メッタ斬りジャリズム

これからは個人ジャーナリズム(ジャリズム)の時代!しがらみのない自由な立場から世の中をメッタ斬る!

ある番組が視聴率を取れば、みなが一斉に真似をして同じ番組ばかりになる。

2008年03月09日 18時38分36秒 | テレビ界の動向
春からテレビはクイズもの、学習ものだらけの異常事態
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=421450&media_id=10


ひとつのところで当たれば、みなが同じことを一斉にする。
みんなが他局のまねをしあう。日本のテレビは異常。

こないだまでクイズなんて過去のものとされてたはず。

火をつけたのはヘキサゴンなのか何なのか良くわからないが、みなが一斉に真似をするんだなあ。

ちょっと前は、「愛するふたり、別れるふたり」みたいな、男女が罵り合う番組があちこちで流行ったりして殺伐とした雰囲気になってたけど、今度はクイズや雑学か。

まあ世の中的には悪くない傾向だ。テレビが殺伐としたことをやれば、自ずと世の中も殺伐とした雰囲気になっていく。皆が気づかないうちに。
テレビは無意識のうちに世の中の空気を形作る土台となっているものだから。

1999年の下期あたりがテレビの殺伐度合いのピークだったんだよな、あのころのテレビはひどかった。やりたい放題だった。しかしあることを境にテレビ自体が少しずつ変わって行くことになる。

そのあることとは一体何でしょう?


しかしクイズが視聴率を取れるとは。時代はさかのぼるんだなあ。
水を飲んでいた原始人に、現代人がペットボトルで水を買い原点回帰するように。

現代人なら水ではなくジュースじゃないのかと思うが、揺り戻しがきて結局水になる。
テレビもクイズや雑学という揺り戻しが来てるのかな。




◆元記事引用

民放の4月改編はほぼ固まったが、特徴はクイズもの、学習ものが一気に増えることだろう。
 フジは木曜、金曜にクイズものをスタートさせると発表。木曜は「全国一斉 日本人テスト」、金曜は「検定ジャポン」(いずれも仮題)で、これで7時台は1週間のうち6日がクイズ番組になる。

また、「世界一受けたい授業」などがある日本テレビは水曜の「今田ハウジング」を打ち切って日本史ものをスタートさせ、TBSは水曜の「世界バリバリ☆バリュー」を打ち切って心理学ものの新番組を立ち上げるといわれている。

 テレビ朝日の場合は1月改編ですでに“クイズ体制”にシフト。「クイズ雑学王」をゴールデンに昇格させ、新たに「ガリベン!」もスタートさせて「Qさま!!」などと合わせてクイズに全力投球している状態だ。テレビ東京も数学ネタのバラエティーを考えているようだ。

 春からはゴールデンタイムはどの局を見てもクイズ、学習ものだらけの異常事態である。

「クイズだらけでもウンザリなのに、出演者がどこも一緒というのが最近の傾向です。これではまるで金太郎飴。すぐに飽きられるのは目に見えている。工夫がなさ過ぎです」(テレビ関係者)

 こうなると、興味はどの番組が最初に打ち切られるかだろう。いずれにしても、春からサラリーマンが楽しめる番組はまた減ることになる。
【2008年2月29日掲載】

今年の紅白は例年になく良かった。随所に視聴率を上げるための工夫が。これでダメなら諦めるしかない。

2008年01月01日 08時06分24秒 | テレビ界の動向
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、昨年のNHK紅白歌合戦は、例年になくなかなか良かったんじゃないかと思います。
視聴率を上げるための対策を、よっぽど徹底的に練ったんでしょうね。
随所に視聴率を上げるための工夫・手法が見てとれ、良く練りあげられた作りになってたなあ。

例えば、普通は歌い手を司会者のところに呼んで、歌手と司会者とのトークのやりとりを一言二言やってから、
スタンバイをしてもらったりしますが、今回はこういう形を減らし、歌手は初めからステージにスタンバイしてもらっておいて、中居と鶴瓶のトークだけで歌手を紹介し進めていくという、テンポのいい進め方が多かった。

これで、決まりきった歌手と司会とのやり取りを割愛出来る上、やり取り後にスタンバイに向かう時間も割愛出来る。


番組をテンポよく進め、視聴者を飽きさせないための工夫として、NHKは良く考えたなと随所で感じた。
(歌手と司会とのトークのやり取りを期待してた人には不満があるかもしれないが)


さらには、これが結果として中居と鶴瓶の二人だけのトークの回数を増やし、これが中居⇔鶴瓶間で和気あいあいとした雰囲気を出すことにもつながったと思う。

鶴瓶氏もいい味を出してたなあ。長い芸能界での経験に裏打ちされた、豊富な芸能界のエピソードとか幅広い人脈から来る話とか、やはり経験豊富なだけに味が出ていて良かったと思う。

長澤まさみが司会するよりも良かったんじゃないか?そういう点では。


これだけ工夫を凝らして視聴率を取りに行っても、昨年より下がるというのであれば、そういうもんだと諦めるしかない(笑)。
それは番組作りに責任があるのではなく、紅白というもの自体がそういう構造の中にあるんだから。
結果は明日あたり出るかな?
裏の民放も、今年は「?」なのが多かったからなあ。
笑ってはいけない病院はつい見てしまうけど、フジテレビの一億人の男?とかいうの見た人いるのかなあ?

