7月30日
岡山県赤磐市で行われた桃の品評会に審査員として参加してきました
岡山は白桃の一大産地ですが、県内にも何カ所が産地があり、赤磐もそのうちの一つ。
現在の多くの白桃のルーツとなっている「白桃」や「大久保」を発見した大久保重五郎をはじめ
多くの桃栽培先駆者が生まれた場所です。
そして赤磐市は日本野菜ソムリエ協会と自治体パートナー協定を結んでおり、
「スター農家育成プロジェクト」など農業に力を入れています。
そんな赤磐市に近畿・中四国地区の野菜ソムリエ総勢36名が集結
16名の生産者から出品された自慢の桃を審査させていただきました。
開会前の日本野菜ソムリエ協会の福井理事長のお言葉より。
「10人の農家さんがいれば、10通りの栽培方法がある。
今回の品評会の結果で、もしかしたら農家さんの人生を変えてしまうかもしれない。」
と、責任重大
清水白桃・おかやま夢白桃・白麗(はくれい)・つきあかり・なつおとめ・千種白鳳(ちぐさはくほう)と6種類の品種が出品。
岡山の野菜ソムリエとして一番多く関わってきた桃。
おいしい桃をたくさん食べて、学んで、体感している桃の魅力。
今までの経験を活かしつつ、甘味、酸味、渋み、香り、食感(今回は外観は評価外)を元に評価し、
上位3つを選びました。
ピーチ赤磐の夢(第1位)に輝いたのは今井浩二さんの清水白桃でした
受賞された生産者のみなさんです。おめでとうございます
「たった2、3日の収穫の為に365日をかけている」
受賞した今井さんの言葉です。桃作りの大変さと桃への熱い思いを感じ、とても胸をうたれました。
収穫が終わっても、またすぐに来年に向けての作業にとりかかります。手がかじかむ寒い冬でも樹の手入れをしたり、春先からの気が遠くなるような何万という摘果や、1枚1枚の袋かけ。。。
1日1日、363日の積み重ねが受賞という形になって、喜びもひとしおだと思います。
もちろん、今回残念ながらだった農家さんも同じような想いで栽培されていると思います。
農家の方の想い、そして岡山の自慢の桃をもっと発信していきたいと思いました。
今回の品評会にはガイヤの夜明けの取材も入っていました。
どんな感じで放送されるのか、そちらの方もお楽しみに
(文:山﨑涼子)
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