ディーンは2008年に元々その頃はロッドだったエバンスにマイヨを着せるために開発されたTTバイクだ。
それゆへハッキリ言って作りは古い。
もちろん今ではTTバイクでは当たり前のDI2対応でもない。
悔しいけど、次期モデルではきっとDI2内臓対応になるでしょう。
しかし!トレックやBMC、サーベロなどの最新鋭の直線的デザインのTTバイクも良いが、はやりTTバイクはこれぐらいの色気がないといけない。
リアホイールに沿ったシートチューブやそこからそのままISPのシートポストに繋がるなんとも言えないボリュームと曲線。トップチューブは短いヘッドチューブの為、前下がりの攻撃的な機能美。
ポルシェ911のリア形状の嫌いな男子はあまりいないでしょう。
ヘッドチューブももちろんエアロ形状だ。
太いダウンチューブにぶっといフロントフォーク。リアステイはキリッと直線的だが、後ろから見ると艶かしくカーブしている。
TTバイクはこれぐらい艶っぽくないと!!
太いフロントフォークにはジェットフォイルと呼ばれるスポーク間で生じる乱気流を整流するスリットが入っている。7.5%の空気抵抗低減につながるらしい。。
リアにもそのスリットは入っている。これで前後合わせて15%の空気抵抗低減?
そしてこれがサーファステープと呼ばれる特殊なテープ。フレーム外部、内部の乱気流を整流し4.1%の空気抵抗を軽減している”らしい”ホンマかいな!?
時速200キロや300キロで走るレーシングカーならまだしも、時速30キロや40キロ台の自転車に効果があるのか?
ハッキリ言って、すぐに汚れて汚くなります・・・。
オヤジのバイクも雨の中を何度か走っただけでテープが黒く汚れて取れません・・・
リアはBBの下に付いていますが、ハッキリ言って効きません・・。怖いです。。 シューを変えてもストッピングパワーは弱いと思われます。
フレームカラーとマッチしてカッコ良いですが、調整するのが無茶苦茶不便です。
DI2のケーブルやブレーキのワイヤー類が全て内臓出来るようになっているのですが、それも相まってパッドの位置を一つ調整するのも無茶苦茶難儀でイラつきます。
何を調整するのも本当に面倒くさいバーです。
ステムの下からすべてのケーブル類が出てきますが、これの取り回しがまた難儀です・・・。
最新式のDI2内臓式ではないので結構ゴチャゴチャしてしまいます。
なんとか内臓しようとあれやこれやと知恵を絞ったのですが、カーボンのフレームに穴を開けるのは嫌なのであきらめました。
このため、ダウンチューブのボトルは使えませんが、トライアスロンの場合、シートの後ろに付けるので問題ないです。
てっことでシートレールにとり付けるTNIのボトルゲージ。Xなんちゃらのバッタモンですが、カーボンでXなちゃらの半額ほど。これで十分です。
今回の目玉の一つだったROTORのエアロクランクとQ‐RINGS! 厳つくカッコ良いけど今回の宮古島で使うかどうかは微妙なところ・・・。
電動なんて邪道だ!と否定的だったオヤジも一度使うともうワイヤーには戻れません・・・。
カラーリングがマッチするのはもちろんですが、1万円もしないのに重さは155g!
作っているのはSANMARCOです。
DI2対応やなんだかんだで組むのに苦労したDEANですがなんとか組みあがり、ポジションもやっと決まりかけてきたところです。
乗り味の詳細はまた後日。。
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