あれは公開のじゃんけん大会みたいなもんじゃない。浜口のモリ漁もわざわざ大みそかに見なくてもいいし…。

そういう意味では今年は紅白は行けるかも。これだけやってダメなら、構造的な問題として諦めるしかないですね。

てか、自分は何でこんなにNHKを応援してるのだろう…?


あと今年の紅白が良く感じたのは、風邪で帰省出来ず一人で見れたからだ。いつもは親父が否定的な発言ばかりして、こっちまで否定的な気分になってしまうから。
これはやらせだ、とかプロデューサーはアホだ、とかそんな文句ばかりで内容どころじゃないから。親父は。
一人でじっくり分析しながら見れたのは大きい。だから良く感じたのかも。

あんな否定的で、シラケたしけた顔した親父と居るよりは全然いいのかもしれない。




民放の現実感覚からの乖離―視聴率から逆算して無理矢理作られたような番組なんか見たくない。

2007年10月29日 03時07分28秒 | テレビ界の動向
今の民放は見る気がしない。全く現実の感覚から乖離しすぎている。

これは社会人になれば分かる。
社会人はもっと現実感覚に即したものを求めてる。

視聴率から逆算して無理矢理作られたような番組なんか見たくない。
まだネットの方が現実感覚に違い。テレビで大人がまともに見れるのはニュースぐらいだろう。
その意味からはNHKの方が全然ましで、メスを入れるべきは民放の方だ。

もうテレビ自体が終わっているだろう。
秋の新番組なんかでも、バラエティの新番組で見たいものなんてひとつもない。
おネエがどうしたとか。そんなんどうでもいい。

視聴率から逆算してムリやり作っている感じ。
そんなムリに作られたものを見るほど、現代人は暇じゃない。

NHKが民営化されて、こんな民放局がもう一つ増えると思ったら、まっぴらごめんだ。

それなのに影響力は未だに強いテレビ。テレビが土台になっていることは多くある。流行とかヒット商品とか。

今の民放は、「現実感覚」から大幅に乖離している。現実の感覚からどんどん乖離して行っている。
むしろ、ネットの方が逆に現実感覚に近い。現実から派生しているから。

視聴率から逆算ばかりしているうちに、テレビは現実感覚から乖離して行き、見放されつつある。テレビ界の感覚は、とても「普通」じゃないと思いますよ。

もう一つは、ネットというメディアが出来て、やっと個人の多様な要求を個々に満たすメディアが出来たということ。セグメント化された欲求個々に応えられる強み。

価値観や興味関心は多様化しているのに、今まではセグメント化できないマスなメディアしかなかった。それにみんなが合わせていた。しかしこれからは合わせる
必要がない。個別の価値観に個別に対応できるメディアが出来たのだから。

そうした意味からも、テレビに対するネットの優位性は今後どんどん強まると思う(単に情報収集や情報発信が容易になった等の点だけではなく)。

このような側面からも、民放はますます凋落するだろう。総世帯視聴率が下がり、
相対的にNHKが2位に浮上した事実からも分かる。

やはりテレビは関心・興味の方向性の土台になりますからね。
何に触れるかによって、人の関心は変わる。

それが視聴率と言う価値観しかない民放一色になってしまったら・・・それは恐ろしいことだと思います。多様性とはこのことです。

NHKの組織がいいかという問題はありますが、「公共放送」は必要だと思います。むしろ少ないぐらい。
世の中の空気・雰囲気を作るテレビという基幹メディアだからこそ、公共放送が必要なんです。

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視聴率が評価尺度ではない=多様性の担保

これがNHKの存在意義

視聴率という尺度だけでは、映像表現が画一化してしまう。

メディアの欺瞞を暴く目を養うより、メディアの欺瞞自体を是正すべき。

2007年08月04日 18時26分36秒 | テレビ界の動向
メディアの欺瞞を暴く目を養うことが大事だという意見が多いですが、私はそうではなく、その根本であるメディアの欺瞞自体を是正していく方に注力していくべきという考えを持っています。

