新宿の虎

大都会・新宿で自由気ままに生きています。投資(株主優待・株主総会等)の情報や、街の情報・グルメ情報などを書き綴ります。

羽田空港 新飛行ルート3月29日から運用!

2020年01月09日 | 日記
2020年3月29日から羽田空港の新飛行ルートの運用が始まる予定です。
午後の一定時間帯ですが、豊島区・練馬区・中野区・新宿区・渋谷区・港区・目黒区・品川区・大田区などの上空を、数分間隔で羽田空港に着陸する飛行機が飛ぶことになります。

これは厄介です。特に大田区・品川区の方が低空飛行になります。大田区・品川区の方でも飛行ルートから外れている地域の人達は、あまり気にならないかもしれませんね。逆に大井町駅の上空をかなり低空飛行で飛ぶのですが、その辺りにお住まいの方の反対する熱量はすごいです。
もちろん私もとても不安です。
騒音も嫌ですが、それ以上に落下物や墜落事故などの懸念は無いのでしょうか?
2~3年ほど前だったと思いますが、走行中の自動車の上に飛行機から大きめの落下物が直撃した事故が大阪でありました。自動車は大きく破損しましたが運転手などに怪我は無かったようです。但し自動車ではなく、歩いている人に直撃すれば死んでしまう可能性が高いです。




(写真は新宿区新聞より)
都心上空を飛行するルートは上記のように2種類です。東側のルートは都庁や新宿駅の上空辺りになります。

2020年1月5日に放送されたTBS系の噂の東京マガジンでも取り上げていました。同番組では過去に4回位も羽田空港の新飛行ルート問題を取り上げていたようで、今回で5回目とのことでした。同番組は時々見ていたのですが、私は先日の放送で新飛行ルート問題を初めて見ました。



管轄する国土交通省は降下角度を上げて「騒音を軽減するように努める」と回答しているのですが、降下角度を上げても限度がある上にたった1㏈程度の差しか見込めなくて、その程度の差は日常では分からない程度の差のようです。
確かに80㏈と81㏈程度では五十歩百歩ですよね。


噂の東京マガジンも新宿区新聞も、騒音の微差よりも降下角度を上げることによる安全性の低下を懸念していました。
国土交通省では「通常3度の降下角度を3.5度に上げるので、騒音は軽減される」との説明ですが、実際に空を飛んでいるパイロットや元パイロットの証言としてこの0.5度が大きな差と言っています。緊張感が大幅に増して、技術的にも難易度が大幅に高くなるそうです。
世界的な標準が3度なので、世界中のパイロットが3.5度に慣れていないのです。かつて「世界一着陸が難しい飛行場」と呼ばれた、高いビルに囲まれた香港の飛行場でも3.2度とのことです。その難しさから着陸時に事故が複数回起こり、今では香港の飛行場も海上に埋め立てて、ビルの高さが影響されない飛行場に様変わりした程です。
当時の香港の飛行場よりも難易度が高い3.5度に羽田空港の新飛行ルートは設定して、騒音は日常では分からない程度しか軽減されないのでは、パイロットの苦労ばかりが目につきます。また安全性に大変疑問です。


国土交通省は「都民らへの説明は尽くしている」とのスタンスです。確かに新宿駅西口のロータリー広場で、1~2年ほど前に説明会を実施していたので説明を聞きに行ったことはあります。説明はしてもらっていますが「都庁の上空辺りを飛びますよ」という結果ありきの説明で、3月29日から羽田空港の新飛行ルートの運用を始めることに納得していない都民は多いです。

もし落下事故があるなら、是非とも国土交通省に落として欲しいものです。もちろん霞ヶ関の建物に落下して、職員に当たるなど怪我が無いようにとは思いますが。そうでもならないと国土交通省の職員は危機感を持ってくれないように感じます。
皆さんはどのように感じていますか?
コメント (2)
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