1日から始まった国体自転車競技も4日間のトラック競技が終わって最終日の木曜日はロードレース!
会場は広島県と愛媛県を結び、自転車の聖地とも知られる「しまなみ海道」の途中にある大三島。
島を3周回する121㎞で争われます。
なんと、今年は成年も少年も同じ距離・・・
交通規制の事なんかもあるんだろうけど、成年はせめてあと1周ぐらい多く回れば良かったのに。。。
レースは9時スタート。スタートを待つ京都の二人の前に「みきゃん」も応援に駆け付けました
曇りがちで少し風が強い中、成年男子からレースがスタート。
1周40㎞ほどのコースは日本のレースには珍しく峠がない代わりに殆どが海岸線で小刻みなアップダウンと数か所の長めの登坂がありますが、これぐらいのレベルのレースに出る選手たちに対してはあまり破壊力があるとは思われず、海から吹きずさむ風がポイントとなるかな。
レースは序盤に和歌山の2名を含む4名の逃げが出来るが直ぐに吸収。その後すぐに京都の一人、啓吾と群馬の小山君という大樹とは中学からのライバル二人が逃げるも1周回を完了するまでに集団に吸収された。
今回は1周が40㎞と長いので歩いて回ることも出来ず、ショートカットでコースの途中に行くことも出来ないので、会場に設置された大型ビジョンでの観戦となります。
集団となって2周回目に突入。
予想通り、集団スプリントになるかと思わせる展開の中、2周目で大樹の現在の早稲田の同僚、北海道の中川君や奈良県の強者、吉田君を含めた5~6名の逃げが出来、集団から1~2分ほどタイム差を広げる。
集団も逃がしてはマズいとこれ以上のタイム差は許さず、1分3秒差で最終周回へ!
徐々に集団と逃げとのタイム差は縮まっていき、半周を越えた辺りの登坂の途中でついに集団が逃げを吸収。
レースは振り出しに戻り、さあ!ここからだ!!
大樹も今日はまだ動いていないので、まだ脚は残っているはずだ。
しかし、強豪スプリンター勢もまだみんな残っている。
今回は距離も短く、キツイ峠もないのでみんな脚は残っているだろう。
と、すぐに大阪府の選手がアタックし、それにまたまた先ほどまで逃げていた中川君が逃げに加わり3名ほどの逃げグループが先行する。
この日の中川君は敢闘賞があればm敢闘賞ものの走りだ。
40秒程のタイムギャップで進む中、スプリントで勝負を決めたくない選手などがブリッジを試しみるも逃げに合流する事は出来ずにラスト5㎞で集団が全てを吸収し、レースは再び振り出しに。
そして、ラスト3キロで今、乗っている富雄君が飛び出し、京都の啓吾がそれを追う!、
2~3秒前を二人が逃げ、すぐ後ろに集団!
集団も活性化、スピードが上がる!!
飲み込まれそうで、飲み込まれない中、富雄君が下がって集団に。。
啓吾一人の男逃げ!!
2秒の差が縮まらずに、残り300mを切り、ゴール手前50mほどの所で待ち構えていたオヤジ達にも肉眼で啓吾とすぐ後ろの集団が見えてきた!!
「いける!!」「いけるぞ!!啓吾~!!」
オヤジ達が見ているすぐ前で、後ろを振り返り勝利を確信した啓吾が両手を上げて喜びをいっぱい表現してゴール!!
そして、すぐに集団が!!
大樹が左サイドいっぱいからスプリント!!
とったか!?
後ろから見ているとワンツーかと思われたが、2位と同タイムで惜しくも3位・・・・
いや~、なかなかロックなレースでした!
そして、啓吾は強かった!
京都が1位、3位と表彰台に。
国体で同じ都道府県の代表が二人表彰台に登るのもなかなか珍しいのではないでしょうか。
凄い!京都府!北桑田高校!
この日の二人の活躍により、総合順位も大きくジャンプアップ!
総合成績6位入賞を果たしました。
レース後、恩師と。
い~い笑顔です
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