ニュースを読み解く力もさることながら、やはり根源であるメディア自体を是正するすべを考えていきたいと私は思う。

腐臭のおおもとの発生源から絶つというか。
なぜ善良な市民が、一人一人腐臭から身を守る方法を考えねばならないのか…何も悪いことはしてないのに。
それよりもさきに、腐臭の元こそ絶つべきではないかと思う。

しかしそのすべがなかなかないですね…。

BSデジタル放送の通販番組ばかりの惨状を見て、総務省は反省すべきだ。

2007年06月24日 05時23分23秒 | テレビ界の動向
先日、液晶アクオスを買った。世界の亀山モデル。
BSデジタル放送も写る。


しかしBSデジタル放送はろくなことやってない。

特に民放!朝から晩まで通販ばっかり。
これは総務省の方針は大失敗だ。(BSデジタル放送に新規参入を認めず、地上波の既存民放局にBSの電波を一律に渡したこと)

通販は規制しないと、通販ばっかりになってしまう。
ゴールデンタイムでも通販。ひどい。

民放にとって、通販は視聴率とか関係なしに収入になる(通販業者が直接金を出すから)ものだから、野放しにしといたらすべてが通販番組になってしまう。

それは「放送」ではない。通販業者の販売の場になっているだけだ。業者による電波の私物化だ。電波は業者のためにあるのではない。

総務省は考えるべきだ。新規参入を認めず、地上波の既存民放局にBSの電波を一律に渡したことも含めて反省すべきだ。

携帯電話の場合は、WiMAXのような新しい電波は、ドコモなどの既存の事業者などには与えず新規事業者のみに絞るという。その方針が先日発表されて、貰えるものと思ってWiMAXをずっと研究してきたドコモなんかは、意表を突かれたではないか。
ドコモはWiMAXに参入できない。後から入る新規参入組のほうが、いい技術を使えて優位に立てる。後出しじゃんけんのほうが有利。既存の事業者はその戦いの土俵にも立たせてくれないなんておかしいではないか。

放送の場合は、全く逆のことがおこなわれている。
既存の民放局にものすごく甘い。BSデジタルだって新規参入を認めても良かったはず。既存民放局は排除しても良かったはずである。その結果があの通販だらけの惨状だ。

通信の場合は、既存のNTTなんかにはものすごく厳しいのにおかしいではないか。


フジテレビ「私だけが知っている小泉純一郎」 非常に良かった。感動した!大人がじっくり見られる内容。

2006年10月09日 02時37分27秒 | テレビ界の動向
フジテレビ「私だけが知っている小泉純一郎」非常に良かった。
小泉の5年間を、秘書官の飯島秘書官の視点から再現したドキュメンタリードラマ。

なかなか作りが良かった。大人が落ち着いて真剣に見れる作り。最近のテレビにはこういうのがない。大人が真剣に見れるというものが。逆のものを見てそう気づいた。
いつもは流れているものに合わせて無理やり見させられている感じ。特に大人はそう感じているだろう。逆のものを見てハッと気づいた。だから普段はテレビは消したほうが良いのかもしれないが。

こういう番組で視聴率が取れればいいのだが。小泉政治については賛否両論あるだろうが、番組としてドキュメンタリーとしての作りは非常に良かった。高視聴率が取れることを期待する。

特に北朝鮮への小泉総理の電撃訪朝の裏側には涙が出てしまった。飯島秘書官が明かす裏側。安倍氏が随分と頑張って、強い態度で挑むべきだと小泉に進言したんですね。それだからこそ、あれだけの成果が出た。安倍氏の存在があったからこそなんだと。その功績は大きい。
そのやり取りの過程が緊迫感を持って再現ドラマとして描かれていて涙が出た。今更ながらに、裏を知ったと言う感じ。ニュースでは分からない裏側だ。

ドラマの描き方としては、小泉サイドべったりと言う感じで、これも賛否両論あるだろう。飯島秘書官の視点と言う切り口なので小泉サイドベッタリも仕方ないのだが、ジャーナリズムとしてどうなのか?という向きもあるだろう。

しかし、こういうやり方は、ひとつの「市場」を生むのではないかと私は思う。

通常、政治(政権政党)に対してメディアは批判的なのがベースだ。それがジャーナリズムとしての意義であると思っているからだ。
しかし、それではせっかく政治的に賞賛されるべき努力や功績があったとしても、その功績や努力の「感動」をジャーナリズムの批判が打ち消してしまう。
だから政治的な分野では「感動」が表に出てこない。裏で良いことをやったとしても、結局は批判に終始されてしまう。

