《オタク文化考察》オタク文化が「表」で扱われると、オタクは急に冷める。オタ文化は「裏社会」が大前提

オタクが「表」で扱われると、オタクは急に冷める。
オタクネタは裏社会(アングラ)だからこそ、存在価値がある。

それがテレビという「表」舞台に出てしまったら、一気に冷める。
よく2ちゃんねるの反応でそれが見て取れる時がある。テレビでオタクのネタやネットで話題になっていることが取り上げられると、急に冷めた反応が増える。

例えば「萌え～」なんてのも、以前はネットで良く使われていたが、それをテレビが頻繁に取り上げるようになったら、途端に萌え～なんてネットで見かけなくなった(笑)。

つまり、オタクネタはアングラであることが大前提。
これが表舞台の象徴であるテレビに乗ってしまったら、急速に萎えてしまうのだ。

テレビに乗った時点で、そのオタク文化は潰れる。

しかしこれを逆手に取って、敢えてオタク文化やネット文化を潰す意図を持って、テレビ側が仕掛けることも出来る。

今日放送されたTBSの「ランク王国」新ＭＣもそのひとつかなと穿って見てしまう。

敢えてオタク設定のキャラを新ＭＣに持ってきて、オタを萎えさせる。
TBSによるオタ攻撃、ネット文化攻撃じゃないかなと(笑)。


真偽は不明だが、ネット文化やオタ文化は裏社会であることが大前提。
表に出た時点で存在価値を失うということは事実だ。

逆の側面から言うと、それだけテレビというものは、今の時代でもまだ「表舞台」のど真ん中であるということだ。
もうテレビが中心の時代は終わった、なんて言われていても、実態はまだまだテレビが土壌になっている面があるのは変わらないのかもしれない。

天窓から転落死した小学生、過剰な管理責任の追及はおかしい。そうした流れが閉塞感ある社会を作っていく。

小6転落死、全国で緊急点検へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=523494&media_id=2


こんなところで飛び跳ねるなんて、しょもないバカな子だな。
いい笑い物だ。

そんなことまで社会が事前に想定しておかなくてはならないなんて、とんでもない話だ。

こういう想定外の突発的な行動に対してまで、細かく学校側の管理責任を問われてしまう今の世の中はおかしい。


そういう責任追及の流れが、先回って過剰な責任逃ればかりを考える学校や企業を生み出す。

その弊害があちこちに出て来ている。

例えば、責任追及を恐れて手術に及び腰な医師が増加したり、
責任追及を恐れあらゆる免責事項を記載して読みにくい総合カタログを作る会社(ドコモなど)や、
過剰な警備が必要になり社会的コストが増大する、
責任回避のために過剰に管理簿やマニュアルばかり作成する
…などなど。


こんな子の突発的な行動まで管理責任を問う世の中が、閉塞感ある社会を作っていく。
昔ならバカな子として笑い者になっただけだったはずだ。

今は公として表に形として見える部分だけ徹底的に細かく捉えて管理責任を追求し、公と実態の乖離がはなはだしい。

公に形に見えるところだけ過剰に細かい。
これは、少子化対策の税金投入や、地球温暖化対策のためのコンビニ・ファミレス24時間営業自粛問題と通じるものがある。
実態の原因はもっと違うところにあるのに。公として形になるところだけで問題を捉えてしまう。公と実態の乖離。
閉塞的な社会を作るひとつの要因だ。

朝から晩まで遅れまくりの平日初日の副都心線。思わず「反省」を口にする車内アナウンスも。

副都心線 操作に不慣れで遅れ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=519380&media_id=2

この記事には朝の遅延しか書いてないが、平日初日の副都心線は朝から晩まで遅れに遅れたよ。

こんなの珍しいな、今の日本で。
もっとニュースになってもいいのに。ああいう時こそ取材にきてほしい。

朝から夕方まで乱れまくりの副都心線。

これじゃ使い物にならんなあ。やはり有楽町線や東上線、西武線などと複雑な直通ダイヤを組んだからだろうね。

あまりに遅れすぎ。
帰りも東新宿駅で待ってるけど、20分ぐらい待ってても一向に来やしない。
副都心線はどうなってるんだ？

田舎じゃあるまいし、都心で、何分またせるんだ。いつまでも電車が来やしないなんて。

朝乗った時は、車掌が思わず、「ダイヤが乱れて申し訳ございません。深く反省いたします」
と、アナウンスで反省まで口にしてて笑った。

ぜひ反省して欲しい。


これなら並行の山手線の方が全然いいな。そっちに流れてしまうよ。ただでさえ空いてるのに。

こりゃ前代未聞だ。東上線などとの直通ダイヤを見直さねば…

秋葉原の無差別殺人は、悪名高い「日研総業」の請負労働者だという。小泉改革の歪みがあちこちに出ている。

秋葉原通り魔7人死亡10人けが


このニュース、夜になって知った。
容疑者は、あの悪名高い「日研総業」の請負労働者だったという。

日研総業というのは、劣悪な労働環境に労働者を派遣して、過酷な環境で働かせながら、たっぷり搾取するという有名なブラック企業だ。
(詳しくはNHKスペシャル・ワーキングプアを参照)

このような「請負派遣業」は従来は禁止されていた。
しかし折からの自由競争、規制緩和で市場原理主義に従うことが強い国際競争力を生むという、小泉・竹中改革によって、こうした動きが拡大して行った。

要は、今日亡くなられた7名の犠牲者の方は、かわいそうなことに泉・竹中改革の被害者でもあるとも言える。
強く言えば小泉・竹中に殺されたようなものだ。


しかし無差別に殺人とはひどい。テロだ。

原因を探るにつれ、「命の大切さを教えないとダメだ」というような意見がこれから出てくるかもしれないが、それは効力を持たない。

命が大切であるが故に、それを踏みにじりめちゃめちゃにしてやろうという考えが働く。従って、命の大切さを教えるような教育により解決出来るような範疇ではない。


やはり社会的に虐げられる立場におかれた人たちをどのように社会で救済していくか、社会構造全体の問題だ。

それは単に「格差社会」のような労働に関わる問題だけでなく、あらゆる「価値観」においても、同様に考えいく必要があると思う。虐げられる立場の人を社会としてどう扱っていくのか。
一部の勝ち組だけが生きやすい世の中でいいのかということ。それは金銭的な面だけでなく、あらゆる価値観において。

あとは、メディアが現実から乖離した「いい側面」だけをことさら見せる、という点にも注意が必要だと思う。


それにしてもひどいな。

2ちゃんねる見てたら、秋葉原じゃなくて渋谷で起きれば良かったのに…という意見もあったが、それもなんとなく分かる気がする。