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ポンタ

2004-10-27 23:33:09 | books
一昨日仕事の帰りに、さいたま新都心東口に出来たコクーンに初めて行ってみました。
シネコンが入っていて、なんと12コもシアターがあるのですね。
平日昼間にもかかわらず、かなり賑わっていて、昼下がりのレストランはウェイティング行列が複数店で出来ていて、びっくりだった。
紀伊国屋書店に行きまして、県内最大級という話だけど売り場面積は北与野の書楽の方がデカイかなと思いましたが。
音楽コーナーに平積みになってて、偶然見つけた村上ポンタの自伝「自暴自伝」を購入。
昨年末には出ていたようですが、知らなかった。
面白いので、他の読みかけを置いて読み進んでしまってます。
S・ガッドのトラまでやってたとはね~、驚きです。



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天童荒太

2004-10-17 19:57:48 | books
やっと出ました!「永遠の仔」文庫版。
今日は今月発売の3巻までと、南木佳士の「海へ」を買ってきた。

天童荒太は、3年前にオットが「孤独の歌声」を買って来たのを読んで好きになりまして、今年前半は「家族狩り」文庫版全5巻が月一刊行されたので、毎月待ち遠しく発売日を待ったものです。

「永遠の仔」は出た当時は知らなくて、ドラマも見ていなかった。
ドラマで音楽をやった坂本龍一との対談の本、「少年とアフリカ」を読んでから、「永遠の仔」を早く読みたいのになかなか文庫にならなくて、イライラして古本屋で見つけると買っちゃおうか葛藤したのだったけど、ぐっと我慢して待ち続け、やっと!です。
ハードカバーで買う本もあるけど、やはり文庫のほうが場所も取らないし読みやすいしね・・・。

このところ、松下龍一の「檜の山のうたびと」を読んでいて、これはなかなか進まないんだよね・・・あぁとりあえず、買って来た方に手をつけてしまうかも・・・松下さん、ごめんなさい~。

南木佳士は、金太郎飴だけどとても好きな作家で、文庫が出れば必ず買ってしまう。
好きな作家の本を4冊も持って帰ると、ほくほくした気分になります。


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『作家ってどうよ』は変

2004-09-29 11:36:46 | books
この文庫、帯に小説家志望者必読の書!って書いてあるけど、私は別に小説家志望ではありません、念のため。
鈴木光司・花村萬月・馳星周・姫野カオルコが、ニッポン放送のザ・BUNDAN・BARという番組に出演して語ったことを、書き起こして本にまとめたもので、エッセイ集と書いてあるけど、どう読んでも本人たちが書いた文章とは違う。
一時期、オットがよく花村萬月を買って来てつられて読んでいた時期があったので、この新しい文庫を買ってみたのだけど、すごく変な本でした。
まず目次がない。
落ちもない・・・、ラジオの喋りを起こしたものだから、尻切れトンボで終ってる印象なんだけど、そしたら解説を最後に入れるとか、本としてなんとか締めるようにするものじゃないかと思うんだけど。
目立つ誤植もあるし。
なんか、すごい手抜きの本に当たっちゃった。
有名作家の名前が出てるから、そこそこ売れるだろうという緩い姿勢にちょっと腹が立ってしまう出来事でした・・・まったく変な本買っちゃったよ、すぐに売りに行かなきゃだ。
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最近読んだ本

2004-09-28 21:54:48 | books
●「ビートルズ全曲制覇完結編」中山康樹(えい文庫)

(「えい」というのは、木へんに世なんですが、文字化けしてしまうので、悪しからず)
この本は、公式曲213曲を対象にした「これがビートルズだ」(講談社現代新書)の続編ということで、アンソロジー・ライブアットBBC・ネイキッドの全曲解説です。実は、前者の方はまだ読んでない。
中山康樹さんの本は何冊か我が家にあって、これはたまたま本屋で見つけ、文庫だし気軽に読めそうだったので、買いました。
本当は、音楽関係の解説本て割と苦手で、買っても最後まで読めなかったりするんだけどね、大きくて重かったりするのも原因の一つで、寝転がって読む習慣なもんだから・・・。
文庫だと助かるし、この人のものは読む気になります。
実はアンソロジーも持ってないんだけど、やっぱり買おうかなぁ。