しかしそれを敢えて片側サイドにベッタリ寄ることにより、感動を十分に引き出すことが出来る。これは新たな手法であり、ニーズがあるのではないか。

ここでは小泉の電撃訪朝の涙ぐましい努力を、小泉サイドに寄って偏って描くことで、その「感動」を十分に引き出し、政治分野での人間ドラマとして成立させることが出来る。
これを普通にジャーナリズムとして批判に終始していたのでは、良いものも伝わらないし、それではドラマにならない。

敢えて片寄ることでドラマを成り立たせる。大げさだが、これは新たな”市場”創出ではないか。

プロ野球でもプロ対プロでは、プロ選手の素晴らしさは見えない。しかしアマチュアとやらせることで、プロのすごさが自由分に引き出せる。プロ側に片寄って見ることで”凄さ”が引き出される。これと同じ。
敢えて無批判に片寄ることで、感動を生みドラマを作る。それが政治分野でも成り立つと言うことを感じさせるいいドキュメンタリードラマだった。

このような大人が真剣にじっくり見れる番組を、テレビでもっとやって欲しい。最近は政治的な分野の番組でも高視聴率の獲得が可能になってきている。
フジテレビは、以前に拉致問題の25年間の裏側をドキュメンタリードラマにして、社会に衝撃を与えたことがある。視聴率も高かった。それ以来、この分野でのいろいろな挑戦を続けている。このドラマもその一環なのだろう。これからもぜひこうした番組を期待する。


【番組名】
フジテレビ「独占取材!私だけが知っている小泉純一郎」
10/08(日) 後10:00 >> 後11:45  フジテレビ [S] ドキュメンタリー・教養/その他   衝撃…その時総理は…側近豪腕秘書官が見た孤独と非情と闘争の男25枚のスクープ写真が語る電撃訪朝の謎と闇密室舞台裏アニメ検証
出演者/笑福亭鶴瓶 佐藤旭  司会/安藤優子
【概要】
再現アニメやドラマなどで、小泉政権を振り返る。ナビゲーターは安藤優子。小泉純一郎前首相は、先月任期を終え、内閣総理大臣の座を降りた。旧来の自民党の実力者とは異なるタイプの小泉前首相が、なぜ総理の座に就くことができ、どのように5年5カ月という長期政権を築くことができたのか。35年間にわたり小泉前首相に仕え小泉政権の舞台裏を取り仕切ってきた飯島勲秘書官、ならびにさまざまな関係者への取材を基に、永田町に革命を起こした男・小泉純一郎の知られざる人間性に迫る。

これを機会に、あびる優は芸能界から駆逐されて欲しい。

2005年02月20日 03時34分11秒 | テレビ界の動向
日テレの「カミングダウト」で万引きを告白して問題になった、「ある女優」って、あびる優のことだったのか。初めて分かった。さすがネットはすごい。

過去の犯罪を自慢げに話すつは大嫌いだ。
過去に悪いことをしていたが、今はこんなに良くなった、だからすごいだろ!みたいなことを自慢するやつや、そういう番組があったりするが、とんでもない勘違いだ。

過去の悪さを償えって感じ。いまは更正したからと、そんなやつが誉められたんじゃあ、昔悪いことしなかったやつがバカみたいじゃないか。

あびる優はこの件で消えて欲しい。
こういうやつはさっさと淘汰されればいい。代わりはいくらでもいる。たいして芸もないし、感じは悪いし、芸能界から駆逐されるのにいいきっかけになったのではないか。
調子に乗っているとそういうことになということだ。

それにしても、日本テレビもよく相もかわらず問題起こすねぇ。テレビ局には「反省」という言葉は無いらしい。

NHKスペシャル「フリーター漂流」の衝撃~労働者という社会の暗部を知り、現実を知らされる

2005年02月07日 17時27分05秒 | テレビ界の動向
一昨日(2/5)に放送されたNHKスペシャル「フリーター漂流~モノ作りの現場で~」は大反響でしたね。
とくに2ちゃんねるが祭りになった。

見た人をみんな欝に落とし入れたこの番組。きっと伝説になる?

