先週の火曜、21日に無事7サイクル目の抗がん剤点滴を受けて来ました。
7月から治療が始まって3サイクル後に一度血小板減少による1ヶ月の休薬期間を設けたわけですが、その後の4サイクルは血液検査の結果は腎臓肝臓血液すべて問題なく横ばい。
エスワンを1日25mg×4錠から20mg×4錠に落としてからは安定していて、医師も問題なく内科の治療が継続出来るという判断をしているということか、2月の予約票も2回内科の診察になっているので、この先2月か3月ごろに手術をするのだろうという当初の予想はどうやら良い方向に外れつつあるようです。
副作用の便秘の対処には大分慣れまして、毎朝紅茶に入れる手作り生姜シロップ、あとは点滴後の1週間だけ大黄甘草湯を2日に1回と日によって酸化マグネシウムの量を調節することで以前よりは順調に過ごせています。
寒さが厳しくなって冷たい物に触れた時の手の痺れは強まってはいるけど、洗濯や調理用の使い捨て手袋も常備しミニカイロもまとめ買いして冷えを予防し、抗がん剤の蓄積による副作用の悪化についてはあまり感じることなく仕事もゆったりペースながらこなせています。
しかし先の見えない不安感で気持ちが下がることもあるわけなので、先日知人の医師(演遊会セッションでご一緒したトランペット奏者であり、先日他界された郷津氏の同級生)に質問させてもらったところ、消化器の専門医の意見も聞いて下さって誠意のこもった丁寧なお返事を頂きました。
悪性度は低そうに思われ、私のケースはこのまま化学療法で押せるところまで押すのではないかということでした。
最初に担当医師に頂いた癌治療のパンフレットやネット検索で知る範囲だと、手術適用外で化学療法を続けることを選択するのは延命のためであって治癒の見込みはないと思わせる内容が多いのですが、知人から十分治癒も見込めるということを教えて頂いたし別の友人からも手術なしで治癒したケースを聞く機会が先日ありました。
なぜ、そういう情報がもっと表に出てこないのか、もちろんそこまで順調に行くケースは珍しいのでしょうが、希望が持てる方が治療の効果も上がるということはあるのではないかと私は思うのだけど。
もちろん1月下旬の検査がどのような結果か、それによって担当医が今後の方針をどう決めて行くのか、その説明を聞かなければ今後のことは分からないけど、年末年始を挟んで1ヶ月半を不安をなだめながら過ごすのはしんどいと思っていたので、その前に専門家の意見を聞いて前向きな姿勢で治療に取り組んでいく気持ちを整えることが出来て本当にありがたいことでした。
癌患者となったことで鬱傾向になる方も多いと聞きますが、治ることをイメージして明るく治療を続けていく力をくれる友人知人に恵まれたことに感謝の気持ちを深くする日々です。
見守ってくださっている皆さま、毎回長文を読んで下さってありがとうございます!
どうぞ良いお年をお迎えください。