●「巻末の記」松下竜一(河出書房新社)

河出書房新社から出ている「松下竜一 その仕事」全30巻の各巻末にあるエッセーを1冊にまとめた本。
2年前に出た全集30巻は、すでに読んでダブるものは除いて買っていたので、これが出たのは嬉しかったのだけど、なんとなく手を付けずにいて。
訃報を聞いてからしばらくして少しずつ読みはじめ、数ヶ月かけてやっと読み終わったというところ。
やはり全集モノのハードカバーは、重くてサクサクとは読み進めません。
(ちなみに、私は何冊か並行して読むことがある・・・と言うか、途中で休みたくなると他の本を間に挟むことがあります。)
全集からセレクトして買っていたころ、毎月2冊ずつというようなペースで出ていたと思うけど、そのうちにどれがすでに持ってる本で、どれが買い損なったものか頭が混乱してきて、一度整理してリストを作ろうと思いつつそのままだった。
買ったものもとりあえず買ったことで安心しちゃって、読んでいないものがそこそこあるのです。
まとめて出ると、なかなか一遍には読めないものだ。
松下さんを偲ぶ会のパンフに、全著作を整理した表があったので、遅ればせながら、持ってるものと買いそこねているものをやっとチェックしました。
巻末の記を読み終わったので、全集から次は何を読みたいか、何となく順番が決まったし、残りは近々まとめて買おうと思ってます。

しかし・・・、固いものばかり続くのも疲れるので、今日は気分転換に中村ウサギの「変?」と、角川文庫から出た「作家ってどうよ?」を買ってしまいました(^^ゞ
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松下竜一さんのこと他

2004-09-14 00:00:29 | books
今日は、草の根通信の梶原得三郎さんへお手紙を書きました。

6月に作家・松下竜一さんが亡くなり、8月に偲ぶ集いがあったのだけど、
さすがに九州に半年開けずに行くことも出来ず、追悼文集と偲ぶ集いの
ビデオの申し込みには手紙を添えようと思いながら、なかなか書けずに
いましたが、なんとか書き終えました。

得さんが松下さんを失ったこと、30年以上に亘って同士であった相方が
この世にいなくなってしまった気持ちを想像すると、胸がつまります。
どんな言葉をかけても、慰められるものではないでしょうが、なにか
書き送らねばいけないと思ったのでした。

高校の同級生で、その後流れ流れて九州中津にたどり着き、松下さん
のもと、草の根通信に連載を持った大谷ねことの付き合いも、考えて
みればそろそろ30年。
彼女との付き合いが続いてなければ、松下竜一という名前は聞いたことが
あっても、何冊も読み深い思い入れを持つには至らなかったでしょう。
同じ作家を愛し、その死に一緒に涙することができる仲間がいることは
幸せなことだと感じています。

ここから読書日記。
昨日久田恵「母のいる場所」を読み終わり、続けて勢いで川上弘美の
「センセイの鞄」の文庫も読み終わった。
久田恵の本は、老人ホームの取材をしている間にご本人のお母様の
具合が悪化してそのホームに入居させ、最後は看取るところまでを
書くという壮絶な内容。
取材を始めた当初はもちろん、そうなることまでは予想はしていなかった
わけで、介護に待ったなしの実体験がリアルです。
シルバーヴィラ向山の経営者やスタッフ、また入居者の人間性も実に
魅力的に描かれていて、映画の方もぜひ観てみたいと思った。

川上弘美は文庫が出るまで待ってたら、先に単発のテレビドラマで
観るハメになっちゃって、ツキコさんがキョンキョンだったのが、
本を読む前からなんか違う気がするなーって思ってたのね。
しかしなぁ、だからと言って他にツキコさんにぴったりのイメージの
役者も思い浮かばないものだなぁ。




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