とにかく暗い番組だったなー。見た後に嫌~な気持ちに。
社会の暗部を知ったというか。普段はフタをして見ないことにしている部分の「現実」を見せられたというか。
これが現実なんだ・・って言う衝撃。重たい空気。

で、慌てて2ちゃんねるの「実況版」に行ったら、案の定、みんなが同じ欝な気持ちになっていた。
その鬱ぶりがすごかった。笑えるほど。
「自殺したくなったとか」「もっと現実を早くから知っておけば勉強したのに・・」「絶対月曜日自殺者が全国で増えるな」等々。

内容は、自動車や携帯電話基板などの製造現場に派遣される「請負労働者」という若者(フリーター)が、過酷な労働条件の中職を転々として請負会社から派遣されていくというもの。
若者といっても、すでに35を超えて請負労働者として転々としている人もいるし、真っ暗な暗室の中でシンナーとともに基板を塗り分ける過酷な作業の様子が映し出されるというもの。

でも民放では絶対に扱わない、社会の暗部を直視して、ドキュメンタリーにしたNHKはさすが。
現実を知らされた。これが社会なんだ・・と。

と同時に、「頑張ろう」という気も起きた。目が覚めたというか。うかうかしてたらこうなってしまうと。
これはみんな同じだったと思う。2ちゃんねるでもそういう反応だったし。

今は正社員でも、いつ倒産してこのような運命になるとも限らない。危機感を感じたのは2ちゃんのニートたちだけではなかった。

そういう意味では、NHK、グッジョブだった。
民放の彼氏がどうの、エッチがどうの・・といったDQN番組を見た後とは、全く逆の気持ち。

DQN番組を見た後は、「真面目になんてやってられるか」というすさんだ気持ちになるのに対し、このNHKスペシャルのあとは妙に神妙になってしまい、「頑張らねば・・。これが現実なんだ・・。文句ばっかり言わずに今の会社でつらいことあっても、我慢して働こう・・」という気持ちになるのだ。

これはDQN番組見たときと逆の心理変化。この変化は重要なものが隠されている。

さらに、いかにテレビは現実を見失わせているか、を痛いほど知った。
普段、テレビは「楽しいところ」「きれいなところ」「いいところ」しか見せない。

そういう情報ばかりにふれて、そういう情報環境にどっぷりつかっていると、いつの間にか「世の中ってそんなもんだ」と無意識のように思うようになっている。
そうして作られたのが、今の若者の感覚。世の中をなめきった感覚が、いつの間にか作られる。
そして社会に出てはっとする。こんな世界があったんだな・・と。
巷ではよく「バーチャルと現実の区別がつかない」などということをよく言うが、それはゲームをやりすぎて現実でもゲームの続で人を殺してしまう・・というような短絡的な現象をいうのではなく、本当のバーチャルと現実の区別がつかないというのは、こうした「現実の世界の厳しさ、真実を見失ってしまう」ことこそ、その本質なのではないか。

テレビは現実を見失わせる。それに流されていてはダメだ・・。そういうことに気付かせてくれたNHKスペシャル「フリーター漂流」。

現実の厳しさや社会の暗部を直に見せられすぎて、かなり重い気持ちになって、
鬱になってしまったことは確かだが、いろいろ考えさせられた濃厚な番組であったことは間違いない。


※今日(2/7)の深夜にも深夜0:15~再放送があります。
見る前に練炭の用意を。気の弱い方は見ないでください。
でも受験生とか中高生は、大人社会の現実を知って、かえって頑張れるようになるかも。
人生を変える番組?
ただし、自殺者があまりにも増えた場合は、再放送が中止になる恐れがあります(笑)。

ついにBPO動く!!よくやった!BPOグッジョブ!!~血液型番組についてのテレビ局への見解公表

2004年12月09日 01時27分56秒 | テレビ界の動向
BPO・放送と青少年に関する委員会、よくやった!!
血液型番組についての見解表明グッジョブ!!

どんどんやるべし!
テレビ局側から「どうせBPOなんてなにも出来やしない」と舐められてるから。特に最近それを顕著に感じていた。めちゃイケのスタンプ復活しかり、TBSの深夜帯の荒れぶりしかり、何か「何でもやってやれ」という感覚がまた復活して来た感じがして、気掛かりだっただけに、絶妙なタイミングでのBPOの見解発表だった。

どんどん意見を付けるべし。あまりに身勝手に、口先だけの「表現の自由」が独り歩きして、いいように使われている。完全に舐められている。

見解の内容は占いとか、血液型とか一見するとくだらない意見に見えるかもしれないが、こうして「放送に対して公に意見を付けていく」「野放図にしない」という雰囲気形成が非常に大事。
あまりに表明の自由を楯にした反発を恐れ過ぎて、メディアに対して日本は何も言えなさ過ぎる。これは危険。

1999年12月のしりとり侍、ネプ投げ以来の2度目のBPO・放送と青少年に関する委員会による見解発表。
今日はよくやった!

