10月4日は術後8回目の化学療法でした。
やはり血小板数は前回より低下していたので、抗がん剤のオキサリプラチンはお休みで分子標的薬のみの点滴。
1時間ほどで終了したので昼食用に買ったサンドイッチは病院前のベンチで食べたけど、ベーカリーカフェとイートインコーナー前の椅子は満席だったので向かい側のコンクリートのベンチに座ったらお尻が超痛くて、お尻の脂肪が無くなっちゃったのを実感。
その後コクーンで買い物をして、帰路に。
とりあえず今回で点滴が終了し、次はその結果を見るために12月上旬にCT検査、翌週に外科の主治医の外来で判定と今後のことを聞きます。
そこは問題なく定期検査に移行するだろうと、勝手に思ってます。
私の癌は当初ステージ3か4と言われていてかなり進行してはいましたが、化学療法3回終了後の検査時点には内視鏡で確認出来ないところまで綺麗になって胃壁から採った組織に癌細胞は見つからず、術前の8回の化学療法終了後の検査ではステージ2Aの判定だった。
手術後の病理検査では摘出した部分の浸潤が深かったのでステージ3Bと言われてしまったけど、よーするにCTじゃそれは分からなかったということが非常に良く分かったわけ。
転移の可能性があったけど採ったら転移が無かった傍大動脈リンパ節は摘出済みなわけなので、まあしばらくは転移はないはずと思ってます。
先のことは分かりませんが、そんなことは誰にとっても同じなわけだし、今後は定期検査を続けねばならないことを考えれば異変についてはそれなりに早期に判ることでしょう。
それなりにね。だって、CTじゃはっきりしないことが判っちゃったんだから。
大切なのは自覚症状と精密検査を受ける決意のタイミングなんだと思う。
食道胃接合部の癌は症状が分かりやすかったわけです。
胃の入り口が塞がりそうになって、食事が飲み込み難い症状が出ていたわけで。
はっきりとした自覚症状が出てくれたのはラッキーだったし、何年もかけて大きくなった進行の遅い物だったようです。
これが自覚症状の出にくい部位、そして進行の早いものだったら、発生した臓器を越えて転移して手遅れになっていたでしょう。
癌には本当にいろんな種類があってまだまだ分からないことだらけだし希少癌といわれる難しいものもありますが、とりあえずは今回の私の病気は治る種類の癌だったようです。
このタイミングでそれに掛かって生活を変えなければならなかったことは、私にとって今それが必要なのだという知らせだったのだと思っています。
なぜ自分が・・・なんてことを考えて悲観するようなことは、全くありませんでした。
二人に一人は掛かるんだから、あ~来たかってなもんだったです。
手術を挟んでトータル16回目の化学療法、お疲れ様でした、自分、病院スタッフの皆さま、そして見守って下さった皆さま、本当にありがとう!!!
もう治ったような調子で書いちゃってますが、12月までずっとドキドキしていてもしょうがないから、少しずつ仕事のペースを上げて行きます。
でも元通りになどとは思ってないです。
年齢的にも体力は下り坂で当たり前なんだから、ゆっくりゆっくり景色を楽しみながら、出来るだけ長く続けられるように無理のないやり方で。
あと1週間内服のエスワンを飲めば化学療法終了、副作用はそれなりには残るけど少しずつ軽くなっているし、それよりも手術の後遺症が軽減してくれるよう食事の取り方について油断をしないようにして、疲れを溜めないペースの仕事ブッキングをして行くことが課題。
11月には紅葉と温泉に癒されたい!、遠距離ドライブで仕事に出る計画を立てたいと、夢を膨らませているところです。