新宿の虎

大都会・新宿で自由気ままに生きています。投資(株主優待・株主総会等)の情報や、街の情報・グルメ情報などを書き綴ります。

大量CMのハズキルーペを陰で支えたライフマスター

2018年11月10日 | 日記
ここ最近テレビを観ていて、毎日のようにCM放送されている眼鏡型拡大鏡のハズキルーペ。
俳優の舘ひろし(68)、渡辺謙(59)、小泉孝太郎(40)、女優の菊川怜(40)、武井咲(24)など著名な俳優・女優を複数出演させて、ドラマ風の長編のテレビCMを流しています。昨年から今年に掛けて、大幅に知名度をアップさせたといえるでしょう。

おそらく2年ほど前は、殆どの人がハズキルーペを知らなかったと思いますが、逆に今はハズキルーペを知らない人はいないのでは?
と思います。

週刊文春によると販売元のハズキカンパニーは、同業他社を圧倒する巨額の宣伝広告費を投入しているようです。同社の松村謙三会長兼CEOのインタビュー記事が掲載されていましたが、そこではなんと大盤振る舞いのギャラまで語っていました。
各人のギャラは渡辺謙が2億円、舘ひろしが8000万円、菊川怜が7500万円、武井咲が7800万円と、本来はタブーとされているギャラを暴露しています。

現在放送中のCMでは高級クラブのママ役は武井咲、店のお客役は小泉孝太郎、舘ひろしが演じているバージョンが現在は放送されていますが、松村会長兼CEOによると来年は別のバージョンが放送されるようです。
東京MXテレビで放送中の「5時に夢中!」木曜日にレギュラー出演している、新潮社・部長の中瀬ゆかり氏は、CMの中でホステス役の女優さんがハズキルーペをお尻で踏んでも壊れないシーンで、「(太い体型の)私がお尻で踏んだらバキバキに壊れると思う」という趣旨の発言をオンエアーで話していました。


大量のテレビCMで話題になっているハズキルーペですが、日経流通新聞によると実はブレークのきっかけは家電量販店での販売とのこと。当初は眼鏡店や書店で並べていましたが、売上は伸びず…。
2013年にハズキカンパニーから営業代行を請け負った、ライフマスターという企業が絡んでヒットのきっかけをつかみました。

家電量販店では来店客が大型家電製品を購入する際、カウンターで配送手続きをしますが、カウンターの近くにハズキルーペのサンプルを置き、手に取ったお客さんに店員が勧める…。
このパターンで飛ぶように売れていき、店舗別の販売チャンネルは瞬く間に家電量販店がトップになりました。

ライフマスターはユニークな会社で、社員の平均年齢64歳、定年は70歳。健康状態が良好なら80歳まで雇用延長する会社です。
ライフマスターの約150人の社員のうち、殆どが業界OBです。パナソニック系出身が34人、ソニー系出身が14人。家電量販店のケーズホールディングス系出身が23人。本社だけでなく系列販社などを含むので「~系」と書いています。
マーケティングに長けたベテラン社員が店舗を回り、商品情報の提供、売場提案、陳列支援などを行い、売場を変えたのです。

近くのヤマダ電機などに行くと、ほぼ各フロアーにハズキルーペが置いてありました。
サンプルを手に取ると倍率が3種類ほどありましたが、私は視力が良い方なので目がクラクラして酔いそうになりました。
もう少し歳を重ねて、目が悪くなったらハズキルーペを買ってみたいと思います。
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