに時間がかかるものや辛いものなどさまざまありますが、私は周りより少し早く、さらには大きな壁が来てしまったのではないか、と考えられるようになりました

そして今、私に必要なことは某国家試験に合格することです
病気も心配ですが、今は国試が1番重要です。この先も優先順位を間違えないように、1つ1つを懸命にこなしていきたいと思います


余談ですが、とある先生が(自身はお医者さん)「君、骨移植いつやるの?国試があるんだから今じゃないよね?」と言われました。やはり先生方にとって、合格率が全てなのかしら?と感じてしまう発現ですよね