昨日の日曜日は京都府美山町で美山ロードレースが行われた。
公道を使ったレースとしては日本で一番歴史のある大会であり、
勝負どころとなる標高差約90mの九鬼ヶ坂峠を含む高低差110m、1周10キロのコースを周回して争われる。
オヤジは今年もC2Sクラスに出場。Sはシニア、すなわち40歳以上の上級オヤジクラスだ。
昨年はこのクラスで優勝させていただいた。今年も2連覇をもくろんで挑んだのだが。。。
大樹達が出場する高体連レースの2分後にスタートするC2クラスは9時44分のスタートだが、3本ローラーで30分ほどアップして9時過ぎには出走サインして召集場所に行くとすでに多くの選手達が集まっている。。
たまたまチームメイトが一番前に並んでいたので、横に入れてもらった。
と言うことで、C2、C2Sクラス合わせて200名弱ほどの最前列でスタート!
今年は暫くモーターバイクについてのローリングスタート。
正式スタートがきられてすぐに後ろの方で落車がおこっている音が響く・・・。
トンネル内では後方から罵声が響き渡る。。だから前に出ろって・・・・。
今年はやたら落車が多いなぁ・・。九鬼ヶ坂峠に向かうちょっとした上がり返しに差し掛かったところで、真後ろでフレームかホイールか分からないけど、もの凄いカーボンの折れる音がした。
九鬼ヶ坂峠の峠地点でもオヤジも横で数名が絡む落車が起きた、峠を下る途中のヘアピンでも数名が突っ込んでいる・・・。
その様な数々の落車の影響を受け、集団の中切れが多々起きたようで、サカタニの仲間を含んだ多くの選手達があしきりをくらっていた。。
オヤジの弟もその内の一人で、久しぶりの兄弟対決だったのだが、落車こそしなかったものの、目の前の集団落車に巻き込まれ、メカトラでリタイアとなっている。
そんな中、生き残ったサカタニメンバー二人で、常に集団前方でレースを進める。
レースはスピードも何も毎年と同じような展開で、九鬼ヶ坂手前で位置取りが始まり、峠で少しバラけて、下りで集団が再度塊つつ、スタートゴール地点を通過するまでは速いスピードで流れて、暫くすると集団のスピードが落ち着くというもの。
3度の九鬼ヶ坂峠を耐えて、いよいよジャンの音を聞きながら最終周回へ。
最終周回ぐらいになると、前にスタートしている高体連レースからこぼれてくる選手も増えてきて、危険度が上がる。
最後の九鬼ヶ坂峠を目前に集団も活性化し、両サイドから選手がドンドン上がってくる!
そして、最後の九鬼ヶ坂峠へ!
鋭角に左に折れて登りが始まった瞬間に前方ではアタックがかかった!
オヤジも対応しようかどうか迷ったが、ここで消極的になってしまい峠まで脚が持つ気がしなかったので、52×25~23で回しながら登る。ん~脚が残ってないな~・・・。
キツかったが、なんとか先頭集団にはつこうと、フォームも乱れてガシガシ踏んで集団のしっぽを掴める位置で峠を通過。
よっし、得意の下りで追いつこうとガンガン飛ばす!!
インからアウトから選手を抜きながら最後の左ヘアピンを抜け、直線に出た所で踏み倒そうとしたその時!
前方にフラフラと走る高体連のレースからこぼれて来た選手が!
危ない!かなりのスピードが出ているのであまりムチャも出来ず、高校生も必死なのか体がブレながらの走行なので抜くに抜けず、イライラしてしまい、思わず「オラ~!!」と叫んでしまいました。。高校生君すみません・・・。
抜いた時には集団から少し離れてしまい、必死で追う!
誰も前に出てくれない・・ 鋭角なコーナーを曲がった立ち上がりで後ろから抜かれる・・・。
脚いっぱい・・・。
遠のく集団・・・。
ふえ~・・・。 結局ゴールスプリント出来ずに先頭から18秒ほど遅れてゴール。。
2連覇どころかゴールスプリントにも絡めませんでした・・。
まあ、仕方ない!やるだけの事はやった!でも悔しい・・・。
完走者は出走者の半分にも満たない75名。
脚の無さもあるけど、走りにもミスがありました。また来年頑張ります!!
そんなオヤジとは裏腹に第50回近畿高等学校自転車競技大会ロードの部 兼 全国高校総体近畿予選会に出場の大樹達、北桑田勢は大活躍!
レース序盤に出来た10名の逃げ集団に大樹を含めた北桑田高校7名が入る!
そして、捕まることもなくそのままの逃げ集団でゴールスプリントを迎えるのだが、悔しいことに優勝は和歌山北の選手に!
大樹が語っていたように10名の逃げ集団に7名もいたにも関わらず、個人優勝できなかったのは本当に悔しいところだろう。
しかし、ゴールスプリントの1秒以内のいわゆる同タイムで北桑田高校6名が入賞!
総合優勝は手に入れた。
これも、途中で千切れた選手も含めて各選手、各々がそれぞれに与えられた仕事をきっちりとこなした結果でしょう。
北桑田高校の赤紫に染まる先頭集団。
白熱のゴールスプリント!!
インターハイも頑張ってもらいましょう!!
それにしても、日本のトッププロチームの選手も参加するC1クラスの優勝平均スピードが時速39.47キロ、
高体連の平均スピードは時速41.36キロ。
7周回と4周回の違いや展開の違いがあるでしょうが、速いね
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