オヤジのトレーニングに大きな影響を与えた一つがこれ!
1993年が初版のもう20年ほど前のトレーニングバイブルだが、今でも十分役に立つ。
この本に書かれているトレーニング方法を信じてトレーニングを始めてすぐにアイアンマンのランで3時間、フルマラソンだけならいつでも2時間40分前後で走れるようになった。
では、その内容とは何か?
あらゆるトレーニング方法からメニューまで沢山の事が書かれているのであるが、一番重要なのは、
”有酸素能力を高めるには、高いレベルでの有酸素ランニングをより長く続けること” と、
”無酸素トレーニングは最も重要でないトレーニングだ”
である。
これは、ランニングだけではなく、もちろんトライアスロンなどの有酸素運動能力が重要なスポーツに共通することである。
ロードレースでももちろんそうなのであるが、ロードの場合はアタックがあったり、スプリントがあったりするので無酸素運動は必要だろう。
特に日本ではTR以外の実業団レースをはじめ距離がまるで短距離走の様に短いので特に無酸素トレーニングや、対乳酸トレーニングは重要だろう。
ここでは、詳しく書けないが、バイブルの中でも有酸素能力向上トレーニングの中にうまく無酸素トレーニングも組み込んでいる。
LSDが大事だとはこれまで書いてきて、今月もLSDトレーニングを続けているが、段々とこの大事な高いレベルでの有酸素トレーニングに持っていく。
それが、この有酸素能力を高めるマラソンコンディショニング・トレーニングだ!
月曜日 起伏のあるコースで15キロ、80%の力で
火曜日 平坦なコースで25キロ、70%の力で
水曜日 坂のあるコースで30キロ、80%の力で
木曜日 平坦なコースで30キロ、 70%の力で
金曜日 平坦なコースで15キロ、90%の力で
土曜日 ほどほどに平坦なコースで35キロ、 70%の力で
日曜日 コースに変化をつけて25キロ、70%の力で
%は最高安定状態を100%とした時の力の入れ方となっているので、心拍数でいうATレベルに対してのパーセンテージでいいだろう。
以上であるが見ただけで、「え~、無り~・・・」と思う方も多いだろう。
リディア‐ドは週に160キロの有酸素ランニングが、最も効率よくスタミナをつけると説いている。
が!しかし、私たちは素人であり、実業団選手の様にトレーニングばかりしている分けにはいかない。
特にトライアスリートにとっては、この通りにトレーニングするとランニングだけで終わってしまう。
これを基本にアレンジすればいいのだ。
たとえば、このパターンからマイナス5キロずつの距離にするとか、マイナス10キロずつにするとか、自分の環境に合わせれば良い。
私が実践して感じたのは、”大事なのは毎日続ける事”だ。
もちろん有酸素運動強化なのである程度の距離はこなさないといけないが、5キロでもいいから毎日続けた方がよい。
私も出来る限り、基本通りに続けたが、バイクも乗って、泳いで、月に600キロのランニングをするのは容易ではない。
バイクで走った分はランを削ればいい。
働くアスリートにとってストレスのコントロールも大事な要素だ。
思う通りにトレーニングができないと、ついついストレスが溜まってしまう。
我々はプロではないのだ!楽しまないと!
この他にもヒルトレーニングだとかシャープナーだとか、様々なトレーニングが紹介されているが、またの機会にオヤジの実体験も踏まえて紹介しましょう。
大事なのは有酸素能力を高めるには、高いレベルでの有酸素運動をより長く続けることです!
バイクも同じで、LSDはあくまでこのようなハードなトレーニングを行えるようにするための土台作りでしかありません。
オヤジもバイクやランのトレーニングのほとんどの時間をこのATレベル前後の長距離トレーニングにあてていました。
その当時でAT165bpm前後、それに安静時心拍数も40前後と強くなるのが実感できました。
その結果が、アイアンマンでバイクラップ5時間、ランラップ3時間そこそこに繋がっています。
さあ、信じるか信じないかはあなた次第。。
アイアンマン9時間を目指しましょう!!
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