こういう動きが、メディアの是正、ひいては情報環境を浄化して、日本人の心の荒廃を救っていくきっかけになると思う。小さいことのようでいて、実はかなり大きな一歩であると思う。

ジェネジャン「性」スペシャルについての感想

2004年11月28日 04時00分02秒 | テレビ界の動向
<ジェネジャン「性」スペシャルの感想。>
11月28日(日)0:50~2:50 日本テレビ
大激論セックス女100人杉田かおる&インリン&安田美沙子も大胆告白主婦もOLも女子高生も本音をさらけ出す…▽潜入(秘)女性専用風俗出張ホスト
・・あまりの荒れぶりに見てて疲れました・・・。


★ピルを飲めばいいとかコンドームを付ければいいという問題じゃない!軽々しくエッチばかりしかやること考えられないバカ女の猿と同レベルの頭の中身が問題だろ。
★こいつら頭スカスカ。そんな事しか考えられないのか。先進国で日本だけ性病が激増してるのは、性教育がないから、コンドームをつけないから…じゃないだろ。エッチばかりしか頭になくて、簡単にエッチばかりするからだろ。
★性教育のせいにするのは完全に左翼。
★さっきまでセックスフレンド別にいいじゃん!といってたやつらの顔の変化が笑える。性病とエイズの話になって。セックスフレンド自慢をしていた杉田かおるなんて、急に青ざめてて、アップでカメラに抜かれてたし(笑)。

★先進国で日本だけが突出して性病が激増している…っていう、あのグラフが頭から離れない。日本人として恥ずかしいよ。ヤルことしか考えられない猿頭の女が増えてるからだ…。そんなことしか考えられんのか!もっと広く人として何をすべきかを考えろよ。バカ女たちめ。コンドームをつければいいとか、ピルを後で飲めばいいとか、そんな問題じゃないだろ。妊娠を防ぐ、性病を防ぐことだけを考えればいいんじゃない!「人」としてそんな社会、そんな日本になっていいのかということだ。ヤルことばかりしか頭にない国に成り下がっていいのか!動物とは違う「人」としての存在―恋愛以外にも大切なことがある、人としての深み・広がり―こうした視点が、今の性教育にはない。★ヤルこと以外にも、「人間」には大切なことがたくさんある。その人間としての広がり・深みを教えるのが、「真の性教育」のハズ。単にコンドームの使い方を教えるのは、妊娠や性病を防ぐためだけの対処療法であり、それは真の性教育ではない。
動物とは違う人間としての存在や在り方を同時に教えていくことこそ、本当の性教育。なのに、今の性教育はコンドームの使い方ばかり教えようとする。笑い者。

★ヤルとかヤラないとか、セフレとかそんなことばかりしか頭になくて、猿と同じ脳しか持ってない日本の女たちは、世界からの笑いもの。
★まず頭を人間に戻せ!恋愛は確かに大切かもしれないが、人間はそれだけが全てではない。そこが動物と人間の違うところ。ヤルことばかりではなく、もっと広い視点を持て!大事なことは他にもあるだろ!それが人間の存在。人としての広がり、深み、高貴さを日本の若者には分かって欲しい。

★まあ分かろうと思っても、これだけ荒れた情報ばかりに囲まれた日本では、なかなか難しいだろうし、またまわりがそういう荒れた情報に毒されてる中では、自分だけ正しさを貫くというのも、なかなか難しいだろう。だから処女であることに恥ずかしさや罪悪感を感じて、焦って処女を捨ててヤラなきゃと思ってしまったり、多くの男とエッチしたことが、さも何か自慢であるかのようなとんでもない滑稽な勘違いになってしまうんだろうね。それで、「ヤッた人数競争」になってしまって対抗して焦ってセックスフレンドを作ったりとか、そんなレベルの低いことばかりの頭になってしまう…。
★そういう意味ではまずこの国の若者を取り巻く情報環境から改善していかなくては、この国の若者は再生していかないだろう。
★今の時代、一人の人間は「教育」だけでは育たない。教育だけでの解決は出来ない。寺子屋の時代じゃないんだから…。


テレビ等のメディアによる悪影響の“本質”を探る~性・暴力表現の制限で済むような浅い問題ではない

2004年11月21日 06時02分22秒 | テレビ界の動向
『テレビ等のメディアによる悪影響の“本質”を探る』

~性・暴力表現の制限で済むような浅い問題ではない!~


2000年11月29日、ついに「おネプ」(テレビ朝日系)の”ネプ投げ”と、「めちゃX2イケてる!」(フジテレビ系)の”しりとり侍”が、具体的な番組名を公表されて、社会に悪影響を与えているという指摘を、NHKと日本民間放送連盟とでつくる「放送と青少年に関する委員会」によって受けたことが、新聞やテレビなどでも大きなニュースになっていたが、

こうした具体的な名前を公表することは、非常に大きな前進ではあるが、その悪影響と指摘される部分が、例のごとく暴力表現・性表現がよくないのだ、という理由にとどまっており、本質的なテレビ・情報過多の問題というものをとらえていない点が非常に気になった。


正すべき問題の本質は、もっと大きく深い問題であり、そうした表面的な表現の問題ではないと私は考えている。私の思うには、メディアによる情報過多の問題の本質というのは、テレビなどのメディアによる一面的で偏った大量の情報の洪水が、人間(とくに若者)の価値観や社会の風潮を大きく変えていっているという点、
具体的に言えば、落ち着きや真面目さや人間らしさというものを失い、ガチャガチャとした表面的な刺激のみが先行する深みのない享楽的な世の中、という社会の「風潮」というものを、メディアによる日々の大量の情報が雰囲気的形成して行き、その結果、現代人(特に若者を中心として)が、人間としての「原点」「本質」というものを忘れ、見失いつつある、ということと同時に、表面的な情報や言葉だけが先行し、物事の「本質」というものが見失われつつあるという点、これこそがテレビ等のメディアによる情報過多の招いた最大の問題点・悪影響であると私は考えている。



その結果、現代人(特に若者)は、人間らしさや人間が本来もつべき大事なことを失いつつあり、心の安寧や社会の秩序を失って、ガチャガチャと落ち着きがなく、精神的にはさつばつとした飢餓感が感じられ、そうした社会的もしくは精神的な背景のもとに、昨今の急激な少年犯罪の増加、児童虐待、学級崩壊、モラルハザード、学力低下…などの、ここ数年で急激に顕著になった社会問題・社会現象が表面化してきたのだと思う。

したがって、こうした少年犯罪や、学級崩壊等のここ数年の若い世代を中心とした一連の社会問題も、このような社会の風潮を背景として、メディアなどの情報過多というものが大きく影響を与えているのだ、ということは否めないものだと私は考えている。



こうして考えていくと、このメディア・情報過多という問題は非常に大きく、深い社会や人間に関する本質的な問題であると言え、単に暴力・性表現などの表面的な規制で済むというような浅い問題ではないということを強く指摘しておきたい。



つまり、この問題はもっと「人間とはどうあるべきか」「社会とはどうあるべきか」というような問題にまで関わっていくような、大きく深い問題であって、メディアのあり方、放送のあり方といったものを根本から考え直さなければならない問題であると思う。

たとえば、実際問題として若者には特に影響力が絶大な「テレビ」というものが、商業主義の赴くまま、無秩序・無責任に情報を大量に垂れ流していいのかということなども考えていかなくてはならないだろう。21世紀は、多チャンネル化時代の到来や、パーソナルキャスティングの実現(一億総ブロードキャスティング時代)など、ますますさらなる情報の無秩序な氾濫を招く恐れがあり、今こそ「放送とは」「情報とは」「メディアとは」といった問題をしっかりと、そしてより深く広くマクロ的に考えておく必要があろう。



しかし、こうした具体的な番組名を公表し、ニュースになって世間に広く知れ渡るということは、この規制に敏感な日本にしてはなかなか思い切ったことをしたといえ、大きな進歩であることには違いない。それだけテレビなどのメディアの影響が問題視されているのだ(もっと言えばここ数年のテレビがどれだけゆがんだ偏った情報を流すようになって来たか)ということの証明であろう。



したがって、こうしたことを契機にもっと、こうしたメディアの情報過多の問題への関心が高まれば…と思うが、先ほども述べたように、その関心の向かう先が、従来型の性・暴力表現の規制の有無の議論に終始するようでは、この問題の本質的な解決には程遠いといえるだろう。より広く、少年犯罪等の一連の青少年の問題から社会の風潮、人間のあり方、社会のあり方まで幅広くとらえて、テレビなどのメディア、情報過多・情報氾濫の問題について議論していただけたら、と願う次第である。


(※本記事は、ホームページ公開用として2001年初頭に書いたものです)



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【CM】au「着うたフル」(orange range)、ニンテンドーDSのCMが不評らしい!

2004年11月21日 03時23分58秒 | テレビ界の動向
◆auのCMがかなり不評らしい。オレンジレンジの曲を使ったやつ。
泣き止まない赤ん坊に、auの着うたフルをヘッドホンで聴かせて泣き止ませるというもの。
これがかなり不評。「真似するバカ親が出てくる」「バカなDQN女の母親が真似して、赤ん坊が難聴になる」とか・・。
まあすぐバカ女はマネするんだろうね。女っていうのは基本的にバカだから。


◆ニンテンドーDSのCMも不評。宇多田ヒカルの声が不評。「バカ丸出しで知性のかけらも感じられない」という声が目立った。最後の「ニンテンドーDS!」っていう声ね。でもインパクトは大。しかし、DSときくとドコモショップと思ってしまうのは私だけだろうか?(笑)。

トリビアの泉「満開禿げしくきぼんぬ!」発言で2ちゃんねるが祭り/「社会的ツッコミ」の必要性

2004年11月17日 22時28分23秒 | テレビ界の動向
◆フジテレビトリビアの泉・高橋克巳の「満開禿げしくきぼんぬ」発言で、2ちゃんねるがお祭りになった。
2ちゃんねるは「裏と思ってる表のメディア」。そのギャップがこの祭。


◆anan特集「恋がしたいけど好きな人がいない」
こんなこというバカ女は殺せ。本末転倒もいいとこ。
「社会的ツッコミ」の必要性。
間違ったことを正してやる奴がいない。そのまま垂れ流しになっている。
社会でツッコんで、正してやる必要がある。
恋は無理矢理するもんじゃないでしょ、って。


◆テレ朝浮上の訳は「アンチ日テレ式」。単位時間あたりの情報密度否定、ロケのワンパターン捨てスタジオ中心。
トリビアの泉も同じ。それプラス、娯楽の中の知的スパイス。見ても何も残らないくだらな番組と、NHK教育の中間。


◆レジ接客全国選手権(トリビアの泉)に思う。
あまりの過度の「お客様満足」「お客様第一主義」の成れの果てがこのありさま。滑稽。
でも会社にいると誰もつっこめない。誰も否定出来ない。やる側は大まじめ。
お客様満足度を極めたらこんな姿か?これが「CS」か?やる側は真面目に本気でお客様満足高めてるつもりだろうが、タモリに「吉本新喜劇か?」とまで言われていたぞ。
お客様第一主義ももっと現実に即して考えろよ。



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放送と青少年に関する委員会へ提言~フジテレビ「めちゃイケ」のはりせんコーナーについて

2004年11月14日 08時53分56秒 | テレビ界の動向
【BPO・放送と青少年に関する委員会へ寄せた意見】

11/6放送の「めちゃめちゃイケてる」の中で「スタンプ8」というコーナーが放送されたが、非常にひどい内容だったので、今後内容について検討して欲しい。
サイコロを振って目が出た人が、メンバーの仲間からはりせんで次々に叩かれて、最後に一番大きい特大のはりせんで思いっきり叩かれるというコーナーだが、ただただはりせんで次々に一人を叩いていくだけの内容で、イジメ以外の何物でもない。
あまりにひどい内容で、見ていて殺伐とした気持ちになった。
この殺伐としたご時世に、テレビという社会的影響の強いものでこうした内容を流すのはやめて欲しい。ただ「マネをするからダメ」というよりも、「人の心を荒らす」という点が問題だ。子どもだけでなく、大人も含めて社会全体の人心を荒らし、おだやかな気持ちややさしい気持ちを失わせるもので、こういうものが放送されているから現代は人心が荒れ、風紀は乱れ、世相が殺伐としているのだ。
面白ければ何をやっても良いわけではないし、嫌いな人は見なければいいという問題でもない。テレビの社会的な役割、位置付けというものを制作側は考慮しているのか。
番組によると、このコーナーは8年ぶりに復活したそうだが、この時世で何故、また復活させたのか制作の意図を聞きたい。
以前、同番組の「しりとり侍」というコーナーに意見が付いて、取りやめになった経緯があったが、このコーナーも内容的には全く同じではないか。一人のものを仲間でいじめ抜くというメッセージ性は。
復活させた制作側の背景としては、この放送と青少年に関する委員会やBPOの役割が軽んじられているということも一つはあると思う。意見のついた当時はコーナーを打ち切ったが、じわじわと密かに復活させてきているのを見ると、BPOの役割がいまいち機能していない、俗的に言えば「なめられている」ともとれ、BPOにおかれては本来の役割を強く果たしていただくことを切に希望する。

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「視聴率に代わる新しい番組評価基準」は、人類で一番難しい問題か?

2004年11月10日 03時35分03秒 | テレビ界の動向
ちょう昨年の今ごろは、日本テレビの視聴率操作事件があった頃だ。

あのころは、いろいろ「視聴率に代わる新しい番組評価基準を作るべきだ」とか
「過剰な視聴率競争を防ぐにはどうしたらいいか」など、いろいろな議論がなされていたが、
今となっては何にもあとかたもない。

「視聴率に代わる新しい番組評価基準」なんてムリだと思うんだよなあ・・。
これは人類で一番難しい問題なんじゃないの?実は。

人類が寄り集まって考えても見つかるものではないではないかと思うほどだ。
有識者が集まったって生み出せるわけ無いと思っていたら、案の定何の結論も出ないまま、そのまま解散となった。

とにかく、この問題を風化させるな!という思いで再びこの問題を取り上